2023年4月号
特集
特集
新たな物流市場セグメントの見取り図
EC物流市場の規模と全体像
経済産業省の調査によると2021年(暦年)の日本の物販系分野BtoC-EC化率は前年から0・7ポイント上昇して8・78%となった。
市場規模は同8・61%増の13兆2865億円だった。
コロナ禍を受けて成長ペースが大きく加速した。
日本通信販売協会(JADMA)の調査でも、20年度(20年4月─21年3月)の通販市場売上高は調査開始以来となる前年度比20・1%増を記録した。
続く21年度も7・8%増となり、市場規模は11兆4600億円に拡大した。
足元では、コロナ特需の剥落など多少の揺り戻しは見られるが、今後も長期的に成長が続くと予想されている。
EC・通販向け物流市場(以下、本稿では通販向けを含めてEC物流と呼ぶ)もほぼ同じペースで拡大していくことになる。
EC物流の市場規模には今のところ広く認められた統計データがない。
それでもEC物流サービスを大きく配送と倉庫に分けて、それぞれ以下のように推測することができる。
宅配便は周知の通り大手3社が圧倒的なシェアを握っている。
3社が取り扱う宅配便の半分をBtoCと見なして、宅配便としてカウントされていない地域宅配会社の売り上げを足し合わせると、1兆5千億円程度がECラストワンマイルの市場規模になる。
2022年3月期のヤマト運輸の宅配便取扱個数22億7562万個に単価の614円をかけた収入が1兆3972億円。
佐川急便が同9129億円、日本郵便が同4432億円。
3社を合計すると2兆7533億円。
その2分の1に各地の地域宅配会社の売り上げを合計1000億円余りと見積もった。
市場規模は同8・61%増の13兆2865億円だった。
コロナ禍を受けて成長ペースが大きく加速した。
日本通信販売協会(JADMA)の調査でも、20年度(20年4月─21年3月)の通販市場売上高は調査開始以来となる前年度比20・1%増を記録した。
続く21年度も7・8%増となり、市場規模は11兆4600億円に拡大した。
足元では、コロナ特需の剥落など多少の揺り戻しは見られるが、今後も長期的に成長が続くと予想されている。
EC・通販向け物流市場(以下、本稿では通販向けを含めてEC物流と呼ぶ)もほぼ同じペースで拡大していくことになる。
EC物流の市場規模には今のところ広く認められた統計データがない。
それでもEC物流サービスを大きく配送と倉庫に分けて、それぞれ以下のように推測することができる。
宅配便は周知の通り大手3社が圧倒的なシェアを握っている。
3社が取り扱う宅配便の半分をBtoCと見なして、宅配便としてカウントされていない地域宅配会社の売り上げを足し合わせると、1兆5千億円程度がECラストワンマイルの市場規模になる。
2022年3月期のヤマト運輸の宅配便取扱個数22億7562万個に単価の614円をかけた収入が1兆3972億円。
佐川急便が同9129億円、日本郵便が同4432億円。
3社を合計すると2兆7533億円。
その2分の1に各地の地域宅配会社の売り上げを合計1000億円余りと見積もった。
