2013年12月号
NEWS

中国編

DECEMBER 2013  80 2013年10月発表分 四川省のハイレベル航路 一五年に一二〇九キロへ ■ 10 ・9  交通運輸省と四川省を含む長江 沿いの七省二市(江蘇省、安徽省、 江西省、湖北省、湖南省、四川省、 雲南省、上海市、重慶市)は、湖北 省武漢市で「長江水上輸送の発展に 関する重点業務の共同推進協定」に 調印した。
 四川省交通運輸庁航務管理局に よると、協定内容と同省の計画に基 づき、二〇一五年までに、同省の 四級とそれ以上のハイレベル航路は 一二〇九キロメートルに達し、港湾 の貨物取扱能力は一億一〇〇〇万ト ン、コンテナ取扱量は二五〇万TE U(二〇フィート標準コンテナ換算) を上回る見通し。
紡績大手の軽紡城 物流倉庫を紹興市に建設へ ■ 10 ・9  紡績大手の浙江中国軽紡城集団 股份有限公司(軽紡城、本社:浙江 省紹興市)はこのほど、完全子会社 の紹興県中国軽紡城国際物流中心 有限公司が中国軽紡城国際物流倉 庫センターを建設する計画を発表し た。
投資総額は六億八〇〇〇万元 (一〇八億八〇〇〇万円)。
建坪面 積は一九万四八〇〇平方メートルで、 今年十一月に着工し、二〇一五年末 までに竣工する見込み。
交通省 「交通運輸発展報告」を初公表 ■ 10 ・ 10  交通運輸省はこのほど、「中国道 路・水路交通運輸発展報告」を初め て公表した。
二〇一二年末時点での 中国の道路総距離は四二四万キロメ ートル、開通した高速道路の総距離 は九万六〇〇〇キロメートルだった。
内陸河川航路の航行距離は十二万五 〇〇〇キロメートル、沿岸と内陸河 川の港湾の非旅客用バースは三万二 〇〇〇カ所に上った。
全国の道路で 営業運転する自動車は一三四〇万台、 水上運輸船舶は一七万九〇〇〇隻。
 一二年の道路の旅客輸送量は一九 七八年の二三・八倍、旅客回転量 は三五・四倍、貨物輸送量は二一倍、 貨物回転量は一七〇倍にも達した。
また、水路の貨物輸送量は九・七倍、 貨物回転量は二一・五倍、港湾の貨 物取扱量は三八・五倍の一〇七億八 〇〇〇万トンに膨れ上がった。
インフラ建設の中国交建 甘粛省で一五〇〇億元投資へ ■ 10 ・ 10  甘粛省政府はこのほど、今後三〜 五年以内に、大手インフラ建設事業 者の中国交通建設股有限公司(本 社・北京市)が同省の交通インフラ 建設に約一五〇〇億元(二兆四〇〇 〇億円)を投資すると発表した。
両 者は複数の提携モデルを通して甘粛 省の第十二次、十三次五カ年計画の 期間である二〇一一〜二〇年にかけ て、交通発展計画の範囲内で全長約 二〇〇〇キロメートル、総投資額約 二〇〇〇億元(三兆二〇〇〇億円) の交通インフラ建設事業について提 携を実施する。
交通省と上海市人民政府 国際水上輸送センターの建設加速 ■ 10 ・ 11  交通運輸省はこのほど、上海市人 民政府と共同で、「『中国(上海)自 由貿易試験区全体案』に基づく上海 国際水上輸送センターの建設加速に 関する実施意見」を発表した。
具体 的には、外資系企業は四九%以上の 出資比率で中外合弁と中外合作の国 際船舶運輸企業を設立することがで きる。
 さらに、船舶登録の主体となる外 資系企業の出資比率は五〇%の制限 を超えられる。
外資系企業が同区で 国際船舶管理業務を取り扱う独資企 業を設立することが可能となる。
英テスコと華潤創業 中国小売事業統合で合意 ■ 10 ・ 11  英流通大手のテスコ(Tesco PLC、 TSCO.LN)はこのほど、中国国有 の大型複合企業である華潤創業有限 公司と中国の小売事業を統合し、多 元的な小売企業を設立することで最 終合意に達した。
テスコの中国国内 一三四店舗やショッピングセンター の業務と、華潤万家の二九八六店舗 を統合し、相乗効果を狙う。
 テスコは合弁会社に一億八五〇〇 万ポンド(二九〇億四五〇〇万円) を出資。
また取引完了時に華潤創業 へ八〇〇〇万ポンド(一二五億六〇 〇〇万円)を、取引完了の一年後に 再び八〇〇〇万ポンドをそれぞれ支 払う。
監督管理部門と華潤創業の株 主の承認を得られれば、取引は二〇 一四年上半期に完了する見込み。
春秋航空 台湾航路の開通認可 ■ 10 ・ 16  民間格安航空会社(LCC)の春 秋航空有限公司(本社・上海市)は このほど、台湾までの直行便開通の 許可を受けたと発表した。
一〇月二 七日に上海市から高雄市までの直行 81  DECEMBER 2013 便がスタート。
中国本土と台湾を結 ぶ同社初の直行便となる。
また、中 国本土と台湾が二〇〇九年に定期便 を開通してから、初めて中国本土の 民間航空会社・LCCが同航路へ参 入することになる。
中国の速達業務収入 二〇年に四〇〇〇億元突破と予測 ■ 10 ・ 17  国家郵政局の馬軍勝局長はこのほ ど、二〇二〇年までに中国の郵政業 がGDPに占める比率が〇・六%を 上回り、うち速達業務収入が四〇〇 〇億元(六兆四〇〇〇億円)を突破、 一〇年の四倍に達するとの見通しを 発表した。
国家発展改革委 全国物流パーク発展計画を発表 ■ 10 ・ 21  国家発展改革委員会(発改委)は このほど、「全国物流パーク発展計 画」を発表し、二〇二〇年までに合 理的で、適切な規模を有し、各機能 を備え、環境に配慮した高効率な全 国物流パーク網体系を基本的に形成 するよう求めた。
今後物流パークを 配置する都市を三等級に分け、一級 物流パークは二九都市、二級物流パ ークは七〇都市に配置。
三級物流パ ークは原則として地区クラスの都市 とする。
洋山深水港の主要航路 双方向通航を正式に開始 ■ 10 ・ 21  上海国際航運センター洋山深水港 がこのほど、八カ月の双方向の試験 通航を経て、正式に主要航路の双方 向通航を開始した。
上海自由貿易区 の水上輸送分野での競争力がさらに 向上する見通し。
コルラ〜ゴルムド間の鉄道建設 発改委の承認を獲得 ■ 10 ・ 22  大手鉄道建設事業者の中国鉄建 股份有限公司はこのほど、国家発展 改革委員会(発改委)が、同社が設 計した新疆ウイグル自治区コルラと 青海省ゴルムドを結ぶ鉄道建設の提 案書を承認したことを明らかにした。
 同鉄道は旅客と貨物輸送を兼ねた 幹線鉄道で、全長は一二二二・九キ ロメートル。
路線ランクは国鉄一級、 単線で建設され、投資総額は三六五 億元(五八四〇億円)。
中航国際 独KHDの株式を公開買い付け ■ 10 ・ 22  中国航空技術北京有限公司はこの ほど、米IATリインシュアランス など十二社との間で、独KHDフン ボルト・ヴェダーグ・インターナシ ョナルの株式一九・〇三%を取得す ることで合意した。
買収額は六一〇 〇万ユーロ(八一億一三〇〇万円)。
 併せて、シンガポールの投資会社 三社を共同保有者として、KHDの その他株主に株式公開買い付けを発 表した。
これは中国企業によるフラ ンクフルト市場上場企業に対する初 の株式公開買い付けとなる。
 KHDは一八五六年に創業し、世 界のセメント技術設備分野のリーダ ー的存在。
中航国際はKHDの株式 二〇%を保有する筆頭株主。
バルチック海運取引所 上海市に事務所を設立 ■ 10 ・ 24  本部を英国ロンドンに置くバルチ ック海運取引所が二一日、上海市に 事務所を開設した。
中国本土への事 務所設立は同取引所の二六九年の歴 史で初めて。
 アジアの会員が全体に占める比率 を現在の一〇〜一五%から二五%ま で引き上げるのが目標。
さらに、中 国企業のFFA業務(海上運賃先渡 契約)参与度アップなどにも取り組 む。
「モノのインターネット」産業連盟 中国で初めて発足 ■ 10 ・ 31  情報技術研究を手掛ける中国電子 科技集団公司(本社・北京市)が発 起人の物聯網(モノのインターネット、 IOT=Internet of Things)産業技 術創新戦略連盟がこのほど、北京市 で発足した。
IOTはIT関連機器 以外の家電製品をネットに接続する 技術。
物聯網の産業チェーンにある 主要企業と科学研究企業、組織が 共同で設立した中国初の国家級物聯 網産業連盟となる。
フォルクスワーゲン 中国で新エネルギー戦略発表 ■ 10 ・ 31  独自動車大手フォルクスワーゲン (VW)はこのほど、中国で新エネル ギー戦略を発表した。
二〇一三〜一 四年から輸入方式でプラグインハイブ リッド自動車(PHEV)と純電動 自動車(EV)を販売。
同時に、同 社の新エネルギー自動車の中国現地 生産も開始する。
一六年までに中国 での新エネルギー車生産を実現する見 込み。
同社はトヨタ自動車に次いで ハイブリッド自動車の中国現地生産 化を宣言した国際企業になる。
ニュース出典:MJC物流ニュース 換算レート:1元= 16円、1ポンド= 157円、1ユーロ= 133円

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