2008年6月号
特集
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巨大物流企業の攻防 欧米列強が直面した成長の限界
JUNE 2008 14
欧米列強が直面した成長の限界
ドイツポスト、UPS、フェデックス、TNT──国際インテ
グレーター4社がいずれも成長の壁に突き当たっている。
世 界的な景気の変調と燃料費の急騰によって業績が暗転。
足元 では労使問題に火がついた。
ドイツポストCEOの脱税疑惑も、 ドイツ国内の所得格差がその背景になっている。
(本誌欧州特派員 横田増生) 墜ちた“郵政民営化の星” 今年二月一四日、ドイツ検察当局は、ドイツポス トのクラウス・ツムヴィンケルCEO(当時)の自宅 と会社事務所を脱税の容疑で捜索した。
同氏が隣国 のリヒテンシュタインの金融機関を使い一〇〇万ユー ロ(一億六〇〇〇万円)の脱税を図った疑いだ。
欧 州各国のテレビ局は、同氏が自宅から検察官に連行 される場面の映像を連日繰り返し流した。
ツムヴィンケル氏がコンサルティング会社のマッキ ンゼーから国営時代のドイツポスト(旧ブンデスポス ト)に転じたのは一九九〇年のこと。
その後の民営 化を経て、同氏は一八年間にわたってドイツポストの 経営トップの座に君臨し続けた。
郵政民営化を成功に 導いたその経営手腕は国際的にも高く評価され、日 本の郵政民営化でも最高の手本とされた。
ドイツの有力ビジネス誌「Manager Magazine」は 二〇〇三年、組織が停滞し赤字に陥っていた国営郵 便会社を、エネルギッシュなグローバルロジスティク ス企業に革新したという理由から、同氏をドイツで最 も有能な経営者に選んでいる。
そんなドイツ財界の大 立者のスキャンダルにヨーロッパ中の注目が集まった。
実は、今回の検察の捜査では、ツムヴィンケル氏以 外にもドイツ国内の一〇〇人近い高額所得者が、同 じ日に同様の容疑で尋問を受けている。
この一斉捜 査の背景には、ドイツ国内に広がる所得格差問題が 横たわっている。
米国や英国、日本のような新自由 主義国家と比べて、欧州大陸の国々の多くは社会民 主主義的色合いが強く、所得格差も小幅にとどまっ ている。
ただし、ドイツだけは例外だ。
過去一〇年でドイ ツ国内の所得格差は急速に拡大した。
その結果、今 や平均年収の七〇%未満で生活する貧困層が国民の 四分の一を占めるに至っている。
しかも、ここ数年 ドイツでは好調な企業業績とは裏腹に給与の伸びが 欧州でも最低レベルに抑えられてきた。
社会福祉の 予算も大幅に削られている。
一方で富裕層はますま す豊かになる傾向にある。
ツムヴィンケル氏の給与所 得は年間四億円を超える。
加えて、給与とほぼ同額 のストックオプションの権利も有している。
実質所得 は平均的なドイツ人労働者の約二〇〇倍だ。
ドイツ国内には、格差社会への不満が蔓延し、こ のままドイツが英米流の新自由主義に傾斜していく ことに対する警戒感が強まっている。
そしてツムヴィ ンケル氏は、規制緩和による自由競争から格差社会 へとドイツを導いた象徴的な存在と目されている。
同 氏を始めとした高額所得者に対する今回の厳しい措 置には、多分に見せしめの意味合いが含まれている。
しかし株式市場は冷静だった。
同氏が検察当局に 連行された当日もドイツポストの株価は、わずかなが らも値を上げている。
ツムヴィンケル氏の脱税は個人 的な問題であり、ドイツポストとは切り離すというス タンスだ。
ドイツポストの対応が早かったこともダメ ージを最小限に抑えるのに役立った。
連行の翌一五 日(金曜日)には、同氏のCEO辞任を発表。
明け て一八日(月曜日)には、新たなCEOとしてフラ ンク・アペル氏を指名した。
今回の問題に先立ち、ツ ムヴィンケル氏は〇八年十一月の任期切れをもって退 任する意向を固めており、後任としてアペル氏を指名 済みであったことも幸いした。
市場が重視したのはCEOの脱税問題よりもむし ろ、今年三月に発表される同社の〇七年十二月期の 決算のほうだった。
通年のEBIT(利払い前の税 引前当期利益)がアナリストの予想を上回る三二億 15 JUNE 2008 特 集巨大物流企業の攻防 二〇〇万ユーロ(五一二三億二〇〇〇万円)を計上 したことが伝わると、株式市場はそれを評価した。
しかし、懸念は払拭されていない。
DHLエクスプ レスは〇七年十二月期の第4四半期に、四億二〇〇 〇万ユーロ(六七二億円)の赤字を出している。
こ れが響いて通期でも一億七四〇〇万ユーロ(二七八 億四〇〇〇万円)の赤字に転落した。
前年は二億八 八〇〇万ユーロ(四六〇億八〇〇万円)の黒字だっ た。
DHLエクスプレスの米国部門の低迷が原因だ。
同 期のDHLアメリカ部門は五億九四〇〇万ユーロ(九 五〇億四〇〇〇万円)の評価損を出している。
DH Lエクスプレスのトップを務めるジョン・ミューレンC EOは昨年、本誌の取材に答えて、「〇九年にはアメ リカでの累積赤字を一掃したい」と語り、今年二月 には同部門で六〇〇人の人員削減も打ち出している。
しかし、自力での再建計画には赤信号が灯ってい る。
ドイツポストのジョン・アランCFO(最高財務 責任者)は決算発表の席で、DHLエクスプレスの米 国部門について「経営効率を高めるために現在、い くつかの選択肢を考えている。
今後数カ月で目鼻が つくだろう」と語った。
〇三年にエアボーン・エクスプレスを買収して以来、 DHLの米国部門は、ドイツポストの頭痛の種だっ た。
これまでに三〇億ユーロ(四八〇〇億円)以上 を米国に投資しているため、完全撤退という選択肢 はあり得ない。
しかし自力再建にも手詰まり感があ る。
その打開策として期待したのが、ライバルであ るフェデックスとの業務提携だった。
水面下でドイツポストはフェデックスとの話し合い を進めた。
しかし、フェデックスもまた本拠地である 米国で窮地に立たされていた。
他社の救済に手を貸 す余裕はなかった。
両者の話し合いは合意に至らず、 結局今年四月に米フォーブス誌は「戦略提携をめぐ る話し合いは瓦解した」と報じている。
フェデックスの三重苦 フェデックスの苦悩は、過去六カ月間の株価のチャ ートに表れている。
この時期、国際インテグレーター 四社のうち、株価が最も低迷したのがフェデックスだ (図2)。
米国経済の急速な失速と、燃料費の高騰と いう外的要因に加え、同社がこれまで強みとしてき たドライバーの労務管理に綻びが生じたことが主な原 因となっている。
サブプライムローン(低所得者向け高金利住宅ロー ン)問題に直面した米国経済は、昨年の第4四半期 からその成長に急ブレーキがかかっている。
フェデッ クスとUPSの売上高は米国内が全体の四分の三を 占めるため影響は避けられない。
事実、フェデック スの業績は米国経済と歩調を合わせ、〇七年九月〜 十一月期(〇八年度第2四半期)から減速に転じて いる。
売上高は九四億五一〇〇万ドル(九九二三億 五五〇〇万円)で前年同期比五・八%増ながら、営 業利益は七億八三〇〇万ドル(八二二億一五〇〇万 円)で七・一%減。
売上高営業利益率は八・三%で 一・一ポイント落ち込んだ(次頁図3)。
続く〇七年十二月〜〇八年二月の〇八年度第3四 半期も業績の落ち込みは続き、通期業績の下方修正 を余儀なくされた。
フェデックスのアラン・グラフC FOは「予想以上の燃料価格の高騰と米国経済の悪 化が第4四半期の予測に反映されている。
〇九年度 に入っても、この傾向は続く見通しだ。
収益の伸び も限られたものになるだろう」とコメントしている。
ちなみにフェデックスとUPSの業績は、米国全 ドイツポスト UPS フェデックス TNT 図2 国際インテグレーター四社の株価増減率図1 国際インテグレーター四社の主な数字 635 億1200 万ユーロ (10 兆1619 億2000 万円) 13 億8900 万ユーロ (2222 億4000 万円) 350 機 617 機 671 機 47 機 7200 台 9万3600 台 7万5000 台 2万6760 台 (注1) 1 ユーロは160 円、1 ドルは105 円で換算。
(注2) ドイツポストとUPS とTNT は2007 年12 月期の決算、フェデックスは2007年5 月期の 決算の数字から。
(注3) UPS の最終利益は調整後の数字。
※2007 年11 月6 日の株価を起点にして08 年5 月6 日における増減率 従業員数 売上高 最終利益 集配車 貨物輸送機 110 億1700 万ユーロ (1 兆7627 億2000 万円) 352 億1400 万ドル (3 兆6974 億7000 万円) 496 億9200 万ドル (5 兆2176 億6000 万円) 43 億6900 万ドル (4587 億4500 万円) 20 億1600 万ドル (2116 億8000 万円) 9 億8600 万ユーロ (1577億6000 万円) 29 万人 47 万123 人42 万5300 人+"一人親方" 16 万1000 人 30% 20% 10% 0 -10% ドイツポスト TNT UPS フェデックス 07年 11月 07年 12月 08年 1月 08年 2月 08年 3月 08年 4月 08年 5月 出典:ロイター JUNE 2008 16 体の景気を占う有力な先行指標と位置付けられてい る。
両者のエクスプレス便の料金は、米国郵政公社と 比べて国内便で二倍強、国際便では三割増しだ(図 4)。
そのため企業の業績が堅調で経費も十分に使え るときは利用頻度も増える。
が、いったん業績が厳 しくなれば真っ先に利用を削られるというわけだ。
燃料費の高騰も深刻化している。
貨物機六〇〇機以 上(リース機やチャーター機などを含む)に加え、世 界各国に数万台の自社車両を配するアセット型のイン テグレーターにとって燃料費の高騰は死活問題だ。
フ ェデックスは一年前と比べて燃料費を一ガロン当たり 一ドル(一〇五円)多く支払っており、年間十二億 ドル(一二六〇億円)の支出増となっている。
グラフCFOは「燃料費については燃料割増料金 にスライドさせているが、短期間の高騰についてい くことができていない」という。
〇六年にフェデック スはUPSと共に、燃料割増金などに関するカルテ ルの疑いで召喚状を受け取っている。
それだけに燃 料割増金の運用には慎重にならざるを得ないという 事情もある。
“一人親方問題”の行方 もっとも、景気の低迷と燃料費の高騰という問題だ けなら、UPSも条件は同じだ。
それなのにこの時 期、UPSよりもフェデックスの株価に落ち込みが目 立ったのは、外的要因に加え、フェデックスが長年抱 えていた労使問題が顕在化したことも影響している。
フェデックス傘下で陸上輸送を担当するフェデック ス・グラウンドは、ドライバーを社員として雇用する のではなく、インデペンデント・コントラクター(個 人事業主)として契約している。
ドライバーに集配 エリアを任せて、エリアごとの貨物量に応じて料金を 支払うというやり方だ。
ドライバーは、自らフェデッ クスのロゴの入った車両や制服を購入し、燃料、保 険料を自分で負担して集配業務に当たる。
フェデック ス・グラウンドで働く、こうした“一人親方”の数 は現在約一万五〇〇〇人に上る。
フェデックスはこれまで「一人親方は当社の従業員 ではなく、一人ひとりの独立した起業家だ」という 立場をとってきた。
これに対して一人親方たちは現 在、全米三〇州以上で、「一人親方という雇用形態 は違法だ」としてフェデックスを訴えている。
最初の裁判は九九年。
そしてカリフォルニア上級裁 判所は〇七年八月、ついに二〇〇人のドライバーから なる原告の主張を受け入れ、フェデックス・グラウン ドに六〇〇万ドル(六億三〇〇〇万円)の支払いを 命じた。
判決文は、その理由を「靴下の色からヘア スタイルまでにおよんでいたフェデックスのドライバ ーの仕事のやり方に関するコントロールを見れば、ド ライバーたちはフェデックスの社員だと結論付けるこ とができる」とした。
裁判と並行して、米国国税庁は十二月、フェデッ クス・グラウンドの一人親方は従業員として計上する べきだという判断を下し、〇二年分の罰金を含む追 徴税として三億一九〇〇万ドル(三三四億九五〇〇 万円)の支払いを命じている。
これは〇二年のみの 数字にすぎず、フェデックスの一人親方問題を批判し てきたチームスターズ(全米トラック運転手組合)は、 国税庁の調査が完了すれば、最終的な追徴税は一〇 億ドル(一〇五〇億円)に膨れ上がる可能性がある としている。
一方のUPSは全従業員の半数以上に当たる二四 万人がチームスターズに属している。
これまで、UP Sとフェデックスの比較では、UPSにおけるチーム 図4 国際インテグレーターと米郵便公社の料金比較 ニューヨーク→サンフランシスコの料金比較 企業名 商品名 到着時刻 料金 56.44 ドル=5,926 円 (燃料割増金11.29 ドル=1,185 円を含む) (注)料金を算出する際の郵便番号として、ニューヨークは「10019」、サンフランシスコは「94108」、東京は「150− 0041」を使用。
貨物の種類は「書類」で、重量は2 ポンド=908グラム。
米国内は「無償の書類」扱いで、国際便の運 送申告価額 は 1ドル(あるいは105円)とした。
着地指定がある場合は、「商業地区」を選択。
フェデックスの場合は、 〈フェデックスボックス〉を使用して、フェデックスの集配所に持ち込み。
米国郵便公社の米国内Express Mailには、 「Package」を使用し、GEG の場合は重量ではなく長さ12 インチ(30.5センチ)×深さ5 インチ(12.7センチ)×高さ 7インチ(17.8センチ)を使用。
GEG の料金はオンライン割引料金。
フェデックス UPS アメリカ郵便公社 企業名 商品名 到着時刻 料金 フェデックス UPS アメリカ郵便公社 ニューヨーク→東京の料金比較 FedEx Priority Overnight UPS Next Day Air Express Mail 翌日午前10 時30 分 翌日午前10 時30 分 翌日正午 翌々日午後6 時 翌々日中 1〜3 日後 FedEx International Economy UPS Worldwide Expedited Global Express Guaranteed 56.44 ドル=5,926 円 (燃料割増金11.29 ドル=1,185 円を含む) 21.40 ドル=2,247 円 81.81 ドル=8,590 円 (燃料割増金16.36 ドル=1,718 円を含む) 81.81 ドル=8,590 円 (燃料割増金16.36 ドル=1,718 円を含む) 56.70 ドル=5,954 円 6.5 5.8 8.4 9.3 9.3 8.8 8.3 6.8 16.9 1.0 72.9 24.6 11.6 4.0 -6.2 -6.4 03 年度 04 年度 05 年度 06 年度 07 年度 08 年度 1Q 08 年度 2Q 08 年度 3Q 80 70 60 50 40 30 20 10 0 -10 (%) 図3 フェデックスの過去6年の営業利益率と 純利益の増減率の推移 最終利益の増減率 営業利益率 17 JUNE 2008 特 集巨大物流企業の攻防 スターズの存在が同社の人件費増につながっており、 経営の重荷になっていると評価されてきた。
しかしUPSは、今年七月末で切れるチームスター ズとの契約について、二年近い準備期間をかけて入 念に話し合いを進めてきた結果、今後五年間の仮契 約を結ぶところまでこぎつけている。
その間、労使 問題に時間とエネルギーを割くことなく経営に集中で きる。
労使関係に関するフェデックスとUPSの評価 は、この一年で完全に逆転した感がある。
現場労働者の雇用をめぐる問題は、アメリカだけ にとどまらない。
欧州では、ドイツの最低賃金法を めぐって、ドイツポストとTNTがお互いの政府を巻 き込んでの泥仕合を演じている。
EUでは十一年から、八八〇億ユーロ(一四兆八 〇〇億円)の域内郵便事業の完全自由化を目指して 動いており、巨大市場をめぐる争奪戦が始まってい る。
その主要プレイヤーが、いずれも国営郵便会社 出身のドイツポストとTNTだ。
両社の角逐は今年一 月から完全自由化に移行する予定だったドイツとオラ ンダの市場をめぐって激しさを増した。
まずはドイツ議会が国内市場の完全自由化を直前 に控えた〇七年十二月に郵便事業に従事する労働者 の最低賃金(時給)を九・八ユーロ(一五六八円)に 定める法案を可決した。
この最低賃金法が可決され たことで、ドイツの郵便市場で第三位のシェアを占め ていたPINの筆頭株主であるドイツの出版社・ア クセル・シュプリンガーは、採算が見込めなくなった として郵便事業から撤退。
同社のマティアス・ドーフ ナー会長は、「政府は自ら三一%の株式を握るドイツ ポストの独占状態を維持しようとして、その権力を 乱用している」と批判した。
ドイツ市場で第二位のTNTも非難の声を上げた。
ドイツにおけるTNTの平均時給はそれまで七・五 ユーロ(一二〇〇円)だった。
これを九・八ユーロ に引き上げれば、同社のドイツにおける郵便事業の 利益率は六〜八ポイント下がってしまう。
ドイツとオランダが泥仕合 そこで今年一月、TNTはドイツ政府を相手に提 訴に踏み切った。
これに対してベルリン行政裁判所は 三月、ドイツ政府が郵便事業者に最低賃金を押し付 けるのは違憲である、という判決を下した。
敗訴を 受けてドイツ政府はすぐに上告。
一方のTNTも四 月、今度はEU委員会に、この問題を提訴した。
し かしEUの判定が下るまでには数カ月はかかると見 られており、問題が解決するまで、TNTはドイツ 市場へのさらなる投資計画を凍結せざるを得ない状 況に立たされている。
オランダ政府もまた、ドイツへ の報復措置として、今年一月に予定していた国内の 郵便事業の自由化を先送りした。
これに対してオラ ンダ市場でTNTに次ぐ第二位の郵便事業者である ドイツポストは「オランダ政府のやり方は全く理解で きない」と非難している。
結果として現在、TNTとドイツポストはともに “敵地”への本格参入を阻まれている格好だ。
ただし、 ダメージはTNTのほうが大きい。
同社のピーター・ バン・ローベン戦略担当部長は昨年、本誌の取材に対 し、「三五億ユーロ(五六〇〇億円)にすぎないオラ ンダ国内の市場における競争で失うものよりも、海 外市場でのチャンスの方が大きい」と話している。
な かでもドイツは一七〇億ユーロ(二兆七二〇〇億円) の規模を誇るEU最大の市場だ。
そのアクセスを阻ま れたことが、この時期のTNTとドイツポストの株価 の明暗を分ける一因ともなっている。
07年 9月 10月11月12月08年 1月 2月3月4月5月 出典:futuresource.quote.com 2008年5月7日 図5 ニューヨーク市場 原油先物価格の推移 (単位:1バレル当たりのドル価格) 123.53 120.00 115.0 110.0 100.0 95.0 90.0 85.0 80.0 75.0 70.0
世 界的な景気の変調と燃料費の急騰によって業績が暗転。
足元 では労使問題に火がついた。
ドイツポストCEOの脱税疑惑も、 ドイツ国内の所得格差がその背景になっている。
(本誌欧州特派員 横田増生) 墜ちた“郵政民営化の星” 今年二月一四日、ドイツ検察当局は、ドイツポス トのクラウス・ツムヴィンケルCEO(当時)の自宅 と会社事務所を脱税の容疑で捜索した。
同氏が隣国 のリヒテンシュタインの金融機関を使い一〇〇万ユー ロ(一億六〇〇〇万円)の脱税を図った疑いだ。
欧 州各国のテレビ局は、同氏が自宅から検察官に連行 される場面の映像を連日繰り返し流した。
ツムヴィンケル氏がコンサルティング会社のマッキ ンゼーから国営時代のドイツポスト(旧ブンデスポス ト)に転じたのは一九九〇年のこと。
その後の民営 化を経て、同氏は一八年間にわたってドイツポストの 経営トップの座に君臨し続けた。
郵政民営化を成功に 導いたその経営手腕は国際的にも高く評価され、日 本の郵政民営化でも最高の手本とされた。
ドイツの有力ビジネス誌「Manager Magazine」は 二〇〇三年、組織が停滞し赤字に陥っていた国営郵 便会社を、エネルギッシュなグローバルロジスティク ス企業に革新したという理由から、同氏をドイツで最 も有能な経営者に選んでいる。
そんなドイツ財界の大 立者のスキャンダルにヨーロッパ中の注目が集まった。
実は、今回の検察の捜査では、ツムヴィンケル氏以 外にもドイツ国内の一〇〇人近い高額所得者が、同 じ日に同様の容疑で尋問を受けている。
この一斉捜 査の背景には、ドイツ国内に広がる所得格差問題が 横たわっている。
米国や英国、日本のような新自由 主義国家と比べて、欧州大陸の国々の多くは社会民 主主義的色合いが強く、所得格差も小幅にとどまっ ている。
ただし、ドイツだけは例外だ。
過去一〇年でドイ ツ国内の所得格差は急速に拡大した。
その結果、今 や平均年収の七〇%未満で生活する貧困層が国民の 四分の一を占めるに至っている。
しかも、ここ数年 ドイツでは好調な企業業績とは裏腹に給与の伸びが 欧州でも最低レベルに抑えられてきた。
社会福祉の 予算も大幅に削られている。
一方で富裕層はますま す豊かになる傾向にある。
ツムヴィンケル氏の給与所 得は年間四億円を超える。
加えて、給与とほぼ同額 のストックオプションの権利も有している。
実質所得 は平均的なドイツ人労働者の約二〇〇倍だ。
ドイツ国内には、格差社会への不満が蔓延し、こ のままドイツが英米流の新自由主義に傾斜していく ことに対する警戒感が強まっている。
そしてツムヴィ ンケル氏は、規制緩和による自由競争から格差社会 へとドイツを導いた象徴的な存在と目されている。
同 氏を始めとした高額所得者に対する今回の厳しい措 置には、多分に見せしめの意味合いが含まれている。
しかし株式市場は冷静だった。
同氏が検察当局に 連行された当日もドイツポストの株価は、わずかなが らも値を上げている。
ツムヴィンケル氏の脱税は個人 的な問題であり、ドイツポストとは切り離すというス タンスだ。
ドイツポストの対応が早かったこともダメ ージを最小限に抑えるのに役立った。
連行の翌一五 日(金曜日)には、同氏のCEO辞任を発表。
明け て一八日(月曜日)には、新たなCEOとしてフラ ンク・アペル氏を指名した。
今回の問題に先立ち、ツ ムヴィンケル氏は〇八年十一月の任期切れをもって退 任する意向を固めており、後任としてアペル氏を指名 済みであったことも幸いした。
市場が重視したのはCEOの脱税問題よりもむし ろ、今年三月に発表される同社の〇七年十二月期の 決算のほうだった。
通年のEBIT(利払い前の税 引前当期利益)がアナリストの予想を上回る三二億 15 JUNE 2008 特 集巨大物流企業の攻防 二〇〇万ユーロ(五一二三億二〇〇〇万円)を計上 したことが伝わると、株式市場はそれを評価した。
しかし、懸念は払拭されていない。
DHLエクスプ レスは〇七年十二月期の第4四半期に、四億二〇〇 〇万ユーロ(六七二億円)の赤字を出している。
こ れが響いて通期でも一億七四〇〇万ユーロ(二七八 億四〇〇〇万円)の赤字に転落した。
前年は二億八 八〇〇万ユーロ(四六〇億八〇〇万円)の黒字だっ た。
DHLエクスプレスの米国部門の低迷が原因だ。
同 期のDHLアメリカ部門は五億九四〇〇万ユーロ(九 五〇億四〇〇〇万円)の評価損を出している。
DH Lエクスプレスのトップを務めるジョン・ミューレンC EOは昨年、本誌の取材に答えて、「〇九年にはアメ リカでの累積赤字を一掃したい」と語り、今年二月 には同部門で六〇〇人の人員削減も打ち出している。
しかし、自力での再建計画には赤信号が灯ってい る。
ドイツポストのジョン・アランCFO(最高財務 責任者)は決算発表の席で、DHLエクスプレスの米 国部門について「経営効率を高めるために現在、い くつかの選択肢を考えている。
今後数カ月で目鼻が つくだろう」と語った。
〇三年にエアボーン・エクスプレスを買収して以来、 DHLの米国部門は、ドイツポストの頭痛の種だっ た。
これまでに三〇億ユーロ(四八〇〇億円)以上 を米国に投資しているため、完全撤退という選択肢 はあり得ない。
しかし自力再建にも手詰まり感があ る。
その打開策として期待したのが、ライバルであ るフェデックスとの業務提携だった。
水面下でドイツポストはフェデックスとの話し合い を進めた。
しかし、フェデックスもまた本拠地である 米国で窮地に立たされていた。
他社の救済に手を貸 す余裕はなかった。
両者の話し合いは合意に至らず、 結局今年四月に米フォーブス誌は「戦略提携をめぐ る話し合いは瓦解した」と報じている。
フェデックスの三重苦 フェデックスの苦悩は、過去六カ月間の株価のチャ ートに表れている。
この時期、国際インテグレーター 四社のうち、株価が最も低迷したのがフェデックスだ (図2)。
米国経済の急速な失速と、燃料費の高騰と いう外的要因に加え、同社がこれまで強みとしてき たドライバーの労務管理に綻びが生じたことが主な原 因となっている。
サブプライムローン(低所得者向け高金利住宅ロー ン)問題に直面した米国経済は、昨年の第4四半期 からその成長に急ブレーキがかかっている。
フェデッ クスとUPSの売上高は米国内が全体の四分の三を 占めるため影響は避けられない。
事実、フェデック スの業績は米国経済と歩調を合わせ、〇七年九月〜 十一月期(〇八年度第2四半期)から減速に転じて いる。
売上高は九四億五一〇〇万ドル(九九二三億 五五〇〇万円)で前年同期比五・八%増ながら、営 業利益は七億八三〇〇万ドル(八二二億一五〇〇万 円)で七・一%減。
売上高営業利益率は八・三%で 一・一ポイント落ち込んだ(次頁図3)。
続く〇七年十二月〜〇八年二月の〇八年度第3四 半期も業績の落ち込みは続き、通期業績の下方修正 を余儀なくされた。
フェデックスのアラン・グラフC FOは「予想以上の燃料価格の高騰と米国経済の悪 化が第4四半期の予測に反映されている。
〇九年度 に入っても、この傾向は続く見通しだ。
収益の伸び も限られたものになるだろう」とコメントしている。
ちなみにフェデックスとUPSの業績は、米国全 ドイツポスト UPS フェデックス TNT 図2 国際インテグレーター四社の株価増減率図1 国際インテグレーター四社の主な数字 635 億1200 万ユーロ (10 兆1619 億2000 万円) 13 億8900 万ユーロ (2222 億4000 万円) 350 機 617 機 671 機 47 機 7200 台 9万3600 台 7万5000 台 2万6760 台 (注1) 1 ユーロは160 円、1 ドルは105 円で換算。
(注2) ドイツポストとUPS とTNT は2007 年12 月期の決算、フェデックスは2007年5 月期の 決算の数字から。
(注3) UPS の最終利益は調整後の数字。
※2007 年11 月6 日の株価を起点にして08 年5 月6 日における増減率 従業員数 売上高 最終利益 集配車 貨物輸送機 110 億1700 万ユーロ (1 兆7627 億2000 万円) 352 億1400 万ドル (3 兆6974 億7000 万円) 496 億9200 万ドル (5 兆2176 億6000 万円) 43 億6900 万ドル (4587 億4500 万円) 20 億1600 万ドル (2116 億8000 万円) 9 億8600 万ユーロ (1577億6000 万円) 29 万人 47 万123 人42 万5300 人+"一人親方" 16 万1000 人 30% 20% 10% 0 -10% ドイツポスト TNT UPS フェデックス 07年 11月 07年 12月 08年 1月 08年 2月 08年 3月 08年 4月 08年 5月 出典:ロイター JUNE 2008 16 体の景気を占う有力な先行指標と位置付けられてい る。
両者のエクスプレス便の料金は、米国郵政公社と 比べて国内便で二倍強、国際便では三割増しだ(図 4)。
そのため企業の業績が堅調で経費も十分に使え るときは利用頻度も増える。
が、いったん業績が厳 しくなれば真っ先に利用を削られるというわけだ。
燃料費の高騰も深刻化している。
貨物機六〇〇機以 上(リース機やチャーター機などを含む)に加え、世 界各国に数万台の自社車両を配するアセット型のイン テグレーターにとって燃料費の高騰は死活問題だ。
フ ェデックスは一年前と比べて燃料費を一ガロン当たり 一ドル(一〇五円)多く支払っており、年間十二億 ドル(一二六〇億円)の支出増となっている。
グラフCFOは「燃料費については燃料割増料金 にスライドさせているが、短期間の高騰についてい くことができていない」という。
〇六年にフェデック スはUPSと共に、燃料割増金などに関するカルテ ルの疑いで召喚状を受け取っている。
それだけに燃 料割増金の運用には慎重にならざるを得ないという 事情もある。
“一人親方問題”の行方 もっとも、景気の低迷と燃料費の高騰という問題だ けなら、UPSも条件は同じだ。
それなのにこの時 期、UPSよりもフェデックスの株価に落ち込みが目 立ったのは、外的要因に加え、フェデックスが長年抱 えていた労使問題が顕在化したことも影響している。
フェデックス傘下で陸上輸送を担当するフェデック ス・グラウンドは、ドライバーを社員として雇用する のではなく、インデペンデント・コントラクター(個 人事業主)として契約している。
ドライバーに集配 エリアを任せて、エリアごとの貨物量に応じて料金を 支払うというやり方だ。
ドライバーは、自らフェデッ クスのロゴの入った車両や制服を購入し、燃料、保 険料を自分で負担して集配業務に当たる。
フェデック ス・グラウンドで働く、こうした“一人親方”の数 は現在約一万五〇〇〇人に上る。
フェデックスはこれまで「一人親方は当社の従業員 ではなく、一人ひとりの独立した起業家だ」という 立場をとってきた。
これに対して一人親方たちは現 在、全米三〇州以上で、「一人親方という雇用形態 は違法だ」としてフェデックスを訴えている。
最初の裁判は九九年。
そしてカリフォルニア上級裁 判所は〇七年八月、ついに二〇〇人のドライバーから なる原告の主張を受け入れ、フェデックス・グラウン ドに六〇〇万ドル(六億三〇〇〇万円)の支払いを 命じた。
判決文は、その理由を「靴下の色からヘア スタイルまでにおよんでいたフェデックスのドライバ ーの仕事のやり方に関するコントロールを見れば、ド ライバーたちはフェデックスの社員だと結論付けるこ とができる」とした。
裁判と並行して、米国国税庁は十二月、フェデッ クス・グラウンドの一人親方は従業員として計上する べきだという判断を下し、〇二年分の罰金を含む追 徴税として三億一九〇〇万ドル(三三四億九五〇〇 万円)の支払いを命じている。
これは〇二年のみの 数字にすぎず、フェデックスの一人親方問題を批判し てきたチームスターズ(全米トラック運転手組合)は、 国税庁の調査が完了すれば、最終的な追徴税は一〇 億ドル(一〇五〇億円)に膨れ上がる可能性がある としている。
一方のUPSは全従業員の半数以上に当たる二四 万人がチームスターズに属している。
これまで、UP Sとフェデックスの比較では、UPSにおけるチーム 図4 国際インテグレーターと米郵便公社の料金比較 ニューヨーク→サンフランシスコの料金比較 企業名 商品名 到着時刻 料金 56.44 ドル=5,926 円 (燃料割増金11.29 ドル=1,185 円を含む) (注)料金を算出する際の郵便番号として、ニューヨークは「10019」、サンフランシスコは「94108」、東京は「150− 0041」を使用。
貨物の種類は「書類」で、重量は2 ポンド=908グラム。
米国内は「無償の書類」扱いで、国際便の運 送申告価額 は 1ドル(あるいは105円)とした。
着地指定がある場合は、「商業地区」を選択。
フェデックスの場合は、 〈フェデックスボックス〉を使用して、フェデックスの集配所に持ち込み。
米国郵便公社の米国内Express Mailには、 「Package」を使用し、GEG の場合は重量ではなく長さ12 インチ(30.5センチ)×深さ5 インチ(12.7センチ)×高さ 7インチ(17.8センチ)を使用。
GEG の料金はオンライン割引料金。
フェデックス UPS アメリカ郵便公社 企業名 商品名 到着時刻 料金 フェデックス UPS アメリカ郵便公社 ニューヨーク→東京の料金比較 FedEx Priority Overnight UPS Next Day Air Express Mail 翌日午前10 時30 分 翌日午前10 時30 分 翌日正午 翌々日午後6 時 翌々日中 1〜3 日後 FedEx International Economy UPS Worldwide Expedited Global Express Guaranteed 56.44 ドル=5,926 円 (燃料割増金11.29 ドル=1,185 円を含む) 21.40 ドル=2,247 円 81.81 ドル=8,590 円 (燃料割増金16.36 ドル=1,718 円を含む) 81.81 ドル=8,590 円 (燃料割増金16.36 ドル=1,718 円を含む) 56.70 ドル=5,954 円 6.5 5.8 8.4 9.3 9.3 8.8 8.3 6.8 16.9 1.0 72.9 24.6 11.6 4.0 -6.2 -6.4 03 年度 04 年度 05 年度 06 年度 07 年度 08 年度 1Q 08 年度 2Q 08 年度 3Q 80 70 60 50 40 30 20 10 0 -10 (%) 図3 フェデックスの過去6年の営業利益率と 純利益の増減率の推移 最終利益の増減率 営業利益率 17 JUNE 2008 特 集巨大物流企業の攻防 スターズの存在が同社の人件費増につながっており、 経営の重荷になっていると評価されてきた。
しかしUPSは、今年七月末で切れるチームスター ズとの契約について、二年近い準備期間をかけて入 念に話し合いを進めてきた結果、今後五年間の仮契 約を結ぶところまでこぎつけている。
その間、労使 問題に時間とエネルギーを割くことなく経営に集中で きる。
労使関係に関するフェデックスとUPSの評価 は、この一年で完全に逆転した感がある。
現場労働者の雇用をめぐる問題は、アメリカだけ にとどまらない。
欧州では、ドイツの最低賃金法を めぐって、ドイツポストとTNTがお互いの政府を巻 き込んでの泥仕合を演じている。
EUでは十一年から、八八〇億ユーロ(一四兆八 〇〇億円)の域内郵便事業の完全自由化を目指して 動いており、巨大市場をめぐる争奪戦が始まってい る。
その主要プレイヤーが、いずれも国営郵便会社 出身のドイツポストとTNTだ。
両社の角逐は今年一 月から完全自由化に移行する予定だったドイツとオラ ンダの市場をめぐって激しさを増した。
まずはドイツ議会が国内市場の完全自由化を直前 に控えた〇七年十二月に郵便事業に従事する労働者 の最低賃金(時給)を九・八ユーロ(一五六八円)に 定める法案を可決した。
この最低賃金法が可決され たことで、ドイツの郵便市場で第三位のシェアを占め ていたPINの筆頭株主であるドイツの出版社・ア クセル・シュプリンガーは、採算が見込めなくなった として郵便事業から撤退。
同社のマティアス・ドーフ ナー会長は、「政府は自ら三一%の株式を握るドイツ ポストの独占状態を維持しようとして、その権力を 乱用している」と批判した。
ドイツ市場で第二位のTNTも非難の声を上げた。
ドイツにおけるTNTの平均時給はそれまで七・五 ユーロ(一二〇〇円)だった。
これを九・八ユーロ に引き上げれば、同社のドイツにおける郵便事業の 利益率は六〜八ポイント下がってしまう。
ドイツとオランダが泥仕合 そこで今年一月、TNTはドイツ政府を相手に提 訴に踏み切った。
これに対してベルリン行政裁判所は 三月、ドイツ政府が郵便事業者に最低賃金を押し付 けるのは違憲である、という判決を下した。
敗訴を 受けてドイツ政府はすぐに上告。
一方のTNTも四 月、今度はEU委員会に、この問題を提訴した。
し かしEUの判定が下るまでには数カ月はかかると見 られており、問題が解決するまで、TNTはドイツ 市場へのさらなる投資計画を凍結せざるを得ない状 況に立たされている。
オランダ政府もまた、ドイツへ の報復措置として、今年一月に予定していた国内の 郵便事業の自由化を先送りした。
これに対してオラ ンダ市場でTNTに次ぐ第二位の郵便事業者である ドイツポストは「オランダ政府のやり方は全く理解で きない」と非難している。
結果として現在、TNTとドイツポストはともに “敵地”への本格参入を阻まれている格好だ。
ただし、 ダメージはTNTのほうが大きい。
同社のピーター・ バン・ローベン戦略担当部長は昨年、本誌の取材に対 し、「三五億ユーロ(五六〇〇億円)にすぎないオラ ンダ国内の市場における競争で失うものよりも、海 外市場でのチャンスの方が大きい」と話している。
な かでもドイツは一七〇億ユーロ(二兆七二〇〇億円) の規模を誇るEU最大の市場だ。
そのアクセスを阻ま れたことが、この時期のTNTとドイツポストの株価 の明暗を分ける一因ともなっている。
07年 9月 10月11月12月08年 1月 2月3月4月5月 出典:futuresource.quote.com 2008年5月7日 図5 ニューヨーク市場 原油先物価格の推移 (単位:1バレル当たりのドル価格) 123.53 120.00 115.0 110.0 100.0 95.0 90.0 85.0 80.0 75.0 70.0
