2013年12月号
ARC
ARC
インドの物流IT市場(WMS/TMS)
77 DECEMBER 2013
本コーナーでは米国の大手調査会社、ARCア
ドバイザリーグループの市場報告書を紹介してい
る。
今回はインドの倉庫管理システムと輸送管理 システム市場についてのレポートを取り上げる インドの物流IT市場(WMS/TMS) 初期段階にあるWMS市場 インドではWMS(Warehouse Management System :倉庫管理システム)ソリューション はまだ普及していない。
世界の他の地域では 既存システムの更新サイクルを迎えつつある が、インドでのWMSとそれに付随する付加 価値サービスの導入はまだこれからという段 階にある。
それでも近年は投資回収の早さな どが認知され、徐々に導入の動きが広がって きている。
その他に伸びの要因としては、追 加モジュールの導入、サプライチェーン実行プ ラットフォームがもたらす効果を狙ったアッ プグレードの追加、小売の世界でオムニチャ ネル・リテイリングという考え方が一般的に なってきたことなどが挙げられる。
調査に当たったARCのシニアアナリスト、 ニーラム・シンは次のように語っている。
「現 状の導入水準が低いため、インドはWMSに とって大きな可能性のある市場である。
多く の企業は一連のフルフィルメントを手作業も しくは自社開発システムで行っており、今後 こうした状況の改善を望んでいる」 オムニチャネル・リテイリングにより、小売・ アパレル・3PLはWMSソリューションを 必要とするようになってきている。
従来は 小売店舗への商品補充がメーンであった倉庫 は、eコマースに重点を置いた新たな領域へ と変化している。
より正確に店舗在庫を把握 して発注やフルフィルメントの選択肢を広げ るため、小売業者は店舗内WMSソリューシ ョンの導入をも進めている。
一方、自社のウ ェブサイトで消費者に直接販売しているアパ レル企業は、配送全体を統御するためにWM Sを購入している。
eコマースの進展も、こ のチャネルの物流を3PLへアウトソーシング する要因となっている。
3PLの多くはeコ マース・フルフィルメント専用の物流センター を整備しているからである。
大きく伸びる輸送管理システム市場 TMS( Transportation Management Systems :輸送管理システム)はインドで急 速に伸びており、サプライチェーン関連のソ リューションうちで最も伸びが大きいものの 一つである。
今後も引き続き堅調に成長して いくとARCでは予想している。
近年インドでは、TMSソリューションが 広く受け入れられ始めた。
ロジスティクスに それなりの支出をしているほとんど全ての企 業が、TMSの成長を牽引していくだろう。
しかし、既存の自社開発システムとの統合と いった課題がまだ残されている。
3PLの間では既存のソリューション、特に 大手ERPベンダーのTMSの代わりに最新 のシステムを導入することが目立っている。
(年) ©2013 ARC Advisory Group インドのTMS 市場 2012 2013 2014 2015 2016 2017
今回はインドの倉庫管理システムと輸送管理 システム市場についてのレポートを取り上げる インドの物流IT市場(WMS/TMS) 初期段階にあるWMS市場 インドではWMS(Warehouse Management System :倉庫管理システム)ソリューション はまだ普及していない。
世界の他の地域では 既存システムの更新サイクルを迎えつつある が、インドでのWMSとそれに付随する付加 価値サービスの導入はまだこれからという段 階にある。
それでも近年は投資回収の早さな どが認知され、徐々に導入の動きが広がって きている。
その他に伸びの要因としては、追 加モジュールの導入、サプライチェーン実行プ ラットフォームがもたらす効果を狙ったアッ プグレードの追加、小売の世界でオムニチャ ネル・リテイリングという考え方が一般的に なってきたことなどが挙げられる。
調査に当たったARCのシニアアナリスト、 ニーラム・シンは次のように語っている。
「現 状の導入水準が低いため、インドはWMSに とって大きな可能性のある市場である。
多く の企業は一連のフルフィルメントを手作業も しくは自社開発システムで行っており、今後 こうした状況の改善を望んでいる」 オムニチャネル・リテイリングにより、小売・ アパレル・3PLはWMSソリューションを 必要とするようになってきている。
従来は 小売店舗への商品補充がメーンであった倉庫 は、eコマースに重点を置いた新たな領域へ と変化している。
より正確に店舗在庫を把握 して発注やフルフィルメントの選択肢を広げ るため、小売業者は店舗内WMSソリューシ ョンの導入をも進めている。
一方、自社のウ ェブサイトで消費者に直接販売しているアパ レル企業は、配送全体を統御するためにWM Sを購入している。
eコマースの進展も、こ のチャネルの物流を3PLへアウトソーシング する要因となっている。
3PLの多くはeコ マース・フルフィルメント専用の物流センター を整備しているからである。
大きく伸びる輸送管理システム市場 TMS( Transportation Management Systems :輸送管理システム)はインドで急 速に伸びており、サプライチェーン関連のソ リューションうちで最も伸びが大きいものの 一つである。
今後も引き続き堅調に成長して いくとARCでは予想している。
近年インドでは、TMSソリューションが 広く受け入れられ始めた。
ロジスティクスに それなりの支出をしているほとんど全ての企 業が、TMSの成長を牽引していくだろう。
しかし、既存の自社開発システムとの統合と いった課題がまだ残されている。
3PLの間では既存のソリューション、特に 大手ERPベンダーのTMSの代わりに最新 のシステムを導入することが目立っている。
(年) ©2013 ARC Advisory Group インドのTMS 市場 2012 2013 2014 2015 2016 2017
