ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
ロジスティクス・ビジネスはロジスティクス業界の専門雑誌です。
2007年6号
NEWS
海外トレンド報告(中国編)

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

JUNE 2007 52 十一位 青島港(七七〇万TEU) 十三位 寧波港(七〇六万TEU) 一五位 広州港(六六〇万TEU) 一七位 天津港(五九〇万TEU) 二二位 厦門港(四〇一万TEU) 二六位 大連港(三二一万TEU) 中国港湾の貨物取扱量 前年同期比一七・七%増 ■ 07 ・4・ 17 今年第一・四半期(一〜三月期) の中国港湾の貨物取扱量は十二億二〇 〇〇万トンで前年同期比一七・七%増 となった。
うち、対外貿易貨物取扱量 は四億二〇〇〇万トンで同一七・八% 増。
コンテナ取扱量は二四五〇万T EUで同二五・四%増となった。
中国主要港湾の石炭の累計発送量 は一億一〇〇〇万トンで同一七・ 一%増。
累計輸入鉄鉱石の陸揚げ量 は九二〇〇万トンで同五%増。
輸入 原油の累計陸揚げ量は三五九二万ト ンで同九・一%増となった。
深 港湾の貨物取扱量 前年同期比一八・六%増 ■ 07 ・4・ 17 深 市交通局によると、今年第 一・四半期(一〜三月期)の深 港 湾の貨物取扱量は四五一八万四〇〇 14‚p S ' o S 14Q 13‚p 14‚p S ' o S 14Q 13‚p 14‚p S ' o S 14Q 13‚p 〇トンで前年同期比一八・六%増、 コンテナ取扱量は四五三万二〇〇〇 TEUで同一四・八%増となった。
通年でのコンテナ取扱量の計画目 標は二〇〇〇万TEUだという。
中国鉄道が運行速度をアップ 貨物輸送能力が十二%向上 ■ 07 ・4・ 17 中国鉄道の第六回運行速度アップ により、四月一八日から列車の走行 速度が時速一六〇キロメートルから二 〇〇キロメートルに引き上げられ、一 部区間では時速二五〇キロメートル まで引き上げられた。
中国鉄道部門の推測では、今回の 速度アップにより中国鉄道の貨物輸 送能力は十二%向上するという。
天津港湾の貨物取扱量 前年同期比二一%増■ 07 ・4・ 18 今年第一・四半期(一〜三月期) の天津港湾貨物取扱量は七二八三万 五〇〇〇トン(前年同期比二一% 増)、コンテナ取扱量は一五六万五〇 〇〇TEU(同二七・六%増)とな った。
今年通年での貨物取扱量は二 億八〇〇〇万トン、コンテナ取扱量 は七一〇万TEUに達する見通し。
国際物流SCM博覧会 深 で七月に開催 ■ 07 ・4・6 「深 国際物流SCM博覧会」が、 七月一七日〜一九日、深 展示セン ターで開催される。
契約済み出展企 業の約半数は、デンマークのマース ク、米ライダー、独ハンブルク港をは じめとする外資系企業が占める。
寧波市に低温物流センター 浙江省全域と華東地区をカバー ■ 07 ・4・ 10 浙江省寧波市は、同市謹州区に大 型の低温物流センターを設立する。
敷 地面積は三・三ヘクタールで、倉庫 容量は五万トン。
南京・上海・杭 州・金華などの周辺都市までは五時 間以内の距離。
配送先として浙江省 全域と華東地区をカバーすることが可 能になるという。
豪マッコーリー・グッドマン 上海で物流センターを買収 ■ 07 ・4・ 13 大手金融グループの豪マッコーリ ー・グッドマン・グループは、上海・ 奉賢にある物流センターを一億二一 14‚p S ' o S 14Q 13‚p 14‚p S ' o S 14Q 13‚p 14‚p S ' o S 14Q 13‚p 〇〇万人民元(一八億八七六〇万円) で買収する契約を結んだ。
同センターの面積は四万八〇〇〇 平方メートル。
〇五年十一月に正式 竣工した単層倉庫で、高速道路に隣 接し、空港と港湾に通じる交通もき わめて便利な位置にあるという。
河北省に油糧貯蔵倉庫 竣工後は中国最大に ■ 07 ・4・ 14 三河彙福油糧集団の投資した京東 油糧貯蔵倉庫プロジェクトが河北省 燕郊地区で正式に着工した。
竣工は 〇八年の予定。
総投資額は六億二〇 〇〇万人民元(九六億七二〇〇万円) で、貯蔵能力は一〇〇万トン。
年間 取り扱い能力は八八三万トンに達す る見込み。
竣工後は中国最大の油糧 貯蔵倉庫となるという。
中国大陸のトップ8港湾 世界のトップ 30 にランク ■ 07 ・4・ 16 イギリスの専門誌が発表した「二 〇〇六年世界コンテナ取扱量トップ 30 港湾」に中国大陸のトップ8港湾 がランクインした。
内訳は次の通り。
三位 上海港(二一七一万TEU) 四位 深 港(一八四六万TEU) 14‚p S ' o S 14Q 13‚p 2007年4月発表分 53 JUNE 2007 中国の鉄道貨物運輸量 前年同期比一〇・五%増 ■ 07 ・4・ 19 中国鉄道部によると、今年第一・ 四半期(一〜三月期)の中国鉄道の 旅客数は三億二三〇〇万人(前年同 期比七・九%増)で、貨物運輸量は 六億三三〇〇万トン(同一〇・五% 増)となった。
貨物のうち、石炭運輸 量は同十二・九%増、化学肥料・農 薬運輸量は同一〇・七%増であった。
米UPSが上海に国際ハブセンター ■ 07 ・4・ 19 米UPSは、上海空港グループと 正式に契約を結び、上海浦東国際空 港にUPS国際ハブセンターを開設 することを発表した。
大陸間輸送を主な業務とし、中国 各地とUPSの国際ネットワークを結 んでヨーロッパ、アメリカ、アジアの 国々に直航便の輸送サービスを提供 する。
運営開始は〇八年の予定。
中国航空燃料と中国石油運輸 「道路運輸戦略合作協議」を締結 ■ 07 ・4・ 20 中国最大の航空サービス保障企業 である中国航空燃料集団と中国最大 の道路物流運輸企業である中国石油 運輸公司が、燃料の道路運輸戦略合 作協議を北京で結んだ。
これにより、 両社が物流面での協力を長期にわた り展開していくものと見られている。
国際物流センター誘致で 南京に物流企業が急増 ■ 07 ・4・ 21 長江の国際物流センター誘致がほ ぼ確定したことを受けて、南京市で 物流企業が急増している。
今年二月末までで、同市における 大手物流企業の数は六〇〇社を超え た。
うち、貨物運輸代理企業は二八 五社、国際貨物運輸代理企業は一三 〇社だった。
中韓企業がソウルに合弁物流会社 ■ 07 ・4・ 22 中国海運(韓国)持株公司と韓国 の大韓通運は、韓国の首都ソウルに 中韓世界物流公司(CNK WORLD LOGISTICS)を合弁で設立した。
主 に物流サービスの現地提供を行う。
中国海運企業がイタリアに埠頭 貨物の中継能力高める ■ 07 ・4・ 22 中国遠洋運輸公司(COSCO)、 れにより同加工区は国際中継地とし ての機能を備えたことになり、外国 からの輸入貨物について「ゼロ税率」 が適用されるようになる。
中国中化集団公司 超大型タンカーをチャーター ■ 07 ・4・ 27 中化集団(Sinochem)はサウジ アラビアのSamco社とチャーター協 議を締結した。
中化集団はSamco から今年引き渡される超大型タンカー (VLCC)を一隻チャーターする。
チャーター期限は五年。
同VLCC はSamcoが韓国の現代に発注し建 造されたものだという。
オランダ郵政が華宇を買収 中国物流市場に進出 ■ 07 ・4・ 28 中国商務部の許可を受け、オランダ郵政(TPG)による華宇集団の 買収が成立した。
華宇集団は九五年の設立で、中国 では有名な道路バラ貨物運輸企業(バ ラ貨物:一回分の受託が三トン未満の 貨物)。
現在、中国に五六支社、運営 店一一〇〇店、車両三〇〇〇台、従 業員一万二〇〇〇名を抱え、中国す べての大中都市をカバーするネットワ ークを有している。
中国海運集団(China Shipping)を 含む中国海運企業が、イタリアでの 拡張計画を積極的に進めている。
貨 物運輸の中継能力を高めるのが狙い。
COSCOはスイスのMSCと二 億三〇〇〇万ユーロ(三七四億九〇 〇〇万円)の共同投資でレバンテ埠 頭の建設を始める計画。
竣工後のコ ンテナ取扱い能力は年間一〇〇万T EUに達する見通し。
米フェデックス 中国国内の宅配便を開始 ■ 07 ・4・ 24 米フェデックスが、五月二八日か ら中国内での宅配便サービスを開始 することを発表した。
中国一九都市 における翌日時間指定サービスを提供 するとともに、中国二〇〇都市に翌 日と翌々日配達サービスを提供する ことになる。
フェデックスの調査によれば、中国 市場における顧客の九〇%以上が、信 頼できる中国国内宅配便サービスを 期待しているという。
北京に初の保税物流区 ■ 07 ・4・ 25 申請から十二年を経て、北京市の 天竺輸出加工区が保税物流機能を具 えたテスト機関として認可された。

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