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2022年11月号

    2022年11月号
     
      Cover Story
   


特集 物流の改善


 

 

 目の前の荷物に追われて作業に明け暮れていると物流コストは上昇していく。現場の人手不足もいっそう深刻になっていく。改善活動を日常業務に埋め込んで継続的に生産性を向上していくことで悪循環を断ち切れる。その方法論とそれを実践する企業の最新のケーススタディを報告する。


 

 

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【解説】

 

現場の自走化を促し人手不足を克服する方法

ロジスティクス・サポート&パートナーズ 吉原和彦 社長

 自動化・省人化はほとんどの会社にとって高嶺の花だ。それほど大きな投資をしなくても、現場のモチベーションを向上することで、人手不足は克服できる。生産性を「見せる化」すればそれだけで現場は自ら動き出す。さらに結果をフィードバックして承認することで、仕事のやりがいが生まれる。


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平準化を切り口にした改善の考え方・進め方

日本大学教授・物流エコノミスト 鈴木邦成

 物流の現場改善は、物量の波動を抑制する平準化と同時並行で進めるのが正解だ。曜日による極端な出荷量の変化や過度な月末への集中を容認したままでは、改善効果は限られる。生産管理における平準化手法を手本に、そのノウハウを物流に適用しよう。

 

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関通流「ダブルトランザクション」入門

関通 達城太貴 CS部 部長

 物流センターにおける在庫ロケーションの管理には、「固定ロケーション」「フリーロケーション」「ダブルトランザクション」の三つの手法がある。そのセンターで取り扱うアイテムの特性や物量に基づいて適切な手法を選択して運用することで、作業員の生産性とスペース効率を高めることができる。

 

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《海外論文》

フィジカルインターネットにおけるリーン方式

西カディス大 Vanessa Rodriguez Cornejo博士ほか

“Lean Thinking to Foster the Transition from Traditional Logistics to Physical Internet”

 フィジカルインターネットとリーン生産方式の関係性、そして両者を統合してロジスティクスネットワークに価値をもたらす可能性について考察する。サプライヤーから顧客にいたるモノと情報の流れを表す「バリュー・ストリーム・マップ(VSM)」と呼ばれるツールが二つの橋渡し役を果たす。

 

 

 

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【ケーススタディ】

 

CJPT

イオンとの協業をサプライチェーン全域に拡大

 CJPTとイオングループの協業が拡大している。南大阪のセンターでは、TPSとコネクティッド技術を活用して店舗配送の効率化を実現した。さらに今年9月には九州の全センターを対象に、メーカーからラストワンマイルまでサプライチェーン全域にスコープを広げた全体最適化に着手した。


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NX・NPロジスティクス

本社に専門組織を置き「物流版IE」を全社展開

 ユニットロード化でドライバーの作業負荷は減少したが、庫内作業の工数が増加した。そこで物流版IEを用いた改善に取り組んだ。本社の「神戸化推進室」が分析手法の指導や活動の定着を支援している。改善活動で大きな成果をあげた神戸営業所の取り組みを水平展開するために設立した組織で、全国の拠点の「神戸化」を牽引している。

 

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NTTロジスコ

“名人”の作業を動画で分析してノウハウ共有

 生産性の高い庫内スタッフの作業をビデオで撮影、現場のスタッフ全員で動画を分析してノウハウを共有した。現場の観察を通して作業環境の課題も見つかり対策を講じた。5カ月間の活動で25%以上の生産性向上が実現した。作業員間の生産性のバラツキも小さくなった。

 

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キユーソー流通システム

「効率分離」の考え方で少量多品種化に対応

 少量多品種化に伴う作業時間の増加が問題となっていた。作業効率と保管効率を分けて扱う「効率分離」と呼ぶ考え方に基づいて「ダブルトランザクション」を導入した。その在庫コントロールに必要なEIQ分析や補充指示などをシステム化した。他の拠点への横展開を本格化させている。

 

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本田技研工業

二輪車用の汎用輸送容器を開発して効率化

 二輪車用の新たなリターナブルケースを開発した。二輪車は車種によって荷姿が異なるため、輸送には専用の車両や治具が必要だった。積み下ろし作業には熟練スキルが要求され、異なる車種を混載することはできなかった。複数の車種に対応する汎用ケースをグローバルに導入して効率化を進める。

 

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CROOZ SHOPLIST

若手に社長並みの権限を与えて改革加速

 新入社員をはじめ若手でもアイデアと意欲があればプロジェクトの責任者に抜擢、社長並みの権限を与えている。物流にもその特徴がいかんなく発揮されている。基幹ECセンターの業務効率化プロジェクトでは、若手メンバーが主導してDPSを導入、生産性の30%向上を達成した。

 

        Key Person
 
4
 

「物流現場に入り込みデジタル化の道を拓く」

CJPT 中嶋裕樹 社長(兼トヨタ自動車 CVカンパニープレジデント/Mid-size Vehicleカンパニープレジデント)

 トヨタ自動車をはじめ商用車メーカーが共同出資するCJPTが、日本の物流の効率化に本腰を入れている。TPSのスペシャリストを現場に派遣、サプライチェーン上の「停滞」を特定してその発生原因を一つ一つ潰していく地道な改善活動を進めている。現場の信頼を得ることから、物流デジタル化をスタートした。

 

        Case Studies
 
44
 

ハピネット〈自動化〉

ボトルネックを特定してマテハン設備を選定

1億円余りの投資で既存EC拠点の能力増強


        Columns
 
48
 

《新連載》運送業専門行政書士の全国集団

トラサポ ダイアリー

行政書士が見た中小トラック運送のリアル

行政書士 鈴木隆広 トラサポ代表

 運送業専門行政書士の全国集団「トラサポ」の代表が、日々の業務を通して見聞きしたエピソードを紹介する。中小トラック運送業の社長たちの実像や経営の実態、現場のリアルな日常など、運送業を陰からサポートする立ち場にある行政書士の目には、荷主からは見えないものが映っている。

 

 
50
 

物流企業の値段
《第176回》

土谷康仁 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 シニアアナリスト

鴻池運輸

注力事業にメディカル分野を追加
構造改革効果と増収で最高益が視野

 

  52  

ビジキャリ ロジスティクス管理2級 対策講座《第44回》

グローバルロジスティクス情報システム

講師 梶田 ひかる

 

  58  
フィジカルインターネット通信《第4回》

ドイツで「スマートボックス」の導入進む

野村総合研究所 水谷禎志 エキスパートコンサルタント

  60
 
海外トレンド報告

《欧米&アジア編》Amazonがベルギーのメカトロニクス企業を買収
《中国編》中国が月面から持ち帰った標本に新種の鉱物を発見


  64
 
NEWS ROOM

上組とAZ−COM丸和ホールディングスが資本業務提携


  72  
湯浅和夫の物流コンサル道場

《第246回》〜温故知新編 第127回〜

「総合物流施策大綱(21〜25年度)」の進捗

 

  76  
物流指標を読む《第165回》

適正運賃収受のためにデフレ脱却が急務

NX総合研究所 佐藤信洋


  78  

国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告

SOLE基本教材「LEM」を読む

第4回 ロジスティクスエンジニアリングの適用

 

  81  
佐高信のメディア批評

メディアが生んだ統一教会「空白の30年」

安倍元首相の国葬容認がその闇を深める

 

        Information
 

 

 

CLIP BOARD

 
42
 

住友商事が倉庫業務のDX促進に注力

 

 
43
 

Shippio、デジタルフォワーダーの体制強化

 

 
57
 

不動産協会、物流施設関連で2022年度の政策要望決定

三井不動産、神奈川・海老名で「グリーンエネルギー倉庫」公開

 

 
59
 

大和ハウス工業が関西で物流施設を積極開発

ウェザーニューズ、物流業界など向け新気象情報サービスを発表

 

 
63
 

カケハシが医薬品配達などでセミナー

 

 
82
 

買い物かごを一度に450個投入できる洗浄機をダイフクプラスモアが発表

 

 
83
 

ライオンが「睡眠」の研究成果を活用し、危険運転防止サービス開始

 

 

 

 

DATA BANK

 
84
 

国土交通月例経済(国土交通省)

デカルト・データマイン 海上コンテナ輸送量実績調査

 

 

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主要記事索引

  92   編集後記
  93   広告索引
  93   ロジビズ・オンライン ピックアップ(9〜10月配信分より)

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