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MARCH 2003 78
eラーニングでSCMスペシャリストを育成
アクセンチュア・サプライチェーン・アカデミー
今年四月七日から九日にかけて、米国アトランタでサプライチェ
ーンカウンシル(SCC)の年次総会「サプライチェーンワールド
2003」が開催される。 これに合わせてSCC日本支部では「米
国SCM先進企業訪問ツアー」を企画した。 サプライチェーンワー
ルドへの参加のほか、インテル、ベストバイなど米国のSCM先進
企業を訪問する。
参加者にはサプライチェーンワールドの主要セッションについて
終了後に日本語サマリーを配布する。 訪問企業で行われるトップマ
ネジメントとの意見交換も通訳付。 質疑応答の日本語サマリーも配
布する。 ツアー・コーディネーターはSCC日本支部のバイスチェ
アマン・北風道彦氏が務める。
ツアーの日程は四月六日(日)〜四月十三日(日)の八日間で参
加料金は一人四八万円。 旅行主催は近畿日本ツーリスト・品川法人旅行支店。
問い合わせ先 近畿日本ツーリスト・品川法人旅行支店
担当:山本、芹澤、山田まで。 電話〇三(五七八九)二八三一
ファクス〇三(三四四四)九八〇五
メールアドレス yamamoto900098@mb.knt.co.jp
「サプライチェーンワールド2003」
SCC日本支部が参加ツアーを企画
アクセンチュアはインターネットを
利用してSCMの専門家を教育する
「アクセンチュア・サプライチェーン・
アカデミー(ASCA)」を日本市場に
導入する。 利用者は調達、需給計画、
在庫管理、サービス管理などのSCM
に必要な知識を、いつでもパソコンで
学習することができる。
既にASCAは世界一万四〇〇〇人
のアクセンチュアのスタッフのほか、
複数の有力グローバル企業が社員教育
に活用しているという。 今後はコンテ
ンツの日本語化を進め、日本企業向け
ソリューションとしても適用していく。
コンテンツは以下の三つから構成さ
れる。
●
e-Enable Training
(eラーニング指向型トレーニング)
一コマが一〜二時間程度のトレーニング・モ
ジュール群で、専門的な技術の習得や知識形成
を主な目的とする。
●
e-Enable Knowledge
(eラーニング指向型ナレッジ)
SCMに関するニュース記事、関連記事、技
術資料など、各種資料をオンデマンド方式で提
供する。 資料は産業アナリストやアクセンチュ
ア社内の専門家、アクセンチュアと協業を進め
ている研究者など様々な情報源から提供される。
●
e-Enable Distance Learning
(eラーニング指向型遠隔教育)
遠隔地の社員に向けた専用の教育プログラム。
定期的に実施される双方向ウェブキャスト、ビ
デオ会議、オーディオ会議などが含まれる。
このほか、フェース・トゥ・フェー
ス形式の授業を含む、さらに掘り下げ
た教育プログラムとして、以下のよう
な学習機会も用意している。
●
Advanced e-Enable Training and Distance
Learning
専門家に向けた先進的な話題として、優れた
サプライチェーンを計画、実行、維持するのに
必要な最新アプローチの紹介。
●
Executive Forums
経営幹部を対象とするセミナー。
●
Team-Based Simulation
コンピュータ・シミュレーション・ツールを
使い、チーム戦の形式で企業が抱えるサプライ
チェーン問題を解決する。
●
Classroom Courses and Custom Workshops
要望に応じて教室集合型のワークショップを
開催し、専門家同士の人脈をつなげコミュニテ
ィを形成する。
今後、同社は日本市場で調達分野の
SCMに本腰を入れる。 ASCAがそ
れを補完する役割を果たす。
問い合わせ アクセンチュア
電話〇三(五四一〇)七四四七(代表)
日程表
日次
月日曜 発着地/
滞在地名
発着現地
時間 交通機関名 摘要
平成15年
4月6日
(日)
成田発
デトロイト着
デトロイト発
アトランタ着
15:00
13:40
15:10
17:16
NW-086
NW-469
専用バス
成田/デトロイト
デトロイト/アトランタ
・ホテルへ(アトランタ泊)
4月7日
(月)
アトランタ滞在 終日 NW-086
NW-469
専用バス
専用バス
専用バス
NW-1423
専用バス
・ホテルにて朝食
◎SCW-NA2003出席
開催期間:2003年4月7日〜9日
SCCボード主催レセプション
(アトランタ泊)
4月8日
(火)
アトランタ滞在
アトランタ滞在
終日 ・ホテルにて朝食
◎SCW-NA2003出席
(アトランタ泊)
4月9日
(水)
アトランタ滞在
アトランタ発
ミネアポリス着
午前
午後
・ホテルにて朝食
ホテルにてビジネスセッション
◎インテル社
◎Disney社
(アトランタ泊)
4月10日
(木) 午前
14:30
16:11
・ホテルにて朝食
◎G&K社訪問
・空港へ
アトランタ/ミネアポリス
・ホテルへ(ミネアポリス泊)
専用バス
NW-019
専用バス
ミネアポリス発
ミネアポリス
滞在
4月12日
(土)
14:55
終日
・ホテルにて朝食
・空港へ
ミネアポリス/成田(機内泊)
・ホテルにて朝食
◎ベストバイ社訪問
(ミネアポリス泊)
4月11日
(金)
4月13日 成田着
(日) 17:10 空港にて解散
食事
機
機
朝
朝
朝
朝
朝
朝
1
2
3
4
5
6
7
8
ASCAについて説明するアクセンチュアの
ロバートJ.イーストン氏
79 MARCH 2003
佐川急便の天然ガス自動車導入が
一〇〇〇台を突破し、今年三月末ま
でに一一一一台に達する見込みだ。
現在、日本国内には約六〇〇〇台の
天然ガス自動車が稼働している。 そ
のうち約一七%を佐川急便が占める
計算だ。 同社は二〇〇五年度末まで
に二四五〇台の天然ガス車導入を予
定している。 今後はさらに導入ペー
スを加速させ、二〇一二年度末まで
に六〇〇〇台の導入を目指す。
車両数の増加に合わせて自社専用
の天然ガススタンドも拡充する。 同
社は九九年に物流業界初の自社スタ
ンドを東京支社内に設置。 その後も
昨年二月に大阪・淀川営業所内、同
一〇月にさいたま営業所内に専用ス
タンドを新設してきた。 近く名古屋
地区にも設置し、東名大の補給イン
フラを整える。
天然ガス車は、一般的なディーゼ
ル車やガソリン車と比較して、CO
2
やNO
X
の排出量が格段に少ない。
ただし車両費用は割高で、充填スタ
ンドも全国で二〇〇カ所余りと限ら
れている。 そのため佐川では自社ス
タンドを設置することで、導入規模
の拡大を担保している。
同社が初めて低公害車の導入に踏
み切ったのは九一年のこと。 当初は
電気自動車やメタノール車を採用し
ていた。 しかし九七年に同社が本社
を置く京都で地球温暖化防止京都会
議(COP3)が開催されたのを機
に方針を転換。 以来、天然ガス車に
的を絞って急ピッチで低公害車導入
を進めている。
同社の別所恭一環境推進室長は
「京都議定書で日本の削減目標とな
った六%を民間企業として達成する
ことが当面の目標だ。 それを実現す
るための低公害車としては他にLP
G車やハイブリッド車などの選択肢
もあるが、トータルで見ると現状で
はCNG(天然ガス)車が環境負荷
の軽減に最も効果的だと判断してい
る」という。
今回、天然ガス車が一〇〇〇台を
突破した時点で、同社のCO
2
排出
量削減率は一・〇二%となった。 N
O
X
削減率は四・五七%に達してい
る。 天然ガス車の導入規模拡大に加
え、モーダルシフトの推進、アイド
リングストップ、エコドライブ教育
などを通じて目標の六%を、できる
限り早期に実現したい考えだ。
天然ガス自動車の導入が一千台を突破
東名大に自社ガススタンドも新設
佐川急便
導入1000台目となる天然ガス自動車
のハンドルを握る真鍋邦夫社長
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