ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
ロジスティクス・ビジネスはロジスティクス業界の専門雑誌です。
2009年11号
SOLE
米国発の最新ソフトウェアを紹介調達革新とSCMの最適化を実現

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SOLE 日本支部フォーラムの報告 The International Society of Logistics NOVEMBER 2009  70 で既に二件の特許を取得し、現在さ らに一四件を申請しており、他の追 随を許さない競争力を持っている(図 1)。
以下にASAPの特徴を紹介す る。
■対話型電子見積もりアプローチ  このアプローチで最善の調達戦略の 決定、証明が可能となる。
サプライヤーに対して能力を最大限 発揮できる環境を整え、マーケッ トの状況やサプライヤーの得手不得 手を正確に把握 サプライヤーからの見積もりをも とに、品質安定供給、コスト削 減、リスク管理等の調達目標間の 重み付けや異なる調達戦略によって、 結果をシミュレーション 各調達戦略の予定選定結果をもと に、リスクとリターンの関係を正確 に把握した上で調達戦略や最終交 渉先を意思決定 ■サプライヤーとのコミュニケーシ ョン刷新  これまでの調達インフラでは成し得 なかった多様な見積もり・入札を可 能とするとともに、提出される見積 もり・入札のフォーマットの統一と複 数サプライヤーとのコミュニケーショ ンの効率化を実現する。
仕様見積もり・入札 代替見積もり・入札、代替品の提 案受け付け 条件付提案の受け付け バスケット見積もり パッケージ提案 ■調達担当者の業務刷新  誰が見ても明らかな数字とロジッ クにもとづき多様なシナリオを迅速 に評価することにより、公正かつ明 瞭なサプライヤーの選定を短期間で 米国発の最新ソフトウェアを紹介 調達革新とSCMの最適化を実現  
咤錬味兎本支部九月度のフォー ラムでは、ソフトウェア販売のユニ アックスの佐々木操社長に最先端の サプライチェーン・ソリューション について、概要から導入手順までご 講演いただいた。
本稿では戦略的な 調達活動実現のための﹁ASAP ︵Advanced Sourcing Application Platform︶﹂とサプライチェーン・ネ ットワークのデザインツール﹁Supply Chain Guru﹂を紹介する。
︵文責:ユ ニアックス・前端克典技術部部長︶ 世界的権威一〇人が開発  経済情勢の悪化に伴い、多くの企 業が調達の見直しを進めている。
比 較的短期間で効果が見えるためであ る。
しかし、調達プロセスをすべて見 える化し、再構築を行っている企業 は多くはないだろう。
 調達活動では調達品目の個別・カ テゴリー別の支出の総額を把握できて いるか、サプライヤーの選定基準や調 達量・額の決定を誰がどのように決 定するかの基準が確立されているか、 また、それらの意思決定が的確に行 われているかを証明できるかが非常に 重要だ。
一方、品質、安定供給、コ スト削減、リスク管理という異なる価 値をバランスを考えながら追求しなけ ればならず、正しく目標を設定するこ とが非常に難しい。
目標設定ができ たとしても、それに対応する戦略に は多様なアプローチが考えられる。
調 達担当者が最善の調達活動を行って いるかを判断するのはさらに難しい。
 こうした課題に対するソリューシ ョンを提供し、調達革新をもたらし たのが、米国コンバインネット社のソ フトウェア「A S A P(Advanced Sourcing Application Platform)」だ。
全米の各分野における世界的権威の 一〇人が開発した。
対話型電子見積 もりのアプローチでサプライヤーとの コミュニケーション、調達担当者の 業務、調達業務マネージメントを刷 新する。
組み合わせ最適化演算技術 調達金額に占める割合 単純調達用件の複雑さ複雑 カタログ購買/ERP/EDIを通じた自動発注 特殊入札への 対応 通常の対話型 電子見積もり (柔軟な入札条件 の設定に対応) リバース オークション (Ariba, SAP SRM, etc) 100% 80% 20% 0% e-RFx/電子見積もり ◆調達金額の大部は品質、安定供 給、長期的関係など、価格以外の 要素を考慮する必要があるが、これ までは手作業で実施か、こうした複 雑な用件を考慮しきれていない。
ASAP ではあらゆる調達要素を反映 して意志決定することが可能 ◆汎用品あるいは仕様が きっちり固められ、価格 のみが問題となる調達 のみを対象とする ◆あくまで発注ツールで、 業務効率向上、購買 データの蓄積といった 間接的効果のみ 図1 調達インフラの技術比較 71  NOVEMBER 2009 ●調達プロセスの透明化 ●提案機会の提供 ●サプライヤーの得意な領域へのフォ ーカスが可能  コンバインネットASAPを用いた 調達プロセスでは事前準備が必要とは なるが、RFI(情報提供依頼書)展 開以降のプロセスが短縮される。
発 注先の選定に当たっては、提案受け 付けの幅と分析の深度が飛躍的に広 がり、調達プロセスの精度が大きく向 上する。
 調達品目として設定している対象 は幅広い。
包装、輸送、MRO(間 接材調達物)などさまざまな資材、サ ービスの調達に活用されている。
種々 の材別のテンプレートを揃えており、 大規模で複雑な調達案件の遂行に最 適である(図4、5)。
今後の展開領 域は航空燃料や病院の薬品、諸資材 を予定し、製品開発等具体的な取り 組みを行っている。
 導入に関するコストやサービス体制 についても触れておく。
利用に関する コストはいわゆるライセンス販売では なく、見積もり・入札案件単位での 年間調達金額によって決まる。
ネッ ト経由でソフトウェアの機能を提供す るSaaS(Software as a Service) 型サービスのため、サーバーの設置、 インストレーション/メンテナンスが 実現する。
調達交渉を互いの利益を 奪い合う作業から、互いの利益を生 み出す作業に転化する(図2、3)。
見積もり・入札評価シナリオの作 成が容易 評価シナリオの検証が容易かつ迅速 評価シナリオの比較が容易 調達戦略、品質、リスク管理への コストと調達コスト低減額の比較 ■調達業務マネージメントの刷新 バイヤーは手間のかかるモデル作業 クの観点から客観的に評価  対話型電子見積もりにより、RF P(提案依頼書)・RFQ(見積もり 依頼書)の展開・回答、提案・見積 もり・入札の評価および発注先決定 プロセスの期間を大幅に短縮するのみ ならず、ソーシングの精度を飛躍的に 向上させる。
■対話型電子見積もりのもたらす 効果 調達プロセスの見える化 ●シナリオごとの調達金額、サプライ ヤー選定結果の入手が容易 ●シナリオ比較により、コスト一辺倒 ではなく、戦略、品質、リスクを 考慮 ●サプライヤー選定方法、ロジック、 ロジックごとのコストインパクトを 明示 既存の方法では達成できないと思 われる大幅なコスト低減 ●明細レベルでの見積もり・入札 ●見積もり・入札フォーマットを統 一し、多様な提案、新規サプライ ヤーなどの評価が容易 ●多様な見積もり・入札評価シナリ オの検証 サプライヤーとの関係強化 業務から解放され、最適サプライ ヤーの組み合わせを決定するという 戦略業務に注力 役員はどのような戦略でサプライヤ ーが選定されているか、および戦 略の妥当性をコスト、品質、リス サプライヤー企業バイヤー機関・企業 代替案を含めたさまざまな提案を入力 「もしこれだけの発注量を頂ける なら、これだけディスカウントでき ます」 「材料のみの供給です」 「今の取引先のA 社とは30%の 取引までに抑える」 「サプライヤー数は各工場で3 社 に絞りこむ」 「新規サプライヤーは全体の取引 の10%以内までに抑える」 「既存の取引先のアロケーション の変動幅は30%以内」 「サプライチェーン全体でのコスト 削減を図る」 「こちらの材料の方が同等のス ペックでさらにお安くなっています」 「材料は自社調達、加工まで行い ます」 「運賃がこちら持ちならこれだけ で、保守も含めるならこれだけで、 在庫管理をこちらに任せて頂ける ならこれだけでやらせて頂きます」 「OEM 供給まで対応します」 サプライヤーからの提案 と、貴社の施策や制約と を考慮した最適なサプライ ヤーの組み合わせを回答 企業A 企業B 企業C ビジネス上の施策、制約を入力 図3 利益の奪い合いから、互いに利益を生み出す調達交渉へ Combine Net シナリオごとの調達結 果のシミュレーションを 瞬時に作成 異なる調達戦略シナリ オを、実際の契約金 額へのインパクトをもと に比較・検討 図2 対話型電子見積もりのイメージー見積もり評価シナリオの比較・検討 NOVEMBER 2009  72 ネットワーク方針 ●在庫方針 ●ソーシング方針 ●輸送方針 製造アプローチ グに関して他に類を見 ない機能を提供して おり、サプライチェ ーン・ネットワーク 設計を分析し、最適 化するために開発さ れた唯一のソフトウェ ア・アプリケーショ ンである。
シミュレ ーションと最適化は、 併用されることで真の パワーを発揮する(図 6)。
 ネットワーク・シ ミュレーションと最適 化は、図7にあるテ ーマ領域を改善する ための強力なアプロー チとなっている。
■データ構造  モデル作成、最適 化と戦略的サプライ チェーン設計のシミュ レーションのために、 以下のデータをSupply Chain Guru に入力する必要がある(図8)。
ネットワーク構造 ●製品 ●拠点 ●需要  次に紹介するのは米国ラマソフト (LLamasoft) 社の「Supply Chain Guru」。
SCM関連のソフトウェアは MRP(資材所要量計画)、CRP (能力資源計画)、MRP?(製造資 源計画)という生産計画手法から発 展し、その後、そうしたMRP系の 弱点を克服するAPS(Advanced Planning & Scheduling)手法が登場 した。
OR(Operations Research) 手法、TOC(制約理論)、そして人 工知能のヒューリスティック・アルゴ リズムの三つの理論の情報技術が使わ れており、SCMソフトウェアの心臓 部分となっている。
 しかし従来のSCMソフトウェア は極端な数学モデルで、需要予測等 の計画処理に膨大な処理時間を必要 としたSCM計画や、ERPなど企 業のエンタープライズ・システムと統 合されたSCM実行システムとなる ものが中心であった。
これに対して Supply Chain Guruは、スタンドア ローン型でサプライチェーンのモデリ ングを行い、最適なサプライチェー ン・ネットワークを設計する、第二 世代のサプライチェーン・ソリューシ ョンという位置付けである。
■Supply Chain Guru ー最適化  +シミュレーション  Supply Chain Guruは、モデリン 不要でインフラに関するコストが発生 しない。
 また利用企業のグローバル調達を 支援するために、中国、北米、欧州、 南米のグローバル体制を敷いており、 日本語、英語、中国語、スペイン語、 イタリア語の五カ国語に対応している。
 導入費用、導入支援、サポート内 容、機能詳細等については、ユニア ックス(〇三─五四〇三─三四二一、 http://www.uniax.co.jp)へお問い合 わせいただきたい。
第二世代のSCMソリューション 対象材現状コンバインネットの活用方法結果 ●2カ国の工場で別々の仕 様、規制に基づき、逆オー クションを用いて別々に調達 ●一つの見積もり案件で2 工場 のための調達を同時に実施 ●9つの価格構成要素の変更が可 能な代替見積もりを同時受け付け ●年間調達額を7.5%削減 ●サプライヤーとの協業により、オ ペレーションコストなど、コスト削 減の機会を拡大 ●年間航空運賃コストを30%削減 ●ソーシングの期間を12週間から 6 週間に半減 ●従来のMRO 関連支出の30% 削減 ●標準契約期間をサプライヤーか ら有利な条件を引き出せる18カ 月に変更 ●契約条件の知見をもとに多品目 の調達に活用 ●年間調達額を45%削減 ●調達期間を8 週間に短縮 ●サプライヤーとの協働による関 連コストの明確化とサプライヤー との協力関係の強化 ●800 以上の路線のサプライヤー から運賃や提案を一手に受領 ●集中購買と分散購買の比較、 地域業者優遇等の複数の評価 シナリオを金額で検証 ●MRO 品を一括調達からカテゴ リー別調達に変更 ●サプライヤーからの代替品等創 造的提案を受け付け ●複数のアロケーションのシナリ オのコストインパクトを検証 ●サプライヤーに外注も含めた一 括請負契約と、自社で直接請 け負える材料・作業工程に限 定した見積もりの二つを要請 ●受領した大量の見積もりデータ をもとに、数多くの材や各作業 工程の組み合わせを検証 ●地域ごとに取引先の見直し が行われていない ●地域ごとに購入データがバ ラバラ ●拠点ごとに慣行に従い、 ●MRO 品目を一括で調達 ●サプライヤーからの創造的 提案を受けられない ●高品質、高コスト ●長年取引のあるサプライ ヤーが一括契約で請負 ●コスト構成要素ごとの価格と 質が不透明 店舗 ディスプレイ MRO 航空貨物輸送 食品用上質 段ボール 図5 コンバインネットの適用例 包装 缶類 ダンボール箱 フィルム ラベル プラスチック蓋・栓 樹脂包装 輸送 トラック輸送 海上輸送 混載 インターモーダル 小包 3PL 空輸 倉庫保管 MRO 設備(購入・リース) 工具 燃料、オイル・潤滑油 パレット バイブ・バルブポンプ 安全消耗品 廃棄物処理 保守 原材料 砂糖・甘味料 添加物、スパイス・香料 果実・果実ペースト 肉・たんぱく質 野菜 穀類 通信 携帯、固定電話レートプラン 長距離 データ通信 マーケティング 広告、ディスプレイ 印刷、販促物 サービス 人材派遣 清掃、警備 その他 コンピュータ 防犯カメラ 事務用品 図4 取扱品目の実例 73  NOVEMBER 2009 在庫水準 ●製品と拠点ごと、かつ、モデリン グが実行される範囲までの実在庫 水準の時系列グラフ ●稼働中の全製品拠点ごとの実在庫 水準のデータテーブル ●拠点ごと、かつ、ネットワーク全 体とモデリング全体実行中の在庫 投資の総計 ●モデルの各拠点およびモデリング実 行の全体期間での体積単位での倉 庫スペース利用 顧客サービス充足度 ●ネットワーク、製品、あるいは拠 点ごとに集計された顧客販売高 ●設定期限日、または発注サイクル 時間目標にもとづく顧客サービス充 足度 ●ネットワーク、製品、あるいは拠 点ごとに分類された在庫切れによ って失った販売損失額 ●拠点ごと、製品ごと、あるいは集 計されたバックオーダー単位の時系 列グラフ ●拠点ごと、製品ごと、あるいは集 計されたバックオーダー単位のデー タテーブル  Supply Chain Guruは、スタンド アローンの戦略的分析アプリケーショ ンとして機能する。
最適化能力に加 総コスト ●製造コスト、輸送コスト、在庫維 持コスト、および入出庫コストを含 む詳細なネットワーク全体の支出 ●拠点︵すべての製品に関する︶ご と、かつ、製品︵すべての拠点に 関する︶ごとに分類された詳細な 会計報告:製造、倉庫保管、在庫 管理および輸送コスト ■標準出力  ユーザーはシミュレーションされた モデルのパフォーマンスのほとんどす べての面に関する、詳細な統計情報 を得る。
モデリングによって作成され た標準出力には以下のものが含まれ る。
財務サマリーレポート ●ネットワーク収益、総売り上げ、  製造は、三つの異なるアプローチの うちの一つを使ってモデリングされる。
●ブラックボックス:単純な製造リー ドタイムと生産コストを使用する。
●プロセス・サブモデル:製造過程 は、比容量、共用資源、および単 純な設定遅延を持ったワークセンタ ーを使ってモデリングする。
●詳細なマテリアルハンドリング・サ ブモデル:マテリアルハンドリング と作業、詳細なセットアップと作 業時間、シフトをスケジュールされ た作業者を含む、製造過程の全詳 細がモデリングされる。
基本データ:1 製品、2 拠点、3(顧客)需要 ポリシー:4 在庫、5ソーシング、6 輸送 ソーシング ポリシー 輸送 ポリシー (顧客)需要(顧客)需要 拠点 (物流センター) 製品&拠点 (工場/ワークセンター) 在庫 ポリシー 拠点 (物流センター) ❻ ❷ ❶ ❶ ❹ ❷ ❸ ❷ ❸ ❺ 図8 モデル構造において最低限必要なデータ 図7 Supply Chain Gru のカバーする領域 温室ガス排出規制 対策 新製品投入/ 廃棄計画 戦略的 ソーシング計画 最適在庫計画 輸送計画 S&OP 生産計画 リスク分析 (代替ソース、輸送手段‥) サプライチェーン・ ネットワーク計画 M&Aに伴う 新サプライチェーン・ ネットワーク計画 図6 Supply Chain Gru でサプライチェーン・ネットワー ク設計を分析し、最適化する NOVEMBER 2009  74 ■サプライチェーン最適化  強力なネットワーク最適化機能を 備えており、自動的にネットワーク最 適化モデルを構築し、ソリューション を提供する。
結果は、Guruテーブル の中に自動的に抽出され要約されるの で、急ぎ解決策要約を見てもよいし、 詳細を掘り下げて参照してもよい。
 結果分析のプロセスを効率化する 豊富なシナリオ分析機能も備えている。
ンジンは極めて強力だ。
Guruのサプ ライチェーン・シミュレーションエン ジンはESP(エンタープライズ・シ ミュレーション計画)エンジンと呼ば れ、すべてのウィンドウズ、リナック ス、およびユニックスのOS上で利用 できる。
シミュレーション・コンポー ネントは直接他の計画システム・コン ポーネントやERPシステムと統合す ることもでき、ゆえに既存システムに シミュレーション機能を付加できる。
モデルを構築し、実行する。
結果は Guruテーブルの中に自動的に抽出 され要約される。
要約のみを参照す ることも、個々のモデル変数の詳細を 掘り下げて参照することも可能だ。
 結果分析のプロセスを効率化する 豊富なシナリオ分析機能も備えている。
多くの方針と可能性のある方法を迅 速に作成するために内蔵のシナリオ生 成ツール、および自動的にすべてをシ ミュレーションするためのバッチ実行 の機能を使用できる。
 スピードと柔軟性のためにデザイ ンされたため、シミュレーション・エ えて、ラマソフト社独自のシミュレー ション・プログラムが最適化された サプライチェーン・ネットワークの性 能をシミュレーションする。
自動的に モデルを構築、実行し、ユーザーの ために「シミュレーション・エキスパ ート」の役割をし、結果を分析する。
(図9、 10 ) ■サプライチェーン・シミュレーシ ョン  最も高度なサプライチェーン・シミ ュレーション機能を備えており、自動 的にネットワーク・シミュレーション 過去重要および 現在在庫データ 初期計画 最適計画 セーフティ&サイクルストックの計算 (需要の予測) SCG の新モデルの作成または 前週使用したモデルの更新 最適化処理        最適化処理結果の出力 ●製造計画(SKU ごとに工場別、ライン別) ●輸送計画(SKU ごとに工場─ハブ、ハブ─ハブ別)     シミュレーション結果の出力 ●最適化で使用した前提の確認(品種転換など) ●キャパシティ問題の有無の確認 ●最適ソリューションの効果の確認(感度分析) ラインシーケンスの決定 (経験学習ソフトウェア) 最適化の結果をもとにシナリオの シミュレーション(ラインシーケンスを含む) 図11 ネットワークモデルの事例 図9 各種定型レポート 図10 データの可視化ツール群 75  NOVEMBER 2009 るユニアックスがラマソフト社と協力 して対応している。
 導入費用、導入支援、サポート内 容、機能詳細等についてはコンバイン ネット社ASAP同様、ユニアック スへお問い合わせいただきたい。
ステップ4:安定した構造を考慮し た設計  最初の三つのステップの中でネッ トワーク構造を最適化し、その最適 な構造をシミュレーション後、在庫水 準、配置、およびサプライチェーン方 針を改善するために、これを繰り返 し行う。
メソドロジー(方法論)の最 後のステップで選択された設計の有効 な範囲を設定する。
(図 12 ) ■動作環境 ハードウェア仕様︵例︶ ●ウィンドウズXP/ビスタ ●クロック・スピードの速いCPU ●四/八GB RAM、二│四CPU s ●容量の大きいHDD ●マイクロソフト.NETプラットフ ォーム ●六四ビットアプリケーション対応 ●日本語メニュー対応 ■ライセンスとサポート体制  最後に、導入コストとサポート体 制について触れておく。
利用に関す るコストは、ユーザーライセンス販売 の形態となる。
導入支援やサポート については、日本での総代理店であ  ネットワーク構造をシミュレーショ ンした後に、在庫水準、ソーシング 方針ルール、輸送モードロジックを改 善するために、Guruのバッチ実行と 複数シナリオ実行の機能を使用できる。
  ステップ3:ネットワーク・シミュ レーション  ネットワーク最適化を実行したら、 Guruの自動「ネットワーク作成と最 適化」ツールが最適なネットワークだ けを含んだ状態で新しいシナリオを作 成する。
コストについては既に最適化 しているので、今度はこの最適なネ ットワークのサービスレート、在庫水 準、在庫費用を評価する。
迅速に数値の選択肢を作成するため に内蔵のシナリオ生成ツール、および 自動的にすべてを最適化するための バッチ実行機能を使用できる。
   極めて複雑なサプライチェーン最適 化問題を解決するために混合整数/ 線形計画法(MIP─
味弌砲鮖藩僂 ており、最大の生産性、パワー、効 率を求めるサプライチェーン戦略プロ フェッショナルのための最初のツール といえる(図 11 )。
■サプライチェーン・ネットワーク 設計の手順│四ステップ・メソ ドロジー  ネットワークの設計は、単なる最適 化よりも大きな課題である。
ネットワ ーク最適化は強力ではあるが、在庫 水準と実際のサービスレートを算出で きない。
戦略的なネットワーク設計を 品質と完全性の面でまったく新しい 水準に持っていくために、最適化と シミュレーションを一緒に使用するこ とがポイントとなる。
ステップ1:ネットワーク最適化  ネットワーク最適化は、MIP-L Pモデリング・アルゴリズムを使う。
最も難しい問題を解決することがで きる、完全で柔軟な、極めて強力な 最適化エンジンを備えている。
ステップ2:方針の最適化 次回フォーラムのお知らせ 次回フォーラムは11月9日(月)「SaaS/ クラウドコンピューティングとロジスティ クス」を予定している。
このフォーラムは年 間計画に基づいて運営しているが、単月の みの参加も可能。
1回の参加費は6,000 円。
ご希望の方は事務局(sole-j-offi ce@ cpost.plala.or.jp)までお問い合わせく ださい。
※ S O L E︵The International Society of Logistics:国際ロジスティクス学会︶は一 九六〇年代に設立されたロジスティクス団体。
米国に本部を置き、会員は五一カ国・三〇 〇〇〜三五〇〇人に及ぶ。
日本支部では毎 月﹁フォーラム﹂を開催し、講演、研究発表、 現場見学などを通じてロジスティクス・マネ ジメントに関する活発な意見交換、議論を行 っている。
図12 ビジュアルモデラー

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