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先の工場との取引関係にも変化が生 じることが予想される。
英クリスチャン・サルベッセン 06 年３月期決算は増収増益に 同社プレスリリース ６・６ 英３ＰＬのクリスチャン・サルベ ッセン（本社・ノースアンプトン）の 二〇〇六年三月期の決算は、売上高 八億二〇七〇万ポンド（一六四一億四〇〇〇万円、前年同期比一・九％ 増）、税引き前利益一五六〇万ポンド （三一億二〇〇〇万円、同一八・二％ 増）、最終利益一一八〇万ポンド（二 三億六〇〇〇万円、同一〇・三％増） ││の増収増益となった。
一株当た りの利益は、四・四六ペンス（八・九 二円、同一〇・四％増）だった。
輸送部門の売上高は四億八四〇万 ポンド（九六八億円）で、営業利益 が七五〇万ポンド（一五億円）、食品 部門の売上高が四億一二三〇万ポン ド（八二四億六〇〇〇万円）で、営 業利益は一三二〇万ポンド（二六億 四〇〇〇万円）となった。
英ウィンカントン 決算は大幅な増収増益に 同社プレスリリース ６・８ 英３ＰＬのウィンカントン（本社・ チッペン）の二〇〇六年三月期の決 算は、売上高一八億九三〇万ポンド （三六一八億六〇〇〇万円、前年同 期比九・六％増）、税引き前利益三 一三〇万ポンド（六二億六〇〇〇万 円、同一三・四％増）、最終利益二 二九〇万ポンド（四五億八〇〇〇万 円、同一八・六％増）――の大幅な 増収増益となった。
一株当たりの利 益は、一九・五ペンス（三九円、同 二〇・三％増）だった。
カナディアン・パシフィック鉄道 トヨタの完成車輸送業務を受注 同社プレスリリース ６・８ カナディアン・パシフィック鉄道＝ Canadian Pacific Railways（ＣＰ Ｒ）は、オンタリオ州に建設中のト ヨタ自動車のウッドストック工場に対 して長期にわたって鉄道輸送サービ スを提供していく、と発表した。
トヨタの新工場は二〇〇八年の完成予 定で、小型ＳＵＶであるＲＡＶ４を 年間一五万台生産する計画だ。
ＣＰＲは工場で生産された完成車 を北米の市場に輸送する。
すでに同 社はトヨタのケンブリッジ工場におい て一七年にわたり鉄道輸送サービス を提供してきた。
今回の新規契約は これまでの実績が高く評価された結 果だ、としている。
AUGUST 2006 50 米ボーイング社 フェデックスとＩＣタグ実験 同社プレスリリース ６・５ ボーイングは、フェデックスと共同 で、フェデックスの貨物専用機であ るＭＤ 10 型機の一部の主要部品にＩ Ｃタグを取り付け、補修作業などを評 価する実験に乗り出す。
ＩＣタグを 取り付けることで、補修部品の管理 やトラッキングを容易にするととも に、コスト削減につなげるのが狙い。
部品のシリアルナンバーや製造者 コード、取付日、原産国などの情報 をＩＣタグで管理する。
また、ＩＣ タグはメンテナンス情報も記憶できる ため、フェデックスにとっては部品の 消耗状態を把握したり、代替部品の 在庫を適正水準に保つことにも役立 つ。
実験にはアクティブタグを使用 する。
評価の対象となるのは今年九月中 旬までの一二〇日間の業務。
最初の 九〇日の実験では部品につけた四〇 個のＩＣタグが三〇秒おきにシグナ ルを発信する。
残りの三〇日につい ては、さらに一〇個のタグをつけて、 フェデックスの整備員がメンフィスの ハブ拠点で携帯端末を使ってデータ を読み取りながら整備にあたる。
米モトローラ シンガポールに大型物流拠点 同社プレスリリース ６・５ アメリカの大手通信機器メーカーで あるモトローラは、シンガポールにグ ローバル・サプライチェーン・コント ロール・タワー（ＳＣＣＴ）を建設 する。
投資額は今後二年間で六〇〇 〇万ドル（六六億円）を予定してい る。
拠点新設に伴い二〇〇七年十二 月までに新たに二〇〇人を雇用する。
ＳＣＣＴ稼働を機に、同社の携帯 電話部門やネットワーク関連部門、ホ ームソリューション部門のサプライチ ェーンマネジメント機能をシンガポー ルで一元管理する。
これにより、シ ンガポールにはモトローラのＲ＆Ｄ （研究開発）、ソフトウエアの開発部 門、生産部門、ＳＣＭ部門、それに 本社機能などが集中することになる。
モトローラはアジア太平洋地域で 三七カ所のＲ＆Ｄ施設と四カ所の生 産拠点を保有。
今回ＳＣＣＴをシン ガポールに建設することでこの地域の 重要性はさらに高まることになる。
モトローラは現在、年間一〇〇億 ドル（一兆一〇〇〇億円）に相当す る商品をサプライチェーン上で取引し ている。
今回、同社のサプライチェ ーンの中心がシンガポールに移ること に伴い、従来の部品メーカーや外注 2006年6月発表分 ウッドストックの新工場は、トヨ タにとって北米一五カ所目となる生 産拠点。
米フェデックス 決算は二ケタの増収増益 同社プレスリリース ６・ 21 国際宅配のフェデックス（本社・ テネシー州メンフィス）の二〇〇六 年五月期の決算は、売上高三二二億 九四〇〇ドル（三兆五五二三億四〇 〇〇万円、前年同期比一〇％増）、営 業利益三〇億一四〇〇万ドル（三三 一五億四〇〇〇万円、同二二％増）、 最終利益一八億六〇〇万ドル（一九 八六億六〇〇〇万円、同二四・六％ 増）――と二ケタの増収増益を記録 した。
一株当たりの利益は、五・八 三ドル（六一四・三円、同二三・ 五％増）となった。
部門別の売上高を見ると、フェデ ックス・エクスプレスが二一四億四 六〇〇万ドル（二兆三五九〇億六〇 〇〇万円）、フェデックス・グランド が五三億六〇〇万ドル（五八三六億 六〇〇〇万円）、フェデックス・フレ イトが三六億四五〇〇万ドル（四〇 〇九億五〇〇〇万円）、フェデック ス・キンコーズが二〇億八八〇〇万 ドル（二二九六億八〇〇〇万円）と なった。
ウォルマート 英子会社のセンターがスト計画ファイナンシャルタイムズ ６・ 22 ウォルマートのイギリスの子会社ア ズダ（Ａｓｄａ）の物流センターで 働く従業員で構成される労働組合は、 団体交渉権をめぐり六月三〇日から 五日間のストに突入する計画を立て ている、と発表した。
アズダは、ウォルマートの国際部 門の四割を売り上げる子会社。
ウォ ルマートは一九九九年に組合が組織 されていない業務だけを買い取った。
ストを計画した組合であるＧＭＢ には物流センターの作業員やトラック 運転手が加盟している。
一万二〇〇 〇人を超える従業員のうち七〇〇〇 人が同組合のメンバーだ。
アズダでは、イギリスの小売業界 トップのテスコやＪセインズベリーと の競争が激化しているため、もしス トが決行されれば、ウォルマートにと っては大きな痛手となるとしている。
組合はアズダに対して、二〇カ所 ある同社の物流センターの従業員全員 に給与や労働条件について交渉できる 権利を与えるようにすることと、昨年 「不当に撤回された」（組合）一人当 たり三〇〇ポンド（六万円）のボー ナスの支払いを求めている。
組合は、 アズダの二〇カ所の物流センターに監 両社は、買収の金額や条件につい ての話し合いを始めている。
ＧＭ側 は、ベクターＳＣＭを同社専用のロ ジスティクス機能として活用していき たい考え。
ベクターは、買収話が進 む間も、ＧＭに従来通りの高品質の サービスを提供し続ける。
ベクター が抱えているＧＭ以外の荷主の業務 については、メンロ・ワールドワイド が引き継ぐ予定だ。
米ＵＰＳ 組合と労働協定で暫定合意 同社プレスリリース ６・ 30 ＵＰＳは同社のパイロット組合（Ｉ ＰＡ）と新たな労働協定において暫 定的な合意に達した。
合意は、賃金 や年金、就業規則変更など多岐にわ たった。
今回の合意によって、ＵＰ Ｓは、パイロットの労働に対して責 任ある方法で報いながらも、同時に 顧客サービスとビジネス拡大に必要 な柔軟性を確保した。
協定の詳細は組合側が協定の内容 を全パイロットに開示するまで外部に は公開されない。
新協定が批准され るには二七〇〇人のパイロットの過 半数の賛成を得る必要がある。
もし 批准されれば、新協定が適用される のは二〇一一年からとなる。
組合に よれば、パイロットによる投票は九 月半ばに完了する予定。
51 AUGUST 2006 視カメラを設置して、アズダが非組合 員を使ってスト潰しを行わないよう監 視している、と発表した。
スイス・パナルピナ 新ＣＥＯを選出 同社プレスリリース ６・ 28 スイスの大手フォワーダーであるパ ナルピナは、ＣＦＯ（最高財務責任 者）のモニカ・リバール氏を新ＣＥ Ｏ（最高経営責任者）に選出した。
新ＣＥＯは一〇月一日に就任する。
リバール氏は、パナルピナ在籍一 五年で、そのうち五年間役員を務め た。
最初にＩＴ（情報技術）担当の 役員となり、その後ＣＦＯとして二 〇〇五年九月の株式公開を指揮した。
米コン・ウエイ ＪＶをＧＭに売却 同社プレスリリース ６・ 30 米トラック輸送大手のコン・ウエ イは、同社の子会社であるメンロ・ ワールドワイドとゼネラルモーターズ （ＧＭ）のジョイントベンチャーであ るベクターＳＣＭについて、ＧＭか らベクターＳＣＭを買い取りたいとの 申し出があった、と発表した。
ベク ターＳＣＭは二〇〇〇年十二月、Ｇ Ｍの国際的なサプライチェーンを統合 する３ＰＬとして設立された。