2026年9月号
特集3PL白書2026
解説
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希少な成長市場を脅かすコスト高騰
国内で稀有な成長市場の3PLだが、その伸びに不安材料がのぞく調査結果となった。主要プレーヤーの事業の実像に迫る。
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▶3PL市場規模 ▶トラック運賃単価 ▶庫内作業員の人件費単価
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▶ 2025年度 3PL売上高ランキング
第1部 3PL市場リポート
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大手も独自性を模索する総力戦に
市場は拡大基調を続けるが、人手不足は相変わらず深刻な上に賃貸物流施設の供給が先細りになる懸念が高まっており、3PL事業の環境は厳しい。大手も連携強化や合従連衡を通じて基盤強化と独自性発揮を模索する総力戦の様相を呈してきた。荷主による3PL参入の動きも続いている。
第2部 Interview 混迷の時代に真価を発揮するサービスとは
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郵船ロジスティクス
原 秀則 社長
多様化する国際物流のニーズに応え続ける
広範なグローバルネットワークを武器に、きめ細かな品質管理を必要とする国際輸送に強みを持つ。スピード感を増す事業環境の変化に対応すべく組織再編に加え、特定領域のノウハウに秀でた事業者とのアライアンスを強化。“ミッシングパーツ”を補いながら、多様化が進む荷主のニーズに応え続ける。
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上組
西島 勲 執行役員 国際物流事業本部長兼3PL戦略本部長
「CLO元年」に提案力と順応性で挑む
港湾運送や国際物流の老舗としての印象が強いが、実は市場の黎明期から3PLに取り組んでいる。専門商社の難度が高い物流を包括的に受託し、ECの多品種少量出荷などのノウハウを蓄積。メーカーや流通業から受注を増やしている。CLOの設置が広がるのを受け、物流改善の提案力と順応性を発揮して荷主の変革要望に応えようと意気込む。
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アサヒロジスティクス
横塚元樹 社長
日本の食を支える物流インフラ企業を目指す
三温度帯の物流インフラを用いた食品特化の3PLを展開している。外食チェーンなどを主体とする共配センター事業は東日本に加えて関西などへとネットワークを拡張。専用物流センター事業はスーパーやコンビニなどを主軸に持続的な成長が続く。自前の教育施設を活用したドライバー採用・育成にも力を入れる。
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サンリツ
柴本守人 社長
梱包技術を強みに大型工業機械などに照準
梱包技術を強みに、大型工業機械などにフォーカスした3PL事業で差別化を進めてきた。2027~29年度の新中期経営計画では既存顧客のニーズを掘り下げるため、成田空港近隣で新倉庫を稼働させ半導体装置や化学品の需要増に対応するとともに、門前倉庫など新たな取り組みも強化する。
第3部 海外論文
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第30回 グローバル3PL市場調査 2026
“2026 Third-Party Logistics Study:The State of Logistics Outsourcing, C.John Langley Jr., Ph.D., and NTT DATA, 2026”
米ペンシルベニア州立大学 C.John Langley Jr.教授ほか
輸送市場の不安定性が一向に収まらないことから、荷主は3PLに対し、コスト構造に悪影響が及ばぬやり方で、市場の変動に先んじた適切な処理が行われることを求めている。これに3PLが対応することで、双方の関係性は取引の効率だけでなく、相互的な価値創造、適応性、信頼性を重視する形に変化し始めているようだ。
Data
38
国内有力3PL企業プロファイル
主要46社の最新事業概要と業務領域
2026年7月、国内の主要3PL企業に本誌編集部からアンケート用紙を配布し、46社から有効回答を得た。掲載している各種データは基本的に各社の自己申告に基づくが、一部企業の3PL事業売上高は本誌編集部の調査を基に推定している。
ロジスティード/センコーグループホールディングス/郵船ロジスティクス/SBSホールディングス/ヤマトホールディングス/日本通運/近鉄エクスプレス/SGホールディングス/日本郵便/キユーソー流通システム/セイノーホールディングス/日本アクセス/ニッコンホールディングス/ニチレイロジグループ本社/AZ-COM丸和ホールディングス/山九/ハマキョウレックス/NX・NPロジスティクス/トランコム/三井物産グローバルロジスティクス/鈴与/大和物流/伊藤忠ロジスティクス/アサヒロジスティクス/三菱商事ロジスティクス/キムラユニティー/丸全昭和運輸/丸紅ロジスティクス/トナミ運輸/NTTロジスコ/アサヒロジ/日通NECロジスティクス/日本ロジテム/ダイワコーポレーション/関通/第一貨物/プラス ロジスティクス/サン インテルネット/丸協運輸/富士ロジテックホールディングス/日本トランスシティ/住商グローバル・ロジスティクス/新開トランスポートシステムズ/キリングループロジスティクス/三菱ケミカル物流/名港海運
New Series
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〈第2特集〉独占リポート
真相・「適正原価」議論はいばらの道
物流業界を大きく変革する可能性のある「適正原価」制度の策定作業が本格的に始まった。どのような枠組みにたどり着きそうなのか、国土交通省が有識者検討会の初会合で示した資料から読み解く。詰めるべき論点は山積しており、「適正な原価」を担保するのは容易ではない。議論はまさにいばらの道だ。
Key Person
6
「人間型ロボットは物流などで実装進む」
INSOL-HIGH 磯部宗克 代表取締役CEO
今年3月、ヒューマノイドロボット(人間型ロボット)の社会実装を後押しするコンソーシアムが発足した。異業種が連携し、工場や物流施設などで人間の代わりに自律的に動けるようにするために必要な動作の学習データを収集する。事務局を務めるスタートアップの代表は2026年度中に搬送など何らかの単純タスクに導入できると意気込んでいる。
Case Studies
66
日清食品〈SCM〉
製造部をサプライチェーン本部の傘下に移管
製販配の連携を再構築し日本版CPFRの実現へ
70
サンワサプライ〈自動化〉
SGシステムや新興企業と荷降ろし自動化
温度上昇の夏場など作業負荷軽減で成果
Columns
74
《不定期連載》中国マテハン市場レポート2nd《第6回》
SENAD
標準化と相性の良いスマート物流へ事業転換
DWSや積み降ろしAIロボが中小にも好評
法政大 李 瑞雪 教授、法政大学大学院経営学研究科博士課程 林 依潔
78
物流企業の値段《第214回》
甲斐 友美子 いちよし経済研究所 主任研究員
PALTAC
RDCを核とした物流体制を全国規模で整備
日雑品+医薬品サプライチェーン構築に注目
80
高度物流人材のためのリスキリング講座《第30回》
サプライチェーンマネジメント(5)
物流管理
講師 梶田 ひかる
88
フィジカルインターネット通信《第49回》
豪州に学ぶ業界横断ロケーション情報基盤
野村総合研究所 水谷禎志 エキスパートコンサルタント
90
海外トレンド報告
《欧米編》英独の防衛大手、ウクライナへの大砲・砲弾を供給強化
《アジア編》中国、宇宙製造用の往復輸送機開発で前進
《アフリカ編》ガーナで大学の物流研究部門と軍が、麻薬流通網を調査
94
NEWS ROOM
アパレル物流研究会の共同輸送でトラック運行時間削減効果
100
湯浅和夫の物流コンサル道場《第292回》〜温故知新編 第173回〜
いよいよ適正原価が動き出した
104
物流指標を読む《第203回》
評価が分かれる日銀の追加利上げ
NX総合研究所 佐藤信洋
106
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
サプライチェーンとエンジニアリング
チェーンへの品質機能展開の貢献
110
佐高信のメディア批評
数々の醜聞・疑惑を遠慮解釈なく暴いた『噂の真相』
今こそジャーナリズムはあのタブーなき精神を思い出せ
Information
CLIP BOARD
73
- 佐川が東京・新砂に既存中継拠点の機能集約した新センター開設
- 三井不動産が物流施設開発で事業戦略説明会を開催
87
- 貿易業務のデジタル化促進へ新団体が発足
- DHCが川崎のセンターで物流自動化機器を積極導入
89
- 熊本地震で港湾など損壊し物流網に影響
DATA BANK
111
- 国土交通月例経済(国土交通省)
- デカルト・データマイン 海上コンテナ輸送量実績調査
- 賃貸物流施設マーケット動向(2026年第2四半期)
シービーアールイー 首都圏の空室率は3年半ぶりに7%台まで低下、賃料上昇続く
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主要記事索引
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編集後記
121
広告索引
121
ロジビズ・オンライン ピックアップ(2026年7〜8月配信分より)

