2003年4月号
SOLE

CPLの試験問題に挑戦

APRIL 2003 78 Q1 マズローの欲求階層は「第1レベル:生理的欲求」、「第 2レベル:安全欲求」、「第3レベル:社会的欲求」、「第4レベ ル:自我または尊敬欲求」、「第5レベル:自己実現欲求」であ るが、第3の社会的欲求に含まれるのはどれか。
a.愛情、受容、友情、他からの尊敬、性 b.生存、飢餓、渇、自己尊重 c.身体的傷害からの防御 d.愛情、受容、友情、所属、愛 Q2 正規分布において、平均の±1σ(シグマ)の範囲内 に全体の何%が入るか。
a.34.1 b.68.3 c.47.7 d.99.7 先月号で紹介したCPL模擬試験の問題は「システムマネ ジメント」からの設問でした。
いかがでしたか。
Q1の正解は[d]。
マサチューセッツ工科大学の心理学者 マズロー(Maslow, A. H. 1908〜1970)は、要求には階層性が あると唱えた。
最初の階層である「生理的要求」(第1レベル) が満たされると、「安全を求める要求」(第2レベル)が出現す る。
これが満たされると「所属と愛への要求」(第3レベル)が あらわれ、ついで「承認への要求」(第4レベル)があらわれる ことを示唆した。
これらが全てかなりの程度充足されるならば、 自己の才能・能力・可能性を十分に使用し開発し、自らを完 成し、成し得る最善を尽くそうとする「自己実現」(selfactualization) の要求(第5レベル)が出現するとした。
(平凡 社の「心理学事典」より) [a]の「性」は第1レベルの生理的欲求、「他からの尊敬」 は第4レベルの自我または尊敬、[b]の「生存、飢餓、渇」 も生理的欲求であり、「自己尊重」は第4レベル、[c]の「身 体的傷害からの防御」は第2レベルの安全欲求です。
Q2の正解は[b]。
正規分布とは平均値を中心とする左右 対称な分布であり、平均値(μ)と標準偏差(σ)によって 具体的な形が決まります。
[a]の34.1はプラス(あるいはマ イナス)1σの範囲内の数値で、[c]の47.7はプラス(ある いはマイナス)2σの範囲内。
そして[d]の99.7は±3σの 範囲内の数値です。
SOLE東京支部では毎月「フォーラム」を開催し、ロジ スティクス技術、マネジメントに関する活発な意見交換、議 論を行い、会員相互の啓発に努めています。
2月17日に2002〜2003年度の第4回目のフォーラムを開催 しました。
今回のテーマは「SCMの最新動向:事業革新とビ ジネスモデル作り」。
システム化研究所所長の曽我部旭弘氏に、 以下の内容の講演をしていただきました。
業務プロセス革新の歴史の解説から入って、生産・流通企 業間における複雑な業務プロセスをいかに簡素化するかを解 第25回 CPLの試験問題に挑戦 今回は「流通と顧客支援」からの出題です。
Q1 最も一般的なパレットサイズは次のどれか。
a.40インチ×48インチ b.48インチ×48インチ c.40インチ×32インチ d.36インチ×48インチ Q2 倉庫は法的には次のように定義される。
a.フィールド倉庫と保税倉庫 b. 営業倉庫と自家倉庫 c.一般商品倉庫とバルク貯蔵倉庫 d. 家財倉庫と雑貨倉庫 ※今回の設問と答えの解説は本誌2003年5月号の当コーナーでお読み いただけます The International Society of Logistics 前回のおさらい説。
そのためには仕事を減らすことが重要と強調した。
まず第 一に「点」と「線」、すなわち拠点、在庫地点、経路のノード とリンクを減らす。
次にアイテム数を減らし、スペースを減らす。
メーカーから 小売にいたる経路に存在する各種の拠点やセンターを取り除 き、配販同盟を結ぶことによってメーカーの物流センターと小 売店舗間に新たな中間流通機能を設ける。
その担い手が商品 調達を行う3PM(Third Party Merchandising)と、商品供給 を行う3PL(Third Party Logistics)となる。
キーワードは外 部化と在庫圧縮である。
ロジスティクスの革新事例として、ある食品メーカーが成熟 化が進んだ産業において国内事業競争力の強化と海外進出を 図ったケースと、鹿児島建設市場の「中小工務店支援建築ネ ットワークシステム」を紹介、解説した。
前者は事業競争力 強化のためにマテリアルフローの簡素化・高度化、商品品揃 えの改革(売れる、売りたい商品)、本業以外の業務のアウト ソーシングを徹底した。
後者はシステム会社、工務店、建設 現場、資材供給会社・専門工事業者、CAD積算センター、プ レカット工場の6者をネットワーク化し、関連業務を統合化し、 従来の商流・物流両面の多重構造で高コストな建築業務を統 合化されたビジネスモデルに作り変えたという。
最後に「事業革新とビジネスモデル作り」を構想企画段 階・構造構築段階・運用段階の3段階に分け、最初の構想企 画段階(スキームモデル)を、以下の11ステップで構成される 方法論で紹介された。
?きっかけ・動機・背景、?現行ビジ ネスモデル(BM)、?現行ビジネスプロセスモデル(BPM)、 ?事業プロセス評価、?BM・BPMのベンチマーキング、 ?リニューアル課題・方策、?事業革新構想(戦略マップ)、 ?BMの変化見積、?BPMの変化見積、?革新後のBMの まとめ、?革新後のBPMのまとめ。
3月のフォーラムは三菱重工業・航空宇宙事業本部顧問の 水野洋氏に「航空機設計と信頼性工学」の話を聴きます。
このフォーラムはSOLE東京支部会員を対象としたものです が、特定月のフォーラムのみの参加も可能です。
ご希望の方 は事務局までお問合せください。
SOLE東京支部についてのお 問合せ、ご意見などはsole_consult@jmac.co.jpまで。
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