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2024年9月号 |
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Cover Story |
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特集 3PL白書 2024
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2024年問題を契機に新たな物流再編ニーズ
原価の上昇で収益性は低下している。しかし、物流の持続可能性に危機感を覚えた荷主が物流再編に動き出した。市場の新たな焦点だ。
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3PL市場規模
トラック運賃単価
庫内作業員の人件費単価
2023年度 3PL売上高ランキング
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収益性 3期連続で増収率が悪化、約4割が減収に
増収率/営業利益率/収益性傾向
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M&A 国内に加え海外でもアセット型企業の買収計画
M&A計画/M&A対象
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海外展開 ベトナムブームに続いてインドネシア急浮上
海外進出検討状況
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自動化・省人化 完全自動化やデータ活用への投資が本格化
物流センターの自動化・省人化投資の実態
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ビジネスモデル 「運送は内製化、倉庫は賃貸」の傾向が進む
アセット保有比率と今後の見通し
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ロジスティード 中谷康夫 会長兼社長執行役員(CEO)
グローバル物流企業としての再上場に向けて
昨年度、自社物流施設のほとんどを約2200億円で一括売却した。4月、グローバル物流市場の最前線で活躍してきたスペシャリストを国際部門のトップに招き入れ、経営体制を刷新。5月にはアルプス物流の企業価値を1500億円超と評価したTOBを表明した。2027年度の再上場を目指し変革が加速している。
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センコーグループホールディングス 福田泰久 社長
非物流事業の売上比率を50%まで引き上げる
22期連続増収、16期連続増益を達成中。「非物流事業」の拡大が成長を支えている。連結売上高に占める非物流事業の比率は現状約35%。これを50%まで引き上げる。物流はものづくりとモノ売りを結ぶ機能であり、物流企業はその双方に事業領域を拡大できるという考えに基づき多角化を進める。
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AZ-COM丸和ホールディングス 和佐見 勝 社長
人材確保・育成の手を緩めず人手不足と戦う
人件費が急上昇している。今後も続く見通しだ。それでも年間1千人のペースで採用を続けていく。外国人労働者の活用にも積極的に取り組む。労働集約型産業は人が財産だ。人手を確保できない物流企業に成長はない。2030年に連結売上高5千億円、40年に1兆円という目標に向けて手綱を緩めず前進する。
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セイノーホールディングス 神谷敏郎 執行役員
持ち前の輸送力を三菱電機ロジの技術と統合
三菱電機ロジスティクスの66.6%の株式を572億円で取得する。6月18日に親会社の三菱電機と株式譲渡契約を結んだ。10月1日をメドに実施する。三菱電機ロジの2024年3月期の売上高は1353億円。同社をグループの中核に据え、足回りに強みを持つアセット型3PLとして飛躍を図る。
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コスト重視は時代遅れ! 物流コンペの新原則
船井総研ロジ 田代 三紀子 執行役員 コンサルティング本部 副本部長
見積もり費用ばかりを重視して委託先を選ぶのは、今やリスクのほうが大きい。許容できるコストレベルを先に設定して、その範囲内に収まっていることを前提に、コスト以外の評価軸で委託先を選ぶというやり方に切り替える必要がある。物流コンペの成否は「提案依頼書(RFP)」を作成した時点で8割が決まることを肝に銘じたい。
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第28回 グローバル3PL市場調査 2024
“Third-Party Logistics Study Results and Findings of the 28th Annual Study”
米ペンシルベニア州立大学 C.John Langley Jr教授ほか
3PLの契約期間は大半が6カ月から3年の間である。しかし、今回の調査の荷主側の回答によれば、契約期間の加重平均は3.1年であり、契約期間が伸びる傾向にある。より多くの荷主が自動化ソリューションを志向するようになり、その設備投資があるため、3PLは短期契約を結ぶことがコスト的に難しくなっている。
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国内有力3PL企業プロファイル
主要48社の最新事業概要と業務領域
ロジスティード/センコーグループホールディングス/郵船ロジスティクス/SBSホールディングス/近鉄エクスプレス/SGホールディングス/日本通運/日本郵便/キユーソー流通システム/ヤマトホールディングス/日本アクセス/ニチレイロジグループ本社/山九/C&Fロジホールディングス/ニッコンホールディングス/AZ-COM丸和ホールディングス/ハマキョウレックス/NX・NPロジスティクス/セイノーホールディングス/三井物産グローバルロジスティクス/伊藤忠ロジスティクス/トランコム/鈴与/大和物流/三菱商事ロジスティクス/アサヒロジスティクス/丸全昭和運輸/丸紅ロジスティクス/トナミ運輸/キムラユニティー/アサヒロジ/日通NECロジスティクス/NTTロジスコ/日本ロジテム/ダイワコーポレーション/第一貨物/住商グローバル・ロジスティクス/プラス ロジスティクス/関通/富士ロジテックホールディングス/日本トランスシティ/丸協運輸/遠州トラック/新開トランスポートシステムズ/キリングループロジスティクス/三菱ケミカル物流/名港海運/東 海運
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Key Person |
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「スポットワークで物流の未来支える」
タイミー 小川 嶺 代表取締役
スキマ時間に面接なしですぐに働けるスポットワークの市場を開拓し、設立から6年間で急成長を遂げた。7月26日には初値ベースの時価総額1760億円の大型上場を果たした。コロナ禍で飲食から物流に舵を切り、新たな成長軌道に乗った。物流の業務プロセスを切り分け、スポットワーカーが活躍できる現場を生み出していく。
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Case Studies |
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バローホールディングス〈SCM〉
垂直統合を進めて小売業から「流通業」に進化
物流とITを内製化して独自モデルを作り込む
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虎の穴〈物流事業化〉
同人誌などの通販にロボット自動倉庫を活用
「究極の多品種少量」経験と機能で3PL参入集中連載
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中国マテハン市場レポート《第2回》法政大 李 瑞雪 教授
中集天達(CIMC Pteris Global)
国際M&Aで中国マテハン大手に仲間入り
低コストと短納期を武器に海外市場に進出
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Columns |
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物流企業の値段《第194回》
姫野良太 JPモルガン証券 エグゼクティブディレクター
山九
新経営計画で中長期の数値目標を公表
既存事業拡大や新規分野挑戦で戦略投資
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高度物流人材のためのリスキリング講座《第6回》
ロジスティクスと経営組織(1)
講師 梶田 ひかる
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フィジカルインターネット通信《第25回》
異なる世代間の学び合いによる人材育成
野村総合研究所 水谷禎志 エキスパートコンサルタント
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海外トレンド報告
《欧米編》英仏の貨物用飛行船メーカー、米国防省や物流大手と協業進む
《アジア編》上海市の8政府機関が、航空機サプライチェーン強化に新施策
《アフリカ・中南米編》アフリカの銃火器違法流通状況をインターポールが分析
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NEWS ROOM
ヤマト運輸やNLJなど4社が自動運転支援システム開発へ
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湯浅和夫の物流コンサル道場
《第268回》〜温故知新編 第149回〜
“荷主規制法”施行へのカウントダウン
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国際ロジスティクス学会[SOLE]日本支部報告
ILSハンドブックについて
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佐高信のメディア批評
吉本興業と組み関西メディアを制圧する
『維新』のドタバタ劇を笑いながら怒る
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Information |
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CLIP BOARD
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●アライプロバンスが東京・葛西に延べ床8.7万平米のマルチテナント型倉庫を完成
●船井総研ロジが荷主企業の情報交換会を開催
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●セイノーロジックスがインド事業強化、ニューデリー向け海上直行混載開始
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●関西圏で日本GLPや大和ハウス工業が大規模物流施設開発を公表
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DATA BANK
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●国土交通月例経済(国土交通省)
●デカルト・データマイン 海上コンテナ輸送量実績調査
●賃貸物流施設マーケット動向(2024年第2四半期)
シービーアールイー 首都圏は約3年続いた空室率上昇に頭打ちの見通し
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主要記事索引
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編集後記 |
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広告索引 |
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ロジビズ・オンライン ピックアップ(2024年7〜8月配信分より) |