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MARCH 2002 68
ARCアドバイザリーグループの最新の市場
調査レポートによると、世界のPLM(Product
Lifecycle Management
、プロダクト・ライフサ
イクル・マネジメント)市場は、二〇〇二年に
はトータルで五六億ドル超であったが今後、累
積年平均成長率(CAGR)二〇%で拡大し、
二〇〇七年末までには倍以上の一四〇億ドルを
超えるまでに成長すると予測されている。
現在、世界経済は低迷しており年率二〇%も
の高成長を示すソフトウエアなど見当たらない
中で、なぜPLM市場がこれほど急激に成長す
るのか。 ARCのPLM Software & Services
Worldwide Outlook
(PLMソフトウエア&サ
ービス世界市場動向調査レポート)ではその要
因が明らかになっている。
レポートによると、統合されたPLMソリュ
ーションによりメーカーは、的確な製品を、的
確な場所で、的確な時期に、的確な価格で提供
することが明確にできるようになる。 すなわち、
下記のようなメリットがメーカーにもたらされ
る。
・より競合力のある製品の設計、開発
・開発及びサポートコストの低減
・製品を市場により早く提供
・企業の知的資産の保護
・顧客をより効率的、効果的にサポート
「PLMは一つの製品に関してというよりも、
むしろ戦略的である」とARCの副社長で、本
調査レポート共著者の一人であるJohn Moore
は
いう。 「PLMは今やComputer Aided Design
(CAD)やProduct Data Management
(PD
M)システムの領域を越え、その必要性や有効
性が理解、評価されているエンタープライズビ
ジネスソリューション/プロセスへと展開してき
ており、そのインパクトや影響が企業内だけで
はなく外部サプライヤーやカスタマーにまで及ん
プロダクト・ライフサイクル・マネジメント市場は五年で倍増
二〇〇七年までには一四〇億ドル超へ
このコーナーでは米国の大手調査会社、
ARCアドバイザリーグループの市場調
査報告書を紹介する。 今回はプロダク
ト・ライフサイクル・マネジメント市場
の今後五年間の動向に関するレポートを
取り上げる。
PLMソフトウェア及びサービスビジネス
16
14
12
10
8
6
4
2
0
5.7
2002 2003 2004 2005 2006 2007
6.3
7.4
9.0
11.1
14.1
(単位:10億ドル)
2003 ARC Advisory Group
69 MARCH 2002
PLMは、製品情報データベースと全ての利
害関係者間における情報交換を、社内外にわた
り円滑にできるようにするとともに、メーカーが
新しい、革新的な製品を市場へ早く低コストで
提供できるようにする。
本レポートは、PLMを製品のライフサイク
ルを管理するための統合されたビジネスソリュ
ーションとして定義している。
こ
の
P
L
M
プ
ロ
セ
ス
は
Innovation and
Portfolio Management
(革新と製品範囲の管理)、
Project and Program Management
(プロジェ
クトとプログラムの管理)、Collaborative Design
(設計のコラボレーション)、Product Data
M a n a g e m e n t
(
製
品
デ
ー
タ
管
理
)、
Manufacturing Process Planning
(製造プロセ
ス計画)、及びService
/
Support Management
(サービス/サポートの管理)の六つのセグメン
トに明確に分割されている。
(二〇〇三年一月)
でいる。 今日でも、このPLMの全機能をカバ
ーする総合ソリューションを一社で提供すると
ころは未だ見当たらない」
「企業PLM環境においては製品データが中核
コンポーネントであり、またコンセプトとしてP
LMは製品と共に今までも存在してきた。 しか
しながら、このPLMがエンタープライズソリュ
ーションの有効なコンセプトの一つとして認識
されてきたのはつい最近である。 PLMがメー
カーに認識されるには長年を要した。 それは一
つには、PLMがこれまで主にCAD及びPD
Mと深く関わってきたからである」と共著者で
アナリストのSteve Clouther
は言う。
今日、メーカーはコラボレーション型のソフ
トウエアソリューションを採用、全製品のコン
セプト開発段階からリタイヤーまでのライフサ
イクルにわたり製品主体のデータレコードを作
成する際、PLMをそのビジネス戦略の一つと
してみている。
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