ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
ロジスティクス・ビジネスはロジスティクス業界の専門雑誌です。
2009年12号
NEWS
中国編

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

DECEMBER 2009  58 2009年10月発表分 山東省莱蕪市 山東通洲国際現代物流計画に着工 ■ 10 ・5  山東省莱蕪市の「山東通洲国際現 代物流プロジェクト」建設工事がこ のほど、本格的に始まった。
投資額 は二億六〇〇〇万元(三三億八〇〇 〇万円)。
製薬大手の石薬集団 河北省に物流センター建設 ■ 10 ・7  製薬大手の石薬集団はこのほど、 石家荘楽仁堂医薬公司と河北省石 家荘市の正定国際物流団地内で「河 北医薬物流センター」の建設に本格 的に着工した。
第一期工事の投資額 は五億元(六五億円)。
竣工は二〇 一〇年一〇月の予定。
 同センターにはRFIDやバーコ ード、EDIなどの設備と先進的な 物流情報管理ソフトを導入する計画 という。
山東省沿海港湾の貨物取扱量 一〜九月は一〇・五%増 ■ 10 ・8  山東省交通運輸庁は、同省沿海 港湾の一〜九月の貨物取扱量が前年 同期比一〇・五%増の五億四八〇 〇万トンとなったと発表した。
 このうち、九月の貨物取扱量は前 年同月比二一%増の六四九五万六 〇〇〇トンだった。
香港空港の一〜九月貨物取扱量 一五・一%減の二四〇万トン ■ 10 ・9  香港空港管理局は、香港空港の一 〜九月の貨物取扱量は前年同期比一 五・一%減の二四〇万トン、航空機 の発着便数は七・九%減の二〇万七 八五〇便だったと発表した。
 うち、九月の貨物取扱量は前年同 月比四・三%減の三〇万四〇〇〇ト ン、航空機の発着便数は八%減の二 万二五七〇便だった。
香港の一〜九月コンテナ取扱量 一七・三%減の一五四六万TEU ■ 10 ・9  香港港湾発展局は、香港港湾の一 〜九月のコンテナ取扱量が前年同期 比一七・三%減の一五四六万TE Uだったと発表した。
このうち葵青 コンテナターミナルの取扱量は、一 七・二%減の一一二三万万八〇〇 〇TEUだった。
 九月単月のコンテナ取扱量は前年 同月比二〇・二%減の一八〇万一 〇〇〇TEU。
このうち、葵青コ ンテナターミナルの取扱量は一七・ 三%減の一三〇万一〇〇〇TEUだ った。
上海港の一〜九月コンテナ取扱量 十三・六%減の一八二三万TEU ■ 10 ・ 12  上海港の一〜九月のコンテナ取扱 量は、前年同期比十三・六%減の 一八二二万七〇〇〇TEUとなった。
このうち、九月のコンテナ取扱量は 前年同月比五・六%減の二二二万 三〇〇〇TEUだった。
上海水路局 ブラジル港湾の浚渫工事を受注 ■ 10 ・ 13  上海水路局(SDC)は、ブラジ ルのサントス港から航路の浚渫工事 を受注したと発表した。
受注金額は 一億一一六〇万米ドル(一〇〇億四 四〇〇万円)。
航路の水深を一三〜 一五メートルに浚渫する。
 別の情報によると、サントス港は 航路幅の拡幅工事も行う予定。
中鉄集装箱運輸 ロシア鉄道の傘下企業と合弁会社 ■ 10 ・ 14  中国鉄道部傘下のコンテナ輸送会 社、中鉄集装箱運輸(CRCT)は、 ロシア鉄道の傘下企業と合弁会社を 設立した。
新会社は中国〜ロシア間 でコンテナの鉄道輸送を行う。
エアバス 中国内に物流センターを設置 ■ 10 ・ 15  エアバスは、中国で物流センター の建設を計画していると発表した。
部品、その他物品などの在庫を管理 する。
ウォルマート 四川省に物流センターを開設 ■ 10 ・ 17  ウォルマートは四川省に物流セン ターを開設する。
四川省の達州、遂 寧、楽山、攀枝花、西昌地区に店 舗を開設するのに合わせて整備する。
 新センターは同社にとって深圳市、 浙江省嘉興市、天津市に続き、中国 で四番目の物流センターとなる。
中国の一〜九月鉄道貨物輸送量 二・六%減の二四・五億トン ■ 10 ・ 17  中国鉄道部統計センターによると、 一〜九月の国内鉄道貨物輸送量は前 59  DECEMBER 2009 年同期比二・六%減の二四億五五 三六万トンだった。
このうち九月の 輸送量は二億八三〇〇万トンだった。
中国国際航空とキャセイ 年内にも合弁貨物航空会社設立へ ■ 10 ・ 19  関係筋の情報によると、中国国際 航空とキャセイパシフィック航空によ る合弁貨物航空会社は年内にも設立 される見通しだ。
既に、細部の詰め を終えたという。
 両社は二〇〇六年、相互の出資比 率を引き上げて資本提携を強化した 際、上海で貨物航空会社を設立する 方針を示していた。
パナルピナが書類業務などを集約 武漢にサービスセンターを開設 ■ 10 ・ 20  スイスの大手物流企業、パナルピ ナは、湖北省武漢市に中国と周辺地 域のグループ企業の海上貨物の書類 業務、受注管理、貨物追跡などを行 うサービスセンターを開設したと発表 した。
各社に分散していた機能を集 約し、コスト削減を図る。
 同社はまた、武漢での現地法人設 立計画を進めている。
二〇一〇年上 半期の開業を目指し、関係当局と交 渉中という。
翡翠国際貨運航空 上海〜煙台〜アムスで貨物便 ■ 10 ・ 20  翡翠国際貨運航空は、上海〜煙 台〜アムステルダム間の貨物便を開 設すると発表した。
機材はボーイン グ747型機を使用する。
 翡翠国際貨運航空は二〇〇四年、 深圳航空とルフトハンザカーゴ、D EGドイツ投資開発銀行(DEG) が共同出資で設立した貨物航空会 社。
浙江省の水運能力 一四八二万五〇〇〇積載トン ■ 10 ・ 21  九月末までの統計によると、浙江 省の水運能力は一四八二万五〇〇 〇積載トンだった。
うち、海運能力 は一一八三万八〇〇〇積載トン・航 行船舶数三六三七隻、河川輸送能 力は二九八万六三〇〇積載トン・航 行船舶数一万八八〇八隻。
華潤集団 天津に石炭購買・配送センター ■ 10 ・ 23  中国政府系の企業グループ、華潤 集団は、天津市で「石炭調達販売セ ンターおよび物流配送基地」プロジ ェクトを立ち上げると発表した。
傘 下企業の火力発電所向けに石炭の買 い付け、配送業務を行う。
年間取扱 量は六〇〇〇万トンの見込み。
 同社は同基地の建設・運営を行う 新会社「華潤電力物流公司」も設立 する。
雲南省昆明市 大型低温物流団地に着工へ ■ 10 ・ 26   雲 南 省 昆 明 市 は 、 同 市 経 済 技 術 開発区内で低温物流団地「雲南アセ アン国際低温物流センター」の建設 にまもなく着工すると発表した。
中 国の南西地区では最大級の低温物流 団地になるという。
 冷蔵、急速冷凍、倉庫保管、輸 送だけでなく、売買、食品加工、情 報提供を一体として行う機能を導入 し、肉類、食品、飲料、果物、野 菜、椎茸、切花などの取り扱いを想 定している。
中国国際貨運航空 中欧間で週三便の貨物便を開設 ■ 10 ・ 27  中国国際貨運航空は、上海〜ウィ ーン〜ミラノ間の貨物便を開設した。
週三便を運航する。
山東凱至能源 鉄道物流団地を建設 ■ 10 ・ 29  山東凱至能源は、山東省広饒県で 鉄道物流団地を建設すると発表した。
 広饒県正和集団、金嶺集団、西 水集団などの大手企業の利用を想定 しており、取り扱い貨物は石炭や石 油など大口貨物となる。
陜西省潼関県 秦東物流団地に着工 ■ 10 ・ 29  陜西省潼関県は、「秦東物流団 地」の建設に着工したと発表した。
運送、保管などの機能を備え、西安、 太原、鄭州の三大都市圏の中心に位 置する同県の立地条件を生かす。
景洪港 国際コンテナ用作業区を建設 ■ 10 ・30  雲南省景洪市は、景洪港(瀾滄江 港湾)で国際コンテナ貨物を取り扱う 「猛罕作業区」の建設に本格的に着工 したと発表した。
投資額は一億六四 〇〇万元(二一億三二〇〇万円)。
 景洪市は南はミャンマー、東はラ オスとタイに隣接している。
換算レート:1元= 13円、1米ドル= 90円

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