ロジビズ :月刊ロジスティックビジネス
ロジスティクス・ビジネスはロジスティクス業界の専門雑誌です。
2012年2号
特集
物流企業番付《平成24年版》 解説 不況をバネに収益体質を改善

*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。

《平成 24年版》 特 集 不況をバネに収益体質を改善 大赤字の親会社に黒字の物流子会社?  本誌恒例の「物流企業番付」最新版を作成した。
国 内物流企業の売上高上位約二〇〇〇社を対象に、直 近三カ年の業績を分析。
各社の成長性、安定性、収益 性を評価して、対象企業各社の強さを評価した(一六 頁「調査の方法」参照)。
 今回の番付では、頼れる親会社を持つ子会社が上位 を独占する結果となった。
総合評価でトップテンに入 った企業のうち、独立系と言えるのは近鉄エクスプレ スだけ。
他はどこもベースカーゴの約束された大手企 業のグループ会社だ。
 トップの日本郵便輸送は、言わずと知れた日本郵便 の元請け幹線輸送会社。
日本郵便は二〇一一年三月 期に一〇三五億円の営業赤字に陥っている。
これに対 して郵便輸送は同期、売上高一二七三億円(前期比 四七%増)、営業利益一二四億円をたたき出した。
 郵政のいわゆる「ファミリー企業」問題では、松原 聡東洋大学教授を委員長とする“松原委員会”が組 織され、郵政との取引額が年間三〇〇〇万円以上、か つその会社の売り上げの過半を占めている民間企業二 一九法人について、取引関係の見直しを行っている。
 幹線輸送に携わっていた運送会社三二社は、うち一 四社を郵便輸送(当時の日本郵便逓送)に統合し、日 本郵便が一〇〇%子会社化した。
残りは郵政OBの天 下りなどの人的関係を断ち切って、不透明な随意契約 を改め一般入札に移行した。
その結果、競争入札の実 施された幹線では運賃が三割近く下がったといわれる。
 一方、日本郵便と郵便輸送との取引は随意契約のま ま今も続いている。
その運賃水準や取引条件について、 日本郵便はノーコメントの立場をとっている。
しかし、 郵便輸送が大幅な運賃引き下げやリストラを実施した 解 説  物流市場はまだ世界同時不況の影響から 抜け出してはいない。
それでも試練をバネに、 収益体質の改善に成功した企業は、物量の回 復ペースをはるかに超える勢いで利益を伸ば している。
組織力よりもむしろ、経営層の 危機対応能力によって勝敗は分かれている。
FEBRUARY 2012  12 特 集 《平成 24年版》 という話は今のところ聞こえてこない。
 一〇〇%子会社と親会社間の内部取引は、それが どのような条件であろうと通常であれば連結決算に大 きな影響を与えることがないため、ほとんど注目はさ れない。
しかし日本郵便の場合は別だ。
 現在の郵政行政の監査対象は、日本郵政の連結決算 と、傘下の日本郵便ほか事業会社四社の単独決算まで。
郵便輸送を始めとする孫会社はカバーしていない。
そ こに日本郵便の下請け輸送で貯め込んだ巨額の剰余金 がプールされている。
 親会社の日本郵便が債務超過の危機に直面している 現状で、外販もない一〇〇%子会社の郵便輸送は高収 益を謳歌し、潤沢な内部留保を抱え込んでいる。
日本 郵便に配当として還元した形跡もない。
いびつと言わ ざるをえないだろう。
 松原委員会の答申に従うかたちで、郵便輸送は他の ファミリー企業を吸収し、高い利益率を維持したまま 売上規模を大きく拡大させた。
リーマンショック後の 日本の物流業界において、その収益性と成長力は「最 強」だった。
郵政民営化の迷走と、不況から抜け出せ ない今日の物流市場を象徴する結果と言えるだろう。
 実際、物流市場はまだ〇八年上半期の規模を回復し ていない。
今回の調査対象企業のうち直近三期分の数 字が全て揃った一五九八社の一一年三月期の売上高の 単純合計は、二一兆七七三五億円だった。
前期から約 一兆円増えたが、リーマンショック前の水準はもちろ ん〇九年三月期の水準にもまだ達していない。
 ただし、収益性は改善している。
同一五九八社の一 一年三月期の当期利益の単純合計は二五〇一億一四 四六億円で、前期比一七・九%増だった。
これは〇九 年三月期を上回っている。
物量の回復以上に利益が伸 びている。
不況に鍛えられて、それまでよりも強くな 大株主 会社名 総合 評価 売上 規模 利益 規模 累積 利益率 売上高 伸び率 利益 伸び率 一人当 収益所在地決算期売上高当期 利益 従業 員数 主な営業種目主な荷主 (売上高、当期利益は単位:百万円) 総合 順位 郵便の幹線輸送に携わるファミリー企業13社を統合して規模拡大。
営業利益率も9.8%と高水準 部品売買の商流+物流サービスが成長。
事業領域・アイテムの拡大も進む。
今期も大幅な増収増益を見込む 商品の配達や取り付け工事、修理などのアフターサービスを手掛ける。
家電業界は販売が好調に推移していた 採算管理の強化が奏功し営業利益率を堅持。
商社系の強み活かしたソリューション型ビジネスが業績に寄与 中小の自動車部品メーカーを対象に、国内外の生産拠点への一括納品を行っている。
部品輸入の拡大も見込む 川崎港で大型私設埠頭、ヤード、倉庫を運営。
主にばら積み貨物を取り扱う。
親会社以外にも広くサービスを提供 荷動きの回復で売上高が増加。
コスト削減も寄与している。
足元の荷動きは停滞気味だが、一貫物流の拡販を図る アジアを中心に産業用ロボットやインバーターへの需要が回復するにつれ業績も持ち直し。
商社代行サービスが伸長 物流センターの運営と店舗配送を担う。
業務は外部委託が中心。
バローの物流センター増設で取り扱いが増加 中国電力のLNGを貯蔵・送出。
天然ガス発電が増加し、取り扱いが拡大。
昨年4月には2基目のタンクが竣工した 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 日本郵便輸送 コマツ物流 ジョーシンサービス 三菱商事ロジスティクス 豊通物流 三井埠頭 近鉄エクスプレス 安川ロジステック 中部興産 水島エルエヌジー 491.30 98.06 99.85 98.60 9.60 99.48 85.71 東京都 11.03 127,345 6,871 2,205 470.90 97.50 98.67 48.97 46.54 84.00 95.22 横浜市 11.03 69,832 2,851 543 463.36 90.48 94.76 65.71 44.49 85.03 82.89 大阪市 11.03 23,000 947 430 456.76 93.49 98.01 44.78 31.96 93.44 95.08 東京都 11.03 28,774 1,970 254 454.00 84.47 92.40 57.98 67.90 87.83 63.42 愛知県 11.03 13,852 838 561 453.04 77.14 90.86 45.23 56.67 91.59 91.55 川崎市 11.03 10,244 653 126 452.68 98.75 98.53 44.51 46.26 76.03 88.60 東京都 11.03 92,719 2,554 1,123 452.19 85.72 93.88 48.83 44.09 90.93 88.74 北九州市 11.03 17,055 839 242 444.64 77.02 94.99 78.33 15.45 97.49 81.36 岐阜県 11.03 10,258 795 240 443.19 55.98 96.53 48.11 43.27 99.93 99.37 岡山県 11.03 5,311 1,047 13 運送、倉庫 日本郵便 日本郵便 運送、倉庫、機工 小松製作所 小松製作所、コマツグループ各社 運送、家電製品設置 上新電機 上新電機、トランス・コスモス、リコージャパン、ミサワホーム近畿 倉庫、国際輸送 三菱商事 三菱商事、三菱自動車工業、いすゞ自動車、ファーストリテイリング 倉庫、国際輸送 豊田通商 豊田通商、鈴木金属工業、ポリプラスチックス、昭和電工 港湾運送、倉庫 太平洋セメント 太平洋セメント、サンフェニックス、電源開発、三井物産 国際運送 近畿日本鉄道、商船三井ほか 東芝、HYUNDAI LOGISTI、パナソニック 運送、倉庫 安川電機 安川電機、安川モートル、安川シーメンスオートメーション 運送、倉庫 バロー バロー、中部薬品、国分、中部フーズ 倉庫 中国電力 水島エルエヌジー販売、中国電力  平成24年版 総合ランキングTOP10 13  FEBRUARY 2012 っているのだ。
新たな成長の糧を得る  リーマンショック後の物流市場はリストラ競争だった といえる。
会社としての組織力よりもむしろ、経営層 のマネジメント能力が大きく影響した三年間だった。
 今回の番付で上位にランクされた企業も、そのほと んどは一〇年三月期に大幅減収に見舞われている。
し かし、多くの会社が赤字転落するのをよそに、危機を 契機として、従来の事業構造に深くメスを入れ、物量 が減っても利益を残することのできた会社が相対的に 優位に立った。
 さらに物量が回復に転じた一一年三月期には、リス トラによって改善された収益体質が飛躍の原動力にな った。
経営環境の急変に機敏に反応することでダメー ジを抑え、スタッフのモラールを削ぐことなくコスト構 造を改革した会社は、景気の回復をいち早く自社の収 益に結びつけた。
 今回の番付の上位には総合二位のコマツ物流や同八 位の安川ロジステックなど、有力メーカーを親会社と する物流子会社が目立つ。
しかし、彼等にしても親会 社の業績回復をただ待っていたわけではない。
 コマツや安川電機は海外売り上げが過半を超えるグ ローバルメーカーだ。
国内事業中心でやってきた物流 子会社が親会社の成長の恩恵に与るには、自らも業態 を変化させる必要がある。
とはいえ、ノウハウのない 海外物流事業に後発で参入しても勝ち目は薄い。
 そこでコマツ物流と安川ロジは商流に踏み込んだ。
部 品の国際売買を代行し、その物流まで担う商社機能を 持つことで、親会社のグローバル化の進展を自社の収 益に結びつけた。
コマツ物流の一一年三月期の売上高 六九八億円のうち、そうした商社事業は今や約五五% 大株主 会社名 総合 評価 売上 規模 利益 規模 累積 利益率 売上高 伸び率 利益 伸び率 一人当 収益所在地決算期売上高当期 利益 従業 員数 主な営業種目主な荷主 (売上高、当期利益は単位:百万円) 総合 順位 総合ランキング 1111〜2200位 電子部品メーカーの物流費流動化ニーズの拡大を受けて共同物流事業の顧客数・品目数が拡大。
海外事業も成長 地盤とする名古屋港の輸出入貨物が増加。
輸出で自動車部品や工作機械、輸入では非鉄金属、食料などが回復 主力の物流センター事業が一貫して好調。
貨物自動車運送事業では近物レックスの収益が大きく増加 親会社の産業メカトロニクス、電子デバイス、家庭電器事業などの回復に伴い物流受託増加。
モーダルシフトも推進 倉庫事業では入出庫の取り扱いが増加。
港湾運送業では既存航路の荷扱いが順調に推移。
新たに開始したアジア航路も貢献 日本ハムグループ。
食肉の低温物流で業績が安定推移。
全国に翌日配送ネットワークを整備。
小口配送も手がける 製鉄所内の構内物流。
グループ会社からの業務移管により、業容を拡大した。
現場改善と収支管理の強化が業績に寄与 建設機械需要が全世界的に回復したことにより物量増加。
足下も堅調で今期経常利益は前期比約30%増の見込み 親会社および問屋の食品容器や包装資材を小売り約6000店舗に直接納品。
経常利益は約7〜8%台で推移 京浜港、神戸港におけるコンテナ取扱事業の安定した収益を原資に、アパレル品や食品の物流倉庫事業を育成 アルプス物流 名港海運 ハマキョウレックス 三菱電機ロジスティクス 住友倉庫 日本チルド物流 瀬戸内物流 日立建機ロジテック アイ・ロジック ユニエツクス 440.20 93.43 97.27 60.75 22.08 88.94 77.73 横浜市 11.03 33,187 1,003 707 440.12 95.68 98.82 42.21 25.83 92.77 84.81 名古屋市 11.03 46,290 2,509 837 440.04 93.30 98.30 51.54 18.22 95.28 83.40 浜松市 11.03 31,576 2,020 641 434.53 98.56 98.23 40.23 33.41 73.45 90.65 東京都 11.03 85,578 2,629 934 432.73 98.43 98.38 24.10 42.48 74.78 94.56 大阪市 11.03 81,926 2,981 680 432.45 74.83 87.32 71.99 28.68 88.50 81.13 川崎市 11.03 8,940 354 180 432.09 83.91 92.26 85.69 30.98 88.20 51.05 岡山県 11.03 14,733 587 744 428.16 94.11 93.29 47.93 40.84 61.28 90.71 茨城県 11.03 31,102 685 297 426.60 37.26 74.34 95.13 28.32 92.33 99.22 東京都 11.03 4,181 178 9 426.50 90.36 91.96 37.34 45.67 73.53 87.64 東京都 11.03 21,115 753 293 運送、倉庫 アルプス電気ほか アルプス電気、TDK−EPC、イメーション、アルパイン 港湾運送、倉庫 名港海運、明治安田生命保険、名古屋銀行ほか 商船三井、本田技研工業、ナゴヤシッピング、東芝 運送、倉庫 大須賀正孝、日本トラスティ信託口ほか プリマハム、日本アクセス、ゴールドパック、平和堂 運送、倉庫 三菱電機、ミヨシ電子、日本建鐵ほか 三菱電機、菱電商事、三菱自動車工業、ダイフク 倉庫、港湾運送 住友倉庫、住友不動産、大和ハウス工業ほか APL、ミズノ、キヤノンビジネスサポート、住友不動産 運送 日本物流グループ 日本ハム、日本ピュアフード、日本フードパッカー、東日本フード 運送 JFE物流 JFEスチール、JFEミネラル、JFE物流、JFE商事 運送、倉庫、梱包 日立建機、波南 日立建機、日立建機ティエラ、日立建機トレーディング、クボタ 運送 エフピコ エフピコ、スミダパッケージ、ヨネヤマ、石田商店、インターパック 港湾運送、倉庫 日本郵船、東京海上日動火災保険、港栄作業ほか 日本郵船、三菱倉庫、郵船コーディアルサービス、三菱商事 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 FEBRUARY 2012  14 特 集 《平成 24年版》 を占めるに至っている。
 総合四位の三菱商事ロジスティクスや五位で豊田通 商系の豊通物流も、親会社の総合商社をサポートする かたちで、商流と一体となった物流サービスをドメイ ンとしている。
 メーカーを荷主とする物流事業は、もはや国内だけ では成長できない。
収益の安定している港湾運送事業 や輸出梱包事業も先細りは明らかだ。
それに代わって フォワーダーとも一般的な3PLとも違う、グローバ ルメーカーをターゲットにした新しいタイプの「物流+ 商流」サービスが台頭している。
 一方、国内完結型の物流事業は川上から川下へのシ フトが鮮明になってきた。
総合三位のジョーシンサービ スは大手家電量販で増収の続く上新電機の子会社、九 位の中部興産は中部地区で食品スーパーやホームセン ターを展開するバローの子会社だ。
バローはウォルマ ート型のローコストオペレーションで知られ、上新電機 と同様に業績は右肩上がりだ。
 独立系で川下の流通センター運営をメーンとするハ マキョウレックスの成長も依然として続いている。
当 面はこれらの流通系物流子会社や3PLを実行部隊と する、川下を起点としたロジスティクスの再編が、国 内物流市場における主戦場となりそうだ。
 他に国内物流では、電子部品のアルプス物流(一〇 位)や、食品容器メーカーのエフピコの子会社のアイ・ ロジック(一九位)など、メーカー系でも共同物流や サプライチェーンの川下までカバーする内需型の事業 には成長の余地が残されている。
 市場のパイが縮小するなか、新興勢力が台頭するこ とで、単純輸送や保管など、従来型の単機能サービス の付加価値はますます低下していく。
物量の減少が業 界再編を促している。
         (大矢昌浩) 大株主 会社名 総合 評価 売上 規模 利益 規模 累積 利益率 売上高 伸び率 利益 伸び率 一人当 収益所在地決算期売上高当期 利益 従業 員数 主な営業種目主な荷主 (売上高、当期利益は単位:百万円) 総合 順位 総合ランキング 2211〜3300位 大阪、神戸の両港を中心に、港湾運送、倉庫業務などを行う。
輸出入貨物の荷動きが回復し、取扱量が増加した 化学品物流に強み。
倉庫、運送、フォワーディング、輸送容器のレンタル・販売の全部門が好調。
化学品以外の開拓も推進 港湾貨物を中心に製鉄原料、飼料など輸出入貨物の取り扱いや倉庫保管、陸上貨物輸送、工場内物流などが増加 苫小牧港における港湾物流がメーン。
北海道屈指の規模を誇る飼料サイロ事業、オイルターミナル事業も展開 主にフォワーディングと海外物流を行い、中国展開に注力している。
国際物流の荷動き回復が業績に寄与した 主力の自動車関連事業ではエコカー補助金が追い風となり業績に寄与。
海外向けの航空・海上貨物も増加 混載貨物やフルコンテナの輸出入が活発化、主力の日本発着の国際貨物輸送が成長。
アジア事業、米国事業も好調 大塚グループの物流を一括受託。
医薬品をはじめ飲料・食品などの物流ネットワークを構築。
外販にも注力 横浜本牧における港湾運送。
塩、穀物、鉱産品に加え、08年に取り扱いを開始したエネルギー資源(石炭)が業績に寄与 運送、通関、コンテナ輸送などの他、ホテルや損保業も展開。
新規受注に加え、人件費の大幅削減で収益力向上 商船港運 日陸 上組 苫小牧埠頭 丸紅物流 バンテック 内外トランスライン 大塚倉庫 国際埠頭 高知通運 425.37 74.45 91.37 40.41 30.40 94.25 94.49 神戸市 11.03 8,336 561 78 422.31 90.29 95.35 27.03 32.25 88.35 89.04 東京都 10.09 20,012 926 276 421.58 99.37 99.93 35.72 6.28 95.50 84.78 神戸市 11.03 202,044 12,794 3,824 421.31 88.23 95.94 19.37 28.37 93.36 96.04 北海道 11.03 17,182 821 123 421.05 78.65 88.50 48.34 26.84 86.14 92.58 東京都 11.03 10,422 359 102 420.60 97.06 95.13 94.73 0.00 48.23 85.45 川崎市 11.03 102,101 1,075 932 420.28 76.64 89.90 47.03 33.34 89.97 83.40 大阪市 10.12 9,137 471 175 419.96 93.99 96.17 36.62 22.01 80.90 90.27 大阪市 11.03 34,405 925 375 419.57 52.10 91.59 52.00 35.18 98.53 90.17 横浜市 11.03 4,764 485 68 418.17 23.04 75.66 77.09 48.06 95.13 99.19 高知県 11.03 2,931 48 4 港湾運送、倉庫 商船三井、住友倉庫、宇徳、国際コンテナ輸送ほか 商船三井、井本商運、沖縄西濃運輸、マルエーフェリー 倉庫、レンタル 日陸、日本政策投資銀行、東急車輛製造ほか 三井化学、DIC、旭化成ケミカルズ、チッソ、ローム&ハース 港湾運送、運送 日本トラスティ信託口、日本マスタートラスト信託口ほか 新日鐵、JFEスチール、住商グローバル・ロジスティクス 港湾運送、倉庫 日本政策投資銀行、王子製紙、苫小牧市ほか 全国農業協同組合連合会、王子物流、苫小牧サイロ、マロックス 運送、倉庫 丸紅 丸紅、太平洋汽船、ブリヂストンサイクル、KYB 運送、梱包、倉庫 日立物流 日産自動車、カルソニックカンセイ、ボッシュ、NSKグループ 運送 戸田徹、エーエスティ、従業員持株会ほか 三菱倉庫、商船三井ロジスティクス、ケイヒン、豊田通商 運送、倉庫 大塚ホールディングス 大塚製薬、大塚食品、大塚化学、大鵬薬品工業 港湾運送、倉庫 三菱商事 三菱商事、三菱商事建材、全国食糧保管協会、日塩、共栄商事 運送 小川佐恵子、野村茂久、大栄商事、四国運輸ほか 高知県園芸連、ジェイアール貨物・関西ロジスティクス、白石工業 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 15  FEBRUARY 2012  日本の物流企業の売上高上位約2000 社を対象にした。
過去3 期分の単体業績を?売上規模、?利益規模、?売上 高伸び率、?利益伸び率、?累積利益率、?一人当たり収益 ──の6 項目から評価。
各項目を100 点満点で指数化し、 6 項目の合計点を総合評価とした。
利益は当期利益を採用。
弊社の調査で過去3 期分の決算データが揃わなかった企業、 および対象期間中に決算期変更があった企業は評価対象か ら除外した。
ただし、売上高および利益高ランキングにつ いては直近決算期のデータが入手できた企業すべてを対象 にしている。
直近決算期は2010 年6月期〜11 年5月期を 対象とした。
直近決算期以降の合併や社名変更等は、原則 として反映していない。
また、前回の「物流企業番付」(11 年2 月号)の結果との単純な比較はできない。
調査対象と した企業や直近決算期の定義が若干異なるため。
評価の方法 大株主 会社名総合評価売上規模利益規模累積 利益率 売上高 伸び率 利益 伸び率 一人当 収益所在地決算期売上高当期利益従業員数 主な営業種目主な荷主 総合ランキング 31〜50位 (売上高、当期利益は単位:百万円) 417.96 68.44 75.07 45.99 82.50 74.85 71.11 東京都 11.03 7,482 301 220 416.56 78.58 90.93 47.39 19.80 90.86 89.00 大阪市 11.02 11,401 449 151 415.58 84.10 85.77 43.29 41.42 71.17 89.83 大阪市 11.03 14,208 382 157 413.32 95.24 83.70 43.25 73.67 26.92 90.54 東京都 11.03 40,480 487 290 412.59 97.24 95.50 43.96 31.17 48.75 95.97 東京都 11.03 68,656 919 272 412.51 29.93 75.88 91.34 24.32 94.32 96.72 愛知県 11.03 4,300 196 27 411.29 86.85 95.28 38.00 12.77 93.29 85.10 東京都 11.03 16,286 639 266 411.22 94.68 96.09 44.19 22.30 77.80 76.16 名古屋市 11.03 36,436 964 786 411.09 82.40 84.37 61.04 33.01 71.24 79.03 福岡県 11.03 12,784 286 228 410.16 99.06 99.63 21.71 1.73 91.45 96.58 東京都 11.03 134,979 5,772 832 409.50 87.91 84.81 73.74 30.95 59.29 72.80 名古屋市 11.03 18,567 362 396 408.41 98.31 99.12 2.93 39.73 84.66 83.66 大阪府 11.03 77,774 3,564 1,446 407.37 84.35 92.85 31.98 34.35 89.01 74.83 神戸市 10.12 13,327 572 351 407.32 81.47 96.83 34.23 10.83 98.30 85.66 新潟市 11.03 11,462 1,127 220 406.59 99.25 99.34 19.96 19.12 77.58 91.34 東京都 11.03 155,577 4,612 1,568 406.05 92.11 92.63 46.98 31.61 65.86 76.86 東京都 11.03 27,840 618 538 405.71 85.03 87.09 5.50 58.21 73.75 96.13 広島県 11.03 13,500 453 85 405.33 85.41 81.71 68.39 50.23 57.15 62.44 さいたま市 11.03 23,100 336 600 404.97 92.99 90.78 39.64 69.16 56.19 56.21 千葉県 11.03 29,300 808 1,128 404.55 67.56 89.31 47.85 40.95 93.88 65.00 東京都 10.07 6,080 321 230 梱包、港湾運送 岡本雅晴、日野自動車、岡本祐一、藤井正二ほか 日野自動車、トピー工業、豊田通商、三菱商事、浅川製作所 国際輸送 矢倉英一、波床知喜、井口敦、馬上真一ほか オークローンマーケティング、上組、ニッセン、丸紅ファッションリンク 港湾運送、倉庫 日立物流 モリリン、日立金属、日立物流、NI帝人商事 倉庫、運送 伊藤忠商事、川崎汽船、住友信託銀行ほか 伊藤忠商事、日本アクセス、IHI、不二製油 運送、冷蔵倉庫 味の素、坂本勲夫、日本郵船、坂本隆志ほか 味の素、味の素冷凍食品、味の素ゼネラルフーヅ 運送、倉庫 トヨタ自動車 トヨタ自動車、デンソーロジテム、ダイハツ工業、豊田通商 港湾運送、冷蔵倉庫 ファーストサービス、鈴木宏、鈴木健雄 三井物産、三菱商事、スターゼンインターナショナル、ジャパンフード 港湾運送、倉庫 五洋海運ほか 新日本製鐵、オークマ、森精機製作所、シノトランスジャパン 倉庫、運送 日立物流 日立物流、山星屋、ニシムタ、日立電線ロジテック 倉庫、港湾運送 日本トラスティ信託口、明治安田生命保険ほか マースク、日本郵船、ワンハイラインズ、三菱重工業、三菱商事 運送、梱包 日立物流 日立物流、日東ロジコム、日立アプライアンス、アルビス 倉庫、運送 パナソニック パナソニック、ケーズホールディングス、エディオン 港湾運送 川崎汽船 川崎汽船、SITC CONTAINER、ケイラインロジスティックス 梱包、運送 コメリ コメリ、アテーナ、ヤマキ 運送、港湾運送 JFEスチール、日本通運、名港海運 JFEスチール 倉庫、国際輸送 住友商事 住友商事、住友商事グループ各社、ジーンズメイト、佐川急便 運送、倉庫 エフピコ エフピコ、エフピコチューパ、アイ・ロジック、積水化成品工業 運送 日立物流 日立物流、アールステーション、日本通運、関東エコリサイクル 運送、港湾運送 日鐵物流 日鐵物流 運送、機械設置工事 草野勝晴 キヤノン、日立ハイテクノロジーズ、テラダイン、住友重機械工業 岡本物流 エーアイテイー 日新運輸 伊藤忠ロジスティクス 味の素物流 飛島物流サービス 二葉 伊勢湾海運 九州日立物流サービス 三菱倉庫 中部日立物流サービス パナソニックロジスティクス 日東物流 北星産業 JFE物流 住商グローバル・ロジスティクス エフピコ物流 関東日立物流サービス 日鐵物流君津 キャリムエンジニアリング 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 総合 順位 23 22.5 22 21.5 21 20.5 20 評価対象企業1598社の売上高と当期利益 (単純合計) (単位:兆円) 売上高(左軸) 当期利益(右軸) 22.7 20.9 21.8 2,501 2,439 2,122 09年 3月期 10年 3月期 11年 3月期 (単位:億円) 2,600 2,500 2,400 2,300 2,200 2,100 2,000 1,900 FEBRUARY 2012  16 順位会社名主な業務当期利益 (百万円) 当期利益率 (%) 順位会社名主な業務当期利益 (百万円) 当期利益率 (%) 国内物流業 当期利益 上位110000社(直近単独決算) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 〃 48 〃 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 〃 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 〃 99 100 ヤマト運輸 上組 佐川急便 日本郵便輸送 福山通運 三菱倉庫 山九 JFE物流 日立物流 パナソニックロジスティクス 日本梱包運輸倉庫 住友倉庫 コマツ物流 三菱電機ロジスティクス 近鉄エクスプレス 名港海運 マルカサトウ TSネットワーク ワンビシアーカイブズ サカイ引越センター 佐川グローバルロジスティクス ハマキョウレックス 三菱商事ロジスティクス 西武運輸 東芝ロジスティクス  トランコム 丸和運輸機関 三輪運輸工業 三井倉庫 丸全昭和運輸 ダイトーコーポレーション 沖縄ヤマト運輸 パシフィックグレーンセンター ヒューテックノオリン 北星産業 日本トランスシティ 名鉄運輸 バンテック 大興運輸 アサヒロジ 日本貨物鉄道 水島エルエヌジー アルプス物流 ジャレード 南日本運輸倉庫 ホンダロジスティクス 郵船ロジスティクス 伊勢湾海運 トライネット・ロジスティクス 東京団地倉庫 センコー ジョーシンサービス マロックス 日陸 大塚倉庫 味の素物流 住友金属物流 NECロジスティクス 安川ロジステック 豊通物流 日本陸送 苫小牧埠頭 商船三井ロジスティクス フードサービスネットワーク 日鐵物流君津 中部興産 ティーエルロジコム 第一倉庫冷蔵 秋田運輸 ユニエツクス ニチレイ・ロジスティクス関西 アートコーポレーション キャリテック 丸紅エネックス 日新 ヤマタネ 富士フイルムロジスティックス 日本通運 関西急送 日立建機ロジテック ヤマトグローバルエキスプレス 安田倉庫 スーパーレックス 王子物流 明治ロジテック 寺田倉庫 三井埠頭 エヌ・ティ・ティ・ロジスコ 二葉 中部コールセンター 神鋼物流 住商グローバル・ロジスティクス ランテック 日航関西エアカーゴ・システム 大和物流 瀬戸内物流 カリツー 通販物流サービス 日東物流 旭流通システム 一般貨物 港湾運送 一般貨物 特定貨物 一般貨物 普通倉庫 一般貨物 利用運送 一般貨物 一般貨物 一般貨物 普通倉庫 一般貨物 一般貨物 利用運送 港湾運送 利用運送 特定貨物 普通倉庫 一般貨物 利用運送 一般貨物 普通倉庫 一般貨物 利用運送 一般貨物 一般貨物 一般貨物 普通倉庫 一般貨物 港湾運送 一般貨物 普通倉庫 一般貨物 梱包業 普通倉庫 一般貨物 一般貨物 一般貨物 一般貨物 利用運送 普通倉庫 一般貨物 梱包業 一般貨物 一般貨物 運送代理 港湾運送 普通倉庫 普通倉庫 一般貨物 一般貨物 特定貨物 普通倉庫 一般貨物 一般貨物 一般貨物 一般貨物 運送取次 普通倉庫 一般貨物 港湾運送 運送代理 利用運送 特定貨物 一般貨物 一般貨物 冷蔵倉庫 一般貨物 港湾運送 冷蔵倉庫 一般貨物 一般貨物 普通倉庫 港湾運送 普通倉庫 普通倉庫 一般貨物 一般貨物 一般貨物 利用運送 普通倉庫 利用運送 一般貨物 特定貨物 普通倉庫 普通倉庫 利用運送 港湾運送 普通倉庫 港湾運送 運送取次 一般貨物 運送取次 一般貨物 特定貨物 一般貨物 梱包業 港湾運送 一般貨物 20,059 12,794 11,547 6,871 6,153 5,772 5,465 4,612 3,816 3,564 3,372 2,981 2,851 2,629 2,554 2,509 2,460 2,458 2,199 2,153 2,107 2,020 1,970 1,954 1,949 1,759 1,530 1,514 1,396 1,332 1,219 1,197 1,158 1,147 1,127 1,112 1,102 1,075 1,070 1,069 1,062 1,047 1,003 1,001 999 977 977 964 964 957 1.97 6.33 1.44 5.40 2.79 4.28 1.80 2.96 1.71 4.58 4.49 3.64 4.08 3.07 2.75 5.42 78.80 0.21 9.49 4.33 4.53 6.40 6.85 3.19 1.79 2.99 5.80 6.39 1.91 1.88 5.23 11.91 19.35 3.45 9.83 1.47 2.10 1.05 4.03 1.60 0.69 19.71 3.02 10.01 7.62 1.77 1.37 2.65 3.39 18.18 952 947 938 926 925 919 875 861 839 838 825 821 816 814 808 795 793 780 770 753 752 744 741 729 721 704 694 692 689 685 685 682 681 679 663 660 653 645 639 635 628 618 602 597 594 587 577 577 572 571 0.55 4.12 1.04 4.63 2.69 1.34 1.09 1.39 4.92 6.05 8.10 4.78 7.14 0.27 2.76 7.75 2.15 6.28 7.41 3.56 6.77 1.69 6.99 16.86 0.61 1.51 1.37 0.07 19.14 2.20 1.39 2.62 6.07 0.94 1.57 6.55 6.37 1.75 3.92 19.70 1.22 2.22 1.70 7.81 1.70 3.98 1.46 3.27 4.29 2.89 特 集 《平成 24年版》 17  FEBRUARY 2012

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