2005年1号 |
CLIP TACT跡地に3PL用の新拠点 |
*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。 37 JANUARY 2005近鉄エクスプレス KWE は二〇〇四年十二月 第4原木タ ミナル 千葉県市川市 を稼働した 二〇〇三年一〇月に解散したTACT 東京エアカ ゴシテ タ ミナル の跡地に建設したもので 総工費は約二六億円 今後は主に輸入航空貨物を保管 流通加工 国内配送するための拠点として活用していく 第4原木タ は敷地面積約一万八〇〇〇平方メ トル 延べ床面積約二万一〇〇〇平方メ トルの四階建て 今回完成したのは第一期工事分で 二〇〇五年九月には第二期工事分 延べ床面積約一万五〇〇〇平方メ トル が竣工する予定 これによ て 第4原木タ は延べ床面積約三万六〇〇〇平方メ トルの大規模拠点となる 七八年に成田空港が開港して以来 航空貨物には生鮮品を成田で その他ドライカ ゴをTACTのある原木で通関する 仕分け基準 が設けられていた しかし九六年に同ル ルが解消されたのに伴い 近年は通関の成田シフトが加速 航空貨物の拠点を成田周辺に用意する物流企業が相次いでいる KWEも空港近隣に 成田タ ミナル を新設・増築するなど成田シフトを進めてきたが 都心部により近い場所に物流拠点を設置したいという顧客ニ ズが依然として高い 松田芳昭副社長 こともあり 成田と並行して原木地区の拠点整備にも力を注いできた 原木地区で四拠点目となる 第4原木タ には荷主としてエレクトロニクス関連の外資系企業など数社の入居がすでに決ま ている KWEは各社と3PL契約を交わし 庫内作業から配送までの業務を一括で請け負う 辻本博圭社長は 輸入から配送までのロジステ クス全体をサポ トしてほしいというニ ズが高ま ている 最終的には会社全体の利益の五〇%をロジステ クス事業で稼げるようにしたい としている TACT跡地に3PL用の新拠点近鉄エクスプレス第2期工事分の完成で施設の延べ床面積は約3万6000平方メートルになる予定 |