2007年10月号
NEWS

海外トレンド報告(中国編)

OCTOBER 2007  48 2007 年8 月発表分 江蘇省の社会物流総額 上半期は前年同期比二五%増 ■8・ 14  今年上半期(一─六月期)の江 蘇省における社会物流総額は三兆六 一三七億七三〇〇万人民元(五四 兆二〇六五億九五〇〇万円)で前 年同期比二五・二%増となった。
 そのうち、工業製品の物流総額は 二兆七三七一億二四〇〇万人民元 (四一兆五六八億六〇〇〇万円)で 前年同期比二七・七%増となり、全 体の七六%を占めた。
また、輸入物 流総額は五三五七億四三〇〇万人 民元(八兆三六一億四五〇〇万円) で前年同期比一七・六%増となり、 全体の一五%を占めた。
ブラジルから中国への鉄鉱石船 運賃が史上最高に ■8・ 16  今年八月一四日、ブラジルから中 国への一トンあたり鉄鉱石船便運賃 は前月同日比〇・六四九米ドル(七 四円六四銭)高の六〇・七八二米ド ル(六九九〇円)となり、史上最高 を記録した。
 なお、同日におけるインドから中 国への一トンあたり鉄鉱石船便運賃 は前月同日比〇・〇三米ドル(三円 四五銭)高の二七・三〇米ドル(三 一四〇円)、オーストラリアからは同 〇・三四米ドル(三九円一〇銭)高 の二三・三九五米ドル(二六九〇円) であった。
一月〜七月の天津港貨物取扱量 過去最高を記録 ■8・ 16  今年一月〜七月の天津港貨物取扱 量は一億八〇〇〇万トン(前年同期 比二二・九三%増)、コンテナ取扱 量は三九六万七八〇〇TEU(同 二〇・二五%増)で、いずれも同期 の史上最高レベルとなった。
このうち、 七月の貨物取扱量は二七五八万九〇 〇〇トン、コンテナ取扱量は六一万 一〇〇〇TEUで、前年同期比それ ぞれ二三%増、一八・三%増であった。
一月〜七月の香港コンテナ取扱量 一三七〇万三〇〇〇TEUに ■8・ 17  香港港湾発展局によると、今年一 月〜七月の香港コンテナ取扱量は一 三七〇万三〇〇〇TEUで前年同 期比二・三%増であった。
そのうち、 七月の取扱量は前年同期比二・四% 増の二一七万TEUとなり、今年に 入ってから最高の月間取扱量となっ た。
韓国サムスン重工 中海集運から建造契約を獲得 ■8・ 19 中国海運集団(CHINA SHIPP ING)の持ち株会社「中海集運」と 韓国の三星(サムスン)重工は、一 万三三〇〇TEU超大型コンテナ船 八隻の建造契約を正式に結んだ。
建造される超大型コンテナ船は、 コンテナ積載量、技術装置ともに世 界でも高い水準であるという。
航空会社の新設申請受け付け 二〇一〇年まで一時停止 ■8・ 20  中国民航総局は、航空会社の新設 申請受け付けを二〇一〇年まで一時 停止すると発表した。
中国の航空輸 送は急激に拡大しており、対応能力 の不足が問題視されている。
安全確 保のため、受け付けを再開する二〇 一〇年以降も、より厳しい審査・許 可条件を設けることになる。
中国長航南京長江油運の超大型船 渤海船舶重工が建造開始 ■8・ 20  中国長航南京長江油運が渤海船 舶重工に初めて発注したVLCC船 (超大型原油タンカー)が正式に建 造を開始した。
同VLCC船は載貨 重量二九万七〇〇〇トン、二重船殻 (ダブルハル)造り。
二〇〇八年十 二月に引き渡される見通しである。
シーメンスTSと南車集団 貨物専用電車を共同生産 ■8・ 21  独シーメンスグループのシーメン ストランスポーテーションシステム (シーメンスTS)と中国南車集団 株洲電気機関車が、中国鉄道向けに 貨物専用電車五〇〇台を共同で生産 することになった。
 同機関車は、六シャフト、設計定 格出力電力九・六メガワット、総重 量一五〇トン、最高運行速度時速一 二〇キロメートル。
二〇〇九年初頭 に正式運営がスタートする見通し。
上海宅配急便業界協会 年内にも成立 ■8・22  上海郵政管理局は、上海市宅配 急便業界協会が今年の第4四半期 (一〇─十二月期)に正式に成立す ると発表した。
今年六月現在のデー タでは、上海には独立法人資格を 持った宅配急便企業は四六七社(中 国郵政を含まない)があり、そのう 49  OCTOBER 2007 ち、社員一〇〇人以上の企業が三〇 社、一〇〇〇人以上の企業が四社で、 残りはいずれも小型企業であった。
中外運集団と河南建設投資総公司 戦略的提携を締結 ■8・ 24  中外運集団(SINOTRANS)は、 河南省建設投資総公司と「戦略的 協力協議」を結んだと発表した。
中 外運集団は、そのグローバルネット ワークを利用して河南省建設投資総 公司の傘下企業に海運、空運、鉄道、 道路および倉庫などの物流サービス を提供することになる。
 河南省建設投資総公司は、輸出 入物流プロジェクトに中外運集団の 物流サービス・ネットワーク資源を 優先的に使用することになる。
米UPS 上海空港に中継センター施工開始 ■8・ 25  米UPSの上海浦東国際空港にお ける国際航空中継センターが正式に 施工を開始した。
竣工後の処理能力 は一時間当たり一万七〇〇〇件に達 する見通しである。
 UPSは、過去五年以上にわたっ て中国に約六億米ドル(六九〇億円) 以上を投資している。
米AMBプロパティ 深圳にスポーツ用品センター ■8・ 27  物流不動産の開発大手の米AMB プロパティコーポレーションは、深 圳市宏宝実業と協議を結び「高級体 育用品商業・貿易物流センター」を 深圳市平湖物流団地に設立すること を発表した。
同プロジェクトの総投 資額は八億七八〇〇万人民元(一 三一億七〇〇〇万円)。
展示、輸出 入、買い付け、保管、中継、区域配送、 流通加工、ビジネス情報の機能を備 えた物流センターとなる。
上海で中国大陸初の 「食品冷蔵チェーン物流基準」 ■8・ 28  中国大陸初の「食品冷蔵チェー ン物流基準」が上海市で発表された。
出荷から販売まで一貫して低温状態 の食品物流の基準を定めている。
一 〇月一日から同市で実施される。
ま ずは、肉類、水産物および豆類製品 でテストを実施する。
福建省泉州市 保税物流センターの設立を申請 ■8・ 28  福建省泉州税関によると、泉州市 は「保税物流センター」の設立を申 請しているという。
申請が認められ れば、同センターに登録した企業は 輸出入経営権、国際貨物運輸代理権、 貨物国内運輸権を自動的に獲得でき ることになる。
ソニー 台湾に液晶パネルの物流センター ■8・ 29  ソニーは台湾中部の中港加工輸出 区に液晶パネル用の物流センターを 設立した。
ソニーが海外に液晶パネ ルの物流センターを構えるのはこれ で三カ所目となる。
アモイ─オランダ間 航空貨物便が開通 ■8・ 29 アモイ空港は、八月二六日にオラ ンダ・アムステルダム行きの貨物便 を開設した。
アモイからヨーロッパ 行きの貨物便としては二本目となる。
同便の開通によって、アモイ空港発 着の国際貨物便は八本となった。
北西地区最大の医薬物流センター 蘭州市で施工開始 ■8・ 29 「九州通医薬公司物流センター」プ ロジェクトが甘肅省・蘭州市ハイテ ク産業団地で施工を開始した。
二〇 〇八年八月に正式運営を始める見通 し。
九州通集団公司による一億五〇 〇〇万人民元(二二億五〇〇〇万 円)の投資で建設される。
寧波致遠国際貨物運輸 寧波保税物流園区に進出 ■8・ 30  米中の合弁企業である寧波致遠国 際貨物運輸公司は、寧波市保税物 流園区の穿山倉庫公司と倉庫賃貸契 約および積卸請負契約を結んだ。
寧 波致遠は保税物流園区から三〇〇〇 平方メートルの保税倉庫を借用する ことになる。
上海振華港機 釜山の新埠頭からも受注 ■8・ 31   上 海 振 華 港 機 ( ZPMC)は 、 コンテナ・クレーンの世界最大手メー カーである。
現在、同社のコンテナ・ クレーン製品は世界一一二港湾に輸 出されており、世界市場の七四%の シェアを持っている。
このほど、同 社は新たに注文を受け、韓国釜山港 の新埠頭に一〇九台の全自動レール クレーンを製造することになった。

月刊ロジスティクス・ビジネス

購読のお申し込みはこちらから