2010年4月号
CLIP
CLIP
SGホールディングスIT運用コストの削減で投資資源を創出
39 APRIL 2010
SGホールディングスはグループのI
T機能・インフラを効率化し、ランニン
グコストを大幅に削減する方針を明ら
かにした。
現在の年間ITランニング コストは三〇〇億円程度だが、そのう ちの四三億円を〇九年中に削減し、さ らに一五年度には一一〇億円分の削減 を目指す。
削減したコストは『戦略投 資余力』として、すべて既存の成長事 業や新サービスへの投資に回す方針だ。
SGホールディングスの近藤宣晃取 締役(経営戦略担当)は「これまでの IT戦略は経営戦略や業務改革の後に 位置付けられていた。
今後は最初から ITの視点を経営計画に持ち込むこと で、グループ全体の効率化を図ってい く」と語る。
実際にはグループ傘下の佐川コンピ ューター・システムがIT統括会社と して主導する。
現在はグループ全体に 二六四ものシステムがベンダー主導で 個別に乱立しているが、まずこの体制 の整理・合理化を進める。
さらに十二 年度を目処にグループ各社が共通で利 用可能なITプラットフォームを構築 していく。
プラットフォーム構築後には外部企 業への機能提供も視野に入れている。
宅 配便の集配ノウハウをベースとした高い 事務処理能力を活用し、スキャニング やプリンティング、コールセンター事業 などの一括受注を目指す。
佐川コンピ ューター・システムの現在の外販比率 は二五〜三〇%だが、これを四〇%程 度まで引き上げる。
外販への注力に伴 い、社名を近く「SGシステム」に変 更する。
同社の安延申社長は東証一部上場の ITコンサルティング会社、フューチャ ーアーキテクトの代表も務めている。
昨 年のSGホールディングスとの資本・業 務提携を機に佐川コンピューター・シス テムの社長に就任した経緯をもつ。
安延社長は「私のようなIT業界出 身の人間から見ても、佐川コンピュー ター・システムのIT能力は既に高い 水準にある。
しかし、当の社員達がそ れに気が付いていない。
親会社への貢 献が業務のメーンで、外に目が向いて いなかったためだろう。
この能力を活 かさない手はない。
まず自分達の持つ 能力を自覚し、さらに磨きをかけて外 販を伸ばしていく」と抱負を語った。
SGホールディングス IT運用コストの削減で投資資源を創出 IT戦略を説明するSGホールディン グスの近藤取締役(左)と佐川コン ピューター・システムの安延社長(右)
現在の年間ITランニング コストは三〇〇億円程度だが、そのう ちの四三億円を〇九年中に削減し、さ らに一五年度には一一〇億円分の削減 を目指す。
削減したコストは『戦略投 資余力』として、すべて既存の成長事 業や新サービスへの投資に回す方針だ。
SGホールディングスの近藤宣晃取 締役(経営戦略担当)は「これまでの IT戦略は経営戦略や業務改革の後に 位置付けられていた。
今後は最初から ITの視点を経営計画に持ち込むこと で、グループ全体の効率化を図ってい く」と語る。
実際にはグループ傘下の佐川コンピ ューター・システムがIT統括会社と して主導する。
現在はグループ全体に 二六四ものシステムがベンダー主導で 個別に乱立しているが、まずこの体制 の整理・合理化を進める。
さらに十二 年度を目処にグループ各社が共通で利 用可能なITプラットフォームを構築 していく。
プラットフォーム構築後には外部企 業への機能提供も視野に入れている。
宅 配便の集配ノウハウをベースとした高い 事務処理能力を活用し、スキャニング やプリンティング、コールセンター事業 などの一括受注を目指す。
佐川コンピ ューター・システムの現在の外販比率 は二五〜三〇%だが、これを四〇%程 度まで引き上げる。
外販への注力に伴 い、社名を近く「SGシステム」に変 更する。
同社の安延申社長は東証一部上場の ITコンサルティング会社、フューチャ ーアーキテクトの代表も務めている。
昨 年のSGホールディングスとの資本・業 務提携を機に佐川コンピューター・シス テムの社長に就任した経緯をもつ。
安延社長は「私のようなIT業界出 身の人間から見ても、佐川コンピュー ター・システムのIT能力は既に高い 水準にある。
しかし、当の社員達がそ れに気が付いていない。
親会社への貢 献が業務のメーンで、外に目が向いて いなかったためだろう。
この能力を活 かさない手はない。
まず自分達の持つ 能力を自覚し、さらに磨きをかけて外 販を伸ばしていく」と抱負を語った。
SGホールディングス IT運用コストの削減で投資資源を創出 IT戦略を説明するSGホールディン グスの近藤取締役(左)と佐川コン ピューター・システムの安延社長(右)
