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79 JUNE 2004
事務・物流施設用機器大手の
イトーキはこのほど、「イトーキ
東京テクノパーク」を埼玉県川
口市の日本通運北東京流通セン
ター内にオープンした。
新物流センターは通過型・在
庫型倉庫機能と、デスクなどの
組立加工のプロセスセンター機能
を合わせ持ち、さらにはショール
ームも併設している。 展示品は、
自動倉庫・移動棚・ラック・積
層棚などの物流施設用機器、医
療施設用家具、文化施設用家具、
劇場用家具、研究設備機器、セ
キュリティ設備機器など。 建物は
地上五階建てで、広さは倉庫部
分が約五九○○坪、展示スペー
スとオフィスが約八○○坪となっ
ている。
「これまで四カ所に分散してい
た関東地区のデリバリー拠点を
一カ所に集約することで、効率の
向上、迅速な配送、メンテナンス
などのサービス体制の確立を目指
す」考えだ。 コスト面でも「初年
度で約二億五〇〇〇万円の物流
コスト削減につなげたい」として
いる。
将来的には、東日本は東京テ
クノパークから苫小牧・盛岡・
仙台・新潟の四拠点へ、西日本
が関西物流センターから名古屋・
岡山・広島・福岡の四拠点へ配
送する全国ネットワークを整える
計画だ。
イトーキの新物流センター
「東京テクノパーク」が本格稼働
WMS(Warehouse Management
System
)大手の米マンハッタ
ン・アソシエイツ社が日本事業を強
化する。 四月二八日、これまで同社
と日本総販売代理店契約を結んでいたサイトデザインからマンハッタン
事業部を買収。 マンハッタン・アソ
シエイツ日本支社の代表取締役とし
てアーノルド・コンセンコ氏を就任
させた。
マンハッタン・アソシエイツは米
国を中心に世界一六〇〇拠点、九〇
〇社以上とライセンス契約を結んで
いるWMSの大手。 日本には二〇〇
二年三月に進出。 当初は創業者のア
ラン・ダベーリ会長自ら日本に乗り
込み、市場開拓の指揮を執った。 し
かしその後、ダベーリ会長は帰国。
二〇〇二年十一月にはサイトデザイ
ンと総販売代理店契約を結び、日本
における販売・導入業務を同社に移
管した。 今回の買収によって、マン
ハッタン・アソシエイツは日本市場
における再出発を図ることになる。
同社日本支社代表に就任したアー
ノルド・コンセンコ氏は「日本はグ
ローバル企業のサプライチェーンの
中心でありながら、次世代のサプラ
イチェーンテクノロジーへの移行が
遅々として進んでいない。 企業はア
ジア・パシフィック地域で生産した
製品やパーツを世界各国へと出荷し
ている。 このグローバルサプライチ
ェーンに対応する日本オフィスの存
在は非常に重要であり、今回の日本
における事業強化はマンハッタン・
アソシエイツの影響力を高めるもの
と確信している」と述べている。
マンハッタン・アソシエイツはI
BM製サーバ「iSeries
」プラットフ
ォームに対応したWMSの日本語対
応製品「WM for iSeries
」の国内導
入実績がある。 今年四月にはマイクロソフト
.
NETに対応する「WM
for Windows
」の日本語化も完了。
このほかRDIDを組み込んだソリ
ューションや企業間コラボレーショ
ンを実現する「Trading Partner
Management
」などを順次日本に投
入していく計画だという。
問い合わせなどはURL:http://
www.manh.com/jp/
まで。
日本総販売代理店から事業部を買収
日本企業向け販売の強化に動く
マンハッタン・アソシエイツ
イトーキの奥田努代表
取締役社長
テクノパーク内施設の
商品展示スペース
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