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2012年11月号
NEWS

欧米編

NOVEMBER 2012  60 2012年9月発表分 英ウィンカントン 幼児用食品業者から業務受注 ■同社プレスリリース 9・3  英国の大手3PL企業であるウ ィンカントンは、幼児用の食品メ ーカー、エラズ・キッチン( Ella's Kitchen)とSCM業務に関する二年 間の契約を結んだ。
 ウィンカントンは、エラズの英国内 の工場から出荷される約五〇〇万ケ ースの貨物を物流センターまで輸送 し、センター内でのピッキングや梱包 作業を行う。
また、英国内のスーパ ーマーケットに加え、海外顧客への 配送も担当する。
特に、海外への出 荷は急速に増加しているという。
仏ノルベール・ダントルサングル 英で酒類大手と契約更新 ■同社プレスリリース 9・3  フランスの大手ロジスティクス業者 であるノルベール・ダントルサングル は、競争入札の結果、オランダに本社 を置く世界的な酒類メーカー、マキシ アム・ワールドワイドの英国法人との 契約を二〇一四年六月まで更新した。
 マキシアムの英国法人は、同業で 米国に本社を置くビーム、および英 国のエドリントンとの間でグローバル な販売、配送に関して提携関係にあ る。
その一環として、マキシアムは 各社の酒類の販売、マーケティングを 担当している。
 ノルベールは一九九〇年代からマ キシアムの英国内での配送業務を請 け負っており、現在では年間五〇〇 万ケースを小売りや卸へ配送。
冬期 の繁忙期には、同社の物流センター 内にパレット五〇〇〇〜一万三〇〇 〇枚分のスペースを提供している。
UPSのTNT買収 「オファー・ピリオド」を延期 ■同社プレスリリース 9・5など  UPSは、オランダのTNTエク スプレスの買収に関する「オファー・ ピリオド(offer period:株式の買い 付け期間)」を十一月九日まで延長す ると発表した。
今回のオファー・ピ リオドの延期によって、TNTの買 収手続きが完了するのは、二〇一三 年にずれ込む模様。
 UPSは、六月にTNTを買収す ることで覚書を交わした際、オファ ー・ピリオドを八月下旬に設定してい た。
ところが、買収が実現すれば欧 州の一部の国で高い市場シェアを占め ることになるため、欧州委員会(E C)が懸念を示し、調査を開始した。
 両社はECから調査を一〇営業日 延長するとの申し入れを受け、これ について同意している。
ECから買 収の承認を得るのにさらに時間がか かる場合、再度、オファー・ピリオ ドが延期される可能性もある。
DBシェンカー 東欧でペプシコの受託業務を拡大 ■同社プレスリリース 9・5  ドイツ鉄道のロジスティクス部門で あるDBシェンカーは、米清涼飲料大 手のペプシコからポーランドの物流セ ンターの業務の受託範囲を拡大した。
 ペプシコはワルシャワなど四カ所に 物流センター(RDC)を設置する 計画で、総延床面積は計二万五〇〇 〇平方メートルとなる。
DBシェンカ ーは、それらのセンターの構内作業 だけでなく、工場からセンターまでの 横持ち輸送や約五〇カ所の積み替え 拠点への輸送業務を行う。
米コンウェイとAPL ジャカルタ発で日付指定の海上輸送 ■同社プレスリリース 9・6  米国の大手トラック輸送業者、コン ウェイの貸切輸送部門のコンウェイ・ フレイトとシンガポールに本社を置く 船会社、NOLのロジスティクス部門 であるAPLロジスティクスは、アジ ア発北米向け海上混載貨物の日付指 定輸送を行うサービス「オーシャンギ ャランティード」の発地としてインド ネシアのジャカルタを追加した。
 オーシャンギャランティードは、コ ンウェイ・フレイトとAPLロジステ ィクスが協力し、二〇〇六年に開始 した。
現在、ジャカルタを含めアジア の一四港から利用可能となっている。
ドイツ政府系銀行 ドイツポスト株を五%放出 ■ブルームバーグ 9・7など  ドイツの政府系金融機関であるド イツ復興金融公庫(KfW)グルー プは、ドイツポストの全株式の五% に当たる六〇〇〇万株を、一株当た り一五・四ユーロ、総額九億二四〇 〇万ユーロ(九三三億二四〇〇万円) で売却した。
これにより、KfWグ ループの持ち株比率は二五・五%に 低下した。
同グループの役員は「ド イツポストのさらなる民営化のため に、株式市場の有利な条件を利用し た」とコメントしている。
 ドイツポストの株価は前日の九月 六日に一五・九八ユーロまで値を上 げ、二〇〇八年九月のリーマンショッ ク以降では最高値を記録していた。
米C・H・ロビンソン ポーランドと米国で同業を買収 ■同社プレスリリース 9・7など  米国の大手ロジスティクス企業であ 61  NOVEMBER 2012 換算レート:1ドル= 78円、1ユーロ= 101円 るC・H・ロビンソンは九月、ポーラ ンドと米国で同業他社を買収した。
 ポーランドでは、ワルシャワに本社 を置くアプレオ(Apreo)・ロジスティ クス社を買収した。
アプレオは二〇〇 七年に創業し、ポーランドとドイツに 二二カ所の拠点を持つ。
定温貨物や 液体貨物などのトラック輸送を得意 とするほか、物流センターの構内作業 や海上・航空貨物のフォワーディング も手掛けている。
直近の売上高は一 億ドル(七八億円)超で、顧客企業 数は二〇〇〇社以上、従業員数は三 〇〇人を超える。
買収金額は非公開。
 米国では、主にフォワーディングを 行うフェニックス・インターナショナ ルの全株式を六億三五〇〇万ドルで 取得した。
フェニックスは一九七九 年に創業した未上場企業。
シカゴに 本社を置き、直近の売上高は八億七 〇〇万ドル、純利益は一億六一〇〇 万ドル。
約二〇〇〇人の従業員のう ち、半数以上の一〇三〇人はアジア 各国で勤務している。
ダムコがオランダに本社移転 売上高五〇億ドルへ弾みつける ■同社プレスリリース 9・ 11  デンマークの海運大手A・P・モ ラー・マースクのロジスティクス部門 であるダムコは、現在デンマークのコ ペンハーゲンに置いている本社を、二 〇一三年の第1四半期までにオラン ダのハーグに移転する。
ハーグに本 社を置くことで、同社と取引のある 大手荷主や海上・航空輸送業者、欧 州の輸送ハブに近くなる。
これによ り、今後数年間で3PL分野で上位 五社に入るという目標の達成に向け て、弾みをつけたい考え。
 ダムコの〇九年のEBIT(営業利 益に相当)は二二〇〇万米ドル(一 七億一六〇〇万円)だったが、一一 年には四倍強の九七〇〇万ドルまで に増加している。
同社は現在、売上 高を一一年の二八億ドルから一五年に は五〇億ドルに引き上げるという目標 を掲げており、本社の移転はそのた めの布石だという。
同社は世界九〇 カ国に二八〇カ所の拠点を展開してお り、従業員数は一万八〇〇人に上る。
キューネ+ナーゲル 価格カルテルの集団訴訟で和解へ ■同社プレスリリース 9・ 14  スイスの大手ロジスティクス業者 であるキューネ+ナーゲルは、航空 貨物運賃の燃油サーチャージの価格 カルテルをめぐる集団訴訟で、和解 のための準備に入った。
和解には裁 判所の承認が必要だが、成立すれば、 同社は二八〇〇万ドル(二一億八四 〇〇万円)を支払うことになる。
 同社の国際部門のカール・ガーラ ンド会長は、「和解が成立すれば、当 社は長期にわたった法廷闘争からよ うやく解放される」とコメントした。
米ペイサー ヤマハ発の輸送・倉庫業務を担当 ■同社プレスリリース 9・ 14  米国カリフォルニア州に本社を置 くロジスティクス企業、ペイサー・イ ンターナショナルのトラック輸送部 門は、ヤマハ発動機の米国法人と、自 動二輪車と船舶エンジンなどの輸送、 倉庫業務に関する複数年契約を結ん だ。
 アジアで生産されたヤマハの製品 は毎月、西海岸のロングビーチ港とロ サンゼルス港で陸揚げされる。
ペイサ ーはコンテナを港から内陸部のヤマハ の物流センターに横持ちし、センター で付加価値サービスを行った後、西 海岸のディーラーや各地域の配送セ ンターへの輸送を管理する。
フランス郵政公社 eコマース専門物流会社を買収 ■同公社プレスリリース 9・ 17  フランス郵政公社(ラ・ポスト)は、 eコマース向けのロジスティクス業務 とフルフィルメント業務を行うオリウ ム(ORIUM)社を買収した。
 オリウムは二〇〇四年に設立。
欧 州の九カ所に拠点を持ち、そのうち 三カ所がフランス国内にある。
従業 員数は二〇〇人。
TNTエクスプレス 買収を前にCEOが交代 ■同社プレスリリース 9・ 24  TNTエクスプレスの役員会は、同 社のマリー=クリスティン・ロンバー ドCEO(最高経営責任者)の辞表 を受理したと発表した。
同氏は九月 末までに辞任する。
代わって、現在 CFO(最高財務責任者)を務める ベルナール・ボット氏が暫定CEO に就任する。
DHLエクスプレス 一三年一月から運賃を五%値上げ ■同社プレスリリース 9・ 26  ドイツポストDHL傘下のDHL エクスプレスは、国際宅配便の運賃 を平均約五%値上げすると発表し た。
新運賃は来年一月一日から、契 約上許されるすべての荷主に対して 適用する。
具体的な値上げ幅は国に よって異なる。
 同社は運賃値上げの理由として、国 際宅配事業の運営に必要な諸経費や 安全規制の強化に対応するための経 費の増加など、複数の要因を挙げて いる。

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