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73 JANUARY 2003
自動認識機器メーカーのウェルキャ
ットは、RFID(Radio Frequency
Identification
)対応のバーコードハン
ディターミナル「RHT-100-02
」と、組
み込み用のRFタグR/Wモジュール
「
TE-300
」を開発、販売を開始した。
「
RHT-100-02
」は、非接触RFID
の規格ISO15693に準拠した三
種類のRFタグ、「my-d
」、「Tag-it
HF-I
」、「I・CODE1
」、「I・CODE SLI
」
に対応したハンディターミナルで、R
FIDの読みとりと書き込み機能に加
え、バーコードリーダーとしての機能
も兼ね備えている。
タグの通信距離は〇〜五センチ(タ
グ性能・周囲の状況により前後)。 画
面上には漢字で八桁×四行、ANKで
一六桁×四行、また縮小ANKでは一
六桁×八行を表示することができる。
読みとったバーコードデータをダイレ
クトにRF
タグに書き
込むことも
できる。 パ
ソコンや携
帯プリンタ
などの外部
機器とのシ
リアル通信
も可能だ。
「
TE-300
」
は、RFタ
グの読み書
きが可能な組み込みモジュールで、複
数タグの一括読みとり(アンチコリジ
ョン機能)ができる。 また、誘導式読
み書き通信設備であるため、アンテナ
とモジュールを分離して配置すること
ができ、自由な設計も可能だ。
物流業務、生産管理、リネンサプラ
イ、レンタル、リースなどの業界をタ
ーゲットにしている。 初年度の販売目
標台数は「RHT-100-02
」、「TE-300
」
それぞれ五〇〇〇台。
お問い合わせ先
株式会社ウェルキャット
RFID販売推進プロジェクト
電話 〇四五―四七四―九八一一
RFタグとバーコードを一台で処理
携帯用リーダー&ライターを発売
ウェルキャット
日立物流と郵船航
空サービスはこのほ
ど国内外のネットワ
ーク・物流インフラ
の相互活用、情報シ
ステムの共同開発で
提携を結んだ。 日立
物流は、同社のコ
ア・コンピタンスで
ある3PL事業にお
いて一貫した物流サ
ービスを提供するうえで、郵船航空サー
ビスが持つ国際物流ネットワークとサービス網を活用
し、事業の拡大、競争力の強化を図っていく。
3PL事業の強化を経営の主要課題としている郵船
航空サービスも、日立物流のシステム物流事業の提案
力、ソフト力、運営ノウハウ、また国内外のシステム
物流センターの活用により、事業領域の拡大と顧客サ
ービスの向上を目指す。
郵船航空サービスは現在、海外一二〇カ所に拠点を
構えており、日立物流にとってこれらの拠点を活用で
きることは時間的、コスト的にみて大きな利点となる。
また郵船航空サービス側も、刻々と変化するシステム
物流のニーズに対応するため、日立物流の持つノウハ
ウを活用していきたい考えだ。
日立物流は現在、国内に一四二カ所、海外に六五カ
所、また郵船航空サービスは国内に六〇カ所、海外に
一二〇カ所の拠点を構えている。
拠点の相互活用と
情報システムで提携
日立物流と郵船航空サービス
モジュール
ハーネス
アンテナ
「TE-300」の製品構成
「RHT-100-02」
日立物流の福士英二社長(左)と郵船航空サー
ビスの田中道生社長
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