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2017年11月号 |
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Cover Story |
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特集 倉庫が変わる
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【解説】
AIロボットが物流現場にやってきた
人工知能(AI)を搭載した物流ロボットの普及が本格的に始まった。保管棚を下から持ち上げて運ぶ低床式搬送車、人間と同じエリアで作業する共存型、クレーン不要の自動倉庫型とバリエーションも広がっている。そのパフォーマンスはAIの賢さで決まる。物流の競争軸が大きく変わる。
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【第1部】
先進物流センター:ケーススタディー
ドーム
──世界基準の拠点を立ち上げ内製化
福島県いわき市に約100億円を投じて自社センターを開設して3PLに委託していた物流業務を内製化した。地元の高校新卒者を大量に採用、自分たちで24時間・365日センターを回すことで、物流を強みにする考えだ。スループットの最大化を物流管理の目標としている。
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ゲオホールディングス
──中古携帯の多様な調達を最適化する新拠点
店舗で買い取った中古商品の店頭在庫を全店規模で最適化するため、通過型の物流センターを軸に各店へと再配分する商品循環型物流の仕組みを運用している。主力である中古ゲームや映像ソフトといった商品群に加え、近年は携帯電話を中心とした中古モバイル端末の取り扱いが急速に拡大。新しい買取販売ルートである法人関連やECに対応する中核物流センターを新設した。
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トラスコ中山
──50万アイテム目指して自動化推進
EC事業者らのシビアな要求に応えるため、各センターの在庫数を50万アイテムに拡充する計画を推進。最大級の「プラネット大阪」は大量の商品梱包を先端機器で効率的に処理、1日当たりの出荷量3割増といった成果を挙げている。省力化に伴い手薄だった工程へ人員を再配置し、雇用維持にも目を配る。
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オークファングループ
──買い取り品の価値をセンターで自動判定
余剰在庫や返品といった“訳あり品”を買い取り、自社の通販サイトなどで転売、インターネット通販事業者らのキャッシュフロー改善を支えるサービスを展開している。物流センターに日々大量に届く多種多様な商品の価値を自動判定し、的確に仕分けする独自システムを運用。業務効率化を果たしている。
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シーオス
──協働型ロボットで「普通の倉庫」を省力化
自社の物流センターを活用し、自動運転技術を駆使した庫内向けの自走式搬送ロボット開発を進めている。人間の仕事を丸ごと代替するのではなく、人間と連携してピッキング作業の効率化を図る「協働型」なのが特徴だ。初期投資を徹底的に抑え、国内に多数存在する「普通の倉庫」の省力化に貢献したい考えだ。
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アッカ・インターナショナル
──中国製ロボットでピッキング効率を4倍に
中国のアリババグループなどが運用している低床無人搬送車タイプのAI物流ロボットを自社運営するEC物流拠点に採用した。ロボットが保管区内に配置された移動式ラックを持ち上げ、庫内スタッフがいる作業区画まで自動搬送する。導入によってピッキング作業の効率は4倍、棚入れ効率は2倍以上に向上した。
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【第2部】
コンビニ配送センターのAI活用を考える
サプライチェーン解剖 特別編
上野善信 金沢工業大虎ノ門大学院MBAプログラム 教授
これまで物流業務の自動化はハードルが高かった。生産ラインの業務と比べて再現性が低く、柔軟な対応を求められるからだ。しかし、AI(人工知能)を利用すれば突破口を開くことができるかもしれない。今回はAIの特性を整理すると同時に、コンビニの配送センターを例に取り、物流領域におけるAI活用の論点も整理しよう。
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【第3部】
シリコンバレー「ロボビジネス2017」報告
米イノベーション・マトリックス 大永英明 CEO
物流やサービスを対象とする非製造ロボットの世界最大の年次イベント「RoboBusiness」が今年も9月末に米シリコンバレーで開催された。予想以上のスピードで進化する人工知能(AI)とロボットの融合が今回のテーマだ。先進企業は「インテリジェントオートメーション」に向けて本格的に動き始めている。
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Key Person |
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「センターの設計思想が大きく変わる」
フレームワークス 秋葉淳一 社長
物流の完全自動化がいよいよ視野に入ってきた。庫内作業員をマテハン機器やロボットに置き換えるという従来の設計思想はいずれ壁に突き当たる。自動化されたオペレーションを前提に、足りない所を人間が補うという発想に立つことで、全く新しい物流センターを造り出す。
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Case Studies |
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クボタ〈改善活動〉
「グローバルSCMプロジェクト」発足
総リードタイム短縮し在庫半減を目指す
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日本アクセス〈低温物流〉
チルド品の全国幹線輸送網を整備
地産地消型日配品の広域流通支援
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Columns |
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海外トレンド報告
《欧米&アジア編》パナルピナが相次ぐ買収で生鮮品物流強化
《中国編》汪副首相が「一帯一路」区域の運輸効率向上を表明
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NEWS ROOM
トヨタグループが宅配大手2社と相次ぎ連携
森ビルとZMPがロボットで書類など配達実験
リポート みずほ銀行、JLL、KPMGコンサルティング
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第186回》〜温故知新編 第67回〜
経団連の「商慣行是正宣言」を読む
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佐高信のメディア批評
日銀と財務省が招く日本国債の崩壊
危機感すらない国民とメディアたち
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物流指標を読む《第107回》
8月の長雨が『荷動き指数』下押し
日通総合研究所 佐藤信洋
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事例で学ぶ現場改善《第174回》
外食チェーンH社の供給網再構築
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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The International Society of Logistics
国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
信頼性重視保全による「スマート保安」の確保
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Information |
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CLIP BOARD
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●きくや美粧堂が東京・平和島の新センター公開
●2017年基準地価も物流施設の影響大
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●UBS証券が2017年度の物流機器出荷額は5千億円と予想
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●「フードディストリビューション」初開催
●東電物流が新戦略で売上高2.4倍目標
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●国交省がドライバー負荷軽減事例を公表へ
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●東京海上日動が貨物保険契約者向けサービス拡充
●プロロジスのモガダムCEOが来日会見
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●政府の「過労死等防止対策白書」がドライバーの待ち時間要因指摘
●改正関税法などが10月8日施行
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
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主要記事索引
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編集後記 |
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広告索引 |