2007年12月号
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仏ノルベール・ダントルサングルクリスチャン・サルベッセンを買収
DECEMBER 2007 48
2007年10月発表分
仏ノルベール・ダントルサングル
クリスチャン・サルベッセンを買収
■同社プレスリリース
10
・2
フランスのトラック運送会社のノ
ルベール・ダントルサングルは、イギ
リスの有力3PL、クリスチャン・
サルベッセンを三億六五一〇万ユー
ロ(六〇二億四二〇〇万円)で買
収することで合意した。
買収金額 は、買収話が持ち上がる直前の九月 二四日の同社の株価に七八・六%の プレミアを乗せて決めた。
買収提案 は、同社の株式の二三%を所有する サルベッセン一族を含む役員会によ って了承された。
サルベッセンは、イギリス、フラ ンス、ベルギーなどを中心に二〇〇 カ所の拠点を持つ。
物流センターの 延べ床面積は四〇〇万平方メートル。
従業員は一万四〇〇〇人。
二〇〇七 年三月期の決算では十三億ユーロ(二 一四五億円)を売り上げた。
今回の 買収によって、ノルベール・ダント ルサングルの従業員は二万九二〇〇 人となり、合計の売上げは二九億ユ ーロ(四七八五億円)となる。
独シェンカー 海上コンテナにICタグ搭載 ■同社プレスリリース 10 ・5 シェンカーは、ICタグを活用し たサービス「シェンカーボックス」を 試験的に開始した。
ドイツのハンブ ルグと上海を行き来する海上コンテ ナ一〇個にICタグをつけ、GPS (全地球測位システム)を使ってさ まざまな情報を収集する。
やりとり する情報には、コンテナが指定され た船に積み込まれたかどうか、現在 地や温度の状況、ドアの開閉の有無 などが含まれる。
ICタグの利用に より、例えば医薬品など細心の注意 が必要な貨物にも対応できるとして いる。
英ロイヤルメール 管理職との賃上げ交渉成立 ■同社プレスリリース 10 ・5 ロイヤルメールは、一万二〇〇〇 人の管理職の組合と、給与や合理化、 年金改革などの条件で合意した。
合 意には今年四月までさかのぼり二・ 五%の賃上げを行うことも含まれて いる。
二・五%の賃上げは、すでに ロイヤルメールが同社のほかの組合 と合意した賃上げ率と同じ。
米メンロー・ワールドワイド アジアで業容拡大 ■同社プレスリリース 10 ・ 10 米トラック運送大手コンウエイの 3PL部門であるメンロー・ワール ドワイドは、積極的な投資や企業買 収によって、急速にアジアでの業容 を拡大している。
同社はまず六五〇万ドル(七億三 四五〇万円)をかけて、シンガポー ルとタイ、マレーシアにある物流施 設のアップグレードを図った。
続い て六月、シンガポールのクーガー・ エクスプレスを三四〇〇万ドル(三 八億四二〇〇万円)で買収した。
さ らに九月には上海に本社を置く熙可 ホールディングを六〇〇〇万ドル(六 七億八〇〇〇万円)で買収。
拠点を それまでの十三都市から一五五都市 へ、物流センターの総延べ床面積を 三〇万平方フィート(二万七〇〇〇 平方メートル)から三五〇万平方フ ィート(三一万五〇〇〇平方メート ル)に拡大した。
米ペンスキー 上海でタイヤの業務を受注 ■コンティネンタル社プレスリリース 10 ・ 10 米3PLのペンスキー・ロジステ ィクスは一〇月一日、ドイツのタイ ヤとシャシーのメーカーであるコンテ ィネンタルが上海に設置した物流セ ンターの業務を受託した。
センター の倉庫面積は六〇〇〇平方メートル。
乗用車とトラック用のタイヤ合わせ て八万個を保管できる。
年間四〇万 個のタイヤを取り扱う予定。
ペンスキーはセンター運営のため に二五人の従業員を新規に雇用する。
また、ペンスキーはこれまでにコン ティネンタルの物流センター一〇万 平方メートルを運営している。
欧米でフォワーダー大手に調査 燃油サーチャージで価格操作疑惑 ■アイ・フォー・トランスポート 10 ・ 12 など 複数の大手フォワーダーが、EU や米国政府から燃油サーチャージ(燃 油特別付加運賃)について調査を受 けている。
調査を受けているのは、キュー ネ+ナーゲル、パナルピナ、シェン カー、エクスペダイターズ、EGL など。
調査の主体は、アメリカ当局 やイギリス当局、ヨーロッパ委員会 など。
現時点では、各フォワーダー は燃油サーチャージに関する資料の 提出を求められているだけに過ぎず、 これが告訴につながるかどうかにつ いては不透明。
燃油サーチャージをめぐる調査は 二年越しで続いており、これまで は航空会社を中心に進められてきた。
そのうち、ブリティッシュエアウェイ ズや大韓航空はすでに価格操作を行 ったことを認めており有罪が決まっ ている。
今回調査の対象となったフォワー 49 DECEMBER 2007 為替レート 1 ドル= 113 円、1 ポンド= 237 円、1 ユーロ= 165 円 ダー各社は、調査には全面的に協力 しているというプレスリリースを発 表している。
米ライダー ボーイングから国際輸送管理受注 ■同社プレスリリース 10 ・ 19 米3PLのライダーはボーイング との間に複数年契約を結び、国際輸 送管理業務を受託した。
輸送計画の 立案や実行、輸送中の情報管理など を行う。
最新の技術と専属のスタッ フを組み合わせることで、ボーイン グの製造現場を合理化する。
仏ジオディス リサイクル物流で業務拡大 ■同社プレスリリース 10 ・ 19 フランスの物流企業ジオディスは、 欧州リサイクルプラットフォーム(E RP)との間に結んだ戦略的パート ナーシップの範囲に、新たにイタリ アを加える。
ヒューレッド・パッカードやソニー などの大手家電メーカーが共同で設 立したERPは、日本の家電リサイ クル法に相当するWEEE(電気・ 電子機器廃棄物にかかる指令)を実 施する独立した団体。
ジオディスと は二〇〇四年からパートナーシップ を組んできた。
すでにフランス、イ ギリス、アイルランド、ポルトガル、 スペインにおける家電リサイクル業 務をジオディスに委託している。
ERPは会員数、取扱トン数とも に順調に伸ばしており、現在ではヨ ーロッパ二七カ国の一〇〇〇社が参 加。
年間の取扱トン数は二〇万トン となっている。
ジオディスがイタリ アでの業務を開始するのは来年一月 から。
英ウィンカントン カールスバーグと一〇年契約 ■同社プレスリリース 10 ・ 22 英3PLのウィンカントンは、デ ンマークのビール大手カールスバーグ とイギリス国内の配送業務について 一〇年契約を結んだ。
ウィンカントンは年間一〇〇万ケ ースのビールやワインなどのアルコー ル飲料を工場から引き取って検品し、 ビリンガムにあるウィンカントンの物 流センターに運び込み、その日のう ちにカールスバーグの四つの物流セ ンターに横持ちする。
センターから はカールスバーグが翌日に顧客のデ ポに配送する。
これまでは工場から顧客のデポま での配送に三日かかっていたが、カ ールスバーグが今回、ウィンカントン を利用することによって、イギリス 全土への翌日配送が可能となった。
米フェデックス エクスプレスの運賃四・九%値上げ ■同社プレスリリース 10 ・ 26 フェデックス・エクスプレスは二〇 〇八年の運賃を平均で四・九%値上 げする。
これは平均的な運賃表によ る六・九%の値上げから燃料サーチ ャージが二%低下した分を相殺した 数字。
陸上輸送を行うフェデックス・ グランドの運賃も〇八年に値上げと なるが、詳細は今年中に発表する。
また〇八年から、アメリカに輸入 する際、ドル建てによる運賃支払い が可能となる。
為替レートの変動の 影響を受けなくなるため、顧客は運 賃を早期に確定できる。
新運賃は〇 八年一月七日から有効。
米UPSが新CEOを発表 文具量販と中国で合弁会社 ■同社プレスリリース 10 ・ 15 と 10 ・ 29 UPSの役員会は、マイク・エス キューCEO(最高経営責任者)が 今年末で退任するのに伴い、後任に 現副会長兼CFO(最高財務責任 者)のスコット・デービス氏(五五) を指名すると発表した。
またUPSは中国において、文具 用品小売大手ステイプルと合弁企業 を立ち上げた。
北京に二店舗をオー プンし、店舗内でステイプルは事務 用品の販売と書類の処理を行い、U PSは梱包と海外への配送を担当す る。
さらに今年度中には上海で二店舗 をオープンする予定。
最初の二店舗 は北京のビジネス街の中心部に位置 しており、UPSは客先から電話を 受けた後三〇分で書類をピックアッ プする体制を整えている。
米キティー・ホーク社 航空貨物の取り扱いを中止 ■ダラス・モーニング・ニュース 10 ・ 29 など 連邦破産法第十一章(通称チャプ ター・イレブン)を申請中の航空フ ォワーダー、キティー・ホーク(本社: テキサス州ダラス)は二九日、航空 貨物の取り扱いの大部分を中止し、 五〇〇人の従業員を解雇した。
同社 は同月一六日、チャプター・イレブ ンを申請していた。
同社の広報は、「航 空貨物の取り扱いが前年比二五%減 となり、陸上貨物が同一五%減とな ったために、業務の大幅縮小に追い 込まれた。
さらに航空燃料の高騰と あいまって、ネットワークの維持が 不可能となった」と発表した。
同社は二〇〇〇年にもチャプター・ イレブンを申請している。
〇二年に 立ち直っているが、今回の復活につ いては絶望視されている。
買収金額 は、買収話が持ち上がる直前の九月 二四日の同社の株価に七八・六%の プレミアを乗せて決めた。
買収提案 は、同社の株式の二三%を所有する サルベッセン一族を含む役員会によ って了承された。
サルベッセンは、イギリス、フラ ンス、ベルギーなどを中心に二〇〇 カ所の拠点を持つ。
物流センターの 延べ床面積は四〇〇万平方メートル。
従業員は一万四〇〇〇人。
二〇〇七 年三月期の決算では十三億ユーロ(二 一四五億円)を売り上げた。
今回の 買収によって、ノルベール・ダント ルサングルの従業員は二万九二〇〇 人となり、合計の売上げは二九億ユ ーロ(四七八五億円)となる。
独シェンカー 海上コンテナにICタグ搭載 ■同社プレスリリース 10 ・5 シェンカーは、ICタグを活用し たサービス「シェンカーボックス」を 試験的に開始した。
ドイツのハンブ ルグと上海を行き来する海上コンテ ナ一〇個にICタグをつけ、GPS (全地球測位システム)を使ってさ まざまな情報を収集する。
やりとり する情報には、コンテナが指定され た船に積み込まれたかどうか、現在 地や温度の状況、ドアの開閉の有無 などが含まれる。
ICタグの利用に より、例えば医薬品など細心の注意 が必要な貨物にも対応できるとして いる。
英ロイヤルメール 管理職との賃上げ交渉成立 ■同社プレスリリース 10 ・5 ロイヤルメールは、一万二〇〇〇 人の管理職の組合と、給与や合理化、 年金改革などの条件で合意した。
合 意には今年四月までさかのぼり二・ 五%の賃上げを行うことも含まれて いる。
二・五%の賃上げは、すでに ロイヤルメールが同社のほかの組合 と合意した賃上げ率と同じ。
米メンロー・ワールドワイド アジアで業容拡大 ■同社プレスリリース 10 ・ 10 米トラック運送大手コンウエイの 3PL部門であるメンロー・ワール ドワイドは、積極的な投資や企業買 収によって、急速にアジアでの業容 を拡大している。
同社はまず六五〇万ドル(七億三 四五〇万円)をかけて、シンガポー ルとタイ、マレーシアにある物流施 設のアップグレードを図った。
続い て六月、シンガポールのクーガー・ エクスプレスを三四〇〇万ドル(三 八億四二〇〇万円)で買収した。
さ らに九月には上海に本社を置く熙可 ホールディングを六〇〇〇万ドル(六 七億八〇〇〇万円)で買収。
拠点を それまでの十三都市から一五五都市 へ、物流センターの総延べ床面積を 三〇万平方フィート(二万七〇〇〇 平方メートル)から三五〇万平方フ ィート(三一万五〇〇〇平方メート ル)に拡大した。
米ペンスキー 上海でタイヤの業務を受注 ■コンティネンタル社プレスリリース 10 ・ 10 米3PLのペンスキー・ロジステ ィクスは一〇月一日、ドイツのタイ ヤとシャシーのメーカーであるコンテ ィネンタルが上海に設置した物流セ ンターの業務を受託した。
センター の倉庫面積は六〇〇〇平方メートル。
乗用車とトラック用のタイヤ合わせ て八万個を保管できる。
年間四〇万 個のタイヤを取り扱う予定。
ペンスキーはセンター運営のため に二五人の従業員を新規に雇用する。
また、ペンスキーはこれまでにコン ティネンタルの物流センター一〇万 平方メートルを運営している。
欧米でフォワーダー大手に調査 燃油サーチャージで価格操作疑惑 ■アイ・フォー・トランスポート 10 ・ 12 など 複数の大手フォワーダーが、EU や米国政府から燃油サーチャージ(燃 油特別付加運賃)について調査を受 けている。
調査を受けているのは、キュー ネ+ナーゲル、パナルピナ、シェン カー、エクスペダイターズ、EGL など。
調査の主体は、アメリカ当局 やイギリス当局、ヨーロッパ委員会 など。
現時点では、各フォワーダー は燃油サーチャージに関する資料の 提出を求められているだけに過ぎず、 これが告訴につながるかどうかにつ いては不透明。
燃油サーチャージをめぐる調査は 二年越しで続いており、これまで は航空会社を中心に進められてきた。
そのうち、ブリティッシュエアウェイ ズや大韓航空はすでに価格操作を行 ったことを認めており有罪が決まっ ている。
今回調査の対象となったフォワー 49 DECEMBER 2007 為替レート 1 ドル= 113 円、1 ポンド= 237 円、1 ユーロ= 165 円 ダー各社は、調査には全面的に協力 しているというプレスリリースを発 表している。
米ライダー ボーイングから国際輸送管理受注 ■同社プレスリリース 10 ・ 19 米3PLのライダーはボーイング との間に複数年契約を結び、国際輸 送管理業務を受託した。
輸送計画の 立案や実行、輸送中の情報管理など を行う。
最新の技術と専属のスタッ フを組み合わせることで、ボーイン グの製造現場を合理化する。
仏ジオディス リサイクル物流で業務拡大 ■同社プレスリリース 10 ・ 19 フランスの物流企業ジオディスは、 欧州リサイクルプラットフォーム(E RP)との間に結んだ戦略的パート ナーシップの範囲に、新たにイタリ アを加える。
ヒューレッド・パッカードやソニー などの大手家電メーカーが共同で設 立したERPは、日本の家電リサイ クル法に相当するWEEE(電気・ 電子機器廃棄物にかかる指令)を実 施する独立した団体。
ジオディスと は二〇〇四年からパートナーシップ を組んできた。
すでにフランス、イ ギリス、アイルランド、ポルトガル、 スペインにおける家電リサイクル業 務をジオディスに委託している。
ERPは会員数、取扱トン数とも に順調に伸ばしており、現在ではヨ ーロッパ二七カ国の一〇〇〇社が参 加。
年間の取扱トン数は二〇万トン となっている。
ジオディスがイタリ アでの業務を開始するのは来年一月 から。
英ウィンカントン カールスバーグと一〇年契約 ■同社プレスリリース 10 ・ 22 英3PLのウィンカントンは、デ ンマークのビール大手カールスバーグ とイギリス国内の配送業務について 一〇年契約を結んだ。
ウィンカントンは年間一〇〇万ケ ースのビールやワインなどのアルコー ル飲料を工場から引き取って検品し、 ビリンガムにあるウィンカントンの物 流センターに運び込み、その日のう ちにカールスバーグの四つの物流セ ンターに横持ちする。
センターから はカールスバーグが翌日に顧客のデ ポに配送する。
これまでは工場から顧客のデポま での配送に三日かかっていたが、カ ールスバーグが今回、ウィンカントン を利用することによって、イギリス 全土への翌日配送が可能となった。
米フェデックス エクスプレスの運賃四・九%値上げ ■同社プレスリリース 10 ・ 26 フェデックス・エクスプレスは二〇 〇八年の運賃を平均で四・九%値上 げする。
これは平均的な運賃表によ る六・九%の値上げから燃料サーチ ャージが二%低下した分を相殺した 数字。
陸上輸送を行うフェデックス・ グランドの運賃も〇八年に値上げと なるが、詳細は今年中に発表する。
また〇八年から、アメリカに輸入 する際、ドル建てによる運賃支払い が可能となる。
為替レートの変動の 影響を受けなくなるため、顧客は運 賃を早期に確定できる。
新運賃は〇 八年一月七日から有効。
米UPSが新CEOを発表 文具量販と中国で合弁会社 ■同社プレスリリース 10 ・ 15 と 10 ・ 29 UPSの役員会は、マイク・エス キューCEO(最高経営責任者)が 今年末で退任するのに伴い、後任に 現副会長兼CFO(最高財務責任 者)のスコット・デービス氏(五五) を指名すると発表した。
またUPSは中国において、文具 用品小売大手ステイプルと合弁企業 を立ち上げた。
北京に二店舗をオー プンし、店舗内でステイプルは事務 用品の販売と書類の処理を行い、U PSは梱包と海外への配送を担当す る。
さらに今年度中には上海で二店舗 をオープンする予定。
最初の二店舗 は北京のビジネス街の中心部に位置 しており、UPSは客先から電話を 受けた後三〇分で書類をピックアッ プする体制を整えている。
米キティー・ホーク社 航空貨物の取り扱いを中止 ■ダラス・モーニング・ニュース 10 ・ 29 など 連邦破産法第十一章(通称チャプ ター・イレブン)を申請中の航空フ ォワーダー、キティー・ホーク(本社: テキサス州ダラス)は二九日、航空 貨物の取り扱いの大部分を中止し、 五〇〇人の従業員を解雇した。
同社 は同月一六日、チャプター・イレブ ンを申請していた。
同社の広報は、「航 空貨物の取り扱いが前年比二五%減 となり、陸上貨物が同一五%減とな ったために、業務の大幅縮小に追い 込まれた。
さらに航空燃料の高騰と あいまって、ネットワークの維持が 不可能となった」と発表した。
同社は二〇〇〇年にもチャプター・ イレブンを申請している。
〇二年に 立ち直っているが、今回の復活につ いては絶望視されている。
