LOGI-BIZ編集室

　 学生時代から物流の記者になりたくてこの道に入った、ということは全くなく、周囲に流されるままに、 いつしか物流を自分のテーマにするようになりました。「倉庫番」という言葉が世間では日陰者として扱われているように、ジャーナリズムの世界 にあっても「物流記者」という肩書きには本流から外れた イメージがあります。私自身、そんな印象を持っていました。

　それでも気が付いたら物流を扱う記者として10数年を過ごしていました。予想した以 上に物流は奥が深い。 動きも速い。しかも、年を追うごとに物流に対する社会的な認知度は高まっている。やるほどに仕事が面白くなる。単純な私には、それが仕事の原動力でした。

　物流を自分のテーマとして自覚した今、二つの夢を持つようになりました。一つは 、物流という陽の当たらない場所で、価値ある仕事をしている人たちの存在を、より多くの人に認めてもらいたい。 そして物流マンの中から新たなスターを見いだしたい という夢です。

　もう一つの夢は、私の職業的野心に関わっています。ニッチなテーマを深く追求し ていくことで、 日本から広く海外に情報を発信する媒体を作りたい。これだけの大国 になったにも関わらず、海外に 影響力のある日本のメディアはいまだに皆無といえる 状態です。それにチャレンジしたい。ニッチで あるほど、その可能性がある。そんな大それた夢を「ロジビズ」に託しています。ご愛読のほど、 なにとぞよろしくお願いします。

月刊ロジスティクス・ビジネス（LOGI-BIZ）
編集発行人　大矢昌浩

やさしいLOGI-BIZ用語解説（初出・季刊URC）