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2021年9月号 |
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Cover Story |
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特集 3PL白書 2021
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【解説】
業績は二極化、EC物流へのシフト加速
3PL市場が変調を来たしている。巣ごもり需要とECの伸張で川下物流が活況を呈する一方、メーカー向けは依然として先行きが見えない。主要荷主の物量減少で設備の稼働率が低下、赤字に転落する3PLが出てきている。業種によって業績が二極化する「K字経済」が市場を襲っている。環境の変化がスピードを増している。
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3PL市場規模 トラック運賃単価 庫内作業員の人件費単価
2020年度3PL売上高ランキング
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収益性 半数が営業利益率3%未満、2割は赤字転落
増収率/営業利益率/収益性傾向
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M&A 物流子会社、国内運送・倉庫の買収を計画
M&A計画/M&A対象の割合
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自動化・省人化 台車型・追従式AGV、バース予約の導入拡大
物流センターの自動化・省人化投資の実態
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海外展開 中国、タイに続きベトナムが海外事業の中核に
海外進出状況・計画
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ビジネスモデル 運送需給の反転で自社輸送比率の上昇は鈍化
アセット保有比率と今後の見通し
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【Interview】
日立物流 中谷康夫 社長
──採算重視から売り上げ拡大に再び舵を切る
先行投資を続けてきた自動化設備が収穫期を迎えている。3PL市場はマテハン設備の稼働率を競う時代に入った。前経営陣から託された買収後の統合もやり遂げた。収益性重視の経営から、売り上げ拡大に再び舵を切る。自社開発の「WCS(倉庫制御システム)」がその武器になる。
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【Interview】
ニッコンホールディングス 黒岩正勝 社長
──路線便に代わる混載輸送ネットワークを構築
既存の路線便に代わる新たな混載輸送サービスを開始した。長尺モノや重量物、中ロット貨物をドア・ツー・ドアで全国配送する。そのネットワークを使ってECのラストワンマイルにも対応する。メーカーの調達物流では、環境対策に起因するモノの流れの変化にビジネスチャンスを見出している。
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【Interview】
佐川グローバルロジスティクス 山本将典 社長
──宅配事業と3PL事業がシナジーを生み出す
グループ横断プロジェクトチーム「GOAL」の活動を通じて、全国約3万人の宅配便ドライバーとお客さまとのコミュニケーションから、有効な営業情報を吸い上げソリューションを提案する仕組みを築き上げた。宅配便事業と3PL事業がシナジーを生み出している。
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【Topic】
丸和運輸機関 和佐見 勝 社長 × ANA Cargo 外山俊明 社長
「空陸連携」で小売業特化型3PLを強化する
丸和運輸機関とANA Cargoは8月、包括的業務提携を締結し、陸送と空輸のネットワーク連携を本格化させた。狙いの一つは丸和が得意とする小売業特化型3PLの強化だ。その第1弾として北海道の新鮮なトウモロコシを収穫直後に関東や関西のスーパー店舗で販売できるよう空輸するサービス「鮮度直」を実現した。両社トップに話を聞いた。
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【海外論文】
グローバル3PL市場調査2021
“2021 THIRD-PARTY LOGISTICS STUDY The State of Logistics Outsourcing Results and Findings of the 25th Annual Study”
米ペンシルベニア州立大 ジョン・ラングレー教授ほか
第25回となる今回の調査によると、新型コロナによる供給能力や労働力の不足は3PLよりも荷主の方が顕著に現れている。3PLは顧客の需要変動に対応してきた経験という強みをもっているためであろう。その一方、荷主の約3分の1が、コロナ禍で3PLのサービス内容の変更・途絶を経験したと回答している。
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【Data】
国内有力3PL企業プロファイル
主要47社の最新事業概要と業務領域
日立物流/センコーグループホールディングス/SGホールディングス/日本通運/郵船ロジスティクス/日本アクセス/ヤマトホールディングス/近鉄エクスプレス/キユーソー流通システム/SBSホールディングス/C&Fロジホールディングス/ニチレイロジグループ本社/山九/ニッコンホールディングス/ハマキョウレックス/日通・NPロジスティクス/丸和運輸機関/トランコム/三井物産グローバルロジスティクス/セイノーホールディングス/大和物流/鈴与/丸全昭和運輸/アサヒロジ/トナミ運輸/丸紅ロジスティクス/伊藤忠ロジスティクス/三菱商事ロジスティクス/アサヒロジスティクス/日通NECロジスティクス/NTTロジスコ/日本ロジテム/住商グローバル・ロジスティクス/富士ロジテックホールディングス/ダイワコーポレーション/商船三井ロジスティクス/プラス ロジスティクス/日本トランスシティ/第一貨物/丸協運輸/新開トランスポートシステムズ/キムラユニティー/三菱ケミカル物流/キリングループロジスティクス/遠州トラック/名港海運/東海運
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Key Person |
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「商用CASEで物流の課題を解決する」
日野自動車 小木曽 聡 社長
物流の持続可能性に対する強い危機感がライバルのいすゞ自動車も参加する“商用車連合”を実現させた。CASE技術を活用して輸配送の効率化や脱炭素化を実現し、物流の課題解決に力を注ぐ。来夏には初の本格的なEVトラックの発売を予定している。ラストワンマイルの脱炭素化を後押しする。
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Case Studies |
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AGC〈DX〉
IoTシステムでガラス用パレットの紛失防止
費用対効果を超える「探索型」の改善を推進
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Columns |
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物流企業の値段《第164回》
姫野良太 JPモルガン証券 エグゼクティブディレクター
山九
一時的に悪化した業績は急速に回復
23年3月期は過去最高益の可能性
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海外論文
米バイデン政権のサプライチェーン強化戦略
“Building Resilient Supply Chains, Revitalizing American Manufacturing, and Fostering Broad-based Growth 100-Day Reviews under Executive Order 14017”
ホワイトハウスは6月8日、米バイデン政権のサプライチェーン政策の方向性を示す重要な報告書「レジリエントサプライチェーンの構築、アメリカ製造業の復活、広範囲の成長促進 『大統領令14017』100日間レビュー」を発表した。同文書は去る2月24日に半導体をはじめとする重要部材のサプライチェーンを100日以内に見直すことを、商務省・エネルギー省・国防総省・保健福祉省の各長官に命じた「大統領令14017」に対する回答という位置付けである。
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ビジキャリ ロジスティクス管理2級 対策講座《第30回》
購買・発注処理システム(製造業)
講師 梶田 ひかる
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事例に学ぶ物流会社のM&A《第5回》
卸売業が倉庫業を買収して物流内製化
収益性を改善して物流事業に領域拡大
ストライク 金山 奈穂美 アドバイザー
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シーオスのDXカッティングエッジ《第6回》
物流DX人材のキャリアから時代を読む 《後編》
シーオス 松島 聡 代表 × ヤマト運輸 恵谷 洋 常務執行役員
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海外トレンド報告
《欧米&アジア編》ウーバーフレイトが米物流サービス事業者を約2400億円で買収
《中国編》DiDiが時価総額7.5兆円でNY上場
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第232回》〜温故知新編 第113回〜
賢い荷主は自ら物流を変えていく
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物流指標を読む《第151回》
在庫調整局面から在庫積み増し局面へ
日通総合研究所 佐藤信洋
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事例で学ぶ現場改善《第210回》
物流子会社N社の多層階センターの改善
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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佐高信のメディア批評
吉村昭「あの戦争に負けて良かった」
反戦発言への批判をメディアは煽る
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国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
ビジネスゲームの研究
──AI活用の道
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Information |
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CLIP BOARD
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●清水建設が埼玉・新座で大規模物流施設開発完了
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●プロロジス・山田社長が冷凍・冷蔵倉庫整備に意欲
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●東京建物が首都圏以外に物流施設開発拡大
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●エフピコが全国の物流拠点で機能強化推進
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
●デカルト・データマイン 海上コンテナ輸送量実績調査
賃貸物流施設マーケット動向(2021年第2四半期)
物流会社の拠点拡大が首都圏市場を牽引
シービーアールイー
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主要記事索引
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編集後記 |
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広告索引 |
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ロジビズ・オンライン ピックアップ(2021年7〜8月配信分より) |