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67 APRIL 2010
タイ国際航空は、三月二日から五
日にかけて幕張メッセ(千葉市)で
開催された食品・飲料専門展示会
「FOODEX JAPAN 201
0/第三五回国際食品・飲料展」に
ブースを出展した。 同社がフーデッ
クスジャパンに出展するのは初めて。
貨物輸送の担当者が、日本発バンコ
ク向けやバンコク経由アジア・欧州
向けなどの輸送について来場者に説
明し、航空貨物輸送をアピールした。
フーデックスジャパンは日本能率
協会と関連五団体が共催し、日本を
含めた世界六五の国・地域から食品
メーカー、商社、自治体・団体など
二四〇〇社以上が参加した。
タイ国際航空は今年の特別企画展
示エリアの一つで水産関係者などが
出展する「FISH MARKET」
内にブースを設置した。 「品質に優
れた日本の生鮮品の輸出を支援した
い。 そのために、航空輸送を利用す
るというビジネスモデルに気付いて
もらいたいと考えた」と東日本地区
貨物部の天池稚力部長は語る。 同社
の取扱貨物のうち、日本向けの輸入
の三割を花卉や鳥肉加工品、水産品
などタイ産の生鮮品が占めるのに対
し、日本発では生鮮品の割合は一%
未満という。 最近ではタイ向けのマ
グロ、南アジア向け高級フルーツ、野
菜の種などの輸出需要も出始めてい
るが、まだまだ開拓の余地はある。
ブースではフライトスケジュール
や輸出入手続きに関する問い合わせ
を受けるなど、出展一回目の成果は
まずまずといったところ。 天池部長
は「今後、(荷主との直接の窓口と
なる)フォワーダーとともに具体的
な商談につなげていきたい」と期待
をかける。
タイ国際航空は、バンコクのスワ
ンナプーム国際空港をハブとして日
本を含めた世界各地に就航してい
る。 生鮮品や温度管理の必要な特殊
貨物の輸送に強みをもち、スワンナ
プーム空港には冷凍・冷蔵設備を備
えた一万平方メートルもの生鮮セン
ターを運営している。 また旅客便の
ベリーで輸送することで、定時性・
安定性を確保しているという。
タイ国際航空
フーデックスジャパン2010にブースを出展
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