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2024年3月号 |
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Cover Story |
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特集 物流起業家 第2章
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【第1部】先頭集団が見据える物流産業の近未来
Mujin 滝野一征 CEO
「すべてはロボットをもっと普及させるため」
自らの判断で多品種をハンドリングする「知能ロボット」を1千台以上稼働させた。そのコントローラーに構内の全ての情報を集約して、デジタルツインを実現する。リアルタイムの完全な見える化と集中管理が可能になる。日本から生まれた自動化施設のオペレーションシステム(OS)で世界標準を獲得する。
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Hacobu 佐々木 太郎 社長 CEO
「キャズムを超え本格的な普及期を迎える」
バース予約システムがキラーコンテンツとなり、物流情報プラットフォーム「MOVO」の利用が大きく広がっている。今後2年以内に導入拠点数を現状の倍の3万まで伸ばして、国内にある倉庫の約2割をカバーすることを目指す。目標に掲げる「Data-Driven Logistics」の実現が近付いている。
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CBcloud 松本隆一 CEO
「汎用EC宅配という難事業にあえて挑む」
荷主と配送パートナーをマッチングする「PickGo」の拡大が止まらない。軽自動車によるBtoBのスポット輸送から一般貨物に手を広げ、昨年10月ついに宅配事業に本格的に乗り出した。複数のEC事業者から集めた荷物を自社センターで仕分け、混載で配達する。物流企業が主導する汎用ECラストワンマイルの構築に将来を賭ける。
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【第2部】倉庫
プラスオートメーション
主力の「t-Sort」を軸に導入実績を積み上げる
Gaussy
ロボティクス&シェアリングで倉庫を変革
Industry Alpha
ロボットと庫内の既存設備を丸ごと制御し連携
JDSC
「AI職長システム」でセンター長の負荷軽減
カミナシ
安全管理など現場業務のペーパーレス実現
MatrixFlow
貨物配置や庫内スタッフ行動をAIが最適化
RFルーカス
RFIDをレーダー探索して在庫位置を特定
LOZI
スマートバーコードで流通の全工程を可視化
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【第3部】輸送
Azoop
「中古トラック版メルカリ」から運送業DXに拡充
エニキャリ
ITと配送の両面からラストマイル市場に参入
アイ・ティ・イー
低コストのコールドチェーンで社会課題に挑む
Willbox
大型機械の海上輸出を24時間以内にマッチング
アイディア
海事プラットフォームで船舶管理をデジタル化
CargoLabo
航空貨物のマッチング・プラットフォームでDX
エアロネクスト
日本で鍛えたドローン物流で海外にも踏み出す
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【第4部】レポート:宇宙ロジスティクス
地球と月を結ぶ物流ビジネスの幕が開く
JAXAやタカラトミーなどが共同開発した月面探査ロボが1月20日、月面着陸と現地撮影に成功した。月面事業への参入企業が増える中、物流ビジネスも月へと広がり始めている。月面への貨物輸送を手掛けるispaceと、月面での物流市場創出に向けデータビジネスを手掛けるYspace、スタートアップ2社を通じて宇宙物流の潮流を追う。
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【第5部】現地レポート:中国市場の物流新創企業
ALSCO(優楽賽供応鏈管理)
レンタル式標準容器で自動車部品物流を変革
法政大学 李 瑞雪 教授
鉄製に比べて安価な樹脂製パレットボックスを開発、そのレンタル事業を通して自動車部品物流の効率化を進めている。社内にエンジニアリングチームを組織、容器を標準化すると同時に、顧客に合わせて内装・内材をカスタマイズすることで柔軟性を担保している。既に日本法人も設立した。
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金峰集団(GinFon Group)
安価かつ最速の仕分け機でマテハン市場を席巻
法政大学 李 瑞雪 教授
1時間当たり14万4千個を処理する世界最速の自動仕分け機をはじめ、中国の宅配ニーズに適応した高性能かつ安価なマテハン機器を次々に開発して急成長を遂げている。日本を含め海外にも進出した。問題解決指向の製品開発、インテグレーターモデル、技術リーダーシップ戦略の三つの視点からその独自性を解説する。
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福佑卡車(FOR-U Smart Freight)
女性起業家が仕掛けるAI輸送マッチング
流通経済研究所 李 雪 特任研究員
福佑卡車は中国で最初にトラック輸送のマッチングプラットフォームを立ち上げたスタートアップだ。中国には現在、数多くの輸送マッチングプラットフォームが乱立している。それでも福佑卡車はビッグデータとAIを駆使して、見積もりから決済までの一貫サービスを提供して、契約の履行を保証することで市場をリードしている。
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【第6部】海外論文
物流スタートアップにおけるアジャイル開発
“A Framework on the Use of Agile Methods in Logistics Startups”
英西スコットランド大学 Malena Zielskeほか
物流スタートアップにおけるアジャイル開発の活用実態を調査した。どの手法を用いてどんなメリットを得ているか、導入にあたり直面する課題は何かを明らかにした。従来型企業が物流スタートアップを理解して、自らもアジャイル手法を取り入れることに役立つだろう。
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Key Person |
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「イノベーションに必要な手段は全部持つ」
セイノーホールディングス 河合秀治 執行役員
スタートアップの支援や協業を業界に先駆けて進めてきた。アクセラレータープログラム、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)、M&Aなどの機能を一つの組織に集約、意思決定のスピードを上げている。同社が目指す「オープン・パブリック・プラットフォーム」の具体化がその目的だ。
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Case Studies |
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日本出版販売〈物流戦略〉
出版物減少の穴を埋めるため取扱品目を拡大
新拠点に汎用設備を導入して物流事業を強化
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JR東日本〈2024年問題〉
新幹線の客室使いBtoBの荷物輸送を本格化
トラックとの連携にも対応して需要を創造
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Columns |
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物流企業の値段《第189回》
姫野良太 JPモルガン証券 エグゼクティブディレクター
商船三井
コンテナ市況の沈静化後も株価は堅調
自動車やエネルギーは高水準な利益が継続
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【集中連載】ウクライナ侵攻後のユーラシア物流《第5回》
ロシア迂回ルートの選択肢とその実力
ロシアNIS貿易会 ロシアNIS経済研究所 齋藤大輔 部長
ロシア・ベラルーシを経由するシベリア鉄道の代替ルートとして、中央アジアを経由する国際輸送ルートへの注目が高まっている。中央アジア経由ルートは関係国が多く、計画中のものも含めて複数が存在する。そのうち注目される五つのルートの現状と課題について報告する。
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ビジキャリ ロジスティクス管理2級 対策講座《第60回》
復習16 物流2024年問題と政策
講師 梶田 ひかる
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フィジカルインターネット通信《第19回》
宅配ロッカーの進化と標準化への期待
野村総合研究所 水谷禎志 エキスパートコンサルタント
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海外トレンド報告
《欧米編》移植用臓器ロジ技術で、移植用肝臓到着までの豚肝臓代用を検証
《アジア編》シンガポールの物流データ共有PFに海運企業が初接続
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第262回》〜温故知新編 第143回〜
「物流の2024年問題」開幕前夜
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国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
OT系における現場主導のDX
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佐高信のメディア批評
メディアは批判しない巨大自動車企業
梶山三郎『トヨトミ』がその正体を暴く
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Information |
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CLIP BOARD
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●船井総研ロジが時流予測を公表、2026年にも輸配送需給は逆転か
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●JILS・大橋会長が年頭記者会見
●JUIDA鈴木理事長がドローン活躍促進へ2024年のスローガン公表
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●政府が荷待ち短縮や積載率向上へ規制的措置導入する関連2法案を閣議決定
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●政府が港湾のセキュリティ強化で法改正へ
●キリングループロジスティクスが2024年の事業計画を発表
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
●デカルト・データマイン 海上コンテナ輸送量実績調査
●CBRE 賃貸物流施設マーケット動向(2023年第4四半期)
首都圏空室率、2016年以来の9%台に上昇
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主要記事索引
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編集後記 |
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111 |
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広告索引 |
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ロジビズ・オンライン ピックアップ(2024年1〜2月配信分より) |