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2014年3月号 |
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特集事例で学ぶS&OP |
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【第1部】サムスン式がSCMを塗り替える
サムスンはSCMを新たなステージに進化させた。SCMの役割を在庫の最適化から利益の最大化に押し上げて、ライバルの日系メーカーを世界市場から駆逐した。その手法とツールが「S&OP」という名称で世界中の産業界に波及しようとしている。
「ハイテクから消費財に広がってきた」
アビームコンサルティング 安井正樹 執行役員SCM統括事業部長
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「SCMプラス管理会計がその本質だ」
クニエ 田中大海 ディレクター
従来のSCMはモノの管理しかできていなかった。在庫政策やサービスレベルの変更によって最終収益がどう左右されるのか、事前に分析することはできなかった。新たなツールの登場でそれが可能になった。管理会計の要素が加わることでSCMは経営マターに階層を上げる。それがS&OPだ。
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【第2部】日本企業の取り組みが始まった
コニカミノルタ──SCM部隊を企業変革の矢に
統合を機に複合機などを手掛ける情報機器事業でSCM改革に着手した。これを段階的に発展・進化させていくことでS&OPにたどり着いた。その実行部隊となる「SCMセンター」は在庫の最適化を担う組織から企業変革の中枢組織へと役割を広げている。
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日本アルコン──米国本社の指令受け「S&OP会議」稼働
主力のコンタクトレンズやレンズケア製品で欠品や過剰在庫が多発していた。危機感を抱いた米国本社からS&OP導入の指令が下った。それに呼応して日本法人では事業本部のトップらによる会議体を設け、上層部が商品調達・在庫計画にコミットして需要予測の精度を高める体制を確立した。欠品をほぼゼロにして、在庫もかつての3分の2程度まで圧縮するなど目覚ましい成果を挙げている。
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ニチバン──手探りの生産改革がS&OPに進化した
物流スタッフ部門が主導して生産改革を軸とするサプライチェーンの刷新に乗り出した。門外漢が工場のオペレーションに入り込み、効率的な生産の在り方をゼロベースで検討した。壁に突き当たるたびにSCMの手法を活用し、試行錯誤を繰り返すことで現場を巻き込んでいった。気付けばその取り組みはS&OPに到達していた。
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【第3部】世界との差はどれだけか
日系製造業への適応性を検証する
──米国先進事例調査から
野村総合研究所 岡崎啓一 グローバル製造業コンサルティング部 グループマネージャー
野村総合研究所は昨年約半年をかけて、日系製造業に対するS&OPの適応性を検証するため、事例調査を含めた研究活動を行った。米国企業の取り組み実態と日本企業の経営管理プロセスの特質から考察されるS&OPの導入意義と課題について解説する。
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ロックウール・インターナショナル
拠点ごとにボトムアップ型で改革推進
KPIと在庫水準の大幅な改善を実現
コペンハーゲンに本社を置く大手断熱材メーカーのロックウールは、リーマンショック後の業績悪化を機に、S&OPの導入に踏み切った。販売、財務、業務の計画を一つに統合して、業務プロセスを標準化した。本社スタッフとして同プロジェクトを推進してきたマーチン・バーグ氏が、その取り組みを語る。
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【第4部】システムベンダーは指摘する |
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キナクシス──高速シミュレーションが経営を変える
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スティールウェッジ──日系メーカーの導入は欧州から始まった
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ザイオネックス──週次SCM会議がサムスンの成長エンジン
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SAPジャパン──日本市場への浸透は時間がかかる
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KeyPerson
「日本は再び海外から学ぶ時が来た」
米JDAソフトウェア ラザット・ガウラヴ 上級副社長
日本はかつてSCMの「先生」だった。世界中の企業が、かんばん方式やカイゼンを学んだ。しかし、イノベーションを起こすのは常に「生徒」だ。日本のノウハウを吸収した海外企業はその高度化に取り組み、SCMをS&OPへと進化させた。日本は再び生徒の立場に戻って海外に学ぶ時が来た。
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仏ルノー〈欧米SCM会議32〉
新興国で補修部品のロジスティクス強化
アフターサービスでの顧客満足度向上図る
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大和ハウス工業〈調達物流〉
住宅事業で工場経由の調達物流を見直し
外部拠点の活用と直送化で10億円削減へ
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ニヤクコーポレーション〈情報システム〉
倉庫やトラック配送業務の管理を統合
バルク輸送からの事業領域拡大に対応
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物流企業の値段《第91回》
舩江輝 シティグループ証券 バイスプレジデント
日本航空
羽田発着枠傾斜配分は広範囲に影響へ
短中期では利益創出力低下が懸念材料
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海外トレンド報告【News】
《欧米編》UPSの2013年10〜12月期は荷物増で黒字に
《中国編》鉄道総公司の投資額が2014年は10兆円超に
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第143回》〜温故知新偏 第24回〜
花王の「流通近代化五カ年計画」
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奥村宏の判断学《第142回》
みずほ銀行の悲劇
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佐高信のメディア批評
堤清二元セゾングループ代表が86歳で逝去
文化人経営者の“知られざるもう一つの顔”
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3PL再入門《第8回》
継続的な改善の実現
梶田ひかる
トランコム ロジスティクスソリューションアドバイザー
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事例で学ぶ現場改善《第132回》
金属品メーカーのソフトランディングな改革
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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物流指標を読む《第63回》
1〜3月期にピーク迎える駆け込み需要
日通総合研究所 佐藤信洋
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物流行政を斬る《最終回》
日本の目指すべきは「物流立国」
実現へ省庁連携による効率化や
物流関連教育の充実を進めよ
産業能率大学 経営学部 准教授 寺嶋正尚
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物流不動産Biz 日記《最終回》
今あるチャンスを逃すな
大谷巌一 イーソーコドットコム 会長
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The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
サプライチェーンセキュリティー
マネジメントに関わる標準規格
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CLIP BOARD
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●ジョーンズラングラサールが物流分野への対応強化/コンサル会社買収し施設不動産専門チームも立ち上げ
●三井不動産とGLPの共同開発案件が完成/物流施設は2014年も建設ラッシュ |
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●昨年のトラック運送業者倒産は292件/荷動き活発で足元は減少傾向
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
●賃貸物流施設マーケット動向 シービーアールイー
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主要記事索引
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編集後記 |
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広告索引 |