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2015年2月号

    2015年02月号
     
   
   
特集物流企業番付《平成27年版》

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【解説】業態より取扱貨物で明暗分かれる
 売上高上位2千社の物流企業を対象に、直近3カ年の業績から各社の“強さ”を評価した。その結果、総合ランキングの上位には、震災から立ち直った地場企業や自動車関連をメーンとする物流企業が並んだ。他にはアパレル輸入と食品物流の台頭が目立った。業態よりも取扱貨物が明暗を分けた。

●総合ランキングトップ50社

●当期利益 上位100社


注目企業─トップが語る強さの秘訣

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【第4位】 日本梱包運輸倉庫 黒岩正勝  社長
──自前主義と“手の内管理”で高品質を維持
 自動車業界の回復や積極的な設備投資などが奏功し、2013年度は過去最高益を更新した。14年度は主要荷主のホンダが減産する可能性が不安材料となっているが、培ってきた波動対応のノウハウでカバーを目指す。使用するリソースの3割以上は自社で保有し、外部委託も3割以上実施する「3割戦略」を事業の基礎に置いている。

 

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【第5位】 三菱商事ロジスティクス 藤咲達也  社長
──物流ソリューションで強い商流をつくる
 荷主企業の物流部門に深く入り込み、より多くの商品が売れるようになる物流を提案、実行までフォローする。従来の自動車、アパレル、工業財に続き、食品・消費財を新たな重要領域に据えた。2014年4月には国内、国際を軸に分けられていた組織を再編。産業別チームの元に国内部隊と国際部隊をそれぞれ配置した。

 

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【第12位】 大塚倉庫 濱長一彦  社長
──共同物流拡大で外販比率50%達成
 4期連続の増収増益で売上高500億円が見えてきた。外販比率は50%を達成した。当面の目標とする売上高1千億円に向け経営スピードをさらに上げる。常に高い目標を掲げることに、戦略とイノベーションの源泉を求めている。

 

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【第22位】 大和物流 緒方 勇  社長
──顧客ニーズに合致した倉庫を武器に
 親会社の大和ハウス工業だけでなくライバルのハウスメーカーも参加する共同物流を展開、成果を挙げている。さらなる成長に向け、顧客のニーズに合った立地や機能の倉庫を展開し、荷主に3PLや物流センター賃貸の売り込みを図る。倉庫の延べ床面積は2019年度に現状の1.5倍となる30万坪を確保する計画だ。

 

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【第23位】 日立物流バンテックフォワーディング 五十嵐一美  社長

──グループのフォワーディング部隊を統合
 日立物流とバンテックのフォワーディング関連部門と日立物流シーアンドエアを2012年に統合して発足した。輸送スペースのグローバル仕入れ実施などで、コスト競争力の強化を図っている。グループが進めている世界ネットワークの構築にも積極的な提案によって関与していく。

 

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【Date】
●物流企業番付の10年を振り返る

●総合ランキング50音別索引
●売上高(単独)上位500社
●グループ売上高 上位50社
●総合ランキング 上位500社


  6  
KeyPerson

「サービス産業の生産性は何で決まるか」

経済産業研究所 森川正之 理事・副所長
 1990年代後半以降、先進国の中でも米国をはじめ、ごく一部の国だけでサービス産業の生産性向上が加速している。ICTの活用がその主な理由とされる。ただし、ICTに投資すれば生産性が上がるというわけではない。何がサービス産業の生産性を左右するのか、ミクロデータを用いた分析によって徐々に明らかになってきた。

 

     
 
58
 

すかいらーく〈SCM〉

業態別生産・物流体制をエリア別に転換

4年で20億円超のコスト削減を見込む


  62
 
佐川急便〈館内物流〉

東京ミッドタウンの人・物・車を一元管理

高セキュリティーと効率的な運用を両立


  66
 
豪キンバリー・クラークのSCM改革〈海外論文〉

“The Kimberly-Clark Supply Chain Story”


     
 
70
 

物流企業の値段《特別編》

2014年9月期中間

物流企業決算ランキング

 

  74
 
海外トレンド報告【News】

《欧米&アジア編》2015年の航空業界は純利益が過去最高と予想
《中国編》李首相が中欧陸海新路線の共同建設発表


  78
 
NEWS ROOM

ヤマトHDやDHLサプライチェーンがトップ人事を発表

物流業界への提言《第3回》  芝浦工業大・蟹澤宏剛教授(前編)


  84  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第154回》〜温故知新編 第35回〜

リードタイム半減に挑む

 

  88  
奥村宏の判断学《第153回》

戦後日本を代表する経営者


  90  
佐高信のメディア批評

執筆出版拒否がそんなに恐ろしいのか?

百田尚樹をめぐる報道に及び腰のマスコミ

 

  92  
物流指標を読む《第74回》

正念場を迎えるアベノミクス

日通総合研究所 佐藤信洋


  94  
東工大キャリアアップMOT 
サプライチェーン戦略スクール報告

《第11回》オムニチャネルとSCM

サプライチェーン経営研究所 市川隆一 社長


  97  
事例で学ぶ現場改善《第143回》

中堅特積み会社K社の憂鬱

日本ロジファクトリー 青木正一 代表

  100  

The International Society of Logistics

国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
創造のプロセスとマネジメント

 

     
 

 

 

CLIP BOARD

 
56
 

●日本ロジがJリート初の投資法人主体の大規模再開発

 /CBREが首都圏の物流不動産市場などを展望

 
91
 

●UDトラックスが従業員組織中心に女性活躍支援を推進

 
96
 

●ジェトロとJBICが海外展開企業の調査結果を公表

 
104
 

●政府が「総合物流施策推進プログラム」を改定

 /イーソーコ総研が「倉庫リノベーション」事業を拡大

 

 

 

 

DATA BANK

 
105
 

●国土交通月例経済(国土交通省)

 

     

108
  主要記事索引
  112   編集後記
 
113
  広告索引

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