欧米編[NEWS]：ロジスティクス・ビジネス[LOGI-BIZ]バックナンバー

2013年7号

NEWS
欧米編

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

JULY 2013　　64 2013年5月発表分ケリー・ロジゴディバの物流センターを開設 ■同社プレスリリース　�
機Γ� 　ケリー・ロジスティクスは、ベルギーの世界的チョコレートメーカー、ゴディバの物流センターを香港に開設した。
アジア太平洋地域の顧客向けにチョコレートの包装や配送を担当する。
ケリー・ロジは二〇〇九年からゴディバと提携して物流面でサポートしてきた。
パナルピナ一─三月は黒字に転換 ■同社プレスリリース　�
機Γ� 　パナルピナが発表した二〇一三年第１四半期（一─三月）決算は、売上高が前年同期比四・〇％増の一六億一六〇万スイスフラン（以下ＣＨＦ、一六九八億円）と増収を確保した。
ＥＢＩＴＤＡ（税・金利・償却前利益）は三〇一〇万ＣＨＦ（三二億円）、純利益は一四三〇万ＣＨＦ（一五億円）。
いずれも航空貨物の価格カルテルに絡む制裁金の影響で赤字だった前年同期から黒字に転じた。
　モニカ・リバーＣＥＯ（最高経営責任者）は「航空輸送の取扱量は依然軟調だったが、海上輸送とロジスティクスは強く成長し続けた」と総括した。
英ウィンカントンセメント大手の物流受託 ■同社プレスリリース　�
機Γ� 　英国の３ＰＬ大手ウィンカントンは、セメントや骨材・コンクリートの製造・販売大手セメックスから三年間の物流業務を受託した。
ウィンカントンは既にセメックス向けに建設資材などの配送を提供しており、今回の契約締結で、英国内の建設現場や小売・卸売業者へ袋詰めしたセメントを輸送する計画と実務の双方を担当することになる。
年間約一万五〇〇〇個の荷物を運ぶ見通し。
ＤＢシェンカーフィンランドに大型物流センター ■同社プレスリリース　�
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庁促轡Д鵐�次Ε蹈献好謄�� は、フィンランドのヘルシンキ近郊のヴァンターに新たな物流拠点を設ける計画を発表した。
ヘルシンキ空港に近接した「ヴィニッカラ・ロジスティクス・エリア」に、五三〇〇万ユーロ（六九億円）を投じ、ターミナルビルとオフィスビル計約五万二三〇〇平方メートルを建設する。
二〇一五年七月に完成する予定。
　暖房を装備した二万五二〇〇平方メートルのターミナル・ホールでは、陸送や小口貨物、宅配、航空・海上貨物の業務を手掛ける。
同社は昨年十一月にも、同国のヌルミヤルヴィで、主に自動車産業をターゲットとした二万四五〇〇平方メートルの物流センターを新設している。
アメリカン航空貨物部門にＧＰＳ追跡システム ■ビジネスワイヤ　�
機Γ� 　米アメリカン航空の貨物部門は、ＧＰＳを活用した貨物追跡システム「フライトセーフ」を五月七日に導入すると発表した。
米国内と米国発の国際貨物が対象。
米国のオン・アセット・インテリジェンス社と連携して同システムを活用する。
温度や圧力、衝撃、振動などをセンサーで監視、随時確認できる。
アマゾンドイツで従業員一五〇〇人がスト ■ガーディアン（電子版）　�
機� 14 など　ドイツのアマゾン倉庫二カ所で働く従業員約一五〇〇人が五月一四日、賃上げと待遇改善を求め、ストライキを実行した。
　ストを呼び掛けた同国最大のサービス業の労働組合「ベルディ（Ｖｅｒ．ｄｉ）」によると、ドイツのアマゾン従業員約九〇〇〇人について、基本給の引き上げや、同国のほかの通販業者と同等の雇用条件を約束する労働協約の締結などを要求しているのに対し、アマゾン側は既にドイツにおける物流企業の平均給与の上限レベルに達しているなどとして、受け入れを拒否しているという。
ＤＨＬサプライチェーンベトナムで十三億円投資へ ■同社プレスリリース　�
機� 16 　�
庁硲魅汽廛薀ぅ船А璽鵑蓮�鵝三� 五年までにベトナムで物流施設やＷＭＳ、ＴＭＳなどのＩＴシステムに一〇〇〇万ユーロ（十三億円）を投資する計画を発表した。
併せて、一万平方メートル規模のＢＴＳ型物流センターが同国北部のバク・ニンに今年第３四半期に完成することも明らかにした。
　同社のベトナムにおける倉庫スペースは現在の九万一〇〇〇平方メートルから一五年までに一・五倍の一四万一〇〇〇平方メートルまで拡大する計画。
今後二年間で輸送用車両を一〇〇台以上配備し、現在の規模より一・六倍まで増やす見込み。
　同社は〇一年にベトナムで事業を開始し、現在は二五の拠点でサービスを提供している。
65　　JULY 2013 換算レート：1ドル＝ 101円、1ユーロ＝ 131円、1ＣＨＦ＝ 106円ネスレがロシアの物流センター拡張今年一〇月本格稼働へ ■同社プレスリリース　�
機� 16 　世界的食品メーカーのネスレは、ロシア南西部のカルーガ州ヴォルシノにある製造拠点内の物流センターの拡張を進めている。
投資額は二九〇〇万ＣＨＦ（三一億円）。
同国での商品の需要増に対応し、ロシアやＣＩＳ（独立国家共同体）諸国の消費者により優れたサービスを提供できるようにするのが狙い。
センターは今年一〇月に本格稼働する予定。
米ＧＭ四五億円で物流センター新設 ■同社プレスリリース　�
機� 21 　米ゼネラル・モータース（ＧＭ）は、四四五〇万ドル（四五億円）を投じ、ミシガン州の「ランシング・グランドリバー組立工場」内に新たな大型物流センターを建設する計画を発表した。
生産の効率と品質を高めるのが狙い。
　同工場は二〇〇一年に操業をスタートし、ＧＭの高級ブランド、キャデラックを手掛けている。
現在は小型スポーツセダン「ＡＴＳ」、ミドルクラス「ＣＴＳ」の三モデルを生産している。
郵船ロジ欧州サムスンのスマホ物流を支援 ■同社プレスリリース　�
機� 22 　郵船ロジスティクスの欧州法人は、韓国サムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーＳ４」について、英国での物流・配送を支援したと発表した。
アジア地域の生産拠点からの製品調達などを手掛けた。
　郵船ロジはこれまでにもサムスンのロジスティクス業務を請け負っている。
英国の倉庫到着から十二時間以内に、全ての製品をサムソンの顧客へ届けることを可能とした。
郵船ロジは今年のサムソン製スマートフォンの取扱量が昨年の五割増になると予想している。
　サムスンは郵船ロジが空港到着後に製品を当日配送することを実現したため、リードタイムを従来の三日から一日に短縮できたと評価している。
蘭ＣＥＶＡ仏筆記具大手の物流受託 ■同社プレスリリース　�
機� 24 　オランダのＣＥＶＡロジスティクスは、フランスの大手筆記具メーカーＢＩＣと新たに三年間の物流業務受託の契約を結んだ。
両社は二〇一二年九月に契約を開始していた。
ＣＥＶＡがイベリア半島のマーケット向け物流のソリューションを担当する。
ＣＥＶＡがスペイン中部トレドのオンティゴラに持つハブ施設で、スペイン・ポルトガル向けの製品の取り扱いや保管を手掛ける。
仏ノルベール・ダントルサングル独３ＰＬのイタリア部門など買収 ■同社プレスリリース　�
機� 27 　フランスのノルベール・ダントルサングルは、ドイツの３ＰＬ大手フィーゲから、イタリア、スペイン、ポルトガル各国のロジスティクス事業を買収すると発表した。
南欧地域での事業基盤強化を狙う。
　フィーゲのイタリア部門の総収入は二〇一二年が九五〇〇万ユーロ（一二四億円）に上り、倉庫面積は二六万四〇〇〇平方メートル。
スペイン、ポルトガル両国では総収入三四〇〇万ユーロ（四五億円）。
買収により、イタリアの物流市場で四番目のシェアを占めることになる。
パナルピナルクセンブルクに倉庫新設 ■同社プレスリリース　�
機� 27 　パナルピナは、ルクセンブルク空港に新たな倉庫を開設した。
厳格な温度管理が求められる医薬品の取扱量拡大を狙う。
投資額は四〇〇万ユーロ（五億円）。
　三〇〇〇平方メートルの施設は二つの主要エリアなどに分かれ、一六〇〇平方メートルのエリアは一五℃ から二五℃の間に温度を維持し、一二七〇パレット分の収容能力を持つ。
一方、八一八平方メートルのエリアは三五〇パレットを収め、温度は二℃ から八℃の間に保つことが可能。
施設には六つのトラックドックも備えている。
　パナルピナは温度管理した航空貨物の取り扱いが過去四年間で急増しており、ルクセンブルクではこの九カ月間で九割拡大したという。
豪グッドマンアクゾ・ノーベルに倉庫提供へ ■同社プレスリリース　�
機� 27 　不動産投資大手の豪グッドマン・グループは、ドイツの世界的塗料・化学品メーカー、アクゾ・ノーベル向けに一万平方メートルの物流センターを提供する計画を発表した。
ドイツ西部のフィアゼンに開発し、今年十一月にアクゾ・ノーベルへ引き渡す予定。
　両社はこのたび、七年間の賃貸借契約を結んだ。
新倉庫は塗料やニスなどを扱う。