2002年7月号
SOLE
SOLE
CPLの試験問題に挑戦
77 JULY 2002
Q1 次のような信頼性ブロック図で表されるシステムの信
頼度は次のどれか?
R=. 95 → R=. 90 → R=. 85 → R=. 80
a. 0.5814
b. 0.8514
c. 3.5
d. 0.875
Q2 MTBM= 8 0 0 時間、M = 5 時間の時のA c h i e v e d
A v a i l a b i l i t y (Aa)はいくつか?
a. 0.994
b. 0.949
c. 0.941
d. 0.999
先月号で紹介したCPL模擬試験の問題は「システム設計
と開発」からの設問でした。
いかがでしたか。
Q1の正解は[a]です。
四角く囲って表示したのはシス テムを構成するコンポネントで、ここでは4つのコンポネント が「直列」に繋がっています。
各コンポネントのうち、どれか 一つが故障してもシステムとしては機能しなくなるようなもの を直列システムといいます。
これに対して、システムを構成す るコンポネントのうち全部が故障しなければ、システム全体の 故障にはならないものを並列システムといいます。
直列システムの信頼度の計算は各ブロックの信頼度を掛け 合わせればよく、0.95×0.90×0.85×0.80=0.5814となり、「a.」 が正解であることが分かります。
なお、並列システムの場合は、 全てが故障する確率を計算してシステムの信頼度を計算しま す。
故障する確率:F=1−R(信頼度)の関係を利用して、並 列系の信頼度=1−(1−R1)(1−R2)‥‥‥(1−Rn)とし て計算されます。
Q2の正解は[a]。
Achieved Availability(Aa)は「達 成稼動率」と訳され、保全(整備)に必要なリソース(人や 物)が全てそろっている状態、すなわちロジスティクス待ち時 間(Logistics Delay Time)がゼロの時の稼働率であり、シ ステムの稼働時間と保全時間のみを考えて、保全能力を示す 場合に使用します。
計算式はMTBM/(MTBM+M)で表わされますので、 800/(800+5)=0.9937となります。
MTBMは平均保全間隔、 Mは平均保全時間を指しますが、保全には予防保全(計画保 全)と事後保全(計画外保全)の両方が含まれています。
SOLE東京支部では毎月「フォーラム」を開催し、ロジス ティクス技術やマネジメントに関する活発な意見交換や議論 を行い、会員相互の啓発に努めています。
5月の月例会では毎回好評を博しているロジスティクス現場 の見学会を催し、5月14日に船橋海浜公園(千葉県船橋市)の なかにある「東浜リサイクルセンター」を訪問しました。
同セ ンターは、2001年4月に本格施行された「特定家庭用機器再商 品化法」(いわゆる家電リサイクル法)に対応するために三菱 電機が設立したハイパーサイクルシステムズの「環境配慮型の リサイクルプラント」です。
このリサイクルプラントの特徴は次の通りです。
1,資源の再利用化(使用済み家電製品などから鉄や銅など の素材を取り出す) 2,新商品開発支援(リサイクル工程で得た分解・分別情報を メーカーにフィードバックする) 3,土壌・水質・大気など環境保全への配慮(洗浄や燃焼を伴 わない手分解と破砕・選別を主としたマテリアルリサイク ルの実現) 4,オゾン層破壊や地球温暖化の一因であるフロン(冷媒と 断熱材)の回収 フォーラム参加者の多くは、これまでに完成品を製造する 工場や工程は何回も見学してきました。
しかし、ライフサイク ルの最終フェーズであるリタイアメントの姿を目の当たりにす る機会は滅多にないため、大変、印象深く見学することがで きました。
このフォーラムはSOLE東京支部会員を対象としたもの ですが、特定月のフォーラムだけの参加も可能ですので、ご希 望の方は事務局までお問合せください。
今後の予定は次のよ うになっています。
6月12日(水)「現場見学:建設作業場」 7月15日(月)「ITコーディネータ」 8月は夏休みということで月例フォーラムはありません。
た だし、SOLE東京支部では毎年、米国で開催されている 「国際ロジスティクスシンポジウム」への参加ツアーを催して います。
今年度のシンポジウムはアリゾナ州のフェニックスで 開催されますが、我々のツアーは8月12日に出発して13〜15日 の“SOLE2002”に出席し、それから16日にツーソンの AMARC(Aerospace Maintenance And Regeneration Center:俗に「飛行機の墓場」と呼ばれている)を見学して 帰国する予定です。
興味のある方のご参加をお待ちしており ます。
SOLE東京支部についてのお問合せ、ご意見などは sole_consult@jmac.co.jpまでお願いいたします。
第16回 CPLの試験問題に挑戦 今回は「調達と生産支援」という領域からの出題です。
Q1 契約者ないしベンダーが技術、納期、コストのリス クを100パーセント負う契約方式は次のどれか。
a.Fixed Price b.Firm Fixed Price c.CPIF d.CPFF Q2 システムのライフサイクルコストに占めるロジステ ィクス支援コストの比率はいくつか? a.30% b.75% c.僅少 d.システムの環境によって40〜60%ないしそれ以上 ※今回の設問の答えと解説は、本誌2002年8月号の当コーナーでお読 みいただけます The International Society of Logistics 前回のおさらい SOLE東京支部フォーラム報告
いかがでしたか。
Q1の正解は[a]です。
四角く囲って表示したのはシス テムを構成するコンポネントで、ここでは4つのコンポネント が「直列」に繋がっています。
各コンポネントのうち、どれか 一つが故障してもシステムとしては機能しなくなるようなもの を直列システムといいます。
これに対して、システムを構成す るコンポネントのうち全部が故障しなければ、システム全体の 故障にはならないものを並列システムといいます。
直列システムの信頼度の計算は各ブロックの信頼度を掛け 合わせればよく、0.95×0.90×0.85×0.80=0.5814となり、「a.」 が正解であることが分かります。
なお、並列システムの場合は、 全てが故障する確率を計算してシステムの信頼度を計算しま す。
故障する確率:F=1−R(信頼度)の関係を利用して、並 列系の信頼度=1−(1−R1)(1−R2)‥‥‥(1−Rn)とし て計算されます。
Q2の正解は[a]。
Achieved Availability(Aa)は「達 成稼動率」と訳され、保全(整備)に必要なリソース(人や 物)が全てそろっている状態、すなわちロジスティクス待ち時 間(Logistics Delay Time)がゼロの時の稼働率であり、シ ステムの稼働時間と保全時間のみを考えて、保全能力を示す 場合に使用します。
計算式はMTBM/(MTBM+M)で表わされますので、 800/(800+5)=0.9937となります。
MTBMは平均保全間隔、 Mは平均保全時間を指しますが、保全には予防保全(計画保 全)と事後保全(計画外保全)の両方が含まれています。
SOLE東京支部では毎月「フォーラム」を開催し、ロジス ティクス技術やマネジメントに関する活発な意見交換や議論 を行い、会員相互の啓発に努めています。
5月の月例会では毎回好評を博しているロジスティクス現場 の見学会を催し、5月14日に船橋海浜公園(千葉県船橋市)の なかにある「東浜リサイクルセンター」を訪問しました。
同セ ンターは、2001年4月に本格施行された「特定家庭用機器再商 品化法」(いわゆる家電リサイクル法)に対応するために三菱 電機が設立したハイパーサイクルシステムズの「環境配慮型の リサイクルプラント」です。
このリサイクルプラントの特徴は次の通りです。
1,資源の再利用化(使用済み家電製品などから鉄や銅など の素材を取り出す) 2,新商品開発支援(リサイクル工程で得た分解・分別情報を メーカーにフィードバックする) 3,土壌・水質・大気など環境保全への配慮(洗浄や燃焼を伴 わない手分解と破砕・選別を主としたマテリアルリサイク ルの実現) 4,オゾン層破壊や地球温暖化の一因であるフロン(冷媒と 断熱材)の回収 フォーラム参加者の多くは、これまでに完成品を製造する 工場や工程は何回も見学してきました。
しかし、ライフサイク ルの最終フェーズであるリタイアメントの姿を目の当たりにす る機会は滅多にないため、大変、印象深く見学することがで きました。
このフォーラムはSOLE東京支部会員を対象としたもの ですが、特定月のフォーラムだけの参加も可能ですので、ご希 望の方は事務局までお問合せください。
今後の予定は次のよ うになっています。
6月12日(水)「現場見学:建設作業場」 7月15日(月)「ITコーディネータ」 8月は夏休みということで月例フォーラムはありません。
た だし、SOLE東京支部では毎年、米国で開催されている 「国際ロジスティクスシンポジウム」への参加ツアーを催して います。
今年度のシンポジウムはアリゾナ州のフェニックスで 開催されますが、我々のツアーは8月12日に出発して13〜15日 の“SOLE2002”に出席し、それから16日にツーソンの AMARC(Aerospace Maintenance And Regeneration Center:俗に「飛行機の墓場」と呼ばれている)を見学して 帰国する予定です。
興味のある方のご参加をお待ちしており ます。
SOLE東京支部についてのお問合せ、ご意見などは sole_consult@jmac.co.jpまでお願いいたします。
第16回 CPLの試験問題に挑戦 今回は「調達と生産支援」という領域からの出題です。
Q1 契約者ないしベンダーが技術、納期、コストのリス クを100パーセント負う契約方式は次のどれか。
a.Fixed Price b.Firm Fixed Price c.CPIF d.CPFF Q2 システムのライフサイクルコストに占めるロジステ ィクス支援コストの比率はいくつか? a.30% b.75% c.僅少 d.システムの環境によって40〜60%ないしそれ以上 ※今回の設問の答えと解説は、本誌2002年8月号の当コーナーでお読 みいただけます The International Society of Logistics 前回のおさらい SOLE東京支部フォーラム報告
