2010年4月号
SOLE
SOLE
二〇一〇年度RAMS研究会事業価値向上に向け四テーマを決定
SOLE 日本支部フォーラムの報告
The International Society of Logistics
APRIL 2010 80
SOLE日本支部の調査研究会、
RAMS研究会は二〇一〇年度の研
究テーマとして、A.ロジスティクス
基盤技術、B.保全革新・システム
改善(大規模システム)、C. プロダ
クト・プロセス変革(消費財・生産
財)、D.リファレンスモデル、を取
り上げる。
ロジスティクス活動は事 業価値を向上するためには極めて重 要な働きをする科学的アプローチであ る。
「種々な事業の事業価値向上は、 その事業のプロダクトとプロセスの変 革が継続的にライフサイクル全般に 亘ってマネジメントされることにより 実現できる」との仮説を出発点とし、 グローバル化・IT化の進展の影響 についても考察する。
(RAMS研究会幹事・曽我部旭弘) A.ロジスティクス基盤技術 ■「LE&M(Logistics Engineer ing & Management) ベンジャミ ン・S・ブランチャード著」 「LE&M」は三〇年前のSOLE 日本支部設立時に出版され、大規模 システムを対象としたロジスティクス の普及に貢献してきた。
元々は米国 国防総省制定のMIL規格(Military Standard:軍事物資調達規格)体系 の中から供給側のロジスティクス・エ ンジニア向けのガイド・テキストとし て著述されたものである。
二〇〇六年にRAMS研究会メン バーが第六版を翻訳し、教材として 使用している。
以下、「LE&M」の 目次を挙げておく。
第一章 ロジスティクス理論/ロジス ティクスへの導入 第二章 信頼性・保守性および可用 性の尺度 第三章 ロジスティクスとシステム支 援の評価指標 第四章 システムエンジニアリングプ ロセス 第五章 ロジスティクスおよび支援性 解析 二〇一〇年度RAMS研究会 事業価値向上に向け四テーマを決定 第六章 システム設計開発におけるロ ジスティクス 第七章 製造/建設段階のロジスティ クス 第八章 システム運用段階のロジステ ィクス 第九章 ロジスティクスマネジメント 付録A システム設計レビューのチェ ックリスト 付録C 供給者の評価チェックリスト 付録D ライフサイクルコスト分析 (LCCA) 付録E 保全タスク分析(MTA) 付録H 略語・用語集 ■「D A G(Defense Acquisition Guide Book)」の解釈付け 〇四年にM I L 規格がD A G (Defense Acquisition Guide Book) としての扱いとなったので、改めて DAGの解釈付けを行うことにした (図1)。
DAGは国防総省が(発注 側で)これまでの調達(整備を含む) に関する基本的な条件・要件を展開 したものであり、受注側はこのガイ ドを尊重し対応することになってい る。
従って、具体的なシナリオ・フ ォーマット化などについては説明さ れていない。
しかし世の中で活用されている幾 つかの一般ビジネスモデル展開に使わ れるリファレンス(参照)モデル事例 を通してDAGの解釈をすれば、ラ イフサイクルマネジメント・ガイドと して活用できる。
またDAGには半世紀以上に亘る ロジスティクス活動設計・改善に関 する知恵の元が整理されており、プ ロダクト(製品・サービス)とその プロダクトを入手・調達するプロセ スを構築・運用するためのガイドと 見なしても活用できる。
我が国では卓越したリファレンス モデルが開発され、使われているが、 バラバラに散逸した状況(態)にあ る。
このため「ビジネス・システム 設計のためのリファレンスモデル集」 として整備しておきたい。
B.保全業務革新・システム改善 ■原子力発電保全業務の高度化 〇五年からS O L E 日本支部 に参加する原子力関係者でLE& M、R C M(Reliability Centered Maintenance:信頼性重視保全)、 L C C(Life Cycle Costing: 生 涯コスト)、S N P M (Standard Nuclear Performance Model:原子 力発電保全業務モデル)などについ て調査研究を続けている。
特に米国で〇二年に制定・実施さ れたSNPMは、保全業務を抜本 的に見直し関係者の英知を結集して 構築された保全業務モデルであある。
81 APRIL 2010 我が国の電力各社でも、昨年の新検 査制度の実施に伴い導入準備が進め られている。
一〇年度は原子力保全業務革新の 調査研究の経過報告を行う。
■化学工場業務改善モデル バッチ・プロセス型の製造工場 におけるR A M S(Reliability として、ダイセル化学工業の「ダイ セル改善方式」のポイントを整理した い。
同社は再生をかけてプロセス・ 業務革新に踏み切り、現場職人の技 を見える化し、ビジネス・プロセス をコンパクト・IT化している。
■業種別RAMS活動調査 環境、エネルギー(原子力、水力、 : 信頼性、Availability: 即応性、 Maintainability:保守性、Safety: 安全)活動は、生産活動の基本要件 である。
それらを確保しさらに多品 種変量生産に対応していくためには、 工程が合理的に編成され必要不可欠 な情報活動がタイムリーになされる ことが必須条件となる。
システム改善のベンチマーク事例 太陽熱、太陽光、送電ネットワーク など)をテーマとする。
水、鉄道、道路、陸運海運など インフラ整備の伴う大規模システム の再構築時代が到来している。
基本 的には業種別RAMS活動が整うの を待たなければならないが、原子力、 鉄道、航空機を対象としてRAMS 活動の調査を続けていきたい。
○鉄道RAMS 活動 最近、世界的 な鉄道ブームが起 こっており、中 国、ベトナム、タ イ、ブラジル、ア フリカなどでは新 設計画に対する受 注競争が激化して いる。
そこで改め て「鉄道RAMS 活動」が求められ ている。
今年度は 出版物を元にその 要約・理解と今後 の取り組み課題の 整理をしておきた い(図2)。
RAMS規格は システム条件、運 用条件および保全 図1 DAG の解釈付け 第1章 Decision Support 第2章 Goals & Strategy 第3章 Resource Management 第4章 Systems Engineering 第5章 Life-Cycle Logistics 第6章 Human Systems Integration 第7章 Information Technology 第8章 Technology Protection 第9章 Test & Evaluation 第10 章 Decisions Assessment Report 第11 章 Management Activities LE&Mでの取り上げ方 PM、P2M(プロジェクト・プログラムマネジメント) 経営品質モデル( 米国品質賞モデル) APQ( 一般ビジネス)プロセスモデル MRP、MRP? プロダクト・プロセス革新事例から 保全革新・RAMS 活動から D C B DAG 14.撤去と処分 リスクアナリシスの 繰り返し 13.改造と改良 ライフサイクルの 繰り返し 1.構想 2.システム定義と利用条件 3.リスクアナリシス 4.システム要求事項 5.システム要求事項の割当て 6.設計と実施 7.製造 8.設置 9.システムの妥協性確認 ( 安全性の合否判定とコミッショニングを含む) 10.システムの受け入れ 11.運用とメンテナンス 図2 鉄道RAMS 規格 12.性能監視 APRIL 2010 82 ●その他(マイケルポーター賞モデル など) などとする。
■ 特定用途システムモデル ●日本家具建築モデル ●SNPM(原子力保全業務モデル) などをテーマとする。
D.システムモデル研究 ■リファレンスモデル 事業・プロジェクトの改善・改革 のために、これまで種々なモデルが 開発されてきた。
幾つかのモデルを 整備し、研究会メンバーで活用でき るようにする。
PM(プロジェクト・マネジメン ト)関連では ●PMBOK(Project Management Body of Knowledge):第一世代 のプロジェクトマネジメント ●P2M(Project Program Management): 第二世代のプロジェクト マネジメント オペレーション・マネジメント関 連では ●ワークデザイン ●MRP(資材所要量計算)、MR P?(統合生産管理) ●APQC(米国生産性品質センタ ー)一般ビジネスプロセスモデル ●ISO9000品質マネジメント システム ●ISO14000環境マネジメン トシステム などを取り上げる。
また経営品質モデルについては、 ●米国経営品質モデル:日本では ﹁経営品質アセッサー﹂に活かされ ている ールなどを可視化したいと考えてい る。
要約資料を作成し、当研究会の プロダクト・プロセス変更について のベンチマーク資料とする。
WMの成長のカギを知ることによ り、組織型小売り販売事業の事業価 値を学ぶことができる。
WMの学び 方(事例検証)については種々の調査 研究があるが、残念ながら我々研究 会メンバーが入手できる資料と我々 の調査、考察、能力には限りがある ため、WMの事業活動についてスケ ッチできるのはほんの一部であるこ とは否めない。
しかしそうした事例検証の限界 を心得た上で事例の持つ本質に迫り、 我が国の小売り流通の事業価値向上 の考え方・方策(対策)作りに活か していく。
■業種業界の卓越した ビジネスモデルの事例検証 SPA(製造小売業)のユニクロ、 しまむら、ハニーズ、家具のイケア、 ニトリなど ■プロダクト・プロセス 変革モデル集」作り 研究会で行う掲げたプロダクト・ プロセス変革事例検証をベンチマー クとできるように資料として整えて おく。
条件の影響を受ける。
また、それぞ れの条件は互いに影響を及ぼし合う。
システムおよび製品のライフサイクル を一四段階に分け、各段階で行うべ き作業を想定している。
○航空機RAMS活動 F社における航空機製造・保全整 備に関わる業務プロセスモデルの紹介 をいただき、RCM、LCCなどの ロジスティクス基盤技術の実態と今 後の方向・課題を把握する。
C.プロダクト・プロセス変革 ■消費財・生産財の SCM事例検証 グローバル化・IT化が進む中、 真にプロダクト・プロセスを一体化 したといえるビジネスモデルが開発さ れ、実現されてきた。
例えばウォル マートやユニクロである。
それらの卓 越したビジネスモデルについて、プロ ダクトとプロセスの両面から変革のポ イントを把握し、事例検証ベンチマ ーク集として整えていきたい。
今年 度は「ウォルマートに学ぶ」を中心 に事例検証を行う。
■ウォルマート(WM)事例検証 売上規模四〇兆円の世界企業の ミッション(使命)、目的、原理原 則、仕組みの作り方と組織、運用ル 次回フォーラムのお知らせ 次回フォーラムは4月14日(水)富士重工 業(株)航空機設計部で信頼性・整備性改 善を担当している富田博之氏の講演「航空機 におけるRAMS活動」を予定している。
こ のフォーラムは年間計画に基づいて運営して いるが、単月のみの参加も可能。
一回の参加 費は6,000円。
ご希望の方は事務局(solej- offi ce@cpost.plala.or.jp)までお問い合 わせください。
※ S O L E(The International Society of Logistics:国際ロジスティクス学会)は一 九六〇年代に設立されたロジスティクス団体。
米国に本部を置き、会員は五一カ国・三〇 〇〇〜三五〇〇人に及ぶ。
日本支部では毎 月「フォーラム」を開催し、講演、研究発 表、現場見学などを通じてロジスティクス・ マネジメントに関する活発な意見交換、議 論を行っている。
R A M SとはReliability( 信頼性)、 Availability(即応性)、Maintainability(保 守性)、Supportability(支援性)などシス テムの持つ様を示す。
RAMS研究会は同 支部の毎月のフォーラムに合わせて開催し、 会員が自主的に話題・テーマを持ち寄って 運営している。
ロジスティクス活動は事 業価値を向上するためには極めて重 要な働きをする科学的アプローチであ る。
「種々な事業の事業価値向上は、 その事業のプロダクトとプロセスの変 革が継続的にライフサイクル全般に 亘ってマネジメントされることにより 実現できる」との仮説を出発点とし、 グローバル化・IT化の進展の影響 についても考察する。
(RAMS研究会幹事・曽我部旭弘) A.ロジスティクス基盤技術 ■「LE&M(Logistics Engineer ing & Management) ベンジャミ ン・S・ブランチャード著」 「LE&M」は三〇年前のSOLE 日本支部設立時に出版され、大規模 システムを対象としたロジスティクス の普及に貢献してきた。
元々は米国 国防総省制定のMIL規格(Military Standard:軍事物資調達規格)体系 の中から供給側のロジスティクス・エ ンジニア向けのガイド・テキストとし て著述されたものである。
二〇〇六年にRAMS研究会メン バーが第六版を翻訳し、教材として 使用している。
以下、「LE&M」の 目次を挙げておく。
第一章 ロジスティクス理論/ロジス ティクスへの導入 第二章 信頼性・保守性および可用 性の尺度 第三章 ロジスティクスとシステム支 援の評価指標 第四章 システムエンジニアリングプ ロセス 第五章 ロジスティクスおよび支援性 解析 二〇一〇年度RAMS研究会 事業価値向上に向け四テーマを決定 第六章 システム設計開発におけるロ ジスティクス 第七章 製造/建設段階のロジスティ クス 第八章 システム運用段階のロジステ ィクス 第九章 ロジスティクスマネジメント 付録A システム設計レビューのチェ ックリスト 付録C 供給者の評価チェックリスト 付録D ライフサイクルコスト分析 (LCCA) 付録E 保全タスク分析(MTA) 付録H 略語・用語集 ■「D A G(Defense Acquisition Guide Book)」の解釈付け 〇四年にM I L 規格がD A G (Defense Acquisition Guide Book) としての扱いとなったので、改めて DAGの解釈付けを行うことにした (図1)。
DAGは国防総省が(発注 側で)これまでの調達(整備を含む) に関する基本的な条件・要件を展開 したものであり、受注側はこのガイ ドを尊重し対応することになってい る。
従って、具体的なシナリオ・フ ォーマット化などについては説明さ れていない。
しかし世の中で活用されている幾 つかの一般ビジネスモデル展開に使わ れるリファレンス(参照)モデル事例 を通してDAGの解釈をすれば、ラ イフサイクルマネジメント・ガイドと して活用できる。
またDAGには半世紀以上に亘る ロジスティクス活動設計・改善に関 する知恵の元が整理されており、プ ロダクト(製品・サービス)とその プロダクトを入手・調達するプロセ スを構築・運用するためのガイドと 見なしても活用できる。
我が国では卓越したリファレンス モデルが開発され、使われているが、 バラバラに散逸した状況(態)にあ る。
このため「ビジネス・システム 設計のためのリファレンスモデル集」 として整備しておきたい。
B.保全業務革新・システム改善 ■原子力発電保全業務の高度化 〇五年からS O L E 日本支部 に参加する原子力関係者でLE& M、R C M(Reliability Centered Maintenance:信頼性重視保全)、 L C C(Life Cycle Costing: 生 涯コスト)、S N P M (Standard Nuclear Performance Model:原子 力発電保全業務モデル)などについ て調査研究を続けている。
特に米国で〇二年に制定・実施さ れたSNPMは、保全業務を抜本 的に見直し関係者の英知を結集して 構築された保全業務モデルであある。
81 APRIL 2010 我が国の電力各社でも、昨年の新検 査制度の実施に伴い導入準備が進め られている。
一〇年度は原子力保全業務革新の 調査研究の経過報告を行う。
■化学工場業務改善モデル バッチ・プロセス型の製造工場 におけるR A M S(Reliability として、ダイセル化学工業の「ダイ セル改善方式」のポイントを整理した い。
同社は再生をかけてプロセス・ 業務革新に踏み切り、現場職人の技 を見える化し、ビジネス・プロセス をコンパクト・IT化している。
■業種別RAMS活動調査 環境、エネルギー(原子力、水力、 : 信頼性、Availability: 即応性、 Maintainability:保守性、Safety: 安全)活動は、生産活動の基本要件 である。
それらを確保しさらに多品 種変量生産に対応していくためには、 工程が合理的に編成され必要不可欠 な情報活動がタイムリーになされる ことが必須条件となる。
システム改善のベンチマーク事例 太陽熱、太陽光、送電ネットワーク など)をテーマとする。
水、鉄道、道路、陸運海運など インフラ整備の伴う大規模システム の再構築時代が到来している。
基本 的には業種別RAMS活動が整うの を待たなければならないが、原子力、 鉄道、航空機を対象としてRAMS 活動の調査を続けていきたい。
○鉄道RAMS 活動 最近、世界的 な鉄道ブームが起 こっており、中 国、ベトナム、タ イ、ブラジル、ア フリカなどでは新 設計画に対する受 注競争が激化して いる。
そこで改め て「鉄道RAMS 活動」が求められ ている。
今年度は 出版物を元にその 要約・理解と今後 の取り組み課題の 整理をしておきた い(図2)。
RAMS規格は システム条件、運 用条件および保全 図1 DAG の解釈付け 第1章 Decision Support 第2章 Goals & Strategy 第3章 Resource Management 第4章 Systems Engineering 第5章 Life-Cycle Logistics 第6章 Human Systems Integration 第7章 Information Technology 第8章 Technology Protection 第9章 Test & Evaluation 第10 章 Decisions Assessment Report 第11 章 Management Activities LE&Mでの取り上げ方 PM、P2M(プロジェクト・プログラムマネジメント) 経営品質モデル( 米国品質賞モデル) APQ( 一般ビジネス)プロセスモデル MRP、MRP? プロダクト・プロセス革新事例から 保全革新・RAMS 活動から D C B DAG 14.撤去と処分 リスクアナリシスの 繰り返し 13.改造と改良 ライフサイクルの 繰り返し 1.構想 2.システム定義と利用条件 3.リスクアナリシス 4.システム要求事項 5.システム要求事項の割当て 6.設計と実施 7.製造 8.設置 9.システムの妥協性確認 ( 安全性の合否判定とコミッショニングを含む) 10.システムの受け入れ 11.運用とメンテナンス 図2 鉄道RAMS 規格 12.性能監視 APRIL 2010 82 ●その他(マイケルポーター賞モデル など) などとする。
■ 特定用途システムモデル ●日本家具建築モデル ●SNPM(原子力保全業務モデル) などをテーマとする。
D.システムモデル研究 ■リファレンスモデル 事業・プロジェクトの改善・改革 のために、これまで種々なモデルが 開発されてきた。
幾つかのモデルを 整備し、研究会メンバーで活用でき るようにする。
PM(プロジェクト・マネジメン ト)関連では ●PMBOK(Project Management Body of Knowledge):第一世代 のプロジェクトマネジメント ●P2M(Project Program Management): 第二世代のプロジェクト マネジメント オペレーション・マネジメント関 連では ●ワークデザイン ●MRP(資材所要量計算)、MR P?(統合生産管理) ●APQC(米国生産性品質センタ ー)一般ビジネスプロセスモデル ●ISO9000品質マネジメント システム ●ISO14000環境マネジメン トシステム などを取り上げる。
また経営品質モデルについては、 ●米国経営品質モデル:日本では ﹁経営品質アセッサー﹂に活かされ ている ールなどを可視化したいと考えてい る。
要約資料を作成し、当研究会の プロダクト・プロセス変更について のベンチマーク資料とする。
WMの成長のカギを知ることによ り、組織型小売り販売事業の事業価 値を学ぶことができる。
WMの学び 方(事例検証)については種々の調査 研究があるが、残念ながら我々研究 会メンバーが入手できる資料と我々 の調査、考察、能力には限りがある ため、WMの事業活動についてスケ ッチできるのはほんの一部であるこ とは否めない。
しかしそうした事例検証の限界 を心得た上で事例の持つ本質に迫り、 我が国の小売り流通の事業価値向上 の考え方・方策(対策)作りに活か していく。
■業種業界の卓越した ビジネスモデルの事例検証 SPA(製造小売業)のユニクロ、 しまむら、ハニーズ、家具のイケア、 ニトリなど ■プロダクト・プロセス 変革モデル集」作り 研究会で行う掲げたプロダクト・ プロセス変革事例検証をベンチマー クとできるように資料として整えて おく。
条件の影響を受ける。
また、それぞ れの条件は互いに影響を及ぼし合う。
システムおよび製品のライフサイクル を一四段階に分け、各段階で行うべ き作業を想定している。
○航空機RAMS活動 F社における航空機製造・保全整 備に関わる業務プロセスモデルの紹介 をいただき、RCM、LCCなどの ロジスティクス基盤技術の実態と今 後の方向・課題を把握する。
C.プロダクト・プロセス変革 ■消費財・生産財の SCM事例検証 グローバル化・IT化が進む中、 真にプロダクト・プロセスを一体化 したといえるビジネスモデルが開発さ れ、実現されてきた。
例えばウォル マートやユニクロである。
それらの卓 越したビジネスモデルについて、プロ ダクトとプロセスの両面から変革のポ イントを把握し、事例検証ベンチマ ーク集として整えていきたい。
今年 度は「ウォルマートに学ぶ」を中心 に事例検証を行う。
■ウォルマート(WM)事例検証 売上規模四〇兆円の世界企業の ミッション(使命)、目的、原理原 則、仕組みの作り方と組織、運用ル 次回フォーラムのお知らせ 次回フォーラムは4月14日(水)富士重工 業(株)航空機設計部で信頼性・整備性改 善を担当している富田博之氏の講演「航空機 におけるRAMS活動」を予定している。
こ のフォーラムは年間計画に基づいて運営して いるが、単月のみの参加も可能。
一回の参加 費は6,000円。
ご希望の方は事務局(solej- offi ce@cpost.plala.or.jp)までお問い合 わせください。
※ S O L E(The International Society of Logistics:国際ロジスティクス学会)は一 九六〇年代に設立されたロジスティクス団体。
米国に本部を置き、会員は五一カ国・三〇 〇〇〜三五〇〇人に及ぶ。
日本支部では毎 月「フォーラム」を開催し、講演、研究発 表、現場見学などを通じてロジスティクス・ マネジメントに関する活発な意見交換、議 論を行っている。
R A M SとはReliability( 信頼性)、 Availability(即応性)、Maintainability(保 守性)、Supportability(支援性)などシス テムの持つ様を示す。
RAMS研究会は同 支部の毎月のフォーラムに合わせて開催し、 会員が自主的に話題・テーマを持ち寄って 運営している。
