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55 DECEMBER 2006
輸送に航空機を使えば翌日配達
も可能になるが、大幅な追加料
金が避けられず、航空輸送枠の
確保も容易ではなかった。 宅配
会社が自ら夜間に出発する貨物
専用便を運行することで、低コ
ストの航空輸送力を確保し、翌
日配達サービスを拡充する。
ギャラクシーエアラインズの
若佐照夫社長は「陸と空を一環
輸送で結び、翌日配達の拡大と
いう顧客のニーズに応えること
が当社の使命。 できるだけ早い
時期に航空輸送のネットワーク
を拡大させたい。 航空宅配便は
早いけれども高い、というのが
これまでの常識だった。 それを
安価に提供することで、新たな
宅配便の需要を開拓したい」と
いう。 来年度には羽田=新千歳、
関空=新千歳路線の就航を計画
している。
同社は佐川急便グループが昨
年五月に設立した貨物専用航空
会社で資本金は五〇億円。 同グ
ループの持ち株会社SGホール
ディングスのほかに、三井物産、
日本航空、住友商事、海外新聞
普及、九州航空、琉球通運航空
などがこれまでに出資している。
ギャラクシーエアラインズ運行開始
東京=九州/沖縄間の翌日配達拡充
佐川急便グループの航空貨物
会社、ギャラクシーエアライン
ズが運行を開始した。 一〇月三
一日未明、同社の所有する貨物
専用機(エアバスA300B4
―622R型)が羽田空港から
新北九州空港に向けて飛び立っ
た。 同日の午後九時過ぎには那
覇空港発羽田行も出発した。 こ
れにより羽田=新北九州、羽田
=那覇をそれぞれ週六便、日曜
日を除き一日一往復する新たな
航空貨物専用路線が就航した。
首都圏からこれらの遠隔地に
配送される宅配便は、これまで
翌々日配達が基本だった。 幹線
10月30日、羽田空港で初便就航式が開催された
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