2022_02

2022年2月号

特集物流企業番付《令和4年版》

解説

18

ニューノーマル時代の新たな業界地図

 物流業売上高上位2千社を対象に各社の“強さ”を評価した。総合評価ランキングの上位には、ECと生活物資を扱う3PLが並んだ。国際運賃の高騰に恩恵を受けた国際フォワーダーも業績を伸ばした。その一方、特定メーカーへの依存度が高い3PLや物流子会社は総じて振るわなかった。

19

総合ランキング トップ50社

23

当期利益(単独) 上位100社

注目企業 トップが語る強さの秘訣

24

第6位 日本ロジステック 黒川尚悟 社長

情報通信機器物流を軸に3PLが成長

 2019年から新たに開始した情報通信機器向け3PLの取り扱い増加が現在の成長エンジンだ。既存の化粧品やアパレルなどと並ぶ柱に育っている。運送事業は化粧品関連や食品輸送などが堅調。14年から本格的に開始したフォワーディング事業は北米や中国に軸足を置く。

26

第7位 シャープジャスダロジスティクス 穆 亜男 副社長

鴻海式でシャープのサプライチェーンを再構築

 シャープの物流部を2016年に分社化、鴻海グループの物流会社JUSDA社が51%を出資した。国内販売物流の管理から、グローバルサプライチェーン全域に事業領域を拡大。19年から外販も本格的に開始して急成長を遂げている。20年12月期の売上高は前期比82%増の846億円に達した。

28

8位 近鉄エクスプレス 鳥居伸年 社長

航空機チャーターでスペース供給力を強化

 22年3月期は過去最高業績を見込んでいる。世界経済の回復に伴い国際貨物の物量が増加。スペース供給が追いつかない状態が続く。海上貨物が航空に流れる現象さえ起きている。スペースの確保に向けて航空機チャーターを積極的に進めている。

30

第14位  ナカノ商会 井川健一 専務

3PL+物流不動産モデルに磨きをかける

 3PLと不動産事業を連動させた独特のビジネスモデルを構築している。センター運営に必要な人材を計画的に育成、さらに物流施設のサブリースで培ったノウハウを生かして、1万坪クラスの拠点を短期間で立ち上げる。14年に受託した大手EC事業者の業務を軸にEC・通販関連を急速に拡大している。

32

第16位  ジーエフ ジーエフホールディングス 児玉和宏 会長兼社長

アパレル産業の構造変化を成長の追い風に

 アパレル品の海外生産から現地での検品・流通加工、輸入、国内物流、EC対応に至るまで、サプライチェーン全域をカバーしている。コロナ禍でECシフトが加速して新規案件が増加、年間1万5千坪ペースで増床を続けている。消費地のラストワンマイルの内製化と越境ECの強化を当面の重点施策に据える。

Data

34

総合ランキング50音別索引

36

売上高(単独) 上位500社

39

グループ売上高  上位50社

40

総合ランキング 上位500社

海外論文

50

デジタル化はトラック輸送をどう変えるか

“How Will Digitalization Change Road Freight Transport ? Scenarios Tested in Sweden”
スウェーデン王立工科大総合輸送研究所 Anna Pernestal所長ほか

 デジタル化の進んだ2040年のトラック輸送市場では、「社会工学2.0」「グリーンサークル」「パートナーシップ社会」「スイミング・イン・データ」という四つの動きが顕在化する。スウェーデンを舞台に四つのシナリオを想定して、それぞれのシナリオにおける輸送量の変化を考察する。

Key Person

4

「最適に『はこぶ』かたちを創造する」

トランコム 武部篤紀 取締役上席執行役員(2022年4月1日社長就任予定)

 トランコム創業家の3代目として4月1日に新社長に就任する。昨年、Transport本部を新設して、求貨求車事業と3PL事業の輸送関連業務を傘下に集約した。膨大な物流ビッグデータを活用して輸送ネットワーク全体を最適化するプラットフォームの構築に向け、DXを加速する。

Case Studies

60

カクヤスグループ〈物流改革〉

業務用の物量半減を家庭用の拡販で補完
即配機能を維持・再構築して反転攻勢へ

Columns

64

物流企業の値段特別編

2021年9月期中間
物流企業決算ランキング

68

ビジキャリ ロジスティクス管理2級 対策講座《第35回》

輸配送管理システム(2)

 講師 梶田 ひかる

72

事例で学ぶ現場改善《第215回》

年末繁忙期の緊急支援プロジェクト

 日本ロジファクトリー 青木正一 代表

76

事例に学ぶ物流会社のM&A《第10回》

有力荷主の信頼得て飛躍のチャンス到来
大手物流会社に傘下入りして資本力強化
ストライク 金山 奈穂美 アドバイザー

78

シーオスのDXカッティングエッジ《第11回》

物流のマスカスタマイゼーションに挑む 

対談 《後編》 ニチレイロジグループ本社 梅澤一彦 社長 vs シーオス 松島 聡 代表

82

海外トレンド報告

《欧米&アジア編》セブン─イレブンとNuroが米国で自動運転車の配達試験
《中国編》JDロジスティクスが東風汽車集団とパートナーシップ締結

86

NEWS ROOM

楽天西友ネットスーパーが千葉県松戸市に物流拠点を新設へ

92

湯浅和夫の物流コンサル道場《第237回》〜温故知新編 第118回〜

トラック会社はここだけではない

96

物流指標を読む《第156回》

運輸業における規模間格差が鮮明に

 日通総合研究所 佐藤信洋

98

国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告

システム思考から見たDX

101

佐高信のメディア批評

立民・辻元を破った維新新人に告発状
「吉村人気」を煽る関西メディアの罪

Information

CLIP BOARD

59

  • 日本郵便などが国内初のドローンとロボットが連携した宅配自動化実験
  • 官民のフィジカルインターネット実現会議が工程表の原案提示

91

  • 霞ヶ関キャピタルと三菱HCキャピタルが物流施設開発の合弁開始で記者会見
  • JILSが売上高物流コスト比率の実績調査公表

102

  • 物流施設の地元自治体と災害時協力協定の締結広がる
  • 日本通運が純粋持ち株会社体制に移行

103

  • 日本政策投資銀行四国支店が地方の物流維持へ「共同化」提案

DATA BANK

104

  • 国土交通月例経済(国土交通省)
  • デカルト・データマイン 海上コンテナ輸送量実績調査

108

主要記事索引

112

編集後記

113

広告索引

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