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2011年11月号
NEWS

欧米編

NOVEMBER 2011  56 2011年9月発表分 フェデラル・エクスプレス 上海で中国最大のデポ稼働 ■同社プレスリリース 9・1  フェデックス傘下の国際宅配業者、 フェデラル・エクスプレスは、中国・ 上海の浦東地区に同社としては中国 最大となる集荷集配センター(デポ) を立ち上げた。
延べ床面積は五一四 〇平方メートルで、上海周辺の荷主 からの貨物を取り扱う。
 新デポの従業員は九〇人、車両台 数は七〇台。
一時間当たりの仕分け 能力が三五〇〇個の自動仕分け機を 設置した。
同社は現在、同様のデポ を中国国内の六カ所に構えている。
蘭CEVAロジがイベリア半島で コーヒー大手から新規業務受注 ■同社プレスリリース 9・7  オランダのCEVAロジスティク スは、イタリアに本社を置く大手コー ヒーメーカー、ラバッツァ(Lavazza) からスペインとポルトガルにおけるS CM業務を請け負った。
ラバッツァ はバルセロナ近郊の倉庫の専用のス ペースを賃借している。
CEVAは 同倉庫を使い、ラバッツァのイタリ アの工場からの製品の荷受け、保管、 仕分け、梱包業務とスペイン、ポル トガルへの配送を行う。
仏ジオディスが医療品卸を買収 サービスを拡充し欧州全土に展開 ■同社プレスリリース 9・7  フランス鉄道傘下のロジスティク ス企業であるジオディスは、医療品 卸のファーマログ社を買収した。
医療 品市場での立場を強化するのが狙い。
ファーマログ社はノルマンディー地方 に本社を置く。
直近の売上高は、一 八〇〇万ユーロ(一八億一八〇〇万 円)。
五万平方メートルの物流センタ ーと一五〇人の従業員を抱える。
 ジオディスは今回の買収によって、 医療品企業に対して売り上げ管理や 売掛金の回収、無料サンプルの管理 といった幅広い付加価値サービスの 提供が可能になる。
 業務の対象地域も拡大する。
既に ジオディス内に五〇〇人から成る医 療品の専門部門を持っていたが、フ ランス国内が中心だった。
しかし今 後はイタリアやベネルクス三国などを 手始めに、欧州全土に展開したい考 え。
DHLエクスプレス ボーイング777型機を三機購入 ■同社プレスリリース 9・8  DHLエクスプレスは、新型のボー イング777型機三機を購入し、米 国やアジア、中東といった成長路線 に投入する。
そのうち最初のB77 7型機は既に八月中旬に就航し、同 社の米国のハブ拠点であるシンシナテ ィと中東のバーレーン、香港の間を 往復している。
残りの二機について は来年春頃に納入される予定。
 同社はこれまで八機のB777型 機を導入しており、従来の航空機と 比べ燃費効率が二〇%以上向上して いるという。
なお、航空機の運航業 務はサザン・エアに委託する契約を 結んでいる。
TNTが中国〜東南アジア間で 時間指定トラック便を開始 ■同社プレスリリース 9・ 19  TNTエクスプレスは、中国と東南 アジア間の陸上輸送で時間指定サー ビスを開始する。
中国の子会社であ るTNT華宇(Hoau)が中国、ベト ナム、カンボジア、ラオス、タイ、マ レーシア、シンガポールの計七カ国を 対象に、四九二路線で二〇九都市を カバーする。
 時間指定便については約一年前か らトライアルを行っていた。
航空輸 送と比べて運賃は最大五〇%削減で き、リードタイムは一日〜三日にな るとしている。
 四大インテグレーターの一角を占 めるTNTは二〇〇五年から中国を 含むアジアでの陸上輸送網の構築に 取り組み、航空輸送と比べて割安な 陸上輸送網を強みとしている。
米シュナイダー・ロジスティクス LTLサービスを開始 ■同社プレスリリース 9・ 20  米国のTL(Truck Load:日本の 区域輸送業に相当)大手であるシュナ イダー・ナショナルの3PL部門、シ ュナイダー・ロジスティクスは、LT L( Less-Than-Truckload:日本の 特別積み合わせ貨物輸送に相当)に 対応する新サービス「インテグレイテ ッド・デリバリー・サービシーズ(I DS)」を開始する。
 シュナイダーのSCMやクロスド ッキングの能力を生かし、小口で配 送時間に余裕のある貨物を一定期間、 物流センターに保管した後、混載す る。
これによって積載効率を高め、大 幅なコストダウンにつなげるという。
対象として自動車や大型トラックの 補修部品、専門分野に特化した小売 り向けの貨物を想定している。
キューネ+ナーゲル 英国で衣料品小売りと新規契約 ■同社プレスリリース 9・ 22  スイスの大手ロジスティクス企業 であるキューネ+ナーゲルは、英国に 57  NOVEMBER 2011 換算レート:1ユーロ= 101円 本社を置く衣料品小売業のフレンチ・ コネクション社とSCM業務の受託 契約を結んだ。
契約期間は五年間。
 キューネ+ナーゲルは、フレンチ・ コネクションがこれまで使用してきた ロンドン近郊のエセックスにある一万 三〇〇〇平方メートルのセンターを 利用する。
棚入れやピッキング、梱 包作業などを請け負い、年間で約七 〇〇万着の医療品を取り扱う予定。
 フレンチ・コネクションは、小売り や卸のネットワークを使って台頭して きたハイストリートファッションブラ ンドの一つ。
ノックダウン生産の効果 を高めるために、サプライチェーンの 効率化を進めている。
フェデックスが料金値上げ 航空宅配便は五・九%の上げ幅 ■同社プレスリリース 9・ 22  フェデラル・エクスプレスは来年一 月二日から、米国内外の航空宅配貨 物の料金を引き上げる。
本体運賃の 上げ幅は平均三・九%だが、燃油サ ーチャージ分を含めると、計五・九% の値上げとなる。
 陸上宅配部門であるフェデックス・ グランドとフェデックス・スマートポ ストの値上げ幅は、今後発表する。
フ ェデックス・グランドは既に九月、平 均六・七五%の値上げを実施してい る。
仏ノルベール・ダントレサングル 英国でパレット大手と契約更新 ■同社プレスリリース 9・ 22  フランスのノルベール・ダントレサ ングルは、同国に本社を置くパレット メーカー、ラ・パレットルージュ(L PR)社と、英国におけるSCM業 務の受託契約を三年間更新した。
 業務の受託範囲にはパレットの点 検・修理も含まれる。
また、特にケ ロッグやキンバリークラークなどが使 用するパレット一五〇〇万枚の移動 や保管に責任を負う。
 ノルベール・ダントレサングルとL PRとの取引は二〇〇三年に始まっ た。
LPRは日用雑貨や食品メーカー 向けのパレット製造業者として急成 長を続けており、現在、欧州全域に 七二カ所のデポを持ち、一〇〇〇万 枚以上のパレットを扱っている。
ノル ベール・ダントレサングルは今後、英 国のみならず、欧州大陸でも同様の 業務を取り込みたい考え。
米YRCワールドワイド 新社長が就任し経営体制刷新 ■同社プレスリリース 9・ 26  経営再建中の米国の大手LTL業 者、YRCワールドワイドは、同社の ナンバー2に当たる社長職にジェフ・ ロジャーズ氏が就任し、同社の子会 社であるホーランドの社長にマイク・ ナッツ氏が就任する人事を発表した。
両者ともに、CEOであるジェーム ズ・ウェルチ氏に業務報告を行う。
 ロジャーズ氏はUPSで一四年間 勤務した後に、YRCワールドワイ ドに入社。
子会社のYRCリージョ ナル・トランスポーテーションでCF O(最高財務責任者)、ホーランドで 社長を務めた。
ナッツ氏はYRCの グループ会社の情報技術や顧客担当 部門、営業部門などで要職を歴任し てきた。
 同社は今年七月に第2四半期の業 績を発表した際、今後のリストラと 経営再建に一定のめどがついたとし て、それまで二〇年近くCEOを務 めてきたビズ・ゾラス氏に代わり、ウ ェルチ氏を起用していた。
独DBシェンカーがBMW向けに ドイツから中国へ鉄道輸送開始 ■同社プレスリリース 9・ 29  ドイツ鉄道傘下のロジスティクス 業者、DBシェンカーの鉄道輸送部 門は、BMWからドイツ発中国向け の部品輸送業務を受託した。
ドイツ 東部ライプチヒのシェンカーのターミ ナルから、一万一〇〇〇キロ離れた 中国東北地方の瀋陽にBMWが置く 組み立て工場に向けて毎日輸送する。
一日当たりの物量は鉄道コンテナ五 〇本となる見込み。
 十一月から業務を開始する。
リー ドタイムは三週間。
これまでBMW は中国まで海上輸送を利用していた が、それに比べて二分の一以下に短 縮されるという。
 シェンカーはライプチヒで六万三 〇〇〇平方メートルのBMW専用セ ンターを運営している。
同センターで 八〇〇〇種類の部品をBMWのサプ ライヤーから荷受けして梱包し、鉄 道輸送する。
米UPSが医薬品産業向け 航空用冷蔵コンテナを導入 ■同社プレスリリース 9・ 30  UPSは、厳密な温度管理を必要 とする医薬品やワクチンなどの輸送 品質の向上を図り、医薬品専用の航 空用冷蔵コンテナを導入する。
同コ ンテナによる輸送商品名は「ファー マポート360」。
外気温が極端な場 合でも温度管理ができるほか、リア ルタイムの貨物追跡情報も提供可能。
 同コンテナは過熱と冷蔵の両方の 機能を使い分け、医薬品にとって理 想的な温度帯とされる二〜八℃を維 持するよう設計されている。
稼働時 間は従来のドライアイスを使ったコン テナと比べて三八%長く、一〇〇時 間以上となっている。

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