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2017年01月号 |
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Cover Story |
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特集 物流ITツール |
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【解説】物流の見える化から利益の最大化へ
フルフィルメントが新たな競争条件に浮上している。あらゆる制約を考慮した上でサプライチェーン上にある全ての在庫の中から最適なものを選んで注文を引き当て、利益を最大化することが可能になった。物流の見える化からフルフィルメントの最適化へ、競争軸がシフトした。物流部門や3PLの役割も大きく変わっていく。
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【寄稿】物流ロボットマーケットの最新動向
米シリコンバレー「RoboBusiness2016」報告
米イノベーション・マトリックス 大永英明 CEO
物流ロボット市場の中心地、米シリコンバレーで最も重要な年次イベントが「RoboBusiness」だ。ベンチャー起業家や開発研究者、先進ユーザー、投資家ら、世界中から集まったロボット業界のキーパーソンたちが活発なネットワーキングを行い、新たなビジネスが次々に生まれていく。2016年大会の様子を現地から報告する。
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【ケーススタディー】
スマートフォン活用
日通総合研究所
──庫内作業のブラックボックス化を解消
庫内作業の計測と入力に手間が掛かっていた。データの精度も低かった。スマートフォンを使って作業の生産性を正確かつ簡便に計測できる仕組みを開発した。3PL案件の収支改善を目的としたツールだが、業務委託している現場のブラックボックス化を解消したい荷主や物流子会社にも利用が広がっている。
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キヤノンITソリューションズ
──中国で安全・確実な製品輸送を実現
破竹の勢いで伸び続けるスマートフォンの利便性に早くから着目し、中国で着荷確認や模倣品の混入排除など、製品を安全かつ確実に届けるためのトレーサビリティー強化システムに活用。トラブルを回避して顧客企業のブランド価値毀損を防ぎ、グローバル競争に耐え得るビジネス展開を支援していく構えだ。
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川崎陸送
──積み降ろし時間予約で待機削減
物流センターにおけるトラック待機時間削減のため、積み降ろし時間をドライバーが予約できる仕組みを京都と埼玉の拠点に導入した。これにより最大待機時間、平均待機時間ともに半減を果たした。2017年からはドライバーがスマートフォンで予約可能な新システムを稼働させる。
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清水建設
──除染土壌の運搬車両を追跡管理
東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴い、福島県内の放射性物質除染作業で取り除かれた表土などを中間貯蔵施設に輸送する大役を担っている。管理システムの一環として運搬車両にスマートフォンを搭載し、GPS機能を駆使して現在地をリアルタイムで把握。事前の設定ルートから外れないよう細心の注意を払う。
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【リポート】
人工知能(AI)
──日の丸物流ロボットの実力
産業機械メーカーによる物流現場の自動化・省人化を主眼とした人工知能(AI)搭載製品の開発が本格化している。センサーで目的地や最適なルートを認識・計測できる自律走行タイプの搬送ロボットが市場投入されたほか、フォークリフト最大手の豊田自動織機は産業技術総合研究所と連携研究室を設置。物流分野でもAI活用の機運が高まっている。
豊田自動織機と産総研──AI物流システム開発で連携
オムロン──人と機械が協働できる現場づくり標榜
日立製作所──固定型ロボットに“足”を提供
ダイヘン──重量物や積み降ろし作業にも対応
三菱総合研究所──自動運転がトラック運転手を3割代替
【インタビュー】
「難解なばらピッキングを完全自動化へ」
産業技術総合研究所 河井良浩
情報・人間工学領域 知能システム研究部門
副研究部門長(兼)マニピュレーション研究グループ長
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RFID
──投資回収が可能なレベルに運用成熟
タグの非接触一括読み取りを実現するRFID技術の物流分野での活用が本格化している。保管貨物にタグを装着して運用することで入出荷検品や棚卸しなどといった庫内オペレーションを効率化。生産性向上や省人化につなげている。物流容器にタグを組み込み個体管理に活用する事例も出てきた。物流でのRFID利用は実用段階に入った。
富士物流──複数の導入現場で生産性向上を実現
日本パレットレンタル──レンタルパレットの個体管理に活用
ユーピーアール──電池寿命10年のアクティブタグを採用
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スマートグラス
──ハンズフリー「プラスα」の価値競う
ハンズフリーで作業の自由度を高めるスマートグラスは、人手不足に悩む物流などの現場を支えるデバイスとして本格的な普及への期待が高まっている。作業効率の向上にとどまらず、貴重な技術やノウハウの伝承を支えるツールとしても活用が見込まれている。
コニカミノルタ──超軽量デバイスをIoTの足掛かりに
NTTデータ──現場作業を遠隔でモニタリング
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Key Person |
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「IoTがサプライチェーンを塗り替える」
独SAP ハンス・タルバウアー
拡張サプライチェーン担当ゼネラルマネジャー
製造業は製品販売からサービスに軸足を移していく。その結果として、保全管理が製造業のビジネスモデルの中核に据わる。3Dプリンターは完成品在庫を不要にする。モノの流れが変わる。さらにはシェアードサービスが物流業界をのみ込んでいく。デジタル化がサプライチェーンを塗り替える。
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Case Studies |
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ウエルシア薬局〈物流改革〉
通過型拠点を在庫型に改修しBCP強化
3PLパートナーを分散し競争原理導入
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プラネット・テーブル〈中間流通〉
農産物生産者とレストランをマッチング
独自の物流・情報インフラで流通最適化
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サプライチェーン解剖《第12回》
上野善信 金沢工業大虎ノ門大学院MBAプログラム 教授
ニトリ
──“製造物流小売業”のメカニズム
ニトリが強いのは、サプライチェーンの全機能を自社運営しているからだといわれている。しかし本来、インソーシングはアウトソーシングよりもコスト面では不利であるはずだ。専業者以上のコスト競争力や顧客価値を同社はどのようにして実現しているのだろうか。
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Columns |
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物流企業の値段《第119回》
柴田光浩 大和証券 アナリスト
ハマキョウレックス
3PLの競争優位性は今後も保持
成長加速へ向けて投資とM&Aに注目
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海外トレンド報告【News】
《欧米&アジア編》マースクが独ハンブルク・スード買収
《中国編》中国の2015年IoT産業規模は12兆円に
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NEWS ROOM
アマゾンが1時間配送を東京23区全体に拡大
/食品大手4社が物流事業で合弁へ
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第176回》〜温故知新編 第57回〜
SCMブームの盛衰を振り返る
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奥村宏の判断学《第176回》
アメリカ覇権の時代は終わった
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佐高信のメディア批評
公明党のカジノ法案「自主投票」報道
実態は主体性なき丸投げ・放任投票
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物流指標を読む《第97回》
トラック・倉庫の料金が下がらない理由
日通総合研究所 佐藤信洋
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事例で学ぶ現場改善《第165回》
水産卸H社の商物分離プロジェクト
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
エンジニアリングエコノミクス序説
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Information |
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CLIP BOARD
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●CPDが独自の物流施設開発を推進
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●オークファングループのSynaBizが余剰在庫流動化を支援
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●キヤノンITSが物流・SCM効率化支援システムの刷新版を相次ぎ市場投入
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●関西大がトラックなどの安全確保でシンポジウム
/JUIDAイベントで関係省庁担当者がドローンの安全確保ルール整備推進を表明
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●きくや美粧堂が自社現場の「物流女子」活躍促進策を展開
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●CBREがミレニアル世代対象の調査結果公表
/ニチレイグループ主要4社が年末社長会見
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
●〜物流施設の賃貸マーケットに関する調査〜
関西圏の新規供給・需要が過去最大を更新
一五不動産情報サービス
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主要記事索引
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編集後記 |
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