2012年12月号
NEWS

中国編

DECEMBER 2012  64 2012年10月発表分 「規模以上」港湾の貨物取扱量 一〜八月は六・一%増 ■ 10 ・9  交通運輸省がこのほど発表した統 計によると、貨物取扱量が年間一〇 〇万トン以上に達する「規模以上港 湾」の一〜八月の貨物取扱量は、前 年同期比六・一%増の六三億五〇 三九万トンだった。
八月単月で見る と、前年同月比二%増の七万九二 〇四トンだった。
 また、一〜八月のコンテナ取扱量 は、前年同期比七・四%増の一億 一四八〇万四九〇〇TEU(二〇フ ィート標準コンテナ換算)で、八月 単月では前年同月比三・九%増の一 五一一万六四〇〇TEUだった。
中国の港湾企業、不景気に 上海国際研究センターが指摘 ■ 10 ・ 12  上海国際水運研究センターは最近、 第3四半期(七〜九月)の中国水 運景気レポートを発表した。
それに よると、中国の水運企業の経営状況 は引き続き低迷しているだけでなく、 港湾企業も初めて不景気に陥り、第 4四半期(一〇〜十二月)の状況は さらに悪化する見通しだ。
 第2四半期の中国の港湾企業の景 気指数は九七・四二ポイントで、前 四半期を二〇・七二ポイント下回っ た。
これは港湾企業が深刻な生産状 況に直面し、生産経営状況が収縮し 始めたことを表している。
浙江省嘉興市乍浦港 最大の液体化学工業埠頭を開放 ■ 10 ・ 16  浙江省嘉興市の乍浦港美福石化 埠頭はこのほど、一万トンの燃料油 を積載した外国船が初めて停泊し、 積み降ろしを行ったと発表した。
 同埠頭は乍浦港最大の液体化学工 業埠頭として今年六月から正式に開 放された。
これまで原材料を中国に 輸入する外国船舶は、上海洋山港に 停泊した後、嘉興市に再度原材料を 輸送しており、高額なコストがかか っていた。
同埠頭の正式な開放によ って外国船が乍浦港で直接積み降ろ しを行えるようになり、原材料一ト ン当たり約一〇〇元(一三〇〇円) のコストを削減できる。
企業の年間 輸入燃料を六〇万トンとして計算す ると、毎年約六〇〇〇万元のコスト 圧縮が見込まれる。
前海保税港区の太陽光発電所 招商局集団が併合発電を開始 ■ 10 ・ 19  広東省深圳市前海保税港区の太 陽光発電工事の一期事業で、このほ ど設置と試験が完了し、併合発電が 始まった。
発電量は同パーク区の消 費電量の約五〇%に達している。
 国務院直属のインフラ大手である 招商局集団傘下の招商局保税物流と 招商新能源(深圳)が締結したサー ビス協定によると、同工事の一期事 業の設備容量は二・一メガワットで、 招商保税公司の五、六号倉庫の屋上 約三万平方メートルのスペースに建 設された。
稼働寿命は二五年の設計 で、一期事業の年間発電量は約二二 八万キロワット時。
 発電設備が全面的に稼働するのは 二〇一五年の予定で、年間平均発電 量は一二〇〇万キロワット時に達す る予定だ。
シノペック スイスで埠頭業務に参入へ ■ 10 ・ 22  中国石油化工集団(シノペック) 傘下の中石化冠徳控股はこのほど、 同社と完全子会社の経貿冠徳発展 が、スイスの埠頭経営企業Mercuria Energy Asset Management (MEA M)と協定を締結し、経貿冠徳がベ スタ・ターミナルズの株式の五〇% を買収することで合意したと発表し た。
買収額は一億二八六〇万ユーロ (一三三億七四四〇万円)。
 MEAMは主に欧州で貯蔵能力が 計約一六〇万立方メートルのばら積 み液体貯蔵埠頭を運営し、物流サー ビスを提供している。
営口港務集団 瀋陽インランドポートを建設へ ■ 10 ・ 22  遼寧省の営口港を運営する営口港 務集団の投資で建設される営口港瀋 陽インランドポートについて、建設 地を瀋陽市沈北新区虎石台経済区と することで、同経済区との間で合意 が成立した。
投資総額は三億五〇〇 〇万元(四五億五〇〇〇万元)で、 敷地面積は約十三・三三ヘクタール。
二〇一三年四月に着工し、一五年に 竣工、供用を開始する予定。
 保税倉庫センターと連絡検査セン ター、アセンブリ加工センター、コ ンテナ置き場などを整備し、工商検 査と税関などの機関を統合して瀋陽 市北部の輸出企業の輸送ニーズを満 たし、営口港から瀋陽市をカバーす るドライポートとする計画。
海南航空など四社 二〇億元出資し福州航空を設立 ■ 10 ・ 23  福建省福州市国有資産監督管理 65  DECEMBER 2012 委員会(国資委)はこのほど、同委 員会直轄の福州国有資産投資控股 が、中国海南航空股份との間で「福 州航空有限責任公司出資合意書」を 締結したことを明らかにした。
 福州航空への出資額は、海南航空 が十二億元(一五六億円)・出資比率 六〇%、福州国有資産投資控股が四 億元・出資比率二〇%、他二社がそ れぞれ二億元・出資比率一〇%。
 福州航空は、国際、国内(香港・ マカオ・台湾を含む)航空貨物・郵 便輸送事業、航空輸送関連のサービ ス事業などを手掛ける。
福州長楽国 際空港が今後同社の拠点となる。
中国は世界最大の3PL市場に CEVAロジスティクスが予測 ■ 10 ・ 25  物流大手のCEVAロジスティク スのDidier Chenneveauアジア太平 洋地区総裁はこのほど、中国は二〇 一六年までに世界最大の3PL物流 市場になるとの予測を示した。
市場 規模は一兆一〇〇〇億元(一四兆三 〇〇〇億円)に、年平均成長率は一 六%に達すると見込んでいる。
 同総裁は、今年の第三者物流市場 は前年に比べやや落ち込んでいるが、 アジア太平洋地区は市場の成長に大 きく貢献しており、中国の物流の発 展ペースは世界でも最速だと述べた。
 また、同社のMartin Thaysen中 国区執行副総裁は、中国の物流市場 が現在直面している課題として、中 国企業の物流コストの国内総生産 (GDP)に占める比率が欧州などと 比べ二倍の一八%に達していること を挙げた。
これは主にインフラや法 律・法規などの問題と、中国の物流 市場の分散化によるものだという。
海航集団が株式の四八%を買収 仏エーグル・アズール航空 ■ 10 ・ 26  中国海南航空股份はこのほど、親 会社である海航集団が仏エーグル・ アズール航空の株式の四八%を買収 することを明らかにした。
取引完了 後、海航集団はエーグル・アズール 航空の第二位株主となる。
金山開発が危険品貯蔵施設 傘下企業が七五〇〇万元投じ建設 ■ 10 ・ 26  自転車メーカーの金山開発建設股 フェンはこのほど、傘下の上海和宇 実業が上海市漕鎮に危険化学品貯 蔵施設を建設すると発表した。
投資 額は七五〇〇万元(九億七五〇〇万 円)で、和宇実業が全額を出資する。
 同施設の総土地面積は四万六三二 八・三平方メートル、建設面積は四 万四七四八・二平方メートル。
工期 は約一年。
経営方式はオーダーメイ ドと全体特定レンタルとなる。
国務院が国内水路輸送管理条例 一三年一月から施行へ ■ 10 ・ 29  国務院の温家宝総理はこのほど、 「国内水路輸送管理条例」を発表し た。
二〇一三年一月一日に施行する。
 同条例は、政府が水路輸送市場 の公平な競争を保護し、市場の独占 や不当な競争行為を禁止することを 明確にした。
政府は水路輸送企業 の大規模化、集約化経営をサポート し、産業構造の調整を促進する。
ま た、水路輸送企業が先進的でふさわ しい輸送設備と技術を採用するよう 奨励し、輸送の安全と省エネ、汚染 物排出の減少を保障するほか、水路 輸送企業と旅客、荷主の合法的な権 益を保護する。
浙江省能源集団 海運の寧波海運にTOB ■ 10 ・ 30  海運大手の寧波海運集団はこのほ ど、浙江省能源集団との間で、株式 譲渡契約に調印したと発表した。
浙 江省能源集団は寧波海運集団の株式 の五一%を買収する。
株式公開買付 け(TOB)に必要な資金は約二〇 億三〇〇〇万元(二六三億九〇〇〇 万円)。
 浙江省能源集団は国有企業で、電 力生産と石炭流通、天然ガスの開 発・利用などの分野を中心に業務を 展開している。
同時に、他の事業分 野を開拓し、モデルチェンジも行っ ている。
一方、寧波海運は、海洋の ドライバルクカーゴ輸送を中心に業 務を展開している。
うち主要業務で ある発電用石炭輸送業務は、水上輸 送市場の低迷、需要減少などの影響 を受け、不振となっている。
武漢市 チェコへの国際貨物列車が開通 ■ 10 ・ 31  武漢とチェコを結ぶ国際貨物列車 が、このほど正式に開通した。
二四 日、五〇〇万米ドル(四億五〇〇万 円)相当の電子製品を積んだコンテ ナ専用列車が、武漢の呉家山鉄道コ ンテナセンターターミナルから出発し た。
チェコ到着は二三日後の予定。
 列車は途中、陝西省安康市、西 安市、甘粛省蘭州市、新疆ウイグル 自治区のウルムチ市を通過して同自 治区のアラシャン口から出国。
カザ フスタン、ロシア、ベラルーシ、ポ ーランドを経て、チェコのパルドゥビ ツェに到着する。
ニュース出典:MJC物流ニュース 換算レート:1元= 13円、1ユーロ= 104円、1米ドル= 81円

月刊ロジスティクス・ビジネス

購読のお申し込みはこちらから