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2014年6月号 |
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特集物流共同化 |
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【第1部】キヤノン&エプソンの取り組みに学ぶ
2009年にスタートしたキヤノンとエプソンの国内販売物流の共同化が対象エリアと領域を拡大させている。2012年にはコニカミノルタも参画。ライバルメーカー同士の共同化から業界プラットフォームへの進化が始まった。その取り組みに共同物流の方法論を学ぶ。
Part1では両社の物流部長がライバル企業との5年余りにわたるコラボレーションを振り返る。Part2、Part3ではプロジェクトのコーディネーター役を務める日通総合研究所のコンサルタントが運営のポイントを解説する。
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Part1 ライバル企業とのパートナーシップ
Part2 なぜ活動が継続しているのか
日通総合研究所 経営コンサルティング部 井上浩志 シニアコンサルタント
Part3 取り組みを発展させる仕組み
日通総合研究所 経営コンサルティング部 片山徳宏 コンサルタント
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【第2部】業界プラットフォームの構築
パソコン 日通NECロジスティクス
──NECとレノボの国内物流網を統合
NECレノボ・ジャパングループの発足に伴い両PCメーカーの国内物流網を統合した。納品先の最寄りの拠点で品ぞろえしてセット納品する機能を持つ全国配送網を生かして共同配送を実現し、個人顧客向けコールセンターの運営や再生品化業務にもチャレンジした。ICT業界のプラットフォーム構築を狙う。
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化粧品 コスメ物流フォーラム21
──地方から着手して消費地にエリア拡大
化粧品メーカー6社の主導による物流共同化プロジェクトを1997年から運営している。各社の物流部門担当者が参加する会議体を組織。定期的に会合を重ねながら、実現可能性の高いエリアから共同配送を実施に移してきた。地方展開を済ませて2013年には中部地区をカバー。残る関東と関西も今年度から本格的に検討を開始する。
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日用雑貨品 プラネット物流
──消費増税の駆け込み需要を乗り切る
今年3月の消費増税による駆け込み需要期には、前年同期よりも物量が3割増加した。これを近年進めてきた配送車両の大型化と協力運送会社とのパートナーシップによって乗り切った。「共存共栄の原則」「エゴ排除の原則」「公平の原則」を組織運営のベースに置いてきたことが効果を発揮した。
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医薬品 コラボクリエイト
──調達から販売までの一貫共配網構築
医薬品物流に特化した事業展開で業績を伸ばしている。上流の原料輸送から下流の販売物流に至るワンストップ型の共同物流プラットフォームを運用。医薬品メーカーに最適な輸送モードの提案を行うことで、医薬品物流の効率化を支援している。
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加工食品 ロジパートナーズ
──菓子共配に続きペットフードを開始
中小の菓子メーカーを対象とした共同配送事業を2009年に開始。メーカー16社の参加を得て、サービスを軌道に乗せた。これに続いて安定した需要が見込めるペット関連市場に着目。今年4月からペットフードの共配をスタートさせた。専用センターの立ち上げも検討している。
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化学品 東洋紡&住友化学
──鉄道コンテナを利用したスキーム構築
鉄道コンテナを利用した共同物流を運用している。住友化学が東洋紡に原料の樹脂を納品、その帰りに東洋紡はフィルム製品をコンテナに積み込み、埼玉の物流拠点へ輸送している。トラックで運んでいたフィルムの3割超程度を鉄道に代替し、CO2削減に効果を上げている。両社間で新ルートの共同物流の検討も始めた。
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【第3部】物流シェアードサービスの新展開
アサヒグループ
──ビールと飲料の共同化からその先へ
ビールの国内需要が縮小していくことを見込んで、2007年から飲料をビールの物流インフラに乗せる格好でグループ内の共同化を進めてきた。設備稼働率の改善に加え、波動の異なる商品を取り扱うことで平準化でも成果を挙げた。しかし今後は飲料の物量増大が予測される。共同化の取り組みも次のステージに進む。
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ユニーグループ・ホールディングス
──量販店とコンビニの物流統合で新拠点
量販店とコンビニで業態別に分かれていた物流の統合を進めている。そのために昨年「マザーセンター」を立ち上げて、PB商品の荷受けを1カ所に集約した。これを足掛かりに、物流の効率化のみならずPB商品の計画生産にもつなげていく考えだ。
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KeyPerson
《座談会》日本型サプライチェーンの行方
平和堂 夏原平和 社長
加藤産業 加藤和弥 社長
大塚倉庫 大塚太郎 社長
流通業の寡占化とメーカーの上位集中が極端に進んだ欧米では、巨大小売業と大手メーカーとの直接取引をベースとするSCMが普及している。しかし日本市場は卸売業を介した取引が今後も続く。その最適化はどうすれば実現できるのか。製配販のリーダーたちが議論した。
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ラクーン〈ビジネスモデル〉
ネット卸の先駆けとして流通革命を先導
決済サービスも提供し年商100億円達成
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独シーメンス ヘルスケア〈欧米SCM会議35〉
大型医療機器とソフトウエアのSCM
アウトソーシングを徹底して本業特化
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独自ビジネスモデルが市場から高評価
3事業のシナジーが今後の成長の鍵に
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海外トレンド報告【News】
《欧米編》ハパックロイドとCSAVが事業統合し海運世界4位に
《中国編》業界団体が都市部のコンビニ飽和度は低いと分析
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【短期集中連載】中国鉄道コンテナ輸送 Part2《第3回》
渝新欧(重慶)物流有限公司
──Yu Xin Ou(Chongqing)Logistics Co.,Ltd.
小島末夫 国士舘大 教授
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第146回》〜温故知新偏 第27回〜
「物流年表」を作ってみた
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奥村宏の判断学《第145回》
新自由主義は成功したのか?
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佐高信のメディア批評
批判した記者を応接間で歓待した田中角栄
最近の政治家たちが見習うべき見識と度量
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事例で学ぶ現場改善《第135回》
イベント資材レンタル業K社の拠点集約
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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3PL再入門《第11回》
拡張する3PLの業務領域
梶田ひかる
トランコム ロジスティクスソリューションアドバイザー
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東工大キャリアアップMOT
サプライチェーン戦略スクール報告
《第3回》制約条件の理論に基づくSCM改革
藤野直明 野村総合研究所 主席コンサルタント
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物流指標を読む《第66回》
消費増税が荷動きに及ぼす影響やいかに
日通総合研究所 佐藤信洋
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The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
SOLE日本支部2014年度
「維持管理研究会」を発足
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CLIP BOARD
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●日本通運が日系初の「ハラル物流」提供へ/マレーシア政府から今夏にも認証取得目指す
●物流の全体像をつかむための図表が満載/イー・ロジットの角井代表が監修し基礎から解説 |
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●日本SCM協会が発足後初の研究会を開催/店頭ロジスティクスなどリテール部門の調査報告
●ヤマト運輸がクール便で新型車両を導入/保冷スペースの積載容量が最大約4倍に |
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●売上高物流費比率は4・77%で小幅上昇/JILSの13年度物流コスト調査結果
●公共CREがロジスティクスセミナー/物流・荷主企業などの多彩な顔ぶれが講師務める |
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●物流不動産ビジネスは究極の3PL/イーソーコ・大谷会長が著書で提言
●ヤフーとブックオフが業務・資本提携/実店舗で買い取りネット競売に、大型物流拠点も整備へ |
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●乾汽船とイヌイ倉庫が10月合併へ/海運、倉庫業連携し国際輸送の需要獲得狙う
●ダノンジャパンが群馬・館林に物流拠点集約/全国配送拠点への出荷業務などカバー |
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●ニチレイロジが海外事業拡大を加速/タイで輸配送事業開始、冷蔵倉庫も新設へ
●フォワーディングは15年度に1400億円へ/日立物流が海外事業強化を明言 |
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
●賃貸物流施設マーケット動向 シービーアールイー
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主要記事索引
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編集後記 |
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広告索引 |