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2025年2月号 |
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Cover Story |
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特集 物流企業番付《令和7年版》
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【解説】国内外とも貨物不況入りで業界再編が加速
物流企業売上高上位2千社を対象に直近3カ年の業績を分析、各社の“強さ”を評価した。半導体不足が解消されたことで、自動車関連をはじめメーカーを主要顧客とする3PLがV字回復を遂げている。しかし、コロナ特需が収束して以降、全体的な荷動きは低迷が続いている。限られたパイの奪い合いが激化してM&Aも活発化、業界再編が加速する。
●総合ランキング トップ50社
●当期利益(単独) 上位100社
■注目企業─トップが語る強さの秘訣
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【第2位】
ナカノ商会 井川健一 社長
ヤマトG入り弾みに3PLメニューの拡充図る
2024年12月からヤマトグループ傘下に入った。サプライヤーやメーカーなどECにおける川上企業を顧客としてきた。消費者に近い小規模店舗などを顧客に持つヤマトグループの細やかな宅急便網と統合運用することで川下の顧客にもリーチできる新しい3PLメニューが生まれる。
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【第7位】
伊藤忠ロジスティクス 佐々和秀 会長
重点4分野と海外市場を軸に業容を拡大する
自動車、医薬品、生活消費財、食料の重点4分野を主軸に成長を続ける。特に近年は医薬品物流が好調で、茨城県つくば市で展開する「つくばメディカル物流センター」の第2期も始動した。海外はインドと北米が堅調な一方、中国については再構築を進める。中長期ビジョンでは持続的な成長に向けて海外比率の拡大をさらに推し進めていく。
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【第12位】
近鉄エクスプレス 鳥居伸年 社長
日本発祥のグローバルブランドを世界で展開する
日系荷主の取り扱い伸長と欧米系荷主のビジネス拡大を同時に進めている。軸となるのはハイテク、自動車、メディカルなどだ。事業比率は航空、海上、ロジスティクスの3等分構成を引き続き維持していく。足元では、荷主企業の在庫積み増しトレンドや中国発EC貨物の航空利用増加への対応を進めている。
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【第16位】
サン インテルネット 三田竜平 社長
10年越しの人材育成で3PL事業の業績伸長
先代社長が50年以上前の高度成長時代に、学生ベンチャーの倉庫会社として起業した。その進取の気性は社風として受け継がれ、3PLやEC物流などの潮流にも早期に対応してきた。10年前から人材育成を最優先課題に位置付け、現場力を強化。3PL事業の収益力向上に加え、データによる現場改善提案「物流マンスリーレポート」など付加価値向上策にも結実している。
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【第20位】
バンダイロジパル 山本泰治 社長
3年間で3倍の急増益を支えたSCM改革
バンダイナムコグループの玩具事業の伸びに支えられ、営業・経常・最終の各利益が、3年間で3倍前後に急成長した。増大する物量をさばくには、メーカーに社員を送り込んでの入出荷情報の早期入手や、物流拠点の増設と物量の平準化など、「運べなくなる時代」を見越して進めてきたSCM改革と全社統一の人材育成システムが寄与している。
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【第26位】
住友倉庫 永田昭仁 社長
高品質サービスの“ニッチトップ”目指す
物流クライシスが叫ばれた2024年、125年の歴史を持つ財閥系物流企業のかじ取り役を任された。手掛ける事業は、広範な海外ネットワークを誇る国際輸送から高い情報セキュリティ機能の文書保管サービスまで、ダイナミズムと堅実さの両面を併せ持つ。足元のボラティリティに動じない財務基盤も武器に、高品質サービスの“ニッチトップ”を目指す。
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【Date】
●総合ランキング50音別索引
●売上高(単独) 上位500社
●グループ売上高 上位50社
●総合ランキング 上位500社
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Key Person |
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「物流会社で勝つには利益追求しかない」
ハマキョウレックス 大須賀 正孝 会長
新品のトラックで運ぼうが、明日スクラップされるトラックで運ぼうがお客さまには関係ない。適正運賃化の流れはあるが、明日から全社が適応するのは難しい。だから徹底的に無駄を省いて利益を追求する。全員で決算し全員で効率化を考える。業績は1段ずつ確実に上がっていけばいい。
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Case Studies |
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三菱食品〈物流事業化〉
約1900億円の物流業務を新設子会社に移管
食品以外にもノウハウを外販し事業拡大へ
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東亜ディーケーケー〈2024年問題〉
埼玉・狭山の自社拠点に自動倉庫システム導入
出荷予定時間に引き渡し残業時間の解消進む
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Columns |
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2024年問題に伴う運賃上昇が明暗分ける
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海外論文
インダストリー4.0がSCMに及ぼす影響
スウェーデン セーデルトーン大学Fakhreddin F. Rad氏ほか
デジタル化による産業の効率化・高付加価値化を指す「インダストリー4.0」は、サプライチェーンにどのような影響を与えるか。従来の研究は、潜在的な利点を強調する一方、恩恵を得るための成功要因やデメリットに触れようとしなかったり、一部の技術のみを対象としがちだったりと偏りがあった。そこで11のコア技術をピックアップし、それぞれの利点・課題・成功要因について調べてみた。
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高度物流人材のためのリスキリング講座《第11回》
会計・財務の基礎知識(1)財務諸表
講師 梶田 ひかる
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フィジカルインターネット通信《第30回》
仏ジオディスが開発した「共有データ言語」
野村総合研究所 水谷禎志 エキスパートコンサルタント
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海外トレンド報告
《欧米編1》NZ航空とBETA、郵便空輸に向け有人電動飛行機を試験運用
《欧米編2》オランダの海港が、国家規模のサイバー保安体制に移行
《アフリカ・中南米編》スエズ第2運河、南部新水路での試験航行に成功
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NEWS ROOM
出光興産が燃料油SS輸送の配車計画作成にAIシステム導入
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第273回》〜温故知新編 第154回〜
業界あげての企業間連携が続々登場
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物流指標を読む《第184回》
24年度の運輸業は増収減益の見通し
NX総合研究所 佐藤信洋
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国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
防衛装備品の取得実務者育成機関
米国・国防取得大学(DAU)
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佐高信のメディア批評
「政財界の黒幕」ナベツネの人たらし力
現実捉えられぬ朝日・毎日の“上品さ”
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Information |
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CLIP BOARD
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●エアロネクストが山梨・小菅村でドローン物流の最新状況公開
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●日本出版販売が埼玉・新座で新設の自動化物流拠点を公開
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●フューチャーアーキテクトが自動読み取り技術で物流現場DXを支援
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●三菱HCキャピタル、物流などのロボット導入支援拡充
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●物流業界でパーソル系の「ストーリー漫画」使った独自研修採用広がる
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●ヤマトHDが再生可能エネルギー由来電力の供給など担う新会社設立
●JILS・大橋会長が年頭記者会見
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
●デカルト・データマイン 海上コンテナ輸送量実績調査
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主要記事索引
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110 |
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編集後記 |
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111 |
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広告索引 |
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ロジビズ・オンライン ピックアップ(2024年12月〜25年1月配信分より) |