|
|
|
2016年04月号 |
|
|
|
|
|
Cover Story |
|
|
特集実勢トラック運賃 2016 |
16 |
|
【解説】値上げ一巡で上昇ペース鈍化
トラック運送の実勢運賃は2013年秋に始まった値上げが一巡し、現状維持が大勢を占めるようになってきた。今後のトレンドについて関係者の意見は割れている。不採算運賃の見直しは進むものの、荷動きの低迷が続いていることから、そろそろ相場はピークアウトするとの見方も出始めている。
■特積み運賃──S55、S57タリフが大幅に減少
■時間制運賃──域内ルート配送は高止まり
■距離制運賃──首都圏で指数が跳ね上がる
■調査の方法
|
20 |
|
【第1部】 特別座談会
「荷主・元請け・下請けの力関係に変化」
日通総合研究所 大島弘明 経済研究部 担当部長 主席研究員
トランコム 上林亮 執行役員
ロジスティクス・サポート&パートナーズ 吉原和彦 代表取締役
値上げ基調が続くトラック運賃相場。市場のパラダイムシフトが意味するものは何か。荷主と事業者の関係はどうあるべきなのか。今回は運賃特集で毎年ご協力いただいている3氏をお招きし、トラック輸送の展望と課題について見解を伺った。
|
24 |
|
【第2部】 ブロック別運送市場リポート
《関東》値上げに続き条件見直し広がる
締め時間の厳格化や前倒しなど、運送条件の見直しが広がっている。待機時間に課金する動きも一部で始まった。荷主は物流センターにおけるトラック待機時間の短縮や出荷頻度の抑制を求められている。
|
26 |
|
《中部》スポット便の確保がより困難に
他のエリアに先行して値上げが定着、さらには繁忙期のスポット車両の確保に荷主企業、物流事業者とも苦慮している。高額な料金を要求されるだけでなく、手配に時間がかかるようになってきた。
|
28 |
|
《近畿》燃料下落で相場に変化の兆し
軽油価格の下落に伴う荷主からの値下げ要求が徐々に顕在化してきた。運賃相場に変化の兆しが現れている。その一方、荷降しに時間がかかる現場への輸送を拒否されたり、車両不足で出荷できないケースも発生している。
|
30 |
|
《北海道・東北・北陸信越》ドライバーがダンプに流出
《中国》事業者の撤退続き下値硬直性
《四国》車両減少で需給バランス崩壊
《九州沖縄》ドライバー不足色濃く
|
40 |
|
【第3部】求貨求車事業者に相場観を聞く
「荷動き鈍化で成約運賃指数は弱含み」
WebKIT 日本貨物運送協同組合連合会 助川利信 常務理事事務局長
|
|
|
|
Key Person |
|
6 |
|
「優れた計画も設計の限界は超えられない」
米ラマソフト ドン・ヒックス 社長兼CEO
「計画」と「実行」に続くSCMの三つ目の管理領域が生まれている。「サプライチェーンデザイン」だ。どれほど計画や現場の運用を磨いても、サプライチェーンの設計に問題を抱えていれば効果は限定的だ。そこでサプライチェーンの設計を継続的に見直し最適化を繰り返す。サプライチェーン競争の枠組みが変わろうとしている。
|
|
|
|
Case Studies |
|
42 |
|
しまむら〈モーダルシフト〉
鉄道で海上コンテナをラウンドユース
内貨用に転用し幹線輸送の不足分補う
|
|
46
|
|
積水ハウス〈物流拠点〉
自社運営の物流拠点を全国11カ所に展開
使用車両台数を20%削減しノウハウ蓄積
|
|
50
|
|
インドのコールドチェーン〈海外論文〉
インドでは流通過程での果物・野菜ロス率が約40%にも上っている。非効率なサプライチェーンとコールドチェーンの未整備が原因だ。しかし市場は拡大を続け、今後は外食チェーンや冷凍食品の普及も進む。対策に向け政府も腰を上げた。コールドチェーン産業が本格的に立ち上がる。
|
|
54 |
|
サプライチェーン解剖《第3回》
上野善信 金沢工業大大学院 教授
米リーバイ・ストラウス─BTOジーンズはなぜ頓挫したか
アパレル業界におけるマスカスタマイゼーションは、米リーバイ・ストラウスがその先駆者だった。1994年に同社は受注生産方式(BTO=Built to Order)に基づくオーダージーンズ事業を立ち上げ、顧客から支持を集めた。しかし、業績はファストファッションの台頭に押されて低迷し、オーダージーンズ事業も2003年に中止へと追い込まれている。
|
|
|
|
Columns |
|
60 |
|
倉庫業務は文書・データ保管事業に注力
資金有効活用による企業価値向上策に期待
|
|
62
|
|
海外トレンド報告【News】
《欧米&アジア編》ICAOが航空機のCO2削減計画で合意
《中国編》天津税関の輸入車が大規模爆発響き減少
|
|
66
|
|
NEWS ROOM
【ニュースルーム特別編】
■物流不動産のキーパーソンに聞く 《最終回》
日本生命保険、住友商事
■物流不動産リポート
開発競走激化で土壌汚染地活用の動き広まる
|
|
76 |
|
湯浅和夫の物流コンサル道場
《第167回》〜温故知新編 第48回〜
市場の動きに素早く反応する
|
|
80 |
|
奥村宏の判断学《第167回》
“テロ国家”アメリカ
|
|
82 |
|
佐高信のメディア批評
大手マスコミのタブーに切り込む
スキャンダル雑誌『紙の爆弾』に注目
|
|
84 |
|
事例で学ぶ現場改善《第157回》
農業ベンチャーの物流改善プロジェクト
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
|
|
88 |
|
物流指標を読む《第88回》
進まぬトラックドライバーの待遇改善
日通総合研究所 佐藤信洋
|
|
90 |
|
The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
1930年の「産業合理化資料」を発見
戦前日本の「科学的管理法」とは
|
|
|
|
Information |
|
|
|
CLIP BOARD
|
|
41
|
|
●三菱東京UFJ銀行が陸運・海運などの業界展望公表/ニチレイロジが初の女性活躍推進フォーラム |
|
58
|
|
●JUIDAの千田副理事長が物流ドローン普及支援注力を表明 |
|
59
|
|
●ニチレイロジグループが3PL事業再編 |
|
74
|
|
●国際問題研究所がドローン活用の国際セミナー開催
|
|
75
|
|
●日本M&Aセンターが物流業界向けセミナー実施
|
|
83
|
|
●UPSが2016年の事業戦略説明会
/日本アクセスが協力会社との連携組織総会開く
|
|
87
|
|
●日本梱包運輸倉庫が岩手・北上営業所を開設
/ラサールが2016年の不動産投資戦略説明会
|
|
|
|
DATA BANK
|
|
94 |
|
●国土交通月例経済(国土交通省)
●〜物流施設の賃貸マーケットに関する調査〜
(2016年1月時点)
東京圏の新規供給が7四半期ぶりに50万平米超え
一五不動産情報サービス
|
|
|
|
主要記事索引
|
|
102 |
|
編集後記 |
|
103 |
|
広告索引 |