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データだけでは見えない
食品卸Y社は、年商約一〇〇億円の業務用食
品卸だ。 学校給食や社員食堂、給食会社などを主
たる顧客として、北関東・東北地区に六つの事業
所を構えている。 我々日本ロジファクトリー(N
LF)は、以前にY社の系列会社の配送費削減を
サポートしたことがあった。 今回はそれをY社本
体でやりたいという。
一般に食品卸は地域密着型の傾向が強く、同じ
会社であっても事業所によって、顧客構成はもち
ろん、追加注文に対する対処方法まで全てが違う。
担当の営業マンや事業所長の考えや方針が、その
事業所のサービスレベルに大きく影響する。 そこ
を上から一律で押しつけても無理が生じる。
そこで今回はまず、Y社の営業所のなかでも最
も競争の激しいA事業所を対象として、配送費を
見直すこととなった。 Y社の納品には、?営業マ
ンによる配送、?配送専用の自社スタッフによる
配送、?外注委託先による配送、の三つの配送パ
ターンがあった。 我々は既成概念を捨て、まずは
それぞれの配送の実態を把握しようと考えた。
実績データを基にして、配送コースの重複やム
ダ、各車両の積載量をチェックすることはできる。
しかし、データだけでは現場の実情は見えてこな
い。 そこで個人的には本当に久しぶりとなる“横
乗り”調査を行うことにした。 配送トラックの助
手席に乗り込んで現場を確認するのである。 もち
ろん、見ているだけでなく積み込みや積み降ろし
作業などは実際に手伝う。
対象となったのは、A事業所に隣接し配送エリ
アの重複しているB事業所の二つのルートを合わ
せた計一五ルート。 月曜から金曜まで毎日一ルー
トずつ調査しても全部終えるまでに三週間かかる。
調査期間中は毎朝三時の起床を強いられる。 筆者
のなまった身体にはかなりきついコンサルティン
グであった。
横乗り調査はA事業所の自社配送分から着手し
た。 A事業所の現場では毎朝五時三〇分から自社
配送車両の積み込み作業を開始する。 コース別に
各営業マンや配送専任スタッフが納品伝票と照合
しながら、ドライ、冷蔵、冷凍品とピッキングし
ていき、検品を行って車両に積み込む。 最後に追
加注文の有無を確認する。 第一便の出発は七時過
ぎであった。
我々にとって、配送の前工程となる積み込み作
業は非常に重要なポイントの一つである。 入念に
視察を行った結果、営業マンによる自社配送にも、
方法が二つあることが分かった。 ベテラン社員の
多くは午前中に配送を終わらせて、午後は営業だ
けに充てていた。 それに対して新人や一般社員は、
時間指定を優先させて、その合間に営業するとい
うスタイルであった。
データだけではうかがい知れない、こうした細
部に大きな宝の山は隠されている。 同乗した配送
員との道すがらの会話、納品先に到着した後の荷
出しの手伝い、納品時の立ち会いなど、至って単
純な作業を通して、改善のヒントを得ることが横
乗り調査の目的だ。 これによって、筆者は以下の
三つの事実を突き止めることができた。
?自社の「強み」、他社との差別化要因を社員た
ちが共有できていない
?自分の担当ではない配送、納品業務に対するモ
JULY 2009 16
横乗り調査で現場の実態を把握
運賃水準や積載率などのデータだけで判断すれば痛い目に
あう。 そう考えて配送トラックの助手席に同乗し、現場を把
握する“横乗り”調査を覚悟した。 全く予想していなかった
事実が次々に明らかになっていく。 食品卸Y社の配送費削減
プロジェクトでのことだった。
青木正一 日本ロジファクトリー 代表
事例で学ぶ現場改善《第78 回》
トラック運賃 多段階構造にメス事例報告
特 集 すぐ効くコスト削減
チベーションがない
?「時間指定」の定義があいまいであるために、
配送専用員を活かしきれていない
?自社の強みに関して、同乗した社員たちに尋
ねたところ、「即納できること」、「値段が安いこと」、
「お客様とのコミュニケーション」、「キャンペーン
パンフレット」など、全員が全く違うことを挙げた。
業界の中堅企業であるY社、その最激戦区を担
当するA事業所と言っても、現場は個人商店の集
まりであった。 そのため?自分が営業を担当して
いない取引先の納品作業には気が入らない。 会社
として、事業所としての組織力が営業に活かされ
ていないということだ。
時間指定の中身を整理する
?「時間指定」の定義があいまいというのは、
Y社以外にも見られる現象だ。 その時間指定は「時
間帯」という幅をどれだけ持っているのか、いな
いのか。 事前に遅れることを報告すれば許容の幅
は広がるのか。 絶対に順守する必要があるのか。
そもそも時間指定がその取引先の納品条件に上
がっているのはなぜか。 納品先から具体的に要請
を受けたのか。 それともY社の納品時間が慣習化
したものなのか。 契約を決めた時点の営業マンは
分かっていても、その後、別の担当者に引き継が
れていく間に元の理由が分からなくなってしまう。
結果として十把一絡げに「時間指定」という条件
だけが残る。
もちろん時間指定は配送サービスの重要なテー
マであり、また今日の顧客がそれを強く求める傾
向にあるのは確かだ。 しかし、その中身を整理し
て対応しなければ、いたずらに車両台数ばかり増
やすことになる。 時間指定先の納品後の配送効率
は著しく低下してしまう。
せっかく配送専用員を社内に置いているのに、
それを追加発注用の緊急納品程度にしか利用でき
ていないのも、同じ理由からだった。 A社の商売
では営業マンが配送することのメリットは小さく
ない。 信頼感から納品先の食品庫の棚管理を任せ
られる。 あるいは、発注担当者のコック長と話が
できるようになり、注文につながれば非効率な納
品にも意味がある。
もともとA社の扱う食品は厳密な温度帯管理が
必要で、きめ細かな取り扱いが求められる。 冷凍
食品であれば車両に積み込む前に、庫内の温度を
一定のレベルまで下げておく必要がある。 その後
もドアの開閉のたびに温度が上がってしまうため、
常に温度をチェックしなければならない。
また凍った食品は、通常考えられている以上に
脆い。 積み重ね方が雑だったり乱暴に扱えば、中
身が割れたり、内袋が破れたりする。 当然、商品
にはならない。 さらには賞味期限の読み上げによ
る照合、納品先での先入れ先出しによる棚納品な
ど、配送効率を求める物流会社に任せるには不向
きな点が多い。 無理にアウトソーシングを進めれ
ば対応できないドライバーが出てくる。
そうかといって、きめ細かな対応が求められる
わけでも、特別に取り扱いの難しい商品を扱って
いるわけでもない納品先に対しても、全て営業マ
ンで処理するというのはあまりにも非効率であった。
次にA事業所とエリアが重複しているB事業所
の二つのルートの横乗りを行なった。 一つのルー
トは明らかに物量が足らず、集約が必要であった。
もう一つのルートは反対にキャパオーバーしていた。
走行距離が他のルートの平均値の二倍で多くの残
業時間も発生していた。 A事業所の配送ルート、
納品先との重複もかなり発生していた。 各事業所
が独自に配車を行ない、配送ルートを設定してい
るためだった。
この点については後に、A事業所とB事業所の
配車業務を一元化することで車両台数を二台減車
することができた。 また配送専用員の車両回転数
を一・五回転から二・五回転へ引き上げると同時
に、営業マンの配送負担を減らし、車両サイズを
従来の二トンから一トンに変更して車両の取り回
しを軽減した。
横乗り調査は第二段階に進んだ。 今度は協力物
流会社N社に委託している配送ルートである。 荷
物の積み込み作業は、自社配送よりも一時間前倒
しの朝四時三〇分に開始する。 車両の出発も自社
17 JULY 2009
1.提案ダイジェスト
ランクA 取引条件として時間指定厳守
ランクB 取引条件として時間帯指定厳守
ランクC 納品時間が慣習化されているが、時間変更
交渉は取引が止まる可能性がある
ランクD 納品時間が慣習化されているが、時間変更
交渉は取引に影響なく行うことができる可能
性がある
ランクE 事前に連絡を入れれば時間外でも問題なし
ランクF 時間調整可能又は現場での思い込みレベル
配送より一時間早い。 自社分と外注分で積み込み
時間、車両出発時間を一時間ずらすことで出荷ス
ペースを有効に活用し、また納品時間を調整して
いたのだ。
また外注先の車両は納品後にはA事業所に戻ら
ずに、N社の車庫に直帰する。 そのため我々の横
乗り調査も、発着をN社の車庫から行なうことに
した。
もっとも我々のような外部のコンサルタントが
横乗り調査することをN社が快く思うわけはない。
荷主からの要請であるため断るわけにもいかない
が、煙たく感じていたはずだ。 作業を手伝うにも、
あまり関与し過ぎると足手まといとなってしまう。
それだけ気配りが必要であった。
実際、優秀なプロドライバーは事前準備から段
取りができあがっている。 荷台のどこに何を積ん
でいるか、はっきりと頭に入っている。 商品の送
り出しを手伝う我々に対する支持も「そこの商品
をいくつ出してください」と明確だ。 それだけに
我々が荷物の積み込みや積み降ろし、商品の取り
間違いをすれば直ちに気付く。
「今日で私、クビになるんです」
同乗したドライバーたちのキャラクターは様々だ
った。 その一人、既に還暦を迎えているベテラン
ドライバーは、口うるさいために仲間たちから少
し煙たがられている人物だった。 荷主に対しても
不平、不満、グチを言うため、A事業所からの評
価も決して高くない。 しかし、実際に横乗りして、
その技術と仕事ぶりを目にした私は舌を巻いた。
例えば、そのベテランドライバーは自分で工夫
して精糖などの紙袋商品に毛布を巻きつけていた。
聞けば二つの理由があるという。 一つは他の箱物
商品が荷崩れして紙袋商品を破損させないため。
もう一つは、マイナス一五℃の冷凍室で精糖を運
ぶことで、中身が凍ってしまわないようにする、
という理由であった。
精糖は一定以上に温度が上がらなければ問題の
ない商品だ。 そのため冷蔵輸送で構わないのだが、
このドライバーが運転する車両の定温設備は冷凍
室と冷蔵室の二層にはなっていないため、冷凍庫
に積んでいる。 精糖が凍っても品質が劣化するわ
けではないが、納品先での使用に配慮したのだ。
まさに職人の仕事であった。
「今日で会社を辞めるんです」というドライバー
にも偶然、乗り合わせた。 妻と娘二人、そして愛
犬二匹を扶養家族に抱える四八歳のドライバーだ
った。 その理由を尋ねたところ、クビになるという。
出発前のアルコールチェッカーに五回も引っかかっ
たのだ。
しかし、呑んでから出社してきたわけではない。
朝が早いため前の日の晩酌が抜けないのだ。 酒量
も二合に満たない程度であった。 そのためだろう。
私は今回の調査で、この協力物流会社に務める七
人のドライバーに同乗したが、うち五人は酒を飲
む習慣がない。 あるいは酒を止めたというのである。
食品の物流がいかに高度なスキルを必要とし、
またそれを支えるドライバーの現場がいかに過酷
な状態にあるか、我々は改めて思い知らされた。
これもまた過度な時間指定が一つの理由となって
いる。 実際、時間指定の多いドライバーはまとも
に昼食をとるヒマがない。 ハンドルを握りながら、
おにぎりを頬張る程度である。 通称“カミカミ”
と呼ばれる。
もちろん会社から休憩時間を取ることを禁じら
れているわけではない。 納品時間との調整で昼食
をとるタイミングを逸してしまうのだ。 また何と
言っても朝が早いため、早く帰りたいと言う気持
ちも強い。
� 亮劼硫�茲蠶敢困貌�訌阿法�罅垢錬岨�判�
から運賃額だけを聞かされていた。 安くはないが
高過ぎるわけでもないというレベルであった。 し
かし現場の実態を目の当たりにして、N社のドラ
イバーの多くはY社の業務に献身的に取り組んで
おり、なおかつ相当に高度な業務をこなしている
ことに驚かざるを得なかった。
ところが、これを経営レベルで見ると、A事業
所の支払い物流費に対して採算が合っているのは、
委託している五コース中、二コースのみであり、
他三つのコースはコスト割れしていた。 それだけ
積載率が悪かった。 ただし、その原因はN社の仕
事ぶりや運賃相場ではなく、Y社自身にあった。
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注の車両数を設定した。 しかも、その運賃契約は
月額の貸切であった。 また配送コースも当初設定
したままで、物量や納品条件の変化に応じた見直
しができていなかった。 せっかくレベルの高い協
力物流会社をパートナーにしながらも、A事業所
はその力を活かし切れていなかったのである。
もちろんN社が完璧だったわけではなない。 あ
いさつ、荷扱いが不十分なドライバーも中にはいた。
積載率についてもコース別の物量はN社側で分か
っているのだから何らかの提案があっても良かった。
しかし、問題は車両台数が減らされる可能性の高
い提案を協力物流会社に期待することのほうにあ
る。
JULY 2009 18
特 集 すぐ効くコスト削減
結局のところ、N社の七台の車両の横乗りして
分かったことは、大きく二つである。 一つは、N
社は支払い運賃に見合う、きめ細かな納品に対応
できているということ。 その理由は同社が食品の
中でも取り扱いの難しいアイスクリームの配送を
別の仕事で請け負ってきたことが背景になっていた。
二つ目は日々、配車を行なわなければ大半の日
数を採算割れにしてしまうことだ。 そして我々は
N社の横乗り調査の途中に、Y社以外からN社が
受託している配送車両と何度も道ですれ違ってい
た。 そこに改善のチャンスが隠されていると我々
は考えた。
共同配送への移行で運賃を二割削減
これまでN社には比較的扱いの容易な商材や納
品先が充てられていた。 しかしN社はそれ以上の
実力を備えている。 委託する商材を拡大する余地
があった。 そこでチャーター便のルートをいった
ん解体し、N社が請け負っている他の食品関連会
社と積み合わせレベルの共同配送を行ったのである。
Y社がN社の委託していた二つのルートを、この
新たな共同配送インフラに移行することで、約二
〇%のコストダウンが実現したのであった。
こうして三週間におよぶ横乗り調査は終了した。
正直なところドライバー出身の私にとっても、久
しぶりで慣れない作業による筋肉痛や冷凍庫を頻
繁に出入りすることからくる体力の消耗などは、
骨が折れ、途中で音を上げそうになった。 しかし、
現場のみんなは毎日この作業に従事し、それで生
計を立てているのである。
我々は日頃、輸送力や配送インフラ、サービス
品質などと軽々しく口にするが、その全ては現場
におけるドライバー一人ひとりのスキルと汗にか
かっている。 そのことを改めて痛感させられたの
だった。
19 JULY 2009
コースおよび
担当者
自社配送協力物流会社N社
A事業所B事業所
コース
採算性評価・コメント
f氏
a 氏
b氏
c氏
d 氏
e氏
f氏
(配送専任)
g 氏
(配送専任)
h 氏
i 氏
j 氏
k 氏
l 氏
m 氏
n 氏
×
─
─
─
─
─
×
─
×
○
×
×
△
×
・平均納品件数15 ~ 18 件のうち時間指定が50%
・物量が多い納品先は配送専任のF 氏が対応。 時間指定先も調整可。 ○○がルートから離れている。 時
間指定は、○○が11:00 ~ 13:00まで納品できずネック。 納品の割合を下げ、営業件数増加へ
・平均走行:130?/日 ・納品件数:(平均)12 ~ 13 件 ・積載率:30% 前後
・ ○○と○○の2 件がルートから離れている。 ○○は納品の手間、時間がかかっている。 きめ細かな対応が
必要とされる納品先を5 件担当している
・平均走行:180?/日 ・納品件数:(平均)12 件(最大)14 件(最小)10 件
・積載率:60 ~ 80%(3t)
・ ○○エリア(3 件)がルートから離れている
・ ○○の作業負荷が大きいため、i 氏しか対応できない状態。 i 氏に代われるドライバーづくりが急務。 ○○
はカゴ台車納品を検討
・平均走行:150 ? /日 ・納品件数:(平均)15 件(最大)18 件(最小)10 件
・積載率:50% 前後
・ ○○と○○がルートから離れている。 時間指定納品も4件あるが、比較的時間的制約は少ないルー
トである。 最も若く、優秀なドライバーのため、もっと負荷の高いコースでも任せられる
・ 平均走行:130 ~ 150 ? /日 ・納品件数:(平均)15 件(最大)20 件(最小)10 件
・積載率50% 前後
・ ○○がルートから離れている。 時間指定では「AM 中」が2 件、「14:00まで」が1件。 棚入れ納品が
大半。 検温、賞味期限読み上げ、バラシ、棚納品のフル対応を求められる納品先が4 件
・平均走行:130 ~ 140 ? /日 ・納品件数12 ~ 13 件 ・積載率40 ~ 50%
・ ○○、○○、○○の3 件がルートから離れている。 ○○の15:30 以降という時間指定がネック。 ○○
と○○に対して納品の手間、時間がかかっている。 時間指定については○○以外はあいまい。 ○○
→○○までの空走距離が長い
・運転が危なく、粗い。 スキルも低く、乗務に対するリスクが大きい。 追加注文にも出発後に安易に受け
てしまうなど教育、指導が不可欠。 平均納品件数は15 件、うち時間指定が5 件強
1.A事業所における車両別実査報告(イメージ)
・午前中納品、午後から営業
・ ○○がルートから離れている。 車両サイズを小さくし、納品先を減らし、営業時間の確保が不可欠
・平均走行:180 ? /日 ・納品件数8 ~ 10 件 ・積載率40 ~ 60%
・ ○○がルートから離れてい。 ○○と○○で納品の手間、時間がかかっている(賞味期限読み上げ/
納品日シール貼り)。 A(12:00 以降)、B(9:10 以降)、C(11:00まで)、D(8:15 以降)の4
件の時間指定がネック
・午前中納品、午後から営業
・ ○○百貨店(3カ所)の納品は時間がかかる(待機多し、百貨店だけで約1h 必要)
・担当顧客以外の納品もあり、これを他ルートに振り替えることで営業効率向上が期待できる
・午前中納品(5 件)、午後から営業(集金)(5 件)
・協力物流会社・i 氏のルートと連動している。 納品先の一部移管を検討
・納品ルートはd 氏のルートとほぼ同じ
・あいさつ、検品チェックによる品違い防止が徹底している
・配送専用員として件数、物量とももっと増やし、積載率の向上が必要。 自社便のキーとする
・引き取り指示の待ち時間が多い。 時間指定はほとんどない
・横持ち輸送が多い。 帰り便で引き取り分を積み込むなど往復便としての付加価値を高めたい
・平均走行:150?/日 ・納品件数:(平均)15 件(最大)20 件(最小)11 ~ 12 件
・積載率:30 ~ 40%
・ ○○と○○がルートから離れている。 手間、時間のかかる納品先および時間指定は特になし
あおき・しょういち
1964年生まれ。 京都産
業大学経済学部卒業。 大手
運送業者のセールスドライ
バーを経て、89 年に船井
総合研究所入社。 物流開発
チーム・トラックチームチー
フを務める。 96年、独立。
日本ロジファクトリーを設
立し代表に就任。 現在に至る。
HP:http://www.nlf.co.jp/
e-mail:info@nlf.co.jp
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