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2022年7月号 |
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Cover Story |
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特集 ロボット物流
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第1部
5年間EVEを使い倒して分かったこと
Interview ギークプラス 加藤大和 CEO
日本で初めて棚搬送ロボットを本格的に実装したアッカ・インターナショナルを退任、ギークプラスのCEOに転じた。アッカの経験とノウハウを伝授するロボット教習所を開設、作業量に応じてロボットの利用料を支払う従量課金制サービス「LaaS」も開始した。ロボット導入のハードルを取り払い物流DXを支援する。
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第2部 SBSグループが仕掛けるIT × LT戦略
SBSホールディングス
「誰もやらないからわれわれが挑戦する」
Interview 鎌田正彦 社長
物流不動産の開発から自動化センターの運用、ラストワンマイルの宅配まで、ECに必要な全ての物流機能を提供するプラットフォームの構築を進めている。リスクは覚悟の上で投資を続けて収益モデルを確立する。その結果、物流業は装置産業化する。非連続的な成長が起きる。
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SBSリコーロジスティクス
バイパス・ループラインでオリコンを整流化
SBSリコーロジスティクスは「物流センター横浜金沢」を2021年に開設した。開発コンセプトは自動化、省人化、省スペース化。国内最大級のオートストア、GTP式ピッキングシステム、シャトルラックなどの自動化設備を導入した。バイパス・ループラインでオリコンを整流化することで多様な設備を連携させている。
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SBSロジコム
アナログとデジタルを組み合わせて効率化
SBSロジコムの「印西物流センター」は業種も規模もさまざまな荷主向けの3PL業務を運営する汎用拠点だ。複数荷主の業務を「統一ハンディ」で標準化、庫内スタッフの柔軟な配置転換を可能にしている。各工程には最新機器を導入、さらに現場からの改善要望に基づいてカスタマイズを行うことで、アナログとデジタルを組み合わせた効率化を進めている。
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第3部 日本市場の物流倉庫インテグレーション
ダイフク
ソリューションを構築するスピードを強みに
Interview 信田浩志 取締役 常務執行役員 イントラロジスティクス事業部門事業部門長
環境の変化を反映して、開発の着手から稼働までのリードタイムがますます重視されるようになっている。フルラインの製品を自社生産して、センターの立ち上げまで一貫して手掛ける自前主義がそこで強みを発揮している。大規模案件ほどその違いは明確に現れる。
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豊田自動織機
国内外の最適な製品を選択して組み上げる
Interview 若林紀雄 経営役員 トヨタL&Fカンパニー 事業企画部担当
自社製品の採用にはこだわらず、顧客の要件に合わせて最適な設備を選びトータルシステムに組み上げるというアプローチを採ってきた。欧米の有力インテグレーターを相次ぎ傘下に収めたことでソリューション志向が加速している。日本初となる設備の導入も続いている。
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APT
異色の非メーカー系倉庫インテグレーター
他社製の自動倉庫システムのリニューアルを手掛けるサードパーティーとして、システムの解析・開発ノウハウを磨いてきた。その蓄積を基盤に、複数メーカーの設備の“いいとこ取り”で自動化倉庫を構築する。中国メーカーとの連携にも乗り出し、日本市場向けにカスタマイズするラボを5月に開設した。
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第4部 ケーススタディ : 自動化施設の運営管理
MonotaRO
国内最大級のAGV800台で急成長支える
ECの急成長が続き、入出荷・保管能力の増強が常に課題となっている。今年4月に本格稼働を開始した兵庫県猪名川町の大型物流拠点では、日立製作所製AGVの「Racrew」を約400台投入、最終的には約800台まで増やす計画だ。物流の機械化・省力化がロングテール戦略を支えている。
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佐川グローバルロジスティクス
自社サイト荷主のフルフィルメントを超速化
次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」に2020年3月に開設したECプラットフォームの荷主数・物量が増え続けている。自動化拠点の管理ノウハウや運営スキルの蓄積も進んでいる。設備の稼働率も高まったことから、安定運用から効率化に管理の重点を移す。
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プラスオートメーション
多様なロボットの連携制御にスコープを拡大
約2千台・50拠点以上のロボット導入を実現した。今後は複数種類のロボットを現場で連携させて運用する「+Hub(プラスハブ)」の展開を本格化する。主力の仕分けロボットは可搬能力を大きく増強した新モデルの提供を開始。遠州トラックでは夜間の重量物仕分けに活用している。
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野村不動産
「オープンな協業」主導しイノベーション目指す
荷主や物流事業者、マテハンメーカーなどと連携して、物流現場の自動化・省力化を実現する取り組みをスタートした。千葉県習志野市の物流施設内に専用拠点も開設した。ロボットを実際に試して効果を検証、効果的な活用方法を考案するオープンイノベーションを目指す。
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eve autonomy
「Autoware」を活用して重量物を構内搬送
ヤマハ発動機の車体技術と、スタートアップのティアフォーの自動運転技術を組み合わせて重量物の構内搬送を自動化。既にヤマハ発動機の工場で運用を続け、外部へのサービス提供も行っている。物流事業者による導入の検討も始まっている。
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《海外論文》破壊的企業は倉庫の世界をどう変えるのか
“How Disruptive Start-Ups Change the World of Warehouse Logistics”
独ハンブルク応用科学大 Julia Feldt氏ほか
ピッキング作業に破壊的イノベーションをもたらす物流テクノロジーとして、Kiva Systems(現アマゾン・ロボティクス)の棚搬送型AGVとSwisslog「CarryPick」、そして自動倉庫型ピッキングシステム「AutoStore」の三つを取り上げ、それぞれの評価と比較を行った。
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Key Person |
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「自動化に投資する前にやることがある」
Nice Eze 松浦 学 社長
ネットスーパーをはじめEC事業の多くは構造的な赤字を抱えている。利益の出ないビジネスの物流自動化に投資をするのは、無意味な業務をデジタル化するのと変わらない。マーケティング、デジタル、ロジスティクスの三つをどう連携させるのか。グランドデザインを欠いたままでは経営戦略は機能しない。
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Case Studies |
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アルペン〈自動化〉
3Dロボット倉庫システムを日本初導入
棚搬送ロボットは4倍の216台に拡充
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Columns |
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シーオスのDXカッティングエッジ《第15回》
シェアリングで「格安宅配便」を実現する
対談《後編》 スマートニュース 日本コンシューマー事業責任者(前メルカリCBO兼CMO) 野辺一也 × シーオス 代表 松島 聡
メルカリから生み出される膨大なCtoCの荷物はBtoCほど急がない。物流リソースのオフピークに処理を引き当てることができる。しかも、メルカリの専用梱包資材によって荷物は「パケット化」されている。シェアリングエコノミーをベースにしたフィジカルインターネットが実現して「LCC宅配便」が誕生する。
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物流企業の値段《第173回》
甲斐 友美子 いちよし経済研究所 副主任研究員
丸和運輸機関
アグレッシブな中期経営計画を策定
組織体制の充実が成長加速の鍵に
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ビジキャリ ロジスティクス管理2級 対策講座《第40回》
輸出プロセス
講師 梶田 ひかる
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事例で学ぶ現場改善《第218回》
化学品メーカーM社の2024年問題対応
日本ロジファクトリー 青木正一 代表
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海外トレンド報告
《欧米&アジア編》独ウイングコプターがアフリカでドローン1万2千台投入へ
《中国編》中心部が物流センターの新型工場竣工
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第242回》〜温故知新編 第123回〜
ドライバー不足は物流の商慣行を変える
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物流指標を読む《第161回》
景気はすでにピークアウトか?
NX総合研究所 佐藤信洋
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国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
国際プロセス管理と企業革新
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佐高信のメディア批評
城山三郎「戦争で得たものは憲法だけ」
勢いづく「壊憲」論者は戦場を知らない
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Information |
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CLIP BOARD
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●DHLサプライチェーン ジレ日本・韓国クラスターCEOインタビュー
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●フェデックスエクスプレス・久保田日本代表インタビュー
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●佐川グローバルロジスティクスなどが「Xフロンティア」でロボット荷物搬送の実証実験
●ミシュランが「タイヤ個体管理のDX」で物流業界支援表明
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●楽天と西友、パナソニックホールディングスが日本初のロボットオンデマンド宅配
●三井倉庫ホールディングス・古賀社長が新中計説明会で成長への決意表明
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●日本パレット協会・加納会長が記者会見
●ヤマトホールディングス・長尾社長が記者会見
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●東京・葛西の街と共生する大型物流施設、アライプロバンスが12月着工へ
●日本GLPが関西の物流施設開発方針を発表
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
●デカルト・データマイン 海上コンテナ輸送量実績調査
〜物流施設の賃貸マーケットに関する調査〜
首都圏の空室率は2年9カ月ぶりに3%台へ
一五不動産情報サービス
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主要記事索引
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102 |
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編集後記 |
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103 |
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広告索引 |
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