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JULY 2007 54
〇フィートと四〇フィートで、いずれ
も加工貿易方式で輸出された。
日本の宮越商事
長春に物流企業を設立か
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吉林省長春市で現地調査を進める
日本の宮越商事は、同市に中国東北
地区最大の物流企業を設立し、中国
医薬産業にサービスを提供する計画であることを示唆した。
米ワーナー・グローバルロジ
上海に支社を設立
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米ワーナーエンタープライズ(WE
RN)傘下のワーナー・グローバル・
ロジスティクスは、上海に支社を設
立し、中国市場に正式に参入した。
主に中小企業向けにサービスを提供
する。
主要港湾の貨物取扱量
前年同期比一五%増
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中国主要港湾における今年一月〜
四月の貨物取扱量は、一六億四五〇
二万トンで前年同期比一五・一%増
となった。 このうち、沿海港湾は十
二億三〇七四万トンで同一四・六%
増、内陸河川港湾は四億一五〇八万
トンで同一六・六%増となった。
対外貿易貨物取扱量は五億七四五
二万トンで同一五・七%増となり、こ
のうち、沿海港湾は五億三三七四万
トンで同一六・一%増、内陸河川港
湾は四〇七八万トンで同九・九%増
となった。
主要港湾のコンテナ取扱量
前年同期比二四%増
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中国主要港湾における今年一月〜
四月のコンテナ取扱量は、三三六六
万五四〇〇TEUで前年同期比二
四・三%増となった。 このうち、沿
海港湾は三一三〇万六三〇〇TEU
で同二四%増、内陸河川港湾は二三
五万九一〇〇TEUで同二八・六%
増となった。 クウェートのアジリティグループ
中国市場に本格参入
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クウェートの総合物流企業であるア
ジリティ(旧PWC)グループは、広
東潤通国際貨物運輸(GRITCL)
を買収し、中国市場への本格進出を
果たした。 広東潤通は広西・四川・
第1四半期の社会物流総額
一五兆人民元を突破
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中国物流および買付け連合会と中
国物流情報センターが発表した「二
〇〇七年第1四半期の中国物流運行
状況分析」によると、今年第1四半
期(一月〜三月)の中国社会物流総
額は一五兆六〇〇〇億人民元(二四
六兆四八〇〇億円)で、前年同期比
二三・八%増となった。
このうち、工業品の物流総額が同
二五・二%増の十三兆七〇〇〇億人
民元(二一六兆四六〇〇億円)で全
体の八八%を占めた。 また、輸入物
流総額は一兆六〇〇〇億人民元(二
五兆二八〇〇億円)で前年同期比一
四・一%増となり、全体の一〇・
三%を占めた。
第1四半期の民用航空業
五億三〇〇〇万人民元の黒字
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中国民用航空総局の最新データに
よると、今年第1四半期の中国民用
航空業の営業収益は五七四億五〇〇
〇万人民元(九〇七億七一〇〇万円)
で、前年同期比一九・六%増となっ
た。 販管費は五六九億二〇〇〇万人
民元(八九九三億三六〇〇万円)で
同一六・六%増となり、営業利益は
五億三〇〇〇万人民元(八三億七四
〇〇万円)の黒字となった。
このうち、航空会社の営業収益は
四〇五億一〇〇〇万人民元(六四〇
〇億五八〇〇万円)で前年同期比一
九・九%増となった。 販管費は四一
二億七〇〇〇万人民元(六五二〇億
六六〇〇万円)で同一六・五%増と
なり、八億二〇〇〇万人民元(一二
九億五六〇〇万円)の赤字となった。
赤字額は前年同期より十二億八〇〇
〇万人民元(二〇二億二四〇〇万円)
減少した。
福建省のコンテナ輸出額
前年同期比二三〇%に
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福建省は、今年第1四半期に二万
三三〇〇本のコンテナを輸出し、輸
出額は五四九七万三〇〇〇米ドル
(六六億五一七三万円)に達した。 コ
ンテナ本数ベースで前年同期比一六
〇%、輸出額ベースで同二三〇%の
大幅な伸び。
コンテナはいずれも外資系投資企業
により製造・輸出された。 主な輸出
先はEU・日本・豪州・米国で、う
ちEU向けが八〇〇〇本、豪州向け
が三五〇〇本であった。 メーンは二
2007年5月発表分
55 JULY 2007
福建・雲南・重慶などに支店を構え、
中国六省をカバーしている。 社員数
は一三八人。
アジリティグループは〇八年までに
中国に一億二〇〇〇万米ドル(一四
五億二〇〇〇万円)を投資し、潜在
力を備えた中国物流企業を買収する
計画だという。
湖南省が十一億人民元を投じ
近代食糧物流団地を設立
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湖南省が進める近代食糧物流団地
プロジェクトの定礎式が行われた。 同
団地は長沙市金霞経済開発区に位置
し、敷地面積は八〇ヘクタール。 投
資総額は十一億人民元(一七三億八
〇〇〇万円)で、竣工は〇九年の見
通し。
竣工後は、食糧の買い取り・貯
蔵・検査・加工・卸売り・小売りの
機能を備えた、年間貨物取扱量四四
五万トン、倉庫容量六〇万トンの食
糧物流団地となる。
中国造船企業の受注トン数
シェア五割超で世界トップに
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中国の造船企業は、今年第1四半
期に二〇一〇万積載トンの新船注文
を受けた。 世界シェアが五〇%を超
え、世界トップとなった。
中国・日本・ノルウェー企業
合弁で自動車専用埠頭を建設
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中国の天津港公司、日本郵船、ノ
ルウェーのワレニウス・ヴィルヘルム
センの三社は協議書を結び合弁会社
を設立した。 同合弁会社の登録資本
金は二億七〇〇〇万人民元(四二億
七〇〇〇万円)。 出資比率は天津港
が五一%、日本郵船が三四%、ワレ
ニウス・ヴィルヘルムセンが一五%。
同合弁会社は天津港にロールオン・
ロールオフ(RORO)埠頭を増設
して専用のROROバースを二つ設
ける。 増設分の年間自動車取り扱い
能力は五〇万台で、既存分と合わせ
ると港全体で六〇万台になる。
中国物流企業トップ
50
民間企業一四社がランクイン
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〇六年度の「中国で最も競争力の
ある物流企業トップ
50
」に民間の物
流企業一四社がランクインした。 そ
のうち、物流業務の年間売上高が二
〇億人民元(三一六億円)を超えた
企業は三社、一〇億人民元(一五八
億円)超は五社、五億人民元(七九
億円)超は六社であった。
を中遠コンテナ輸送(COSCO Con
tainer Lines)に貸し切る。 貸し切り
期限は十二年で、一日当たりの賃貸
料は四万二九〇〇米ドル(五一九万
九〇〇円)。 期限満了後、中遠コンテ
ナ輸送は一日当たり四万三四〇〇米
ドル(五二五万一四〇〇円)の賃貸
料で貸し切りを続けることができる。
二九万トン級の超大型タンカー
上海で建造を開始
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上海造船史における最大容積トン数
となる二九万七〇〇〇トンの超大型タ
ンカーの建造が中船上海江南長興造船
公司で始まった。 同船は全長三三三
メートル、幅六〇メートル、高さ二
九・七メートル。 中国船舶工業集団
(CSSC)の自主開発設計によるも
ので、中国が独自の知的財産権を有
する初の大型船でもある。
外高橋港のRORO埠頭
年内に竣工の見通し
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上海外高橋港によると、同港第六
期工事の自動車専用船用RORO埠
頭は年内に竣工し引き渡される見通
しだ。 同埠頭は六〇〇メートルの岸
壁を備え、自動車の年間取扱台数は
八〇万台に達するという。
デンマークのマースクライン
天津―南米航路を開設
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マースクラインが天津港から南米に
至る航路を開通し、コンテナ船六隻
が同航路に組み込まれた。 経由港は
横浜・青島・寧波・上海・韓国・パ
ナマ・ドミニカ・ジャマイカなど。
エールフランス航空
中国南方航空と合弁設立へ
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エールフランス航空は、中国南方
航空と合弁による貨物運輸会社の設
立について業務会談を進めていること
を表明した。 中国大陸の航空貨物運
輸市場への進出を狙う。
加シースパン
新船八隻を中遠コンテナに
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カナダ最大の海運会社であるシース
パン(Seaspan)は、韓国の現代重
工グループに八五〇〇TEUの新船
八隻を発注した。 新船一隻あたりの
建造費は約一億三三〇〇万米ドル
(一兆九三一一億六〇〇〇万円)で、
〇九年〜一〇年に納品となる計画。
納品後、シースパンは八隻すべて
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