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2009年12月号
NEWS

欧米編

DECEMBER 2009  56 2009年10月発表分 米CATロジスティクス 重機メーカーから物流業務受注 ■同社プレスリリース  10 ・6  建機大手、キャタピラーの物流子 会社であるキャタピラー・ロジスティ クス・サービシーズ( CATロジ)は、 米国の大手クレーンメーカー、マニト ワック(Manitowoc)社から補修部 品の物流業務を受注した。
 マニトワック社はCATロジと複 数年契約を結ぶのを契機に、ウィス コンシン州とペンシルバニア州の二カ 所の補修部品配送センターを一カ所 に集約。
CATロジがインディアナ州 南部に延べ床面積一四万一〇〇〇平 方フィート(一万二六九〇平方メー トル)の専用物流センターを設置し、 荷受けから在庫管理、北米のディー ラー向け輸送、協力会社への運賃支 払い業務まで請け負う。
NYKロジスティクス サムスン電子と英国で契約更新 ■同社プレスリリース  10 ・ 12  日本郵船グループの3PL企業、 NYKロジスティクスは、サムスン電 子と英国、アイルランドにおけるサプ ライチェーン業務の契約を更新する とともに、受託製品群を拡大した。
 NYKロジスティクスは、製品の 輸入時点から店舗への配送までの工 程を手掛ける。
これまで取り扱って いたのはテレビやDVDプレイヤー、 デジタルカメラなど「ブラウン・グッ ズ」と呼ばれる家庭用電子機器だっ たが、今回、携帯電話や白物家電の 取り扱いも受託した。
ワレニウス・ウィルヘルムセン 日産から完成車輸送業務を受注 ■同社プレスリリース  10 ・ 12  ノルウェーを本拠とする大手RO RO船社、ワレニウス・ウィルヘルム セン・ロジスティックス(WWL)は、 日産自動車からインドにおける完成 車輸送業務を受注した。
中国やイン ドで生産した完成車のヤード管理と インド国内の輸送業務を請け負う。
 日産は二〇一〇年からインド南部 のチェンナイ市近郊で年産二〇万台 の工場を稼働する予定。
WWLはイ ンド国内の輸送業者と協力して最適 な輸送網の構築を目指す。
またWW Lは、北米でも日産の完成車輸送を 手掛けた実績を持つ。
米国三州の司法長官が声明 一人親方問題でフェデックス起訴 ■AP通信  10 ・ 20  米国ニューヨーク州とニュージャー ジー州、モンタナ州の各司法長官は、 フェデックスを起訴する計画を進めて いるという声明を発表した。
フェデ ックスが宅配業務に従事するドライ バーを従業員ではなく独立業務請負 人( independent contractor:一人 親方)としていることは、三州の労 働法違反としている。
 三人の司法長官がフェデックスに 連名で送った文書によると、陸上宅 配便部門のフェデックス・グランドは 「明らかにドライバーを誤って(一人 親方と)分類」しており、「法律で 保障されている従業員の権利」を否 定しているという。
司法長官はいず れも民主党系。
 一方、裁判所の判断は割れている。
カリフォルニア州最高裁は昨年、一人 親方は違法としてフェデックスに二 億ドル(一八〇億円)を超える罰金 をドライバー二〇〇人に支払うよう 命じた。
これに対して今年四月、ワ シントン州の第一審裁判所の陪審員 は一人親方を合法としている。
 この問題でフェデックスは、現在 全米の三〇州以上で提訴されている。
蘭CEVAロジスティクス 英国でBMWの補修部品物流受注 ■同社プレスリリース  10 ・ 21  オランダのCEVAロジスティク スは、BMWの英国法人から補修部 品の物流業務を受注した。
補修部品 を管理し、英国と北アイルランドのデ ィーラーの拠点二〇〇カ所に受注翌 日に配送する。
 CEVAのサービスの中心は、貨 物追跡システムの「Cキャム・IT・ トラック&トレース」。
補修部品の配 送のみならず、返品処理まで追跡可 能なシステムだ。
英ロイヤルメール 十二万人のストで郵便がマヒ ■ディリー・テレグラム紙   10 ・ 22 など  英国の通信労働者組合(CWU) は二二日から、ロイヤルメールの経営 陣が進めるリストラ策に対抗し、四 八時間のストライキを決行した。
組 合員十二万人以上が参加した大規模 なストとなったため、英国の郵便は マヒ。
同社のストとしては二〇〇七 年以来、最悪の事態を招いた。
 CWUは夏頃から断続的にストを 打っており、既に五〇〇万通の手紙 やハガキの配達が遅延している。
ロ イヤルメール側はこのままでは利用者 のロイヤルメール離れが進みかねない という懸念から、?スト破り?のため に三万人の臨時職員投入も検討して いる。
 CWUは、ロイヤルメールはサー ビスレベルを落とすことに同意する ことなく給与カットや人員削減を行 っているとして、これまで非難を続 57  DECEMBER 2009 換算レート:1ドル=90円、1豪ドル= 82円 けてきた。
幹部の一人は地元のマス コミに対し「現状のまま仕事を続け ることは不可能だ。
労働者にかかる ストレスやプレッシャーは耐えがたい ほどになっている」と語った。
一方、 ロイヤルメールはこうした非難を根拠 がないとしている。
豪トール フットワークの全株取得 ■同社プレスリリース  10 ・ 23 など  豪州メルボルンに本社を置くロジ スティクス業者、トール・ホールディ ングスは、日本の投資ファンドのリ ッジウェイ・キャピタル・パートナー ズの下で経営再建を進めてきたフッ トワークエクスプレスの全株を取得す る。
トールは既に三四%の株式を保 有しており、残りすべてを取得する ことでリッジウェイと合意した。
買取 価格は総額九五〇〇万豪ドル(七七 億九〇〇〇万円)。
 トールの二〇〇九年六月期業績は、 売上高が六四億九二〇〇万豪ドル (五三二三億四四〇〇万円)、最終利 益が二億九八〇〇万豪ドル(二四四 億三六〇〇万円)。
ともに前期比一 〇%以上の伸びとなっている。
同社 はこれまで買収を重ねて業容を拡大 しており、過去五年間だけでも国内 外で五〇社近くの同業他社を買収し ている。
ウィンカントンの特積み事業 ドイツで一部共同配送に切り替え ■ロイター 10 ・ 23 など  英国の3 P L 大手、ウィンカ ントンは、ドイツのグルーページ ( groupage:日本の特別積み合わせ 貨物輸送に相当)事業のリストラに 着手した。
同国内の拠点のうち、赤 字の三拠点を閉鎖し、路線四本で自 社配送から撤退する。
 撤退した路線の貨物についてはイ ンターナショナル・ロジスティクス・ ネットワーク(ILN)を利用する。
ILNとは欧州の中小輸送業者一五 〇社で構成する輸送網。
大手である ウィンカントンの参加により、IL Nにとっては収益性の向上が期待で きる。
ドイツポストDHL メルボルン空港にハブ拠点稼働 ■同社プレスリリース  10 ・ 28  ドイツポストDHLは、三五〇〇 万豪ドル(二八億七〇〇〇万円)を 投じ、豪州南部のメルボルン空港にハ ブ拠点を開設した。
新ハブの敷地面 積は五万平方メートル。
豪州南部特 有の海産物などを輸出するため、低 温室二部屋を併設した。
 同社の豪州での貨物取扱量は過去 数年にわたって前年比二ケタの伸び を示しているという。
ハブの稼働で 取扱増に弾みをつける考えだ。
フェデックスの一人親方問題 歳入庁が〇二年度の罰金を撤回 ■同社プレスリリース  10 ・ 30 など  米国内国歳入庁(IRS、日本の 国税庁に相当)の監査チームは、フ ェデックス傘下の宅配業者フェデッ クス・グランドとフェデックス・ホー ム・デリバリーの?一人親方?問題 で、懸案となっていた罰金処分を二 〇〇二年度分のみ撤回した。
 IRSは〇七年、フェデックスが 一人親方と定義するドライバーは、実 質的には従業員である可能性が高い とする見解を表明。
従業員であると すれば、〇二年度にさかのぼって単 年度で三億ドル(二七〇億円)を超 す罰金を科す方針を示した。
昨年に はフェデックスの一人親方は従業員 であるという「暫定的な結論」を出 し、最終判断を監査チームに委ねて いた。
 今回の〇二年度分の監査では一人 親方は従業員ではないというフェデ ックスの主張が認められ、同社はこ れを歓迎する声明を発表した。
ただ し監査チームは、引き続き〇四年か ら〇八年の会計年度の監査を続ける としている。
米YRCワールドワイド 赤字決算続き再建の見通し立たず ■同社プレスリリース  10 ・ 30  倒産の危機に直面している米国の LTL( Less Than Truckload:日 本の特別積み合わせ貨物輸送に相当) 大手、YRCワールドワイドの再建 の見通しは、依然として立たない状 態だ。
〇九年七〜九月期決算で大幅 な赤字を計上し、一〜九月期の最終 損失は七億ドル(六三〇億円)を超 えた。
 七〜九月期の売上高は前年同期 比四五%減の十三億一〇〇〇万ドル (一一七九億円)、最終損失は一億五 八七〇万ドル(一四二億八三〇〇万 円)だった。
赤字幅は前年同期に比 べ約五分の一に縮小したが、本業で 赤字を垂れ流していることに変わり はない。
同社は七〜九期に入って九 〇〇人を解雇したが、それでも経営 を立て直すには不十分であることが わかった。
 赤字決算を受け、それまで四ドル 付近で推移していた株価は一ドル台 まで急落し、再び危険水域に入った。
ただ、キャッシュフローは資産の売却 や銀行からの借り入れの増加により、 四〜六月期末とほぼ同水準の一億六 〇〇〇万ドル(一四四億円)台を確 保している。

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