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2010年7月号
NEWS

欧米編

JULY 2010  60 2010年5月発表分 UPS 中国のアリババ・グループと提携 ■同社プレスリリース 5・4  UPSは、中国のECサイト運営 最大手、アリババ・ドット・コムの 中小企業向け卸売りサイト「アリエ クスプレス」と国際宅配便に関する 戦略的業務提携を締結した。
 アリエクスプレスは中小企業間の 小ロットのオンライン取引の場を提 供し、買い手と売り手を保護するた めの信用保証サービスなども行って いる。
UPSとの業務提携により、 アリエクスプレスの利用者はUPS の貨物追跡サービスを利用すること ができるようになる。
また、UPS の出荷ラベルと集荷ラベルをアリバ バのサイト内から印刷できる。
ボーイングの大型貨物機777F フェデックスが六機追加発注 ■同社プレスリリース 5・7  フェデックス傘下のフェデラル・エ クスプレスは、ボーイングの大型貨 物機「777F」を六機追加発注し た。
そのうち四機はボーイングから 直接購入し、残りの二機については 商社などを通じて購入する。
 フェデックスのB777F型機の 発注数は、今回の追加注文分を含め て計三八機に上る。
既にそのうち六 機の納入を受けており、四機の運航 を開始している。
 ボーイングによると、B777F 型機はスピードと燃費などにおいて 世界最高水準の貨物機だという。
積 載重量は約一〇〇トン。
米ライダー・システム ピザ・チェーンの食材輸送を受注 ■同社プレスリリース 5・ 10  米国の3PL企業であるライダ ー・システムは、ピザ店をチェーン展 開しているマルコズ・ピザと複数年 の輸送業務受注契約を結んだ。
 マルコズは一月、本社のあるオハ イオ州に同社初の物流センターを稼 働させた。
ライダーは同センターか ら、米国中西部にある一〇〇カ所以 上の店舗に食材を定温で配送する。
 マルコズは一九七〇年代に創業。
中西部を中心とした一七州で二〇〇 店舗以上を展開している。
米コンウェイとTNT 欧米間国際輸送で提携範囲を拡大 ■コンウェイのプレスリリース 5・ 12  米国のコンウェイ傘下の貸切業者、 コンウェイ・フレイトとオランダのT NTは、米国〜欧州間の貨物輸送に 関する業務提携の範囲を拡大した。
 両社は重量七〇キロ以上の貨物を 対象に、米国内での陸上輸送はコン ウェイ・フレイト、欧州域内の陸上 輸送と航空輸送についてはTNTが 受け持つかたちで米国〜欧州間のサ ービスを提供している。
 これまでは米国側で荷積みする空 港はニューヨークのJFK空港のみ だったが、ロサンゼルス空港とマイア ミ空港を使った輸送を開始し、米南 東部と南西部の顧客の利便性を向上 する。
シュナイダー 全米を網羅する貸切輸送網を構築 ■同社プレスリリース 5・ 15  米国の大手貸切輸送業者であるシ ュナイダー・ナショナルは、米北東部 の十一州に貸切輸送網を拡大し、米 本土の四八州すべてで貸切輸送網を 完成させた。
 北東部における貸切輸送サービス では輸送距離五〇〇マイル(八〇〇 キロ)未満の貨物をターゲットとし、 同社の提供する長距離輸送や急便輸 送、インターモーダル輸送(複合輸 送)といったサービスを補完する。
ドイツポストDHL パキスタンとベトナムに積極投資 ■アイフォートランスポート 5・ 19 など  ドイツポストDHL傘下のDHL グローバル・フォワーディングは、パ キスタンで九〇〇〇万ドル(八二億 八〇〇〇万円)を投資し、物流セン ターや車両、ITシステムを刷新す る。
五月、パキスタン南部のカラチで 物流センターが稼働した際、同社南 太平洋部門のアマドウ・ディアロC EO(最高経営責任者)が明らかに した。
パキスタンでの業務は今後も 増加することが予想されるため、先 行投資により貨物を取り込んでいき たいという。
 またDHLサプライチェーン・ソリ ューションは、ベトナム南部のホーチ ミンの東に位置するビンズオン省に、 一五〇〇万ドル(十三億八〇〇〇万 円)を投じて物流センターを建設す る。
新センターの敷地面積は六万平 方メートル、延べ床面積は一万五〇 〇〇平方メートル。
一〇月に完成す る予定となっている。
米YRCワールドワイド 年金問題めぐり株価が過去最低に ■同社プレスリリースなど 5・ 24  経営再建中の米国のLTL(Less Than Truckload :日本の特別積み 合わせ輸送に相当)輸送大手、YR Cワールドワイドの株価が、過去最低 の一株〇・三ドル(二七・六円)に まで落ち込んだ。
同社が従業員の年 61  JULY 2010 換算レート:1ドル=92円 金問題についてチームスターズ(全 米トラック運転手組合)と交渉を開 始すると発表したことが株式市場で 嫌気され、売り注文が殺到した。
 YRCワールドワイドの経営が傾 いた最大の要因は、チームスターズ の影響力が強すぎたためにグループ 内での業務統合が計画通りに進まな かったことにある。
年金問題につい ての検討はこれまで凍結されていた が、同社とチームスターズとで共同 委員会を立ち上げ、話し合いを行う。
委員長には民間シンクタンクの経済 学者、チュリッサ・ジラルディッチ氏 が就任した。
 同社のビル・ゾラスCEOは、「こ れまで労使が協力してきたことで、自 力再生の道筋がついた。
こうした努 力を続けていけば、当社は市場にお ける足場を固めることができるだろ う」としている。
米チームスターズ ABFの給与削減案を拒否 ■同組合プレスリリース 5・ 24  米国アーカンソー州に本社を置く LTL輸送大手、ABFフレイト・ システムでチームスターズに所属す るドライバーは、会社側が提案した 賃金の引き下げ案を拒否した。
同社 の従業員一万二五〇〇人のうち、チ ームスターズに所属しているドライ バーは七〇〇〇人以上に上る。
 ABFフレイト・システムは、二 〇一三年三月末まで賃金を一五%引 き下げる代わりに、従業員の雇用を 確保し保険や年金についてもこれま での枠組みを維持すると提案してい た。
これに対して従業員側は三七六 四票対二九六三票で同案を否決した。
 同社は一九二〇年代に創業。
〇八 年の売上高は約一七億七〇〇〇万ド ル(一六二八億四〇〇〇万円)。
蘭CEVAロジスティクス 英国でリコーと契約更新 ■同社プレスリリース 5・ 25  オランダの3PL企業であるCE VAロジスティクスは、リコーの英国 法人とロジスティクス業務の受託契 約を更新した。
CEVAはリコーが 英中部ノーザンプトンに置く物流セ ンターの運営業務と配送業務を請け 負う。
 センターでは事務用品などを受注 から四八時間以内にディーラーやエ ンドユーザーに配送し、簡単な据え 付け作業まで行う。
配送にはエアサ スペンションを装備したトラックを 使用し、階段の昇降には「パワーメ イト」という補助機器を利用する。
 CEVAとリコーとの取引は一 八年に及んでいる。
リコーが二〇 〇七年に買収したインフォテック (Infotec)、〇八年に買収したアイコ ン(IKON)との業務統合を進め たため、契約を更新した。
DBシェンカー 鉄道輸送と集荷集配の連携強化 ■同社プレスリリース 5・ 25  ドイツ鉄道傘下のDBシェンカー は、鉄道輸送とその前後を担うトラ ックによる集荷集配との連携を強化 する。
子会社の通運業者、ハンガー トナーを活用し、「DBシェンカー・ ハンガートナー」という商品名で一 貫輸送サービスの販売を拡大する。
 フィンランド・スウェーデンなどの 北欧諸国から欧州中央部、イタリア までの欧州の南北の主要路線でサー ビスを提供していく。
スイスのチュ ーリヒに置くインターモーダルのハブ 拠点とイタリアに二カ所あるインタ ーモーダル用の拠点を主に利用する。
米国のトラック荷動きの改善続く 〇八年九月以降で最も高い水準に ■米トラック協会プレスリリース 5・ 28  米国のトラック輸送の荷動きが、三 カ月連続で改善している。
米トラッ ク協会(ATA)によると、商業用 トラック貨物の四月の荷動き指数(二 〇〇〇年の輸送トン数=一〇〇)は、 一一〇・二(季節調整済み数値)だ った。
前月に比べ〇・九%、過去七 カ月間で六・五%改善し、〇八年九 月の世界同時不況以降で最も高い水 準となった。
 調査を担当した同協会のボブ・コ ステロ氏は、「製造業の増産と小売業 の売り上げ増により、今後もトラッ ク荷動きは改善していくだろう」と 語っている。
キューネ+ナーゲル 中国で米農機メーカーの業務受注 ■同社プレスリリース 5・ 28  スイスの大手3PL企業であるキ ューネ+ナーゲルはこのほど、米国 の農業機器大手、ジョン・ディアか ら中国における補修部品のロジステ ィクス業務を受託した。
ジョン・デ ィアは、これまで中国内三カ所の補 修部品の工場からそれぞれ別々に部 品を配送していたが、天津に物流セ ンターを設置。
保管・配送機能を集 約する。
そのパートナーとしてキュ ーネ+ナーゲルを起用した。
   キューネ+ナーゲルは天津のセン ター運営と中国全土のディーラー、顧 客向けの配送業務を行う。
物流セン ターの延べ床面積は五五〇〇平方メ ートル、取扱SKU(在庫保管単位) 数は約一万SKU。
荷受けした部品 の品質管理やラベル張り、受注管理 などの付加価値業務も請け負う。
 

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