2010年11月号
特集
特集
第2部 使える物流実務資格21全データ
NOVEMBER 2010 16
■概要
グリーンロジスティクス管理士
■運営団体 日本ロジスティクスシステム協会(JILS)
ロジスティクスの視点から、環境負荷の現状を定量的に把握し、
その低減のための循環型システムを計画立案、推進、評価を実
践できる能力を証明する資格。
対象は製造業、流通業、物流業 のロジスティクス部門や環境部門のリーダー層 ■受講資格 グリーンロジスティクスチェックリストを事前に記入し、事務局へ提 出すること ■受講日程 7月〜翌年1月 東京 ■取得費用 受講料としてJILS会員24万7800円、非会員29万4000円。
物流技術管理士補、国際物流管理士、グリーン物流基礎コース 修了のいずれかの資格を有し、かつJILS 会員の場合は21 万 1050 円、非会員は25 万7250 円 ■難易度 JILSの資格の中では費用的な負担は比較的少ないが、やはり 11日の講義に出席し、修了要件を満たすのは容易ではない。
勤 務先の支援が不可欠となる ■取得方法 ■受講地 約7カ月に及ぶ講座(5単元・受講日数11日間)を修了し、論文・ 面接試験等で規程の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 全日程(11日)のうち7日以上出席すること。
また所定の講座を 欠席しないことや自社の取り組みに関する計画立案のレポート提 出などが修了要件として課される。
修了者は単元別の客観試験 の結果が5 点満点中3 点以上、総合試験が20 点満点中12 点 以上などの条件をクリアすれば合格となる ■前回受講者数(合格者数) 13 人(12 人) ■累計合格者数 123 人 http://www.logistics.or.jp/education/seminar/lecture.html#glexpt マネジメント関連 使える物流実務資格21全データ ロジスティクス管理や物流実務を対象にした資格が増えい る。
海外の有力資格を日本で取得する道も開けてきた。
それ にチャレンジすることでスキルアップや専門技能の証明だけで なく、ロジスティクスを自分のキャリアに選んだ同志たちとの 人的ネットワークを手に入れることができる。
● 運行管理者(貨物) 26 ● グリーンロジスティクス管理士 16 ● 国際複合輸送士 24 ● 国際物流管理士 24 ● 通関士 25 ● ビジネスキャリア検定 ロジスティクス・オペレーション 17 ● ビジネスキャリア検定 ロジスティクス管理 17 ● 物流環境管理士 18 ● 物流技術管理士 18 ● 物流経営士 27 ● 物流現場改善士 22 《INDEX》 ● 貿易実務検定 25 ● 包装管理士 23 ● ロジスティクス経営士 19 ● ロジスティクスMH管理士 23 ● 3PL管理士 27 ● CPIM 20 ● CPL 21 ● CPSM 21 ● IATA / FIATA ディプロマ 26 ● SCOR アドバイザー 22 特 集 物流の資格と学校 17 NOVEMBER 2010 マネジメント関連/オペレーション関連 ビジネス・キャリア検定 ロジスティクス管理/ロジスティクス・オペレーション ロジスティクスに関する知識を体系的に理解していることを証明 する ロジスティクス管理3 級・2 級ロジスティクス・オペレーション3 級・2 級 ■概要 3 級:1,029 人(合格率56%)、2 級:572 人(同26%) ※09 年度後期 ■前回受験者数(合格基準) 3級は標準テキストと過去問題(ホームページに掲載されてい る)による独学で十分合格レベルに達することができる。
2 級は 難易度が上がるので、認定講座を受講するのが望ましい。
な お、全国各地で受験可能なため、地方の人でも挑戦しやすい ■難易度 ■累計合格者数 3 級:1,776 人、2 級:310 人 庫内オペレーションを遂行するために必要な知識を備えているこ とを証明する ■概要 3級:655人(57%)、2級:346人(25%) ※09年度後期 ■前回受験者数(合格基準) 試験範囲が包装や保管、荷役だけでなく国際輸送や保険など の分野まで及ぶため、現場経験だけで合格するのは難しい。
標準テキストや過去問題による準備は必須。
特に2 級合格の ためには認定講座の利用が望ましい。
なお、全国各地で受験 可能なため、地方の人でも挑戦しやすい ■難易度 ■累計合格者数 3 級:2284 人、2 級:728 人 受験料は3 級が5,500 円、2 級が6,800 円。
標準テキストは2 級が2,073 円、3 級が3,045 円。
複数の団体で JAVADA 認定の講座が開講されており、受講する場合は別途料金が発生する。
受講料は概ね10 万円弱〜10 数 万円前後 ■取得方法 筆記試験に合格すること。
出題形式は多肢選択問題40 問、試験時間は110 分 ■合格基準 得点率概ね60%以上 ■受験資格 受験制限なし ■試験日程 3 級:年度前期(10 年度は10月)と後期(同2月)の年2 回、2 級:後期(同2月)のみの年1 回 ■受験地 原則として全国47 都道府県 ■取得費用 (3級・2級) ■運営団体 中央職業能力開発協会(JAVADA) http://www.bc.javada.or.jp/ 「ロジスティクス・オペレーション2級」 と「ロジスティクス管理2級」を昨年四 月に取得しました。
3級は新入社員や新 任者などが主な対象で、内容も基礎的な 部分に重点が置かれている。
仮にもロジ スティクスの実務に一〇年携わっている 自分が3級じゃマズイかなと思い、2級 にチャレンジすることに。
物流業務に従事する人間は「ロジスティ クス・オペレーション」を受験するのが 普通なのでしょうが、私はロジスティク ス管理も同時に受験しました。
我々のク ライアントである荷主がロジスティクスを どのように捉え、どのように管理したい と考えているのかを知りたかったからで す。
?荷主の視点?でロジスティクスを考 えることができれば、荷主が抱えている 悩みやニーズもわかるようになる。
そう すれば物流サービスのプロバイダーとし て、それに合った提案も可能になると考 えたのです。
本格的に勉強を開始したのは試験日の 二、三カ月前から。
約一時間半の通勤電 車内でテキ ストを読み 込んで知識 を詰め込み、 過去問を解 くというの が基本スタ イルです。
勉強してみて気が付いたので すが、想像よりもはるかに難易度が高かっ た。
正直、勉強する前はある程度経験も あるし、それだけでそこそこやれるだろ うと高を括っていました。
ところがロジ スティクス管理はもちろん、本業の内容 であるはずのロジスティクス・オペレー ションでさえ、今まで触れたことのない 分野や知らなかったことが少なくなかっ た。
どんなに経験があっても、テキスト の熟読は必要だと思います。
反面、これは2級に関してですが、知 識の詰め込みだけでも合格は難しい試験 だと思います。
過去問を解いてみると、「こ れは実務経験が無いと答えられないだろ うな」という問題が多い。
経験がある分 野の問題は自信を持って答えられるので すが、経験が無いとテキストを読んでも なぜ答えがそうなるのかなかなか理解で きないということがあるのです。
幸い、私は二つとも取得することがで きましたが、大切なのは資格そのものよ りも、そこに至るまでのプロセス。
もち ろん結果として物流業界唯一の公的資格 を取得できたのは非常に嬉しいことです が、何より体系的な学習をすることによっ て、これまでの経験に基づく知識を整理 することができたし、新たな知識や視点 も得ることができました。
今後はこれを 業務に活かしていければと思っています。
「経験だけでも知識の詰め込みだけでも受からない」 ヤマトロジスティクス 大下剛 生産性向上推進課課長 取得者の声 NOVEMBER 2010 18 マネジメント関連 マネジメント関連 ■概要 物流環境管理士 ■運営団体 物流における地球温暖化・大気汚染防止、廃棄物の取り扱い 等のテーマについて、グループ演習を織り込みながら、環境負荷 の軽減とコストの抑制を両立できる専門知識と管理技術を実際の 事例を中心に開設・指導し、認定する。
04 年にスタートした ■受講日程 9月〜12月 東京 ■取得費用 物流連会員16 万8000 円(資料・テキスト代含む)、 会員外27 万3000 円(同) ■難易度 試験自体の難易度はそれほど高くはないようだ。
それよりも、平日 に開催される延べ10日間の講座に出席しなければならないことが ハードルとなる ■受験地 ■取得方法 延べ10日間、全7 単元の講座の全単位修了者に「修了証」を 交付。
所定の試験に合格(「物流環境管理士専門委員会」が認 定)した者に対し、資格を授与する ■合格基準 講座への出席、演習課題を行うこと、試験に合格すること ■前回合格者数 29 人 ※09 年度 日本物流団体連合会(物流連) ■累計合格者数 245 人 http://www.butsuryu.or.jp/3pl/skdl22.html ■概要 物流技術管理士 ■運営団体 日本ロジスティクスシステム協会(JILS) 物流管理のスペシャリストに必要な知識や管理技法を身につけて いることを証明する資格。
対象は物流関連部門の中堅管理者な ど。
累計で7600 人以上が取得している物流業界のスタンダード な資格 ■受講資格 ?物流に関する基本的な用語を理解している者(物流実務経験2 年程度) または ?「物流技術管理士補」の有資格者 ■受講日程 東京・大阪・名古屋で随時開催。
直近大阪の場合10月〜翌年3月 ■取得費用 受講料としてJILS会員47万2500円、非会員57万7500円。
物流技術管理士補、国際物流管理士、グリーンロジスティクス 管理士のいずれかの資格を有し、かつJILS 会員の場合は42 万 円、非会員は52 万5000 円 ■難易度 合格率は高いが、通常業務と並行して受講し続けるのはそう甘く ない。
筆記試験対策や論文作成にも労力はかかる。
取得するに は高いモチベーションが必要になる ■受講地 東京、大阪、名古屋 ■取得方法 約7カ月に及ぶ講座(12単元・受講日数21日間)を修了し、論文・ 面接試験等で規程の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 ?21日間の講座中、16日以上出席すること。
また、所定の単 元を欠席していないこと ?前・後期2 回分の受講レポートを提出していること ?客観試験(前・後期に筆記試験を2回実施)、論文試験、面 接試験の全てを受験し、それぞれの試験の得点が満点の6 割 以上であり、かつ、すべての試験の合計点から欠席点と受講 レポート遅延の減点を引いた総合点が60 点以上であること ■前回受講者数 53 人(うち合格者数58 人・再受験者5 人含む) ■累計合格者数 7604 人 http://www.logistics.or.jp/education/seminar/lecture.html#clm 特 集 物流の資格と学校 19 NOVEMBER 2010 ■運営団体 日本ロジスティクスシステム協会(JILS) ■概要 ロジスティクス経営士 ロジスティクスを経営トップの視点から企画・立案するための能力 を有することを証明する資格。
企業の経営幹部および幹部候補 生などが主な対象。
JILSが運営する資格の中で最上位に君臨す る業界きってのエリート資格 ■累計合格者数 184 人 ■受験資格 ■前回受験者数 31 人(うち合格者26 人) 以下の要件のどちらかに当てはまる者 ?ロジスティクス関連の実務経験が5年程度ある部長職クラス、 部長職候補ならびに幹部候補 ?物流技術管理士、または国際物流管理士の資格取得後、実 務を3年以上経験した者 ■試験日程 10月〜翌年3月 ■取得費用 受講料としてJILS 会員42 万円、非会員52 万5000 円。
物流 技術管理士、国際物流管理士、グリーンロジスティクス管理士 のいずれかの資格を有し、かつJILS会員の場合は36万7500円、 非会員は47 万2500 円 取得費用、所要時間、試験自体の内容、いずれも難易度はトッ プレベル。
取得するためには並々ならぬ努力が必要 ■難易度 ■受験地 東京 ■取得方法 約6カ月に及ぶ講座(8単元・受講日数14日間)を修了し、論文・ 面接試験で規程の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 講座修了要件として ?全日程のうち60%以上出席すること ?グループ・ミーティング(第1単元、第7単元)、および第8単元「ロ ジスティクスの戦略立案」のすべてに出席すること 修了者は論文試験と面接試験を受験し、その合計点が80 点 (100 点満点中)以上であれば合格。
配点内訳は論文試験40 点/面接試験60 点 http://www.logistics.or.jp/education/seminar/lecture.html#clo 二年前に第七期ロジスティクス経営士資格認 定講座を受講し、資格を取得しました。
資生堂 には「エコール資生堂」という企業内大学があっ て、社内研修が整備されているほか資格の取得 なども推奨されている。
その制度を利用して受 講を希望しました。
受講を希望した理由は、「ロジスティクスと経 営」について体系的に学びたいと思ったからです。
以前から、ロジスティクス改革が企業の財務諸表 の改善に直結するという事実には着目していま したが、そういったことを具体的に学べる機会 はなかなかありませんでした。
ロジスティクス経 営士講座のカリキュラムは、経営の視点からロジ スティクスを考えられるよう綿密に組まれていま す。
この講座には自分が求めているものがある。
受講すれば必ず大きなプラスになると思いました。
また、同じ問題意識や悩みを抱える他の受講生 との交流や、普段は聴けない他社の事例にも触 れることができるのではという期待もありました。
講座の内容は非常にハイレベルで、緊張感の あるものです。
講師陣も決して甘くない。
開講 してまず始めに、所属する会社の経営上の課題 を聞かれるのですが、それに答えることができ なかったり中途半端な答え方をするとクソミソに 言われてしまう。
「ロジスティクス経営士の資格 を取りに来ているのに、自分の会社の経営上の 課題も挙げられないのは最悪だ」と。
幸い私は その難は逃れましたが、生半可な気持ちでは付 いていくことすら難しいのは確かです。
講座は平日のコアタイムに行われるので、時 間のやり繰りに も苦労しました。
もちろん職場の 協力は得ていま したが、受講を 理由に仕事に穴 を空けたり、他 の社員に迷惑をかけることは許されない。
通常 より一時間半ほど早く出勤して仕事をしたり、 部下に任せられる仕事は任せるなど、とにかく 短い時間で仕事を終わらせる工夫をしました。
内容的にも時間的にも決して甘くないですが、 意欲的に取り組めばこれほどためになる資格講 座もありません。
座学による知識や理論の習得 だけでなく、グループワークでは他の受講者と共 に議論を重ねながら一つの提案書を作り上げて いく。
様々な業種、様々な経験を持つ人が集まっ ているので、そういった人たちとの意見交換は とても刺激になります。
講師も厳しいばかりで なく、疑問に思っていることや自分の考えをぶ つければ真摯に対応してくれます。
その分野で は有名な方々と、じっくり話ができる機会があ るというのはこの講座の大きな魅力です。
資格取得後にはロジスティクス経営士会に入会 するのですが、総会や同期生との会合が定期的 に開催され、非常に有効な情報交換の場になっ ています。
特に苦楽を共にした同期の受講生と は今でも仲が良く、業務上の相談なども気軽に 出来る間柄です。
私はこの講座で知り合った仲 間とのネットワークが一番の財産だと思っています。
「受講仲間とのネットワークが財産に」 資生堂 神谷学 ロジスティクス部物流推進室室長 取得者の声 マネジメント関連 NOVEMBER 2010 20 http://www.jpc-net.jp/gmc/index.html ■運営団体 日本では日本生産性本部(JPC) グローバル・マネジメント・センター ■概要 CPIM 米国の非営利団体、APICSが主催。
生産・在庫管理を中心と したSCMに関するグローバル・スタンダードの知識を保有している ことを認定する。
試験は世界各地で実施されており、日本では今 年12月、初めて試験が行われる。
主に?需要予測、生産計画、 在庫管理、S&OP(Sales & Operations Planning)、?複数部 門間にわたる生産・在庫の統合的管理、?海外との購買・調達 マネジメントや統合化、?受発注システムやERPのシステム構築と その支援、などの担当者が対象だ。
CPIM 保有者のための上級 資格「CSCP(Certified Supply Chain Professional)もある APICS 会員は1 科目230ドル、一般は同300ドル。
自習用教 材はインターネットを通じてAPICSから購入できる。
オンラインによ る学習コースもあり、一科目の受講料はAPICS 会員450ドル、 一般580ドル。
5 科目一括の受講料は会員1995ドル、一般 2645ドル。
また日本生産性本部が「サプライチェーン管理の基礎」の科目の 受験対策講座を11月に実施予定。
受講料は賛助会員4 万円、 一般5 万円(いずれも初回特別価格) 英語力が必須な上に専門知識も必要。
教材は現段階では英語 のものしかないが、日本語版の出版も検討されているようだ ■取得方法 筆記試験に合格すること。
試験は英語でマークシート方式。
科目は、 ?Basics of Supply Chain Management( サプライチェーン管 理の基礎) ?Master Planning of Resources( 資源のマスター計画策定) ?Detailed Scheduling and Planning( スケジュールと生産計 画の詳細設計) ?Execution and Control of Operations(実行と運営コント ロール) ?Strategic Management of Resources( 資源の戦略的管 理) の5科目。
試験時間はそれぞれ3時間。
1科目ずつ受験していき、 5 科目すべての試験にパスすれば認定される ■合格基準 公表していない ■前回受験者数(合格基準) ─ ■累計合格者数 世界で約9 万人 ■受験資格 特になし ■試験日程 12月、3月、6月の年3 回を予定 ■受験地 東京 ■取得費用 ■難易度 (Certified in Production and Inventory Management) (Advancing Productivity,Innovation,and Competitive Success) SCMの国際資格が日本に上陸 C P I M( Certified in Production and Inventory Management)は、全世界での 取得者数が約九万人に上る国際 資格だ。
にも拘わらず、日本で は外資系の大手企業や一部のシ ンクタンク、コンサルティング 会社などで取得が奨励されてい る程度で知名度は低かった。
し かし今年から国内でも試験が実 施されることになり、普及に弾 みがつきそうだ。
A P I C S( Advancing Productivity,Innovation,and Competitive Success) は一九 五七年に設立。
主に生産管理技 術の教育を専門とし、七三年に CPIMを開始した。
CPIM は今では米国から欧州のグロー バル企業を中心に広がっており、 SCMマネージャーに必要な資 格として取得を推奨したり、取 得者であることをマネージャー を新規採用する際の条件とする 企業も多いという。
欧米企業のアジア展開に伴い、 アジアでの受験者も増加してい る。
中国、韓国、マレーシア、 インドの取得者数は五〇〇〇人 以上に達している。
中国では中 国語の教材も出版されていると いう。
このほか、台湾、シンガポー ル、タイなどでも受験でき、ア ジアの主要国の中で試験が実施 されていないのは日本だけといっ ていい状態だった。
ようやく国内で試験を受けら れるようになったとはいえ、試 験問題は世界共通で使用言語 は英語。
日常的に英語を業務で 使っていない受験者には、ここ がまず第一の壁として立ちふさ がる。
英語力がなければ問題文 の読解だけで多くの時間が取ら れる上、引っかけ問題に簡単に だまされてしまう。
APICSは合格に必要な 得点率を公表していないが、九 〇% 程度は必要と言われてい る。
出題内容は調達などのマネ ジメント業務に携わる人にとっ てはそれほど難しくはないと いう。
試験問題の二〜四割は S&OP(Sales & Operations Planning)と財務関係の問題が 占めるため、この二つの学習が ポイントになるようだ。
マネジメント関連 2010年度 新設 特 集 物流の資格と学校 21 NOVEMBER 2010 ■概要 CPL(Certified Professional Logistician) ■運営団体 産、官、学のロジスティクス担当者を対象に高度な専門性を問い、 ロジスティクスのプロとして認定する。
1972 年創設。
初級コース としてDL(Demonstrated Logistician)、DSL(Demonstrated Senior Logistician)、DML(Demonstrated Master Logistician)、 中級コースとしてCML(Certified Master Logistician)もある ■受験資格 ロジスティクスの教育経験または実務経験が必要。
経験年数とし て基本的には9 年間が要求されるが、受験生の学位が学士の場 合は5 年、修士は4 年、博士は3 年に短縮される ■試験日程 5月と11月の年2回 米国など SOLE(The International Society of Logistics) ■取得費用 SOLE 会員は225ドル、非会員は375ドル ■難易度 SOLEは「筆記試験自体はロジスティクス修士レベル」としている が、実務経験が必要な上、高度な専門知識を問う筆記試験を4 つも受けなければならず、難易度は極めて高い ■受験地 ■取得方法 筆記試験に合格すること。
筆記試験は多肢選択問題で ?システムマネジメント ?システム設計と開発 ?調達と製造支援 ?流通と顧客支援 の4 科目すべてに合格しなければならない(ただし3 科目合格した 場合は、残り1 科目のみの再試験を受けることができる)。
試験 時間は各2 時間、計8 時間。
1日で行われる http://www.sole.org/certrec.asp ■概要 CPSM(Certified Professional in Supply Management) ■運営団体 日本サプライマネジメント協会(ISM) 『購買・調達のエキスパート』であることを証明する資格。
アメリカ 発祥の購買の職業資格「C.P.M(. Certified Purchasing Manager)」 が前身で、北米やヨーロッパでの認知度は高い。
基本的な購買・ 調達のプロセスに加え、サプライチェーンマネジメント、戦略的調 達経営、ロジスティクス、CSR(社会的責任)経営、企業倫理、 SOX(企業改革)法、BCP(事業継続計画)さらには、プロジェ クトマネジメントなど、国際化を目指す企業の購買・調達担当者、 バイヤーには欠かすことのできない知識体系が含まれている ■受験資格 4年制大学卒以上であること、3年以上の購買実務経験(助手・ 補助業務を除く)を有することなどが求められる ■試験日程 米ISMへ願書提出後、各自で試験言語・日時・場所を試験会 社(Pearson VUE)とWEB 上または電話で決める 東京、名古屋、福岡 ■取得費用 ISM会員:受験料180ドル(1 科目)、資格認定料90ドル 非会員:受験料265ドル(1 科目)、資格認定料150ドル ■難易度 北米や欧州では権威ある資格として知られるだけに、難易度は高 い。
知識だけでなく、実地経験がなければ答えることが出来ない 問題も多い。
ISMが開設しているセミナーなどに参加するなどの 対策が必要 ■受験地 ■取得方法 3 科目(基礎・戦略・経営)の試験すべてに合格し、資格申請を して認定を受けること。
資格の有効期間は3 年。
更新するには取 得後3 年間に60CEH(Continuing Education Hours)を取得 し、申請する必要がある。
CEHとは、継続学習時間のことで、 ISM主催の各種会議(CAPS円卓会議、購買セミナー、講演会)、 継続教育セミナーや研究会に参加することで、内容に応じたポイ ントが付与される。
これらの会議に参加できない場合、CPSM 資 格試験に再受験し、合格することでも60CEH 獲得でき、資格 更新が可能 ■合格基準 すべてコンピュータ式、マークシート選択方式(4 択問題)で、3 科目構成。
各科目70%以上の正解で合格となる。
試験は日本 語、英語のいずれかで受ける ■前回受験者数(合格率) セミナー受講者の場合、ほぼ100%が合格する ■累計合格者数 世界で約3000 人(日本では20〜30 人) http://www.ismjapan.org/aboutcpsm/index.html マネジメント関連 マネジメント関連 NOVEMBER 2010 22 ■概要 SCORアドバイザー ■運営団体 サプライチェーンカウンシル(SCC)日本支部 SCCは世界8カ所に支部を持ち、約600 団体が加盟するSCM の研究団体。
SCCが開発したSCMのビジネスプロセスを標準化 するためのツール、「SCOR(Supply-Chain Operations Reference Model)」普及のために準インストラクター的な役割を担う者を認定 する。
日本支部が03 年に試行的プログラムとして開始したが、 04 年からSCCの公式制度としてグローバルレベルで展開されて いる。
資格の有効期間は5 年間。
更新に当たっては、SCCの ワーキンググループ等への参加等が要件となる ■受験資格 以下のすべての条件を満たしていること ?SCC日本支部会員の企業または団体の構成員であること ?SCORを活用したSCM活動の実務経験を1年以上有すること ?SCORワークショップの受講経験を有すること ?SCORワーキンググループの活動経験、または同等の活動経 験を有する こと ?SCCのボートメンバー、公認インストラクター、ワーキンググルー プリーダーのいずれかの推薦を受けること ?SCORアドバイザーの申請書の記入・提出を行うこと ■試験日程 随時申請を受け付けている ■取得費用 審査自体は無料 ■難易度 試験こそないものの、受験資格をすべて満たしている必要があり、 誰でも挑戦できるというものではない ■受験地 日本 ■取得方法 「SCORアドバイザー認定申請書」と「SCM活動内容」を記入し、 SCC日本支部に提出。
SCOR 公認インストラクターと担当ボード メンバーが審査し、認定会議で過半数の賛成を得ることで認定さ れる ■合格基準 筆記試験はなく、SCCでの活動状況やSCMに関する実績が問 われる。
例えば社内でのSCM 関連プロジェクトの経験、コンサル タントであれば関連のコンサルティング経験、ITベンダーでは関連 システムの開発経験など ■前回受験者数(合格率) 1 人(100%) ■累計合格者数 63 人 http://www.supply-chain.gr.jp/ ■概要 物流現場改善士 ■運営団体 日本ロジスティクスシステム協会(JILS) 現状把握、改善企画、改善実行、評価・定着の4つの力をベー スとする「改善実践力」を習得し、物流現場の問題把握から、改 善の企画・実行、成果の評価・定着までを、データを活用して 実践する、物流現場改善リーダーを育成することを目的に今年、 新設された。
カリキュラムは物流技術管理士よりもさらに実際のオ ペレーションに軸足を置いた内容になっている。
11月に開講する 予定 ■受講資格 荷主企業、物流企業(運送事業者・倉庫業者等)の物流現場 のリーダーとリーダー候補で、物流に関する基本的な用語を理解 している者 JILSが運営する資格の物流技術管理士よりも、さらに現場オペ レーションの色合いを濃くしたイメージ。
そのため、カリキュラムに ついていって資格を取得するには、一定の現場経験が無いと難し い ■受講日程 11月〜翌年3月 ■取得費用 受講料としてJILS 会員19 万9500 円、非会員30 万4500円 ■難易度 ■受講地 ■取得方法 東京 約5カ月に及ぶ講座(5 単元・受講日数9日間)を修了し、所定 の試験に合格すること ■合格基準 ?4つのレポート試験のすべてを受験し、試験の合計点から欠席・ 遅延点の減点をした総合点が60 点以上であること ?講座に6日以上出席し、所定の講座に必ず出席すること ■前回受講者数 ─ ■累計合格者数 ─ http://www.logistics.or.jp/education/seminar/lecture.html#kaizen マネジメント関連 オペレーション関連 年度 2010新設 特 集 物流の資格と学校 23 NOVEMBER 2010 ■概要 包装管理士 ■運営団体 包装に関するあらゆる知識を広く学ぶための資格講座。
「生活者 梱包コース」と「輸送包装コース」のいずれかを選択する。
生活者 包装コースでは食品包装や医薬品包装、パッケージデザインなど を専攻し、輸送包装コースでは段ボール包装や木箱包装を専攻 することになる ■受講資格 ?高校以上の基礎学力を有する22 歳以上の者 ?包装関連業務に4 年以上の経験と所属事務所(代表者または 上司)の推薦がある者 (但し、研修委員会が特に認めた場合はこの限りではない) ■受講日程 6月〜9月 東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、札幌 ■取得費用 日本包装技術管理協会会員30 万300 円、 会員外49 万3500 円 ■難易度 本業との兼ね合いは大変だが、講義を受けていれば十分に合格 レベルに達することができる ■受講地 ■取得方法 約3カ月に及ぶ講座(受講日数13日間)を修了し、論文・面接 試験等で規程の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 非公表 日本包装技術協会 ■前回受講者数(合格率) 396 人(85%) ■累計合格者数 1 万624 人 http://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/0301/2010/0602.html ■概要 ロジスティクス・MH管理士 ■運営団体 物流センターの効率化を提案・実施するための資格。
講座では 物流センターの現場改善方法やセンターの要となる品揃えと輸配 送についての基礎知識などを学ぶ。
主な受講者は3PL 業務の担 当者のほか、荷主の物流部門担当者、物流システムの企画・ 立案者など ■受講資格 ?物流基礎学力を有する者で、物流関連業務に2 年以上の実 務経験を有する者 または ?MH 協会が特に認めた者 ■受講日程 10月〜12月 東京 ■取得費用 日本MH協会、日本包装技術協会の会員は16 万8000 円。
会員以外の場合は事務局に問い合わせ ■難易度 筆記試験は行われず、規程回数以上出席すれば合格となるため、 資格取得自体のハードルは比較的低い ■取得方法 ■受講地 2カ月にわたる講座(受講日数10日間)を修了すること。
筆記試 験は行われないが、ケーススタディの改善提案が求められる ■合格基準 以下の2 点を満たすこと ?全日程の3 分の2(6日間)以上の出席 ?ケーススタディ全日程への出席 ■前回受講者数(合格率) 17 人(100%) 日本マテリアル・ハンドリング(MH)協会 ■累計合格者数 約500 人 http://www.jmhs.gr.jp/Service/JMHS_TMLect.htm オペレーション関連 オペレーション関連 NOVEMBER 2010 24 ■概要 国際複合輸送士 ■運営団体 主に海上輸送を使った国際複合輸送(一貫輸送)サービスの専 門的な知識・ノウハウを認定する。
85 年に開講した。
国際複合 輸送関連業務で3 年以上の経験を持ち、国際複合輸送の専門 技術者を目指す人または国際複合輸送担当の中堅管理者が対 象。
このほか荷主の国際物流管理スタッフ等、国際複合輸送の 専門知識を体系的に学びたい人の受講も受け付けている ■受講資格 特になし ■受講日程 東京:例年10〜11月 神戸または名古屋:例年2〜3月 東京(毎年)、神戸(3 年に2 回)、名古屋(3 年に1 回) ■取得費用 会員は9 万4500 円(テキスト代含む)、 会員外は15 万7500 円(同) ■難易度 試験そのものはほとんどの受講者がパスするようだ。
ただし平日に 開催される延べ9〜10日間の認定講座の80%以上に出席しなけ ればならず、仕事との両立は負担が大きい。
周囲の理解と協力 が必要になる ■受講地 ■取得方法 延べ9〜10日間、約30 科目の認定講座を受講した上で、筆記 試験に合格すること ■合格基準 ?認定講座の80%以上に出席すること ?試験の得点率60%以上 ■前回合格者数 196 人 ※09 年度 日本インターナショナルフレイトフォワーダーズ協会(JIFFA) ■累計合格者数 3562 人 http://www.jiffa.or.jp/seminar/index.html ■概要 国際物流管理士 ■運営団体 国際物流に必要な専門知識と管理技法を備えたスペシャリストの 能力を証明。
グローバル展開する企業で、国際物流業務に携わ る中堅管理者および担当者向けの資格。
物流が国際化する流 れの中で、今後さらに注目される可能性も ■受講資格 国際物流関連業務に従事し2年程度の経験を有する者 ■受講日程 9月〜翌年3月 東京 ■取得費用 受講料としてJILS 会員42 万円、非会員52 万5000 円。
物流 技術管理士、物流技術管理士補、グリーンロジスティクス管理 士のいずれかの資格を有し、かつJILS 会員の場合は36 万 7500 円、非会員は47 万2500 円 ■難易度 平日に行われるカリキュラムに出席するだけでなく、複数回におよ ぶレポート提出や筆記試験などの対策も必要になる。
本格的な国 際物流業務の経験が無ければ、合格のハードルは高い ■受講地 ■取得方法 約7カ月に及ぶ講座(9単元・受講日数20日間)を修了し、論文・ 面接試験等で規程の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 ?講座に70%以上出席すること ?講座をとおして、単元欠席(ひとつの単元の講義を全日欠席する こと)がないこと ?客観試験およびレポート試験をすべて受験し、それぞれの得点 が70 点以上(100 点満点)であること ?レポート試験と客観試験の平均点(100 点満点)から、欠席点 を引いた得点が70 点以上であること。
なお、欠席点は1日に つき1点、半日につき0.5 点とする ■前回受講者数 29 人(うち合格者数32 人・再受験者7 人含む) 日本ロジスティクスシステム協会(JILS) ■累計合格者数 1298 人 http://www.logistics.or.jp/education/seminar/lecture.html#ilm 国際物流関連 国際物流関連 特 集 物流の資格と学校 25 NOVEMBER 2010 ■概要 通関士 ■運営団体 財務省 輸出入者に代わって通関手続を代理・代行するのに必要な資格。
通関士として働くことを目指す人のほか、通関知識を身に付け、 業務に生かす目的での受験者も多い ■受験資格 制限なし ■試験日程 毎年10月上旬 ■取得費用 受験手数料3000 円。
参考書と模擬試験での独学の費用は数 万円。
日本関税協会や資格スクールで多くの対策講座が開設さ れている。
日本関税協会の講座はスクール等に比べて安価。
通 信講座は3 科目コースで5 万4000 円から。
スクーリングも含めて も7 万5000 円で受講できる。
資格スクールの講座の費用は回 数等によって異なるが、10 数万円〜30 数万円。
このほか、業 界団体の日本通関業連合会が通関業者と関連業者の従業員を 対象に実施している研修コース(3 科目コースで4 万円)もある ■難易度 延べ400〜500 時間程度の勉強が必要といわれている。
合格 率は最低7.0%(06 年度)〜最高24.8%(05 年度)、平均 16.5%。
06 年度に出題形式が大幅に変更され、同年度と07 年度は合格率が低迷したが、08 年度は17.8%に回復した。
受 験生が新しい出題形式に慣れたのではないかといわれている。
と ころが09 年度は難易度が上がったようで、合格率は7.8%に落 ち込んだ ■受験地 全国13 都市 ■取得方法 筆記試験に合格すること。
試験科目は通関業法、関税法等、 通関実務の3 科目5 項目。
官庁や通関業者での実務経験者は 経験年数によって一部科目が免除される。
合格しても通関士とし て業務を行うには通関業者(多くは倉庫会社やフォワーダー、港 運会社などが兼業)に勤務し、管轄税関長の「確認」を受けなけ ればならない ■合格基準 各項目で概ね60%以上の得点率が必要 3 万8987 人(16.5%) ■前回受験者数(合格率) 1 万367 人(7.8%) ※09 年度 ■累計合格者数(平均合格率) http://www.customs.go.jp/tsukanshi/index.htm ■概要 貿易実務検定C級・B級・準A級・A級 ■運営団体 日本貿易実務検定協会 貿易実務の能力・知識を客観的に測る。
98 年にスタートした。
難易度の低い順にC 級、B 級、準A 級、A 級に分かれる ■受験資格 制限なし ■試験日程 C 級:3月、7月、10月、12月 B 級・準A 級:3月、7月、12月 A 級:3月のみ 東京、横浜、埼玉、千葉、名古屋、大阪、広島、福岡、沖 縄など ■取得費用 受験料はC 級5800 円、B 級6900 円、準A 級8500 円、A 級1 万2000 円で併願割引もある。
協会のオフィシャルテキストによる独学の場合、費用は1 万円程 度。
そのほか、市販の参考書も多く出版されている。
協会が実施する対策講座はおおよそ5 万円前後〜10 万円弱(直 前対策講座など1日のみの講座を除く)、大学の公開講座や資 格スクールでは数万円〜5 万円前後 ■難易度 実務経験者であれば、C 級、B 級までは独学で合格可能。
しか し準A 級、A 級は対策講座を利用するのが効率的なようだ ■受験地 ■取得方法 筆記試験に合格すること ■合格基準 C 級:得点率約80%が基準 B 級:得点率約70%が基準 準A 級・A 級:受験者数と成績などにより、毎回基準点が異な る ■前回受験者数(合格率) C 級:1916 人(49.1%) B 級:670 人(33.2%) 準A 級:122 人(31.2%) A 級:36 人(8.3%) ■累計合格者数(平均合格率) C 級:3 万1684 人(52.1%) B 級:8602 人(38.5%) 準A 級:706 人(32.6%) A級:41 人(7.3%) http://www.boujitsu.com/ 国際物流関連 国際物流関連 NOVEMBER 2010 26 ■概要 IATA / FIATAディプロマ ■運営団体 日本では航空貨物運送協会(JAFA) 世界中の航空会社が加盟するIATA(国際航空運送協会)とフォ ワーダーが加盟するFIATA(国際貨物輸送業者協会連合会)が 共催し、世界80カ国で実施されている。
77 年に開始。
国際航 空貨物輸送業務に関する知識、技能を世界共通のテキストと試 験で認定する。
対象者は主にフォワーダーやIATA 公認貨物代理 店での業務従事者など。
基礎コース、上級コース、危険物コー スの3コースがあり、どのコースからでも受験できる ■受験資格 特になし。
ただし受験登録の前に「受講登録」が必要で、受講登 録をするとIATA / FIATAのテキストが送られてくる。
以後の18 カ月間に3 回実施される試験のうち、基礎コースと上級コースは2 回まで、危険物コースでは12カ月間に実施される数回の認定試 験および2日半の講習と認定試験がセットになった「危険物セミ ナー」のうち2 回まで受験可能 ■試験日程 基礎・上級コース:4月と10月 危険物コース:4月、6月、10月の試験のほか、2月に危険物 セミナーがある ■取得費用 基礎コース:JAFA 会員4 万4000 円(非会員5 万3000 円) 上級コース:会員4 万円(非会員5 万円) 危険物コース:会員4 万円(非会員5 万円) 危険物資格更新コース:会員3万5000円(非会員4万5000円) ■難易度 テキスト、試験ともに英語が基本。
加えて幅広い知識が必要で、 テキストと日本語の副読本(基礎、危険物コースのみ)で100〜 200 時間かけて学習することが推奨されている。
受講登録者は無 料の事前講習会に参加でき、学習の成果を確認できる。
このほ か、JAFAとは関係ないが、対策講座もある ■受験地 3〜7 都市 ■取得方法 筆記試験に合格すること。
危険物コースは2 年に1 度の更新が 義務付けられている ■合格基準 基礎コース・上級コースの試験は2 部に分かれ、各部の得点率 60%以上、危険物コースは得点率80%以上 ■前回受験者数(合格率) 基礎コース:572 人(59.3%)/上級コース:228(50.0%人) /危険物コース:131 人(52.7%) ※すべて日本のみ、10 年4月実施試験 ■累計合格者数 日本では約2万7500人(基礎コース、上級コース、危険物コース合計) http://www.jafa.or.jp/cmsd/diplomalist.php ■概要 運行管理者(貨物) ■運営団体 運行管理者試験センター 事業用自動車の安全運行の管理者になるための国家資格。
一定規模 以上の営業所ごとに、一定の人数以上の運行管理者を置くことが義 務付けられている。
旅客と貨物の2種類があり、ここでは貨物を紹介 ■受験資格 ?事業用自動車の運行管理に関して1 年以上の実務経験を有 すること または ?自動車事故対策機構が実施している「基礎講習」を修了してい ること ■試験日程 例年3月と8月の年2 回 ■取得費用 受験手数料6000 円、受験申請書1000 円の計7000 円。
基礎講習(16 時間・3日間)の受講料は8500 円。
このほか、資格スクール等の対策講座もあり、受講料は1 万円 程度。
参考書も出版されている ■難易度 合格率は08 年度を除けば40〜50%(通年)で推移している。
な お、10 年度から出題方法が変更された。
これまで4つの選択肢 から1つを選ぶ方法だったが、一部の問題では多くの選択肢から 2つ以上を選ぶ方法や、数値を選択してマークする方法等でも出 題されるようになった。
そのためか10 年度第1 回試験の合格率 は前回(09 年度第2 回)の53.5%から40.4%に低下している ■受験地 全国47 都道府県で実施 ■取得方法 筆記試験に合格すること。
出題数は30 問で?貨物自動車運送 事業法、?道路運送車両法、?道路交通法、?労働基準法、? その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識および 能力、の5 分野から出題される。
実務経験が5 年以上あれば、その間に運行管理に関する講習を 5 回以上受講している等の要件を満たすことでも取得可能 ■合格基準 (1)原則として得点率60%以上 (2)?〜?の出題分野ごとに正解が1 問以上 (3)?については正解が2 問以上であること のすべてを満たすこと ※10 年度から(3)の要件で?の正答数が1 問以上から2問以上 に変更された ■前回受験者数(合格率) 2 万8268 人(40.4%) ※10 年度第1 回試験 ■累計合格者数 44 万1883 人 http://www.unkan.or.jp/ 物流事業関連 国際物流関連 特 集 物流の資格と学校 27 NOVEMBER 2010 ■概要 物流経営士 ■運営団体 トラック運送事業に関する知識および技能の向上を図るために創 設された資格。
物流企業の経営者や管理者クラスが対象 ■受講資格 ?都道府県トラック協会に加盟する会員企業に所属し、貨物自 動車運送事業および貨物運送取扱事業または物流部門に関 連する業務に2年程度の実務経験を有する者 または ?資格認定講座実施機関等が上記の条件に準ずると認めた者 ■受講日程 財団実施講座:10月〜翌年8月(授業時間合計145 時間)、 センター実施講座:4月〜翌年3月(講義日数年間20日間) 東京、愛知 ■取得費用 財団実施講座:東京都トラック協会会員35 万円、会員外40 万円 センター実施講座:45 万円(トラック協会の会員には全ト協から5 万円の助成金が支給される) ■難易度 試験自体はそれほど難しくないが、いずれの認定講座も長期にわ たるため、モチベーションを維持するための工夫や努力が必要 ■受講地 ■取得方法 東京都トラック運送事業人材養成等財団もしくは中部トラック総合 研修センターが実施する認定講座を受講・修了し、試験で規定 の点数を獲得する ■合格基準 講義日程の60% 以上に出席し、筆記試験や論文試験で一定の 点数を獲得すること ■前回受講者数(合格者数) 財団実施講座:27 人(26 人) センター実施講座:73 人(73 人) ■累計合格者数 約1100 人 全日本トラック協会(全ト協) http://www.jta.or.jp/shikaku/keieishi/keieishi.html ■概要 3PL管理士 ■運営団体 日本3PL 協会 今年から新設。
3PLに関する基本原理を理解し、顧客へ3PL 提案が出来るスペシャリストの育成を目的としている。
より実践的 なカリキュラムにするため、担当する講師陣に協会企業のリーダー 層を揃えていることが特徴。
10月7日に第1回目の講座が開講し、 約30 人が参加した。
テーマは「3PLと行政」で、受講者の評価 は上々だという ■受講資格 特に設けられていないが、実務担当者、実務管理者を対象とし ている ■受講日程 10月〜翌年3月 ■取得費用 受講料として3PL 協会会員35 万円、非会員45 万円 ■難易度 客観テストや面接試験が設けられているが、難易度や合格率は 今のところ明かされていない。
ただし、講義にしっかり付いていけ ば、合格はそう高いハードルではないだろう ■受講地 ■取得方法 東京 約6カ月に及ぶ講座(13単元・受講日数21日間)を修了し、論文・ 面接試験で規定の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 ?21日間の講座中、16日以上出席すること。
また、所定の単 元を欠席していないこと ?筆記試験や面接試験で一定の成績を残すこと ■前回受講者数 ─ ■累計合格者数 ─ http://www.3pljapan.com/ 物流事業関連 物流事業関連 年度 2010新設
対象は製造業、流通業、物流業 のロジスティクス部門や環境部門のリーダー層 ■受講資格 グリーンロジスティクスチェックリストを事前に記入し、事務局へ提 出すること ■受講日程 7月〜翌年1月 東京 ■取得費用 受講料としてJILS会員24万7800円、非会員29万4000円。
物流技術管理士補、国際物流管理士、グリーン物流基礎コース 修了のいずれかの資格を有し、かつJILS 会員の場合は21 万 1050 円、非会員は25 万7250 円 ■難易度 JILSの資格の中では費用的な負担は比較的少ないが、やはり 11日の講義に出席し、修了要件を満たすのは容易ではない。
勤 務先の支援が不可欠となる ■取得方法 ■受講地 約7カ月に及ぶ講座(5単元・受講日数11日間)を修了し、論文・ 面接試験等で規程の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 全日程(11日)のうち7日以上出席すること。
また所定の講座を 欠席しないことや自社の取り組みに関する計画立案のレポート提 出などが修了要件として課される。
修了者は単元別の客観試験 の結果が5 点満点中3 点以上、総合試験が20 点満点中12 点 以上などの条件をクリアすれば合格となる ■前回受講者数(合格者数) 13 人(12 人) ■累計合格者数 123 人 http://www.logistics.or.jp/education/seminar/lecture.html#glexpt マネジメント関連 使える物流実務資格21全データ ロジスティクス管理や物流実務を対象にした資格が増えい る。
海外の有力資格を日本で取得する道も開けてきた。
それ にチャレンジすることでスキルアップや専門技能の証明だけで なく、ロジスティクスを自分のキャリアに選んだ同志たちとの 人的ネットワークを手に入れることができる。
● 運行管理者(貨物) 26 ● グリーンロジスティクス管理士 16 ● 国際複合輸送士 24 ● 国際物流管理士 24 ● 通関士 25 ● ビジネスキャリア検定 ロジスティクス・オペレーション 17 ● ビジネスキャリア検定 ロジスティクス管理 17 ● 物流環境管理士 18 ● 物流技術管理士 18 ● 物流経営士 27 ● 物流現場改善士 22 《INDEX》 ● 貿易実務検定 25 ● 包装管理士 23 ● ロジスティクス経営士 19 ● ロジスティクスMH管理士 23 ● 3PL管理士 27 ● CPIM 20 ● CPL 21 ● CPSM 21 ● IATA / FIATA ディプロマ 26 ● SCOR アドバイザー 22 特 集 物流の資格と学校 17 NOVEMBER 2010 マネジメント関連/オペレーション関連 ビジネス・キャリア検定 ロジスティクス管理/ロジスティクス・オペレーション ロジスティクスに関する知識を体系的に理解していることを証明 する ロジスティクス管理3 級・2 級ロジスティクス・オペレーション3 級・2 級 ■概要 3 級:1,029 人(合格率56%)、2 級:572 人(同26%) ※09 年度後期 ■前回受験者数(合格基準) 3級は標準テキストと過去問題(ホームページに掲載されてい る)による独学で十分合格レベルに達することができる。
2 級は 難易度が上がるので、認定講座を受講するのが望ましい。
な お、全国各地で受験可能なため、地方の人でも挑戦しやすい ■難易度 ■累計合格者数 3 級:1,776 人、2 級:310 人 庫内オペレーションを遂行するために必要な知識を備えているこ とを証明する ■概要 3級:655人(57%)、2級:346人(25%) ※09年度後期 ■前回受験者数(合格基準) 試験範囲が包装や保管、荷役だけでなく国際輸送や保険など の分野まで及ぶため、現場経験だけで合格するのは難しい。
標準テキストや過去問題による準備は必須。
特に2 級合格の ためには認定講座の利用が望ましい。
なお、全国各地で受験 可能なため、地方の人でも挑戦しやすい ■難易度 ■累計合格者数 3 級:2284 人、2 級:728 人 受験料は3 級が5,500 円、2 級が6,800 円。
標準テキストは2 級が2,073 円、3 級が3,045 円。
複数の団体で JAVADA 認定の講座が開講されており、受講する場合は別途料金が発生する。
受講料は概ね10 万円弱〜10 数 万円前後 ■取得方法 筆記試験に合格すること。
出題形式は多肢選択問題40 問、試験時間は110 分 ■合格基準 得点率概ね60%以上 ■受験資格 受験制限なし ■試験日程 3 級:年度前期(10 年度は10月)と後期(同2月)の年2 回、2 級:後期(同2月)のみの年1 回 ■受験地 原則として全国47 都道府県 ■取得費用 (3級・2級) ■運営団体 中央職業能力開発協会(JAVADA) http://www.bc.javada.or.jp/ 「ロジスティクス・オペレーション2級」 と「ロジスティクス管理2級」を昨年四 月に取得しました。
3級は新入社員や新 任者などが主な対象で、内容も基礎的な 部分に重点が置かれている。
仮にもロジ スティクスの実務に一〇年携わっている 自分が3級じゃマズイかなと思い、2級 にチャレンジすることに。
物流業務に従事する人間は「ロジスティ クス・オペレーション」を受験するのが 普通なのでしょうが、私はロジスティク ス管理も同時に受験しました。
我々のク ライアントである荷主がロジスティクスを どのように捉え、どのように管理したい と考えているのかを知りたかったからで す。
?荷主の視点?でロジスティクスを考 えることができれば、荷主が抱えている 悩みやニーズもわかるようになる。
そう すれば物流サービスのプロバイダーとし て、それに合った提案も可能になると考 えたのです。
本格的に勉強を開始したのは試験日の 二、三カ月前から。
約一時間半の通勤電 車内でテキ ストを読み 込んで知識 を詰め込み、 過去問を解 くというの が基本スタ イルです。
勉強してみて気が付いたので すが、想像よりもはるかに難易度が高かっ た。
正直、勉強する前はある程度経験も あるし、それだけでそこそこやれるだろ うと高を括っていました。
ところがロジ スティクス管理はもちろん、本業の内容 であるはずのロジスティクス・オペレー ションでさえ、今まで触れたことのない 分野や知らなかったことが少なくなかっ た。
どんなに経験があっても、テキスト の熟読は必要だと思います。
反面、これは2級に関してですが、知 識の詰め込みだけでも合格は難しい試験 だと思います。
過去問を解いてみると、「こ れは実務経験が無いと答えられないだろ うな」という問題が多い。
経験がある分 野の問題は自信を持って答えられるので すが、経験が無いとテキストを読んでも なぜ答えがそうなるのかなかなか理解で きないということがあるのです。
幸い、私は二つとも取得することがで きましたが、大切なのは資格そのものよ りも、そこに至るまでのプロセス。
もち ろん結果として物流業界唯一の公的資格 を取得できたのは非常に嬉しいことです が、何より体系的な学習をすることによっ て、これまでの経験に基づく知識を整理 することができたし、新たな知識や視点 も得ることができました。
今後はこれを 業務に活かしていければと思っています。
「経験だけでも知識の詰め込みだけでも受からない」 ヤマトロジスティクス 大下剛 生産性向上推進課課長 取得者の声 NOVEMBER 2010 18 マネジメント関連 マネジメント関連 ■概要 物流環境管理士 ■運営団体 物流における地球温暖化・大気汚染防止、廃棄物の取り扱い 等のテーマについて、グループ演習を織り込みながら、環境負荷 の軽減とコストの抑制を両立できる専門知識と管理技術を実際の 事例を中心に開設・指導し、認定する。
04 年にスタートした ■受講日程 9月〜12月 東京 ■取得費用 物流連会員16 万8000 円(資料・テキスト代含む)、 会員外27 万3000 円(同) ■難易度 試験自体の難易度はそれほど高くはないようだ。
それよりも、平日 に開催される延べ10日間の講座に出席しなければならないことが ハードルとなる ■受験地 ■取得方法 延べ10日間、全7 単元の講座の全単位修了者に「修了証」を 交付。
所定の試験に合格(「物流環境管理士専門委員会」が認 定)した者に対し、資格を授与する ■合格基準 講座への出席、演習課題を行うこと、試験に合格すること ■前回合格者数 29 人 ※09 年度 日本物流団体連合会(物流連) ■累計合格者数 245 人 http://www.butsuryu.or.jp/3pl/skdl22.html ■概要 物流技術管理士 ■運営団体 日本ロジスティクスシステム協会(JILS) 物流管理のスペシャリストに必要な知識や管理技法を身につけて いることを証明する資格。
対象は物流関連部門の中堅管理者な ど。
累計で7600 人以上が取得している物流業界のスタンダード な資格 ■受講資格 ?物流に関する基本的な用語を理解している者(物流実務経験2 年程度) または ?「物流技術管理士補」の有資格者 ■受講日程 東京・大阪・名古屋で随時開催。
直近大阪の場合10月〜翌年3月 ■取得費用 受講料としてJILS会員47万2500円、非会員57万7500円。
物流技術管理士補、国際物流管理士、グリーンロジスティクス 管理士のいずれかの資格を有し、かつJILS 会員の場合は42 万 円、非会員は52 万5000 円 ■難易度 合格率は高いが、通常業務と並行して受講し続けるのはそう甘く ない。
筆記試験対策や論文作成にも労力はかかる。
取得するに は高いモチベーションが必要になる ■受講地 東京、大阪、名古屋 ■取得方法 約7カ月に及ぶ講座(12単元・受講日数21日間)を修了し、論文・ 面接試験等で規程の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 ?21日間の講座中、16日以上出席すること。
また、所定の単 元を欠席していないこと ?前・後期2 回分の受講レポートを提出していること ?客観試験(前・後期に筆記試験を2回実施)、論文試験、面 接試験の全てを受験し、それぞれの試験の得点が満点の6 割 以上であり、かつ、すべての試験の合計点から欠席点と受講 レポート遅延の減点を引いた総合点が60 点以上であること ■前回受講者数 53 人(うち合格者数58 人・再受験者5 人含む) ■累計合格者数 7604 人 http://www.logistics.or.jp/education/seminar/lecture.html#clm 特 集 物流の資格と学校 19 NOVEMBER 2010 ■運営団体 日本ロジスティクスシステム協会(JILS) ■概要 ロジスティクス経営士 ロジスティクスを経営トップの視点から企画・立案するための能力 を有することを証明する資格。
企業の経営幹部および幹部候補 生などが主な対象。
JILSが運営する資格の中で最上位に君臨す る業界きってのエリート資格 ■累計合格者数 184 人 ■受験資格 ■前回受験者数 31 人(うち合格者26 人) 以下の要件のどちらかに当てはまる者 ?ロジスティクス関連の実務経験が5年程度ある部長職クラス、 部長職候補ならびに幹部候補 ?物流技術管理士、または国際物流管理士の資格取得後、実 務を3年以上経験した者 ■試験日程 10月〜翌年3月 ■取得費用 受講料としてJILS 会員42 万円、非会員52 万5000 円。
物流 技術管理士、国際物流管理士、グリーンロジスティクス管理士 のいずれかの資格を有し、かつJILS会員の場合は36万7500円、 非会員は47 万2500 円 取得費用、所要時間、試験自体の内容、いずれも難易度はトッ プレベル。
取得するためには並々ならぬ努力が必要 ■難易度 ■受験地 東京 ■取得方法 約6カ月に及ぶ講座(8単元・受講日数14日間)を修了し、論文・ 面接試験で規程の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 講座修了要件として ?全日程のうち60%以上出席すること ?グループ・ミーティング(第1単元、第7単元)、および第8単元「ロ ジスティクスの戦略立案」のすべてに出席すること 修了者は論文試験と面接試験を受験し、その合計点が80 点 (100 点満点中)以上であれば合格。
配点内訳は論文試験40 点/面接試験60 点 http://www.logistics.or.jp/education/seminar/lecture.html#clo 二年前に第七期ロジスティクス経営士資格認 定講座を受講し、資格を取得しました。
資生堂 には「エコール資生堂」という企業内大学があっ て、社内研修が整備されているほか資格の取得 なども推奨されている。
その制度を利用して受 講を希望しました。
受講を希望した理由は、「ロジスティクスと経 営」について体系的に学びたいと思ったからです。
以前から、ロジスティクス改革が企業の財務諸表 の改善に直結するという事実には着目していま したが、そういったことを具体的に学べる機会 はなかなかありませんでした。
ロジスティクス経 営士講座のカリキュラムは、経営の視点からロジ スティクスを考えられるよう綿密に組まれていま す。
この講座には自分が求めているものがある。
受講すれば必ず大きなプラスになると思いました。
また、同じ問題意識や悩みを抱える他の受講生 との交流や、普段は聴けない他社の事例にも触 れることができるのではという期待もありました。
講座の内容は非常にハイレベルで、緊張感の あるものです。
講師陣も決して甘くない。
開講 してまず始めに、所属する会社の経営上の課題 を聞かれるのですが、それに答えることができ なかったり中途半端な答え方をするとクソミソに 言われてしまう。
「ロジスティクス経営士の資格 を取りに来ているのに、自分の会社の経営上の 課題も挙げられないのは最悪だ」と。
幸い私は その難は逃れましたが、生半可な気持ちでは付 いていくことすら難しいのは確かです。
講座は平日のコアタイムに行われるので、時 間のやり繰りに も苦労しました。
もちろん職場の 協力は得ていま したが、受講を 理由に仕事に穴 を空けたり、他 の社員に迷惑をかけることは許されない。
通常 より一時間半ほど早く出勤して仕事をしたり、 部下に任せられる仕事は任せるなど、とにかく 短い時間で仕事を終わらせる工夫をしました。
内容的にも時間的にも決して甘くないですが、 意欲的に取り組めばこれほどためになる資格講 座もありません。
座学による知識や理論の習得 だけでなく、グループワークでは他の受講者と共 に議論を重ねながら一つの提案書を作り上げて いく。
様々な業種、様々な経験を持つ人が集まっ ているので、そういった人たちとの意見交換は とても刺激になります。
講師も厳しいばかりで なく、疑問に思っていることや自分の考えをぶ つければ真摯に対応してくれます。
その分野で は有名な方々と、じっくり話ができる機会があ るというのはこの講座の大きな魅力です。
資格取得後にはロジスティクス経営士会に入会 するのですが、総会や同期生との会合が定期的 に開催され、非常に有効な情報交換の場になっ ています。
特に苦楽を共にした同期の受講生と は今でも仲が良く、業務上の相談なども気軽に 出来る間柄です。
私はこの講座で知り合った仲 間とのネットワークが一番の財産だと思っています。
「受講仲間とのネットワークが財産に」 資生堂 神谷学 ロジスティクス部物流推進室室長 取得者の声 マネジメント関連 NOVEMBER 2010 20 http://www.jpc-net.jp/gmc/index.html ■運営団体 日本では日本生産性本部(JPC) グローバル・マネジメント・センター ■概要 CPIM 米国の非営利団体、APICSが主催。
生産・在庫管理を中心と したSCMに関するグローバル・スタンダードの知識を保有している ことを認定する。
試験は世界各地で実施されており、日本では今 年12月、初めて試験が行われる。
主に?需要予測、生産計画、 在庫管理、S&OP(Sales & Operations Planning)、?複数部 門間にわたる生産・在庫の統合的管理、?海外との購買・調達 マネジメントや統合化、?受発注システムやERPのシステム構築と その支援、などの担当者が対象だ。
CPIM 保有者のための上級 資格「CSCP(Certified Supply Chain Professional)もある APICS 会員は1 科目230ドル、一般は同300ドル。
自習用教 材はインターネットを通じてAPICSから購入できる。
オンラインによ る学習コースもあり、一科目の受講料はAPICS 会員450ドル、 一般580ドル。
5 科目一括の受講料は会員1995ドル、一般 2645ドル。
また日本生産性本部が「サプライチェーン管理の基礎」の科目の 受験対策講座を11月に実施予定。
受講料は賛助会員4 万円、 一般5 万円(いずれも初回特別価格) 英語力が必須な上に専門知識も必要。
教材は現段階では英語 のものしかないが、日本語版の出版も検討されているようだ ■取得方法 筆記試験に合格すること。
試験は英語でマークシート方式。
科目は、 ?Basics of Supply Chain Management( サプライチェーン管 理の基礎) ?Master Planning of Resources( 資源のマスター計画策定) ?Detailed Scheduling and Planning( スケジュールと生産計 画の詳細設計) ?Execution and Control of Operations(実行と運営コント ロール) ?Strategic Management of Resources( 資源の戦略的管 理) の5科目。
試験時間はそれぞれ3時間。
1科目ずつ受験していき、 5 科目すべての試験にパスすれば認定される ■合格基準 公表していない ■前回受験者数(合格基準) ─ ■累計合格者数 世界で約9 万人 ■受験資格 特になし ■試験日程 12月、3月、6月の年3 回を予定 ■受験地 東京 ■取得費用 ■難易度 (Certified in Production and Inventory Management) (Advancing Productivity,Innovation,and Competitive Success) SCMの国際資格が日本に上陸 C P I M( Certified in Production and Inventory Management)は、全世界での 取得者数が約九万人に上る国際 資格だ。
にも拘わらず、日本で は外資系の大手企業や一部のシ ンクタンク、コンサルティング 会社などで取得が奨励されてい る程度で知名度は低かった。
し かし今年から国内でも試験が実 施されることになり、普及に弾 みがつきそうだ。
A P I C S( Advancing Productivity,Innovation,and Competitive Success) は一九 五七年に設立。
主に生産管理技 術の教育を専門とし、七三年に CPIMを開始した。
CPIM は今では米国から欧州のグロー バル企業を中心に広がっており、 SCMマネージャーに必要な資 格として取得を推奨したり、取 得者であることをマネージャー を新規採用する際の条件とする 企業も多いという。
欧米企業のアジア展開に伴い、 アジアでの受験者も増加してい る。
中国、韓国、マレーシア、 インドの取得者数は五〇〇〇人 以上に達している。
中国では中 国語の教材も出版されていると いう。
このほか、台湾、シンガポー ル、タイなどでも受験でき、ア ジアの主要国の中で試験が実施 されていないのは日本だけといっ ていい状態だった。
ようやく国内で試験を受けら れるようになったとはいえ、試 験問題は世界共通で使用言語 は英語。
日常的に英語を業務で 使っていない受験者には、ここ がまず第一の壁として立ちふさ がる。
英語力がなければ問題文 の読解だけで多くの時間が取ら れる上、引っかけ問題に簡単に だまされてしまう。
APICSは合格に必要な 得点率を公表していないが、九 〇% 程度は必要と言われてい る。
出題内容は調達などのマネ ジメント業務に携わる人にとっ てはそれほど難しくはないと いう。
試験問題の二〜四割は S&OP(Sales & Operations Planning)と財務関係の問題が 占めるため、この二つの学習が ポイントになるようだ。
マネジメント関連 2010年度 新設 特 集 物流の資格と学校 21 NOVEMBER 2010 ■概要 CPL(Certified Professional Logistician) ■運営団体 産、官、学のロジスティクス担当者を対象に高度な専門性を問い、 ロジスティクスのプロとして認定する。
1972 年創設。
初級コース としてDL(Demonstrated Logistician)、DSL(Demonstrated Senior Logistician)、DML(Demonstrated Master Logistician)、 中級コースとしてCML(Certified Master Logistician)もある ■受験資格 ロジスティクスの教育経験または実務経験が必要。
経験年数とし て基本的には9 年間が要求されるが、受験生の学位が学士の場 合は5 年、修士は4 年、博士は3 年に短縮される ■試験日程 5月と11月の年2回 米国など SOLE(The International Society of Logistics) ■取得費用 SOLE 会員は225ドル、非会員は375ドル ■難易度 SOLEは「筆記試験自体はロジスティクス修士レベル」としている が、実務経験が必要な上、高度な専門知識を問う筆記試験を4 つも受けなければならず、難易度は極めて高い ■受験地 ■取得方法 筆記試験に合格すること。
筆記試験は多肢選択問題で ?システムマネジメント ?システム設計と開発 ?調達と製造支援 ?流通と顧客支援 の4 科目すべてに合格しなければならない(ただし3 科目合格した 場合は、残り1 科目のみの再試験を受けることができる)。
試験 時間は各2 時間、計8 時間。
1日で行われる http://www.sole.org/certrec.asp ■概要 CPSM(Certified Professional in Supply Management) ■運営団体 日本サプライマネジメント協会(ISM) 『購買・調達のエキスパート』であることを証明する資格。
アメリカ 発祥の購買の職業資格「C.P.M(. Certified Purchasing Manager)」 が前身で、北米やヨーロッパでの認知度は高い。
基本的な購買・ 調達のプロセスに加え、サプライチェーンマネジメント、戦略的調 達経営、ロジスティクス、CSR(社会的責任)経営、企業倫理、 SOX(企業改革)法、BCP(事業継続計画)さらには、プロジェ クトマネジメントなど、国際化を目指す企業の購買・調達担当者、 バイヤーには欠かすことのできない知識体系が含まれている ■受験資格 4年制大学卒以上であること、3年以上の購買実務経験(助手・ 補助業務を除く)を有することなどが求められる ■試験日程 米ISMへ願書提出後、各自で試験言語・日時・場所を試験会 社(Pearson VUE)とWEB 上または電話で決める 東京、名古屋、福岡 ■取得費用 ISM会員:受験料180ドル(1 科目)、資格認定料90ドル 非会員:受験料265ドル(1 科目)、資格認定料150ドル ■難易度 北米や欧州では権威ある資格として知られるだけに、難易度は高 い。
知識だけでなく、実地経験がなければ答えることが出来ない 問題も多い。
ISMが開設しているセミナーなどに参加するなどの 対策が必要 ■受験地 ■取得方法 3 科目(基礎・戦略・経営)の試験すべてに合格し、資格申請を して認定を受けること。
資格の有効期間は3 年。
更新するには取 得後3 年間に60CEH(Continuing Education Hours)を取得 し、申請する必要がある。
CEHとは、継続学習時間のことで、 ISM主催の各種会議(CAPS円卓会議、購買セミナー、講演会)、 継続教育セミナーや研究会に参加することで、内容に応じたポイ ントが付与される。
これらの会議に参加できない場合、CPSM 資 格試験に再受験し、合格することでも60CEH 獲得でき、資格 更新が可能 ■合格基準 すべてコンピュータ式、マークシート選択方式(4 択問題)で、3 科目構成。
各科目70%以上の正解で合格となる。
試験は日本 語、英語のいずれかで受ける ■前回受験者数(合格率) セミナー受講者の場合、ほぼ100%が合格する ■累計合格者数 世界で約3000 人(日本では20〜30 人) http://www.ismjapan.org/aboutcpsm/index.html マネジメント関連 マネジメント関連 NOVEMBER 2010 22 ■概要 SCORアドバイザー ■運営団体 サプライチェーンカウンシル(SCC)日本支部 SCCは世界8カ所に支部を持ち、約600 団体が加盟するSCM の研究団体。
SCCが開発したSCMのビジネスプロセスを標準化 するためのツール、「SCOR(Supply-Chain Operations Reference Model)」普及のために準インストラクター的な役割を担う者を認定 する。
日本支部が03 年に試行的プログラムとして開始したが、 04 年からSCCの公式制度としてグローバルレベルで展開されて いる。
資格の有効期間は5 年間。
更新に当たっては、SCCの ワーキンググループ等への参加等が要件となる ■受験資格 以下のすべての条件を満たしていること ?SCC日本支部会員の企業または団体の構成員であること ?SCORを活用したSCM活動の実務経験を1年以上有すること ?SCORワークショップの受講経験を有すること ?SCORワーキンググループの活動経験、または同等の活動経 験を有する こと ?SCCのボートメンバー、公認インストラクター、ワーキンググルー プリーダーのいずれかの推薦を受けること ?SCORアドバイザーの申請書の記入・提出を行うこと ■試験日程 随時申請を受け付けている ■取得費用 審査自体は無料 ■難易度 試験こそないものの、受験資格をすべて満たしている必要があり、 誰でも挑戦できるというものではない ■受験地 日本 ■取得方法 「SCORアドバイザー認定申請書」と「SCM活動内容」を記入し、 SCC日本支部に提出。
SCOR 公認インストラクターと担当ボード メンバーが審査し、認定会議で過半数の賛成を得ることで認定さ れる ■合格基準 筆記試験はなく、SCCでの活動状況やSCMに関する実績が問 われる。
例えば社内でのSCM 関連プロジェクトの経験、コンサル タントであれば関連のコンサルティング経験、ITベンダーでは関連 システムの開発経験など ■前回受験者数(合格率) 1 人(100%) ■累計合格者数 63 人 http://www.supply-chain.gr.jp/ ■概要 物流現場改善士 ■運営団体 日本ロジスティクスシステム協会(JILS) 現状把握、改善企画、改善実行、評価・定着の4つの力をベー スとする「改善実践力」を習得し、物流現場の問題把握から、改 善の企画・実行、成果の評価・定着までを、データを活用して 実践する、物流現場改善リーダーを育成することを目的に今年、 新設された。
カリキュラムは物流技術管理士よりもさらに実際のオ ペレーションに軸足を置いた内容になっている。
11月に開講する 予定 ■受講資格 荷主企業、物流企業(運送事業者・倉庫業者等)の物流現場 のリーダーとリーダー候補で、物流に関する基本的な用語を理解 している者 JILSが運営する資格の物流技術管理士よりも、さらに現場オペ レーションの色合いを濃くしたイメージ。
そのため、カリキュラムに ついていって資格を取得するには、一定の現場経験が無いと難し い ■受講日程 11月〜翌年3月 ■取得費用 受講料としてJILS 会員19 万9500 円、非会員30 万4500円 ■難易度 ■受講地 ■取得方法 東京 約5カ月に及ぶ講座(5 単元・受講日数9日間)を修了し、所定 の試験に合格すること ■合格基準 ?4つのレポート試験のすべてを受験し、試験の合計点から欠席・ 遅延点の減点をした総合点が60 点以上であること ?講座に6日以上出席し、所定の講座に必ず出席すること ■前回受講者数 ─ ■累計合格者数 ─ http://www.logistics.or.jp/education/seminar/lecture.html#kaizen マネジメント関連 オペレーション関連 年度 2010新設 特 集 物流の資格と学校 23 NOVEMBER 2010 ■概要 包装管理士 ■運営団体 包装に関するあらゆる知識を広く学ぶための資格講座。
「生活者 梱包コース」と「輸送包装コース」のいずれかを選択する。
生活者 包装コースでは食品包装や医薬品包装、パッケージデザインなど を専攻し、輸送包装コースでは段ボール包装や木箱包装を専攻 することになる ■受講資格 ?高校以上の基礎学力を有する22 歳以上の者 ?包装関連業務に4 年以上の経験と所属事務所(代表者または 上司)の推薦がある者 (但し、研修委員会が特に認めた場合はこの限りではない) ■受講日程 6月〜9月 東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、札幌 ■取得費用 日本包装技術管理協会会員30 万300 円、 会員外49 万3500 円 ■難易度 本業との兼ね合いは大変だが、講義を受けていれば十分に合格 レベルに達することができる ■受講地 ■取得方法 約3カ月に及ぶ講座(受講日数13日間)を修了し、論文・面接 試験等で規程の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 非公表 日本包装技術協会 ■前回受講者数(合格率) 396 人(85%) ■累計合格者数 1 万624 人 http://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/0301/2010/0602.html ■概要 ロジスティクス・MH管理士 ■運営団体 物流センターの効率化を提案・実施するための資格。
講座では 物流センターの現場改善方法やセンターの要となる品揃えと輸配 送についての基礎知識などを学ぶ。
主な受講者は3PL 業務の担 当者のほか、荷主の物流部門担当者、物流システムの企画・ 立案者など ■受講資格 ?物流基礎学力を有する者で、物流関連業務に2 年以上の実 務経験を有する者 または ?MH 協会が特に認めた者 ■受講日程 10月〜12月 東京 ■取得費用 日本MH協会、日本包装技術協会の会員は16 万8000 円。
会員以外の場合は事務局に問い合わせ ■難易度 筆記試験は行われず、規程回数以上出席すれば合格となるため、 資格取得自体のハードルは比較的低い ■取得方法 ■受講地 2カ月にわたる講座(受講日数10日間)を修了すること。
筆記試 験は行われないが、ケーススタディの改善提案が求められる ■合格基準 以下の2 点を満たすこと ?全日程の3 分の2(6日間)以上の出席 ?ケーススタディ全日程への出席 ■前回受講者数(合格率) 17 人(100%) 日本マテリアル・ハンドリング(MH)協会 ■累計合格者数 約500 人 http://www.jmhs.gr.jp/Service/JMHS_TMLect.htm オペレーション関連 オペレーション関連 NOVEMBER 2010 24 ■概要 国際複合輸送士 ■運営団体 主に海上輸送を使った国際複合輸送(一貫輸送)サービスの専 門的な知識・ノウハウを認定する。
85 年に開講した。
国際複合 輸送関連業務で3 年以上の経験を持ち、国際複合輸送の専門 技術者を目指す人または国際複合輸送担当の中堅管理者が対 象。
このほか荷主の国際物流管理スタッフ等、国際複合輸送の 専門知識を体系的に学びたい人の受講も受け付けている ■受講資格 特になし ■受講日程 東京:例年10〜11月 神戸または名古屋:例年2〜3月 東京(毎年)、神戸(3 年に2 回)、名古屋(3 年に1 回) ■取得費用 会員は9 万4500 円(テキスト代含む)、 会員外は15 万7500 円(同) ■難易度 試験そのものはほとんどの受講者がパスするようだ。
ただし平日に 開催される延べ9〜10日間の認定講座の80%以上に出席しなけ ればならず、仕事との両立は負担が大きい。
周囲の理解と協力 が必要になる ■受講地 ■取得方法 延べ9〜10日間、約30 科目の認定講座を受講した上で、筆記 試験に合格すること ■合格基準 ?認定講座の80%以上に出席すること ?試験の得点率60%以上 ■前回合格者数 196 人 ※09 年度 日本インターナショナルフレイトフォワーダーズ協会(JIFFA) ■累計合格者数 3562 人 http://www.jiffa.or.jp/seminar/index.html ■概要 国際物流管理士 ■運営団体 国際物流に必要な専門知識と管理技法を備えたスペシャリストの 能力を証明。
グローバル展開する企業で、国際物流業務に携わ る中堅管理者および担当者向けの資格。
物流が国際化する流 れの中で、今後さらに注目される可能性も ■受講資格 国際物流関連業務に従事し2年程度の経験を有する者 ■受講日程 9月〜翌年3月 東京 ■取得費用 受講料としてJILS 会員42 万円、非会員52 万5000 円。
物流 技術管理士、物流技術管理士補、グリーンロジスティクス管理 士のいずれかの資格を有し、かつJILS 会員の場合は36 万 7500 円、非会員は47 万2500 円 ■難易度 平日に行われるカリキュラムに出席するだけでなく、複数回におよ ぶレポート提出や筆記試験などの対策も必要になる。
本格的な国 際物流業務の経験が無ければ、合格のハードルは高い ■受講地 ■取得方法 約7カ月に及ぶ講座(9単元・受講日数20日間)を修了し、論文・ 面接試験等で規程の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 ?講座に70%以上出席すること ?講座をとおして、単元欠席(ひとつの単元の講義を全日欠席する こと)がないこと ?客観試験およびレポート試験をすべて受験し、それぞれの得点 が70 点以上(100 点満点)であること ?レポート試験と客観試験の平均点(100 点満点)から、欠席点 を引いた得点が70 点以上であること。
なお、欠席点は1日に つき1点、半日につき0.5 点とする ■前回受講者数 29 人(うち合格者数32 人・再受験者7 人含む) 日本ロジスティクスシステム協会(JILS) ■累計合格者数 1298 人 http://www.logistics.or.jp/education/seminar/lecture.html#ilm 国際物流関連 国際物流関連 特 集 物流の資格と学校 25 NOVEMBER 2010 ■概要 通関士 ■運営団体 財務省 輸出入者に代わって通関手続を代理・代行するのに必要な資格。
通関士として働くことを目指す人のほか、通関知識を身に付け、 業務に生かす目的での受験者も多い ■受験資格 制限なし ■試験日程 毎年10月上旬 ■取得費用 受験手数料3000 円。
参考書と模擬試験での独学の費用は数 万円。
日本関税協会や資格スクールで多くの対策講座が開設さ れている。
日本関税協会の講座はスクール等に比べて安価。
通 信講座は3 科目コースで5 万4000 円から。
スクーリングも含めて も7 万5000 円で受講できる。
資格スクールの講座の費用は回 数等によって異なるが、10 数万円〜30 数万円。
このほか、業 界団体の日本通関業連合会が通関業者と関連業者の従業員を 対象に実施している研修コース(3 科目コースで4 万円)もある ■難易度 延べ400〜500 時間程度の勉強が必要といわれている。
合格 率は最低7.0%(06 年度)〜最高24.8%(05 年度)、平均 16.5%。
06 年度に出題形式が大幅に変更され、同年度と07 年度は合格率が低迷したが、08 年度は17.8%に回復した。
受 験生が新しい出題形式に慣れたのではないかといわれている。
と ころが09 年度は難易度が上がったようで、合格率は7.8%に落 ち込んだ ■受験地 全国13 都市 ■取得方法 筆記試験に合格すること。
試験科目は通関業法、関税法等、 通関実務の3 科目5 項目。
官庁や通関業者での実務経験者は 経験年数によって一部科目が免除される。
合格しても通関士とし て業務を行うには通関業者(多くは倉庫会社やフォワーダー、港 運会社などが兼業)に勤務し、管轄税関長の「確認」を受けなけ ればならない ■合格基準 各項目で概ね60%以上の得点率が必要 3 万8987 人(16.5%) ■前回受験者数(合格率) 1 万367 人(7.8%) ※09 年度 ■累計合格者数(平均合格率) http://www.customs.go.jp/tsukanshi/index.htm ■概要 貿易実務検定C級・B級・準A級・A級 ■運営団体 日本貿易実務検定協会 貿易実務の能力・知識を客観的に測る。
98 年にスタートした。
難易度の低い順にC 級、B 級、準A 級、A 級に分かれる ■受験資格 制限なし ■試験日程 C 級:3月、7月、10月、12月 B 級・準A 級:3月、7月、12月 A 級:3月のみ 東京、横浜、埼玉、千葉、名古屋、大阪、広島、福岡、沖 縄など ■取得費用 受験料はC 級5800 円、B 級6900 円、準A 級8500 円、A 級1 万2000 円で併願割引もある。
協会のオフィシャルテキストによる独学の場合、費用は1 万円程 度。
そのほか、市販の参考書も多く出版されている。
協会が実施する対策講座はおおよそ5 万円前後〜10 万円弱(直 前対策講座など1日のみの講座を除く)、大学の公開講座や資 格スクールでは数万円〜5 万円前後 ■難易度 実務経験者であれば、C 級、B 級までは独学で合格可能。
しか し準A 級、A 級は対策講座を利用するのが効率的なようだ ■受験地 ■取得方法 筆記試験に合格すること ■合格基準 C 級:得点率約80%が基準 B 級:得点率約70%が基準 準A 級・A 級:受験者数と成績などにより、毎回基準点が異な る ■前回受験者数(合格率) C 級:1916 人(49.1%) B 級:670 人(33.2%) 準A 級:122 人(31.2%) A 級:36 人(8.3%) ■累計合格者数(平均合格率) C 級:3 万1684 人(52.1%) B 級:8602 人(38.5%) 準A 級:706 人(32.6%) A級:41 人(7.3%) http://www.boujitsu.com/ 国際物流関連 国際物流関連 NOVEMBER 2010 26 ■概要 IATA / FIATAディプロマ ■運営団体 日本では航空貨物運送協会(JAFA) 世界中の航空会社が加盟するIATA(国際航空運送協会)とフォ ワーダーが加盟するFIATA(国際貨物輸送業者協会連合会)が 共催し、世界80カ国で実施されている。
77 年に開始。
国際航 空貨物輸送業務に関する知識、技能を世界共通のテキストと試 験で認定する。
対象者は主にフォワーダーやIATA 公認貨物代理 店での業務従事者など。
基礎コース、上級コース、危険物コー スの3コースがあり、どのコースからでも受験できる ■受験資格 特になし。
ただし受験登録の前に「受講登録」が必要で、受講登 録をするとIATA / FIATAのテキストが送られてくる。
以後の18 カ月間に3 回実施される試験のうち、基礎コースと上級コースは2 回まで、危険物コースでは12カ月間に実施される数回の認定試 験および2日半の講習と認定試験がセットになった「危険物セミ ナー」のうち2 回まで受験可能 ■試験日程 基礎・上級コース:4月と10月 危険物コース:4月、6月、10月の試験のほか、2月に危険物 セミナーがある ■取得費用 基礎コース:JAFA 会員4 万4000 円(非会員5 万3000 円) 上級コース:会員4 万円(非会員5 万円) 危険物コース:会員4 万円(非会員5 万円) 危険物資格更新コース:会員3万5000円(非会員4万5000円) ■難易度 テキスト、試験ともに英語が基本。
加えて幅広い知識が必要で、 テキストと日本語の副読本(基礎、危険物コースのみ)で100〜 200 時間かけて学習することが推奨されている。
受講登録者は無 料の事前講習会に参加でき、学習の成果を確認できる。
このほ か、JAFAとは関係ないが、対策講座もある ■受験地 3〜7 都市 ■取得方法 筆記試験に合格すること。
危険物コースは2 年に1 度の更新が 義務付けられている ■合格基準 基礎コース・上級コースの試験は2 部に分かれ、各部の得点率 60%以上、危険物コースは得点率80%以上 ■前回受験者数(合格率) 基礎コース:572 人(59.3%)/上級コース:228(50.0%人) /危険物コース:131 人(52.7%) ※すべて日本のみ、10 年4月実施試験 ■累計合格者数 日本では約2万7500人(基礎コース、上級コース、危険物コース合計) http://www.jafa.or.jp/cmsd/diplomalist.php ■概要 運行管理者(貨物) ■運営団体 運行管理者試験センター 事業用自動車の安全運行の管理者になるための国家資格。
一定規模 以上の営業所ごとに、一定の人数以上の運行管理者を置くことが義 務付けられている。
旅客と貨物の2種類があり、ここでは貨物を紹介 ■受験資格 ?事業用自動車の運行管理に関して1 年以上の実務経験を有 すること または ?自動車事故対策機構が実施している「基礎講習」を修了してい ること ■試験日程 例年3月と8月の年2 回 ■取得費用 受験手数料6000 円、受験申請書1000 円の計7000 円。
基礎講習(16 時間・3日間)の受講料は8500 円。
このほか、資格スクール等の対策講座もあり、受講料は1 万円 程度。
参考書も出版されている ■難易度 合格率は08 年度を除けば40〜50%(通年)で推移している。
な お、10 年度から出題方法が変更された。
これまで4つの選択肢 から1つを選ぶ方法だったが、一部の問題では多くの選択肢から 2つ以上を選ぶ方法や、数値を選択してマークする方法等でも出 題されるようになった。
そのためか10 年度第1 回試験の合格率 は前回(09 年度第2 回)の53.5%から40.4%に低下している ■受験地 全国47 都道府県で実施 ■取得方法 筆記試験に合格すること。
出題数は30 問で?貨物自動車運送 事業法、?道路運送車両法、?道路交通法、?労働基準法、? その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識および 能力、の5 分野から出題される。
実務経験が5 年以上あれば、その間に運行管理に関する講習を 5 回以上受講している等の要件を満たすことでも取得可能 ■合格基準 (1)原則として得点率60%以上 (2)?〜?の出題分野ごとに正解が1 問以上 (3)?については正解が2 問以上であること のすべてを満たすこと ※10 年度から(3)の要件で?の正答数が1 問以上から2問以上 に変更された ■前回受験者数(合格率) 2 万8268 人(40.4%) ※10 年度第1 回試験 ■累計合格者数 44 万1883 人 http://www.unkan.or.jp/ 物流事業関連 国際物流関連 特 集 物流の資格と学校 27 NOVEMBER 2010 ■概要 物流経営士 ■運営団体 トラック運送事業に関する知識および技能の向上を図るために創 設された資格。
物流企業の経営者や管理者クラスが対象 ■受講資格 ?都道府県トラック協会に加盟する会員企業に所属し、貨物自 動車運送事業および貨物運送取扱事業または物流部門に関 連する業務に2年程度の実務経験を有する者 または ?資格認定講座実施機関等が上記の条件に準ずると認めた者 ■受講日程 財団実施講座:10月〜翌年8月(授業時間合計145 時間)、 センター実施講座:4月〜翌年3月(講義日数年間20日間) 東京、愛知 ■取得費用 財団実施講座:東京都トラック協会会員35 万円、会員外40 万円 センター実施講座:45 万円(トラック協会の会員には全ト協から5 万円の助成金が支給される) ■難易度 試験自体はそれほど難しくないが、いずれの認定講座も長期にわ たるため、モチベーションを維持するための工夫や努力が必要 ■受講地 ■取得方法 東京都トラック運送事業人材養成等財団もしくは中部トラック総合 研修センターが実施する認定講座を受講・修了し、試験で規定 の点数を獲得する ■合格基準 講義日程の60% 以上に出席し、筆記試験や論文試験で一定の 点数を獲得すること ■前回受講者数(合格者数) 財団実施講座:27 人(26 人) センター実施講座:73 人(73 人) ■累計合格者数 約1100 人 全日本トラック協会(全ト協) http://www.jta.or.jp/shikaku/keieishi/keieishi.html ■概要 3PL管理士 ■運営団体 日本3PL 協会 今年から新設。
3PLに関する基本原理を理解し、顧客へ3PL 提案が出来るスペシャリストの育成を目的としている。
より実践的 なカリキュラムにするため、担当する講師陣に協会企業のリーダー 層を揃えていることが特徴。
10月7日に第1回目の講座が開講し、 約30 人が参加した。
テーマは「3PLと行政」で、受講者の評価 は上々だという ■受講資格 特に設けられていないが、実務担当者、実務管理者を対象とし ている ■受講日程 10月〜翌年3月 ■取得費用 受講料として3PL 協会会員35 万円、非会員45 万円 ■難易度 客観テストや面接試験が設けられているが、難易度や合格率は 今のところ明かされていない。
ただし、講義にしっかり付いていけ ば、合格はそう高いハードルではないだろう ■受講地 ■取得方法 東京 約6カ月に及ぶ講座(13単元・受講日数21日間)を修了し、論文・ 面接試験で規定の得点以上の結果を残すこと ■合格基準 ?21日間の講座中、16日以上出席すること。
また、所定の単 元を欠席していないこと ?筆記試験や面接試験で一定の成績を残すこと ■前回受講者数 ─ ■累計合格者数 ─ http://www.3pljapan.com/ 物流事業関連 物流事業関連 年度 2010新設
