中国編[NEWS]：ロジスティクス・ビジネス[LOGI-BIZ]バックナンバー

2010年8号

NEWS
中国編

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

AUGUST 2010　　68 2010年6月発表分天津港の一〜五月コンテナ取扱量十一％増の三八二・七万ＴＥＵ ■６・４　天津港の一〜五月のコンテナ取扱量は、前年同期比十一・〇％増の三八二万七〇〇〇ＴＥＵとなった。
また、総貨物取扱量は八・〇％増の一億六三〇〇万トンだった。
　五月単月のコンテナ取扱量は前年同月比十一・四％増の八五万二〇〇〇ＴＥＵ。
総貨物取扱量は五・〇％増の三五二七万五〇〇〇トンだった。
秦皇島港の一〜五月コンテナ取扱量二八％増の一四万ＴＥＵ ■６・７　河北省・秦皇島港は、一〜五月の同港のコンテナ取扱量は前年同期比二七・八％増の一四万一三五六ＴＥＵとなったと発表した。
　また、総貨物取扱量は一四・一％増の一億八三九万トン。
そのうち石炭の取扱量は十三・七％増の九二〇六万トン、雑貨の取扱量は二三・三％増の一二六六万トンだった。
深圳港の一〜五月コンテナ取扱量二八％増の八五四・八万ＴＥＵ ■６・９　深圳港の一〜五月のコンテナ取扱量は、前年同期比二八・二％増の八五四万八〇〇〇ＴＥＵとなった。
　また、同期の総貨物取扱量は二二・八％増の八八二五万九〇〇〇トン。
そのうち、対外貿易貨物取扱量は二六・四％増の六六四九万一〇〇〇トンだった。
太倉港の五月のコンテナ取扱量二〇万ＴＥＵを突破し過去最高に ■６・ 10 　江蘇省・太倉港は、同港の五月のコンテナ取扱量が二〇万ＴＥＵとなり、単月のコンテナ取扱量としては過去最高を更新したと発表した。
二〇万ＴＥＵのうち、国際コンテナ貨物の取扱量は七万五八〇〇ＴＥＵだった。
　同港は長江の河口南岸に位置し、現在、七〇航路が寄港している。
キャセイと香港ドラゴン航空貨物輸送量三割増、搭載率八割に ■６・ 12 　香港のキャセイパシフィック航空とその傘下の香港ドラゴン航空の五月の貨物輸送量は、合計一五万八〇〇〇トンとなり、前年同月に比べ三〇・〇％増加した。
また、貨物の搭載率は七九・一％となった。
中国の一〜五月鉄道貨物輸送量一五％増の一四億九八〇〇万トン ■６・ 14 　中国鉄道部は、中国の一〜五月の鉄道貨物輸送量は前年同期比一五・三％増の一四億九八〇〇万トンだったと発表した。
そのうち石炭輸送量は一七・九％増の八億一四〇〇万トン、石油輸送量は六・七％増の五七一一万トン、食糧輸送量は二・三％増の四一七八万トン、化学肥料および農薬の輸送量は一・〇％増の三七八五万トンだった。
独ＢＬＧロジスティクス吉利自動車と提携し寧波に拠点 ■６・ 15 　自動車物流に強みを持つドイツの総合物流企業、ＢＬＧロジスティクス・グループは、中国の自動車大手、吉利自動車と提携し、浙江省寧波市に物流拠点を開設することを明らかにした。
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贈味任録卦鯏世魍萢僂掘⇒⊇侏� 自動車部品を欧州に輸送する。
ルフトハンザ・カーゴ天津〜フランクフルト貨物便開設 ■６・ 15 　ルフトハンザドイツ航空の貨物子会社、ルフトハンザ・カーゴは、天津〜フランクフルト間の貨物便を開設したと発表した。
機材はマクドネル・ダグラスＭＤ─ 11 Ｆ型貨物機（積載重量九五トン）を使用する。
運航頻度は週二便。
中国石油天然気集団大連のＬＮＧ埠頭が年内にも竣工 ■６・ 16 　中国石油天然気集団（ＣＮＰＣ）は、同社が大連に建設しているＬＮＧ埠頭が年内にも完成する見通しだと発表した。
来年四月、本格的に供用を開始する予定。
　同埠頭は二七万トン級の船舶が着岸可能で、中国最大級という。
キャセイパシフィック航空世界一周貨物便を七月から運航 ■６・ 19 　キャセイパシフィック航空は、世界一周貨物便を七月九日から運航すると発表した。
運航ルートは香港〜アンカレッジ〜シカゴ〜アムステルダム〜ドバイ〜香港。
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運航頻度は週二便。
　全航路の所要時間は、空港での貨物の積み込み時間を含めて四四・五 69　　AUGUST 2010 時間。
ハチソン・ポートバルセロナに新コンテナターミナル ■６・ 21 　ハチソン・ワンポア（香港和黄集団：ＨＷＬ）の港湾部門、ハチソン・ポート・ホールディングス（和記黄埔港湾：ＨＰＨ）グループは、スペインのバルセロナ港で新たにコンテナターミナルを建設すると発表した。
　新ターミナルの年間取扱能力は一五〇万ＴＥＵを計画している。
今年七月に着工し、二〇一二年初頭に本格的に供用を開始する予定。
中鉄山橋集団の鉄道転轍機ＥＵの鉄道規格の認証を取得 ■６・ 22 　中鉄山橋集団は、同社製の鉄道の転轍機がＥＵの鉄道に関する規格の一つ、ＴＳＩ（Technical Specification for Interoperability：相互運用性に関する技術仕様書）の認証を受けたと発表した。
これにより、同社は転轍機と関連製品で欧州市場に参入することが可能になった。
中国郵政がシーメンスに発注南京の新ハブ用仕分け設備 ■６・ 23 　中国郵政は、現在建設中のハブ拠点「中郵南京航空速逓物流集散中心」用の仕分け設備一〇台をシーメンスに発注した。
契約金額は四五〇〇万ユーロ（四九億五〇〇〇万円）。
　中郵南京航空速達物流集散中心は、来年に稼働予定。
一時間当たりの小包の処理能力は九万六〇〇〇件という。
春秋航空が国際線に進出七月に茨城空港に就航 ■６・ 23 　中国初の民営格安航空会社、春秋航空は、同社にとって初めての国際線、上海〜茨城線を七月に就航させると発表した。
　機材はエアバスＡ三二〇型機。
週二〜三便を運航する。
中海工業寧波海運からばら積み船三隻受注 ■６・ 24 　中国海運グループの中海工業は、寧波海運から四万七五〇〇トン型ばら積み船三隻を受注したと発表した。
契約金額は五億四八〇〇万元（七一億二四〇〇万円）。
　寧波海運は今回発注したばら積み船により、中国北部から南部へ、発電所向けの石炭を輸送する。
厦門空港集団ドイツのパルヒム空港と提携 ■６・ 25 　関係筋によると、厦門空港集団は、ドイツのパルヒム空港と戦略提携枠組協定を締結した。
厦門空港集団はパルヒム空港に投資し、同空港の運営を行う。
　なお中国の通信機器大手、華為（ファーウエイ）は、パルヒム空港の保税物流区内に「華為欧州物流センター」を設置する意向を示している。
海南省政府農業用物資の物流団地を建設 ■６・ 26 　海南省政府は、同省に農業用物資の物流団地を建設すると発表した。
同団地は来年、供用を開始する予定。
敷地面積は九二・六ヘクタール。
投資額は八億六五〇〇万元（一一二億四五〇〇万円）。
　団地内には農業用物資卸売市場、農業用物資展示取引センター、農業用物資保管輸送センター、農業用物資物流配送センターを建設する。
江蘇省江陰市の造船業一〜五月の建造隻数は三九隻 ■６・ 26 　江蘇省江陰市は、同市内の造船所が一〜五月に建造した船舶数は合計三九隻だったと発表した。
シノトランスと中国南方航空戦略提携協定を締結 ■６・ 29 　中国外運長航集団（シノトランス）と中国南方航空は、戦略提携協定を結んだと発表した。
　両社は旅客輸送、貨物輸送、金融、ＩＴ、貿易、メディアなどの分野で全面的に提携する。
さらに両社の傘下企業一〇〇〇社も含めた協力関係を構築し、経営資源を共有していくという。
寧波舟山港新石炭埠頭の設計案が認められる ■６・ 30 　寧波舟山港は、穿山港区で計画している新石炭埠頭「中宅石炭埠頭」の設計案が関係部門の審査を通過したと発表した。
　同港は全長五二〇メートル、年間石炭積み降ろし能力九〇〇万トンの一五万トン級バース、および全長三五二メートル、年間石炭積み降ろし能力四三〇万トンの五万トン級バースを建設する計画。
換算レート：1元＝13円、1ユーロ＝ 110円