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MAY 2011 62
「適正在庫の考え方・求め方」(日
刊工業新聞社)、「適正在庫のマネ
ジメント」(同)などの著書を持つ
TSCコンサルティングの勝呂隆
男代表が、独自のロジックに基づ
いて適正在庫を算出するシステム
「APIM」のバージョンアップを
行った。
古典的なオペレーションズ・リサ
ーチの手法にメスを入れ、新たな
在庫理論を打ち立てた同社は、そ
のアルゴリズムを表計算ソフト「エ
クセル」のアドインソフトとしてパ
ッケージ化し、APIMと名付け
て二〇〇三年にリリースしている。
APIMは〇五年に日本の特許を
取得、今年二月には米国特許の成
立も確定した。
月に数回しか出荷のないような
間欠需要や、リードタイムが変動す
る場合にも対応し、アイテム別の
アルミニウム製パレットメーカーのエイ
エルパレットジャパン(本社:東京)はこ
のほど、超軽量タイプの航空貨物用小型
コンテナ(ボックス型パレット)の販売を
開始した。
新製品は今後予想される航空機のダウ
ンサイジング化や、貨物機減便に伴う旅
客機下部貨物スペース(ベリー)活用の
必要性を前提に開発されたもので、LD
3など従来の航空貨物コンテナの代替品・
補完品として提案していきたい考えだ。
主な特徴としては
?軽量化による航空運賃の削減──既存
のボックス型パレットの重量(約四三
?)にくらべて約二三?と大幅に軽量
化され、その分航空運賃が削減される。
?積載効率がアップ──桁部分をオフセ
ット加工することでPLAパレットな
どのULDに効率良く搭載できる。
?梱包材のコストダウン──ボックス側
面のアルミ板が緩衝材として機能する
ため簡易梱包で済む。
?輸送セキュリティの向上──四方がア
ルミで囲われているので、貨物の盗難
防止などのセキュリティー性が確保さ
れる。
等々が挙げられる。
また、国土交通省が二〇一一年二〜三
月に実施した「小型コンテナを活用した
中部国際空港の国際物流機能拡充調査」
安全在庫量を科学的に算出できる。
これまでに、ぺんてる、電気化学
工業、古野電気、昭和電線ホール
ディングス、日雑大手など三〇社
近くのメーカーが同システムを導入
し、「その全ての導入先で成果が上
がっている」と勝呂代表は胸を張
る。
安全在庫は、需要変動への対応
だけでなく、納期の遅れや歩留ま
りの変動、予測誤差など、複数の
要因によって必要になる。 そこに
着目した勝呂代表は、各要因が必
要とする安全在庫量を一つひとつ
算出し、それを重ね合わせて最適
解を出す方法を開発。 それをAP
IMに組み込んだ。 今回のバージ
ョンアップでは、この重ね合わせ
計算の方法を改良することで、適
正在庫の設定・算出精度を大幅に
向上させることができたという。
今年五月二四日(火)に東京・
有楽町の「東京国際フォーラム」で
開催する無料セミナーでその詳細
を解説する。 詳しくは同社ホーム
ページ(www.tscinc.co.jp)まで。
■問い合わせ先
TSCコンサルティング
〇四五(五七四)四五三二
の実証実験にも同製品が採用されている。
エイエルパレットでは日本の提携販売
代理店六社を通じて販売し、初年度の販
売数量は約一万個を見込んでいる。
【製品の基本スペック】
●底板(パレット)部分:一〇〇〇?×
一二〇〇?(内寸) 一〇二〇?×一
二二〇?(外寸)
●高さ:一五〇〇?(桁部分の高さ一一
五?を含む)
●フォーク差し込み口:四方向
●耐荷重:五〇〇?(パレタイズする重
量に合わせた耐荷重設定が可能)
●パレット自重:約二三?(底板、側面
板、天井板、支柱などを含む)
適正在庫の設定・算出精度を大幅に向上
TSCコンサルティング勝呂隆男代表
世界最軽量の航空貨物用コンテナを開発
エイエルパレットジャパン
■問い合わせ先
エイエルパレットジャパン株式会社
〒101-0032
東京都千代田区岩本町2-4-5 インスタ
イルスクエア5F
URL :http://alpallet.jp/
電話:03-3864-8488
ファックス:03-6675-8267
担当:大庭(おおば)oba@alpallet.jp
芹澤(せりざわ)serizawa@alpallet.jp
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