「.NET」を基盤とする新世代ＷＭＳを発表[CLIP]：ロジスティクス・ビジネス[LOGI-BIZ]バックナンバー

2004年8号

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

57 AUGUST 2004 倉庫管理システム大手のフレームワークスはこのほど、「.NET 」（ドットネット）で開発されたＷＭＳ「Logistics Station iWMS ○ R LEX （以下ＬＥＸ）」を、二○○四年一〇月一日より正式販売すると発表した。
.NET は Microsoft 社が提唱する技術基盤で、特定のハードウェアに依存せずＷＥＢ上だけでリアルタイムな情報の共有・伝達が可能となる。
ＬＥＸはこの .NET の最新技術を活用して開発された業界初のパッケージソフトで、プロトタイプはすでに日本ビクターの現地法人 JVC Americas Corp. で採用されている。
従来のＷＭＳとの違いはシステム設計の境界線を倉庫からロジスティクスにまで広げた点で、「ＳＣＭや商流という視点で捉える場合に必要な在庫情報」と「倉庫内で入出荷作業を行う上で必要な在庫情報」を区分したデータ構造となっている。
これにより、各社の各倉庫がどのような状況にあるのかというロジスティクスの視点での情報提供を行いながら、同時に倉庫内の詳細な在庫データや作業指示データも管理することが可能となる。
また、これまで保管場所コードとしてしか表示できなかった在庫データを、 Microsoft 社のVisio を使用して図面化した倉庫のレイアウト上から確認できるようになるなどの新機能も持っている。
価格帯は九○○万円からで、初年度は三セット、二億円の売り上げを目標としている。
「 .NET 」を基盤とする新世代ＷＭＳを発表フレームワークス本誌二〇〇四年二月号の特集「在庫削減の上手な会社」のインタビューに登場した勝呂隆男ＴＳＣコンサルティング代表が、アイテム別の適正在庫水準を自動計算するソフトウェア「適正在庫水準算出システムｗｉｔｈＡＰＩＭ対話型」を発表した。
過去の販売・出荷実績データを元に、適正な在庫量を「ウィンドウズＸＰ」上で自動的に計算する。
定価は税込みで三一万五〇〇〇円。
在庫管理機能を持つＥＲＰ（統合業務パッケージソフト）やＡＰＳ（サプライチェーン計画システム）であっても通常はアイテム別の在庫水準をユーザーが自分で設定しなければならない設計になっている。
しかし従来の在庫計算方法は、リードタイムの変動や間欠的な需要、予測に基づく発注指示などに対応していなかったため実務で利用されることがほとんどなく、在庫水準の設定は実務担当者の勘と経験に委ねられているのが実情だった。
これに対して「適正在庫水準算出システム」は、勝呂代表が開発した在庫管理手法「ＡＰＩＭ」に基づく適正な在庫水準を理論的に弾き出すことができる。
現状の在庫水準の判定や、改革による在庫削減効果を予測するシミュレーターとして利用できるほか、ＥＲＰ／ＡＰＳの在庫管理機能を有効に活用することが期待できるという。
ＴＳＣコンサルティングでは同システムの開発・販売のほか、在庫の適正化に関する各種セミナーや指導、コンサルティングも行っている。
勝呂隆男氏の「ＡＰＩＭ」を活用した適正在庫水準の算出ソフトを開発ＴＳＣコンサルティングフレームワークスの田中純夫代社長問い合わせ先株式会社フレームワークス（ http://www.frame-wx.com ）住所　〒四二二 ―八〇六七静岡県静岡市南町一四 ―二五エスパティオ７Ｆ電話番号　〇五四（二八六）五四一一ファックス番号　〇五四（二八六）五五四〇ｅメールmitsuyoshi.kubota@frame-wx.com contact@frame-wx.com 名称「適正在庫水準算出システムｗｉｔｈＡＰＩＭ対話型」定価　三一万五〇〇〇円（税込み）発売元　�
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