2005年2月号
道場
道場
避けられない環境対策
FEBRUARY 2005 66事務所で少し遅い新年会が催された大先生の一言で環境談義が始ま た大先生が講師をしているある講座の修了生が事務所に集ま て 少し遅い新年会が開かれた 大先生を囲む会 と称した集まりで 久し振りの会合である 事務所の近くにある大先生行きつけの店々から料理を取り寄せたこともあ て いつもは殺風景な会議机が豪勢なテ ブルへと変身している 幹事による新年の挨拶と乾杯で宴会が始ま た 弟子二人に加えて 事務所の庶務を一手に引き受ける女史も参加して にぎやかな宴席とな た 話題が 各社の物流の新しい取り組みから 個人的な趣味の世界にまで広がり 宴もたけなわとな たとき 突然 大先生が話題を変えた 知 てる? 西暦二一〇〇年頃になると 真夏日がいまより何日増えるか てこと? あ それ聞いたことがあります なんか昨年の二倍の一二〇日くらいになるんだそうですね 昨年は暑い日が続きましたが その倍になんてな たらかないません 一二〇日とい たら四カ月間ですよ 具体的にそういう話を聞くと大変なことだと感じます これはもう 温暖化についてわれわれも本気で対策を取らねばと考えてます ある大手メ カ の物流部長が深刻そうな顔で答えた それを聞いて 隣に座 ている物流業者の部長が大きく頷き ぐ と身を乗り出した この会社は環境対策に熱心なことで知られている それだけに環境についてはいろいろと調べているらしい ある報告書によりますと CO2がいまのまま増え続けると 二一〇〇年までに平均気温が六度近く上昇し 海面も九〇センチ近く上が てしまうらしいんです これは思 ている以上に大変なことですよ うん そう そこにおける最大の問題はなんだと思う? 大先生はこう言 て たばこに火をつけると 煙を吐き出した 何を言うのか みんなが興味深そうに見守る 《この連載について》主人公の“大先生”はロジスティクスに関するコンサルタントだ。
コンサル見習いの“美人弟子”と“体力弟子”とともに多くの企業を指導してきた。
「サロン編」と題する現シリーズでは、大先生の事務所で起こるさまざまなエピソードを紹介している。
今回は、大先生の事務所に集まってきた“教え子”たちとの新年会の模様を紹介する。
事務所のコンサルタントたちと、メーカー、卸、物流業者の実務家が環境について語り合う。
湯浅コンサルテ ング代表取締役社長湯浅和夫湯浅和夫の 第34回 サロン編 避けられない環境対策 67 FEBRUARY 2005 そこにおける最大の問題は 学校の夏休みを何日にするかということだな まさか いまの倍にするわけにはいかないわな そうだろ? 誰も返事をしない 呆れ顔で大先生を見ている 突然 美人弟子が立ち上がり 自分の席の方に小走りに駆けて行 た その場を取り繕うように 女史が どうぞ 召し上が てください と料理を勧める 思い出したように みんなは箸を取り 料理に手を伸ばした そして これは素材がいい だとか これは酒に合う などと好きなことを言い交わしはじめた 一安心とい た風情で 女史がその様子を見守 ている そこに 美人弟子が手にフ イルを持 て宴席に戻 てきた 環境に高い関心を持 ている美人弟子はいろいろな資料を集めている 席に座るなり さきほどの大先生の夏休み問題などおかまいなしに話し始めた これは 温暖化が地球にどんな影響を与えるかについての新聞などの記事を集めたものなんですが 恐いですよ え と 大先生を除く全員の視線が美人弟子に集まる また箸が止ま てしま た ひとり大先生だけが酒を口に運び 料理に手を出している 温暖化の影響と考えられる異変がすでに各地で見られるそうです たとえば北極海では氷が溶け始めていて 過去三〇年で海氷面積が二〇%も減 たそうです このままでは今世紀末までに北極熊やアザラシが絶滅する可能性さえあるそうです Illustration ELPH‐Kanda KadanFEBRUARY 2005 68また アルプス山脈やヒマラヤ山脈でも氷河の後退が進んでいるし フ ジ などでは海面が上昇しているそうです 超大型の台風や大干ばつなども温暖化の影響とみられているようです 美人弟子の解説に 物流業者の部長がつけ加える 温暖化ガスを自然が吸収できるレベルにまで戻すには 排出量をいまの三分の一に抑えないとダメらしいですね それに CO2やメタンなどの温暖化ガスは たしか一〇〇年くらいは無くならず大気中に存在し続けるんだそうです これは大変なことです 早く排出を抑えないと 京都議定書が今月半ばに発効しますけど これは本当に小さな一歩 てことですね 今度は 体力弟子が深刻そうに口を挟んだ みんなが頷く それを見た体力弟子が続けた 物流業界では低公害型トラ クを使うだとかエコドライブをするとか言われてますが 私たち消費者もマイカ を使うときにはエコドライブをやる必要がありますね 美人弟子は大きく頷くと ち と恥ずかしそうに言 た 実は私 最近はなるべく車を使わないで 電車やバスを使うようにしています それ それですよ 車を使わないようにするのが最大の環境対策です さすがですね 物流業者の部長が褒めた そのとき それまで黙 て話を聞いていた卸売業者の物流マネジ が にこにこしながら口を開いた 物流は やらないのが一番! 話が大先生の持論に展開する そうなると コスト削減だけでなく 環境対策という点でも 先生がいつもお し ている 物流はやらないのが一番 というのが大きなポイントにな てきますね 物流業者の部長が大きく頷きながら 自分の考えを述べた それが大事 私どもも 物流をやらないためのシステム提案を今年の営業の大きな柱にしていくつもりで準備を進めています ここに3PLの本質があると 私は思 ています 卸の物流マネジ が にこにこしながら頷く 彼は社内では結構厳しい仕事振りのようだが 酒が入るとまるで好好爺だ にこにこしたまま物流業者の部長をかまう でも そうすると輸送業務が減 てしまうでし 収入に影響は出ない? 物流システム全体の受託が前提ですからト タルの収入は増えるはずです いずれにしても 荷主さんにと て本来必要のない輸送などで稼ごうとは思いませんし 収入が減 てしまうからと黙 ていたら 他の業者にその無駄を省く提案を先にされてしま て われわれは外されてしまうかもしれません 3PLの時代というのは そういう時代だと思 てます 物流業者の部長が生真面目に答える ここで また大先生が そうそう と言 て割り込んできた 今度はみんな 何を言うつもりなのかと少し69 FEBRUARY 2005警戒気味だ さ きの夏休みの件だけどさ みんなが一斉に引く に と笑いながら大先生が続けた まあ それはいいとして そういう時代だ ていう今の認識はそのとおり その認識を強く持つことが必要 知 てるだろ? かつて荷主から合理化提案をしろと言われながら そんなことしたら収入が減 てしまうと手をこまねいていた物流業者が 他の業者に先を越されて仕事を失う事例が少なからずあ たことを 物流業者の部長が ありました ありました と相槌を打つ 大先生が続ける それから 親会社の物流を合理化すると自分たちの収入が減 てしまうなどとい て 何もしなか た物流子会社もあ たな 結局 親会社の不信を招いて その後は親子関係がぎくし くしてしま たけど 今度はメ カ の物流部長が 思い当たるところがあ たのか頷いて同意している さらに大先生が続けた 要するに 荷主の立場に立つということを本気で考えなければならない時代だ てことさ 荷主の物流部長の立場に立 て そんな無駄な物流を見つけたらどう思うか てこと 明らかに無駄だという活動があ たとしたら 物流部長として放 ておくか? おかないだろ? 物流業者としての自分たちの利害より荷主の利害を優先するという強い意識を持たなければダメなんだよ それでも 決して物流業者の収入は減らないから 心配はいらない 自分の収入が減 てしまうなどという小さい考えは捨てないと わが意を得たりとばかりに 物流業者の部長が言葉をついだ はい ま たく同感です ただ そういう意識になるのが難しいのもたしかです これまでの常識からなかなか抜け出せないというのが実態です うちも 全社的に見ると まだそのような考え方が共通認識という形にはな ていません でも 私はその方向でどんどん進めるつもりです 言葉だけで意識を変えるのは不可能ですから 実例を示して理解を得ようと思 てます 大先生が頷くのを見て 物流業者の部長が一言つけ足した 3PL事業を推進するにあた て 先生のお力をお借りしたいと思いますが その場合はよろしくお願いします 大先生がまた頷く 物流業者の部長は安心したように酒に手を伸ばした そこに メ カ の物流部長が楽しそうにチ チ を入れた 彼のところはずいぶん儲けているようですから コンサル料はが ぽり取 てください 物流業者の部長が慌てて否定する そんなことありませんよ なるべく安くお願いします 美人弟子が 笑いながら話を引き取る 大丈夫です うちは顧客の立場にた てますから か こいい FEBRUARY 2005 70メ カ の物流部長が小さく拍手をすると 美人弟子は はい と胸を張 た 座が笑いに包まれた えらい! そういう視点が重要だ いきなり大先生が物流部長を褒めた料理をつつきながら 体力弟子が誰にともなく質問した 最近 グリ ン調達と言われて 原材料や部品を調達するときにも環境への配慮が事業者選択の一つの要因にな ています これは 物流事業者を選択するときにも重要な要因になるということでし うか? メ カ の物流部長が即答した それは もう当然です サプライチ ンをマネジメントする主要な要素に環境対策が入 ているということです 頷きながら 体力弟子がさらに質問した これが聞きたか たらしい そうなると 荷主側でも既存の物流業者の環境対策を積極的に支援してやる必要がありますね 物流業者任せでは対策が遅れるかもしれませんし 環境対策がし かりしている業者を選べばいいと言 ても そう簡単に取引先を乗り換えるわけにもいかないでし うし そのとおりです うちとしても 積極的に支援していくつもりでいます ただ 荷主と言 てもいろいろですから 環境対策は物流業者がやればいいんだというスタンスのところもあるでし うね でも そうや て本来は自分たちにと て重要なことを業者に押しつけてしまうような企業は 後で必ず痛い目を見ますよ えらい! 突然 大先生がメ カ の物流部長を褒めた きれいごとに聞こえるけど あんたの性格からすると 本気で言 てるんだろうから えらい!目先のことにとらわれず 全社的な視点に立 て考えるというスタンスが いま物流部長に求められている とくに環境問題においては そういう視点が重要だ いきなり大先生に褒められた部長は当惑気味だ でも まんざらでもなさそうな顔をしている その顔を見ながら 大先生が突然また話題を変えた ところで京都議定書の発効もいいけど その前にワ ルドカ プの最終予選が始まるな 大先生の大好きなサ カ に話題が移 た 今日の宴会も長くなりそうだ 本連載はフ クシ ンです ゆあさ・かずお一九七一年早稲田大学大学院修士課程修了 同年 日通総合研究所入社 同社常務を経て 二〇〇四年四月に独立 湯浅コンサルテ ングを設立し社長に就任 著書に 手にとるようにIT物流がわかる本 かんき出版 Eビジネス時代のロジステ クス戦略 日刊工業新聞社 物流マネジメント革命 ビジネス社 ほか多数 湯浅コンサルテ ングhttp://yuasa‐c。
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コンサル見習いの“美人弟子”と“体力弟子”とともに多くの企業を指導してきた。
「サロン編」と題する現シリーズでは、大先生の事務所で起こるさまざまなエピソードを紹介している。
今回は、大先生の事務所に集まってきた“教え子”たちとの新年会の模様を紹介する。
事務所のコンサルタントたちと、メーカー、卸、物流業者の実務家が環境について語り合う。
湯浅コンサルテ ング代表取締役社長湯浅和夫湯浅和夫の 第34回 サロン編 避けられない環境対策 67 FEBRUARY 2005 そこにおける最大の問題は 学校の夏休みを何日にするかということだな まさか いまの倍にするわけにはいかないわな そうだろ? 誰も返事をしない 呆れ顔で大先生を見ている 突然 美人弟子が立ち上がり 自分の席の方に小走りに駆けて行 た その場を取り繕うように 女史が どうぞ 召し上が てください と料理を勧める 思い出したように みんなは箸を取り 料理に手を伸ばした そして これは素材がいい だとか これは酒に合う などと好きなことを言い交わしはじめた 一安心とい た風情で 女史がその様子を見守 ている そこに 美人弟子が手にフ イルを持 て宴席に戻 てきた 環境に高い関心を持 ている美人弟子はいろいろな資料を集めている 席に座るなり さきほどの大先生の夏休み問題などおかまいなしに話し始めた これは 温暖化が地球にどんな影響を与えるかについての新聞などの記事を集めたものなんですが 恐いですよ え と 大先生を除く全員の視線が美人弟子に集まる また箸が止ま てしま た ひとり大先生だけが酒を口に運び 料理に手を出している 温暖化の影響と考えられる異変がすでに各地で見られるそうです たとえば北極海では氷が溶け始めていて 過去三〇年で海氷面積が二〇%も減 たそうです このままでは今世紀末までに北極熊やアザラシが絶滅する可能性さえあるそうです Illustration ELPH‐Kanda KadanFEBRUARY 2005 68また アルプス山脈やヒマラヤ山脈でも氷河の後退が進んでいるし フ ジ などでは海面が上昇しているそうです 超大型の台風や大干ばつなども温暖化の影響とみられているようです 美人弟子の解説に 物流業者の部長がつけ加える 温暖化ガスを自然が吸収できるレベルにまで戻すには 排出量をいまの三分の一に抑えないとダメらしいですね それに CO2やメタンなどの温暖化ガスは たしか一〇〇年くらいは無くならず大気中に存在し続けるんだそうです これは大変なことです 早く排出を抑えないと 京都議定書が今月半ばに発効しますけど これは本当に小さな一歩 てことですね 今度は 体力弟子が深刻そうに口を挟んだ みんなが頷く それを見た体力弟子が続けた 物流業界では低公害型トラ クを使うだとかエコドライブをするとか言われてますが 私たち消費者もマイカ を使うときにはエコドライブをやる必要がありますね 美人弟子は大きく頷くと ち と恥ずかしそうに言 た 実は私 最近はなるべく車を使わないで 電車やバスを使うようにしています それ それですよ 車を使わないようにするのが最大の環境対策です さすがですね 物流業者の部長が褒めた そのとき それまで黙 て話を聞いていた卸売業者の物流マネジ が にこにこしながら口を開いた 物流は やらないのが一番! 話が大先生の持論に展開する そうなると コスト削減だけでなく 環境対策という点でも 先生がいつもお し ている 物流はやらないのが一番 というのが大きなポイントにな てきますね 物流業者の部長が大きく頷きながら 自分の考えを述べた それが大事 私どもも 物流をやらないためのシステム提案を今年の営業の大きな柱にしていくつもりで準備を進めています ここに3PLの本質があると 私は思 ています 卸の物流マネジ が にこにこしながら頷く 彼は社内では結構厳しい仕事振りのようだが 酒が入るとまるで好好爺だ にこにこしたまま物流業者の部長をかまう でも そうすると輸送業務が減 てしまうでし 収入に影響は出ない? 物流システム全体の受託が前提ですからト タルの収入は増えるはずです いずれにしても 荷主さんにと て本来必要のない輸送などで稼ごうとは思いませんし 収入が減 てしまうからと黙 ていたら 他の業者にその無駄を省く提案を先にされてしま て われわれは外されてしまうかもしれません 3PLの時代というのは そういう時代だと思 てます 物流業者の部長が生真面目に答える ここで また大先生が そうそう と言 て割り込んできた 今度はみんな 何を言うつもりなのかと少し69 FEBRUARY 2005警戒気味だ さ きの夏休みの件だけどさ みんなが一斉に引く に と笑いながら大先生が続けた まあ それはいいとして そういう時代だ ていう今の認識はそのとおり その認識を強く持つことが必要 知 てるだろ? かつて荷主から合理化提案をしろと言われながら そんなことしたら収入が減 てしまうと手をこまねいていた物流業者が 他の業者に先を越されて仕事を失う事例が少なからずあ たことを 物流業者の部長が ありました ありました と相槌を打つ 大先生が続ける それから 親会社の物流を合理化すると自分たちの収入が減 てしまうなどとい て 何もしなか た物流子会社もあ たな 結局 親会社の不信を招いて その後は親子関係がぎくし くしてしま たけど 今度はメ カ の物流部長が 思い当たるところがあ たのか頷いて同意している さらに大先生が続けた 要するに 荷主の立場に立つということを本気で考えなければならない時代だ てことさ 荷主の物流部長の立場に立 て そんな無駄な物流を見つけたらどう思うか てこと 明らかに無駄だという活動があ たとしたら 物流部長として放 ておくか? おかないだろ? 物流業者としての自分たちの利害より荷主の利害を優先するという強い意識を持たなければダメなんだよ それでも 決して物流業者の収入は減らないから 心配はいらない 自分の収入が減 てしまうなどという小さい考えは捨てないと わが意を得たりとばかりに 物流業者の部長が言葉をついだ はい ま たく同感です ただ そういう意識になるのが難しいのもたしかです これまでの常識からなかなか抜け出せないというのが実態です うちも 全社的に見ると まだそのような考え方が共通認識という形にはな ていません でも 私はその方向でどんどん進めるつもりです 言葉だけで意識を変えるのは不可能ですから 実例を示して理解を得ようと思 てます 大先生が頷くのを見て 物流業者の部長が一言つけ足した 3PL事業を推進するにあた て 先生のお力をお借りしたいと思いますが その場合はよろしくお願いします 大先生がまた頷く 物流業者の部長は安心したように酒に手を伸ばした そこに メ カ の物流部長が楽しそうにチ チ を入れた 彼のところはずいぶん儲けているようですから コンサル料はが ぽり取 てください 物流業者の部長が慌てて否定する そんなことありませんよ なるべく安くお願いします 美人弟子が 笑いながら話を引き取る 大丈夫です うちは顧客の立場にた てますから か こいい FEBRUARY 2005 70メ カ の物流部長が小さく拍手をすると 美人弟子は はい と胸を張 た 座が笑いに包まれた えらい! そういう視点が重要だ いきなり大先生が物流部長を褒めた料理をつつきながら 体力弟子が誰にともなく質問した 最近 グリ ン調達と言われて 原材料や部品を調達するときにも環境への配慮が事業者選択の一つの要因にな ています これは 物流事業者を選択するときにも重要な要因になるということでし うか? メ カ の物流部長が即答した それは もう当然です サプライチ ンをマネジメントする主要な要素に環境対策が入 ているということです 頷きながら 体力弟子がさらに質問した これが聞きたか たらしい そうなると 荷主側でも既存の物流業者の環境対策を積極的に支援してやる必要がありますね 物流業者任せでは対策が遅れるかもしれませんし 環境対策がし かりしている業者を選べばいいと言 ても そう簡単に取引先を乗り換えるわけにもいかないでし うし そのとおりです うちとしても 積極的に支援していくつもりでいます ただ 荷主と言 てもいろいろですから 環境対策は物流業者がやればいいんだというスタンスのところもあるでし うね でも そうや て本来は自分たちにと て重要なことを業者に押しつけてしまうような企業は 後で必ず痛い目を見ますよ えらい! 突然 大先生がメ カ の物流部長を褒めた きれいごとに聞こえるけど あんたの性格からすると 本気で言 てるんだろうから えらい!目先のことにとらわれず 全社的な視点に立 て考えるというスタンスが いま物流部長に求められている とくに環境問題においては そういう視点が重要だ いきなり大先生に褒められた部長は当惑気味だ でも まんざらでもなさそうな顔をしている その顔を見ながら 大先生が突然また話題を変えた ところで京都議定書の発効もいいけど その前にワ ルドカ プの最終予選が始まるな 大先生の大好きなサ カ に話題が移 た 今日の宴会も長くなりそうだ 本連載はフ クシ ンです ゆあさ・かずお一九七一年早稲田大学大学院修士課程修了 同年 日通総合研究所入社 同社常務を経て 二〇〇四年四月に独立 湯浅コンサルテ ングを設立し社長に就任 著書に 手にとるようにIT物流がわかる本 かんき出版 Eビジネス時代のロジステ クス戦略 日刊工業新聞社 物流マネジメント革命 ビジネス社 ほか多数 湯浅コンサルテ ングhttp://yuasa‐c。
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